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ほう‐しゃ【放射】ハウ‐🔗⭐🔉
ほう‐しゃ【放射】ハウ‐
[名]スル
一点からまっすぐ四方八方へ出すこと。また、四方八方へひろがり出ること。「中心から―する車の輻(や)」
物体が電磁波または粒子線の形でエネルギーを放出すること。また、その電磁波または粒子線。輻射(ふくしや)。


ほうしゃ‐あつ【放射圧】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐あつ【放射圧】ハウシヤ‐
電磁波が物体に当たって吸収または反射されるとき、物体面が受ける圧力。輻射圧。
ほうしゃ‐かがく【放射化学】ハウシヤクワガク🔗⭐🔉
ほうしゃ‐かがく【放射化学】ハウシヤクワガク
放射性元素や放射性核種の定量・分布・生成や分離・精製などを研究する化学の一分野。
ほうしゃか‐ぶんせき【放射化分析】ハウシヤクワ‐🔗⭐🔉
ほうしゃか‐ぶんせき【放射化分析】ハウシヤクワ‐
試料を荷電粒子や中性子あるいは放射線で衝撃し、生じた放射性核種の人工放射能を測定して、試料中の元素の検出・定量を行う分析法。試料を破壊せずに分析でき、検出感度が高い。
ほうしゃ‐ぎり【放射霧】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐ぎり【放射霧】ハウシヤ‐
夜間の放射冷却によって地表に接する空気が冷却されてできる霧。風の弱い、よく晴れた日の早朝に発生しやすい。輻射霧。
ほうしゃ‐けい【放射計】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐けい【放射計】ハウシヤ‐
放射の強さやエネルギー・照度などを測定する装置。ラジオメーター。輻射計。
ほうしゃ‐じょう【放射状】ハウシヤジヤウ🔗⭐🔉
ほうしゃ‐じょう【放射状】ハウシヤジヤウ
一点を中心に四方八方へ伸び出た形。輻射状。「―に広がる道路」
ほうしゃじょう‐とざん【放射状登山】ハウシヤジヤウ‐🔗⭐🔉
ほうしゃじょう‐とざん【放射状登山】ハウシヤジヤウ‐
ベースキャンプを設けて、その周囲の山を次々に登る登山法。
ほうしゃ‐せい【放射性】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐せい【放射性】ハウシヤ‐
物質が放射能をもつこと。また、その性質。
ほうしゃせい‐かくしゅ【放射性核種】ハウシヤセイ‐🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐かくしゅ【放射性核種】ハウシヤセイ‐
放射能をもつ核種。自然に放射線を放出して崩壊し、他の原子核に変わる原子核。ウラン系列・アクチニウム系列などに属し自然界に存在する天然放射性核種と、原子炉や加速器で作られる人工放射性核種とがある。
ほうしゃせい‐げんそ【放射性元素】ハウシヤセイ‐🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐げんそ【放射性元素】ハウシヤセイ‐
放射能をもつ元素。原子核が不安定で、自発的に放射線を放出して崩壊する。天然に存在するカリウム・ラジウムなどのほか、人工的に作られるアインスタイニウム・ノーベリウムなどがある。狭義には、安定同位体をもっていないウランなどをいう。単一原子をさす場合は放射性核種という。
ほうしゃせい‐こうかぶつ【放射性降下物】ハウシヤセイカウカブツ🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐こうかぶつ【放射性降下物】ハウシヤセイカウカブツ
核爆発実験や原子力発電所の事故などにより放出されて上層大気中に拡散し、地上に降下してくる放射性物質。フォールアウト。
ほうしゃせいたんそ‐ねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】ハウシヤセイタンソネンダイソクテイハフ🔗⭐🔉
ほうしゃせいたんそ‐ねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】ハウシヤセイタンソネンダイソクテイハフ
炭素の放射性同位体一四(14C)を用いて行う考古学試料などの年代測定法。大気中に一定の濃度で含まれる炭素一四が生物体にほぼ同濃度で取り込まれ、生物体が死ぬと、その半減期に従って減り続けるので、試料中の炭素一四の量を調べると、その生物の生存年代がわかる。
ほうしゃせい‐どういたい【放射性同位体】ハウシヤセイドウヰタイ🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐どういたい【放射性同位体】ハウシヤセイドウヰタイ
ある元素の同位体のうち、放射能をもつもの。天然に存在するほか、核反応を利用して人工的に作られ、すべての元素について知られている。ラジオアイソトープ。放射性同位元素。
ほうしゃせい‐はいえん【放射性肺炎】ハウシヤセイ‐🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐はいえん【放射性肺炎】ハウシヤセイ‐
肺癌(はいがん)などの治療に放射線を照射したことが原因で起こる肺の炎症。呼吸困難などの症状がみられる。放射線性肺炎。
ほうしゃせい‐はいきぶつ【放射性廃棄物】ハウシヤセイ‐🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐はいきぶつ【放射性廃棄物】ハウシヤセイ‐
原子力施設や使用済み核燃料の再処理工場などで発生する、放射性物質を含む廃棄物。核分裂生成物のほか、放射能に汚染された衣類・器具・水や、閉鎖施設そのものも含まれる。
ほうしゃせい‐ぶっしつ【放射性物質】ハウシヤセイ‐🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐ぶっしつ【放射性物質】ハウシヤセイ‐
放射性核種を含む物質。
ほうしゃせい‐ほうかい【放射性崩壊】ハウシヤセイホウクワイ🔗⭐🔉
ほうしゃせい‐ほうかい【放射性崩壊】ハウシヤセイホウクワイ
放射性の原子の原子核が、自然に粒子や電磁波を放出して、他の原子核に変わる現象。
ほうしゃ‐せん【放射線】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐せん【放射線】ハウシヤ‐
ある一点を中心に放射状にひろがっている線。
放射性物質から放出されるα(アルフア)線・β(ベータ)線・γ(ガンマ)線の総称。広くは、X線・中性子線・宇宙線なども含めて、すべての電磁波および粒子線をいう。輻射線。


ほうしゃせん‐か【放射線科】ハウシヤセンクワ🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐か【放射線科】ハウシヤセンクワ
X線などの放射線を用いて診断・治療を行う医療の一分野。
ほうしゃせん‐かがく【放射線化学】ハウシヤセンクワガク🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐かがく【放射線化学】ハウシヤセンクワガク
放射線を物質に照射したとき起こる化学変化やその利用法を研究する化学の一分野。
ほうしゃせん‐きょようりょう【放射線許容量】ハウシヤセンキヨヨウリヤウ🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐きょようりょう【放射線許容量】ハウシヤセンキヨヨウリヤウ
人体に対する放射線の許容量。放射線被曝(ひばく)防護については線量当量限度が用いられている。
ほうしゃせん‐さっきん【放射線殺菌】ハウシヤセン‐🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐さっきん【放射線殺菌】ハウシヤセン‐
電子線やγ(ガンマ)線を照射して行う殺菌法。
ほうしゃせん‐じゅうごう【放射線重合】ハウシヤセンヂユウガフ🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐じゅうごう【放射線重合】ハウシヤセンヂユウガフ
X線・γ(ガンマ)線・電子線などの放射線の照射によって引き起こされる重合反応。常温・常圧でも起こるので、各種の高分子化合物の製造に利用。
ほうしゃせん‐しょうがい【放射線障害】ハウシヤセンシヤウガイ🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐しょうがい【放射線障害】ハウシヤセンシヤウガイ
放射線の被曝(ひばく)によって健康な生体に起こる障害。造血器・生殖器・腸管・皮膚が障害を受けやすい。
ほうしゃせん‐せいぶつがく【放射線生物学】ハウシヤセン‐🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐せいぶつがく【放射線生物学】ハウシヤセン‐
紫外線・X線や中性子線などの放射線が生物個体あるいは組織・細胞・分子などに及ぼす作用を研究する科学分野。
ほうしゃせん‐たい【放射線帯】ハウシヤセン‐🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐たい【放射線帯】ハウシヤセン‐
バンアレン帯

ほうしゃせん‐たんしょう【放射線探傷】ハウシヤセンタンシヤウ🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐たんしょう【放射線探傷】ハウシヤセンタンシヤウ
X線・γ(ガンマ)線・β(ベータ)線などを材料に照射し、内部の欠陥などを調べる方法。透過放射線をフィルムや蛍光板に受け、その強度分布から判断する。
ほうしゃせん‐ぶんかい【放射線分解】ハウシヤセン‐🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐ぶんかい【放射線分解】ハウシヤセン‐
放射線の影響により物質中の分子が分解すること。γ(ガンマ)線の照射により水が水素や過酸化水素を生成するなど。
ほうしゃせん‐りょう【放射線量】ハウシヤセンリヤウ🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐りょう【放射線量】ハウシヤセンリヤウ
物体に照射された放射線の量。→線量
ほうしゃせん‐りょうほう【放射線療法】ハウシヤセンレウハフ🔗⭐🔉
ほうしゃせん‐りょうほう【放射線療法】ハウシヤセンレウハフ
放射線を患部に照射して治療する方法。癌(がん)などを対象に、X線・γ(ガンマ)線・電子線・中性子線・アイソトープ(放射性同位体)などが用いられ、体外から照射したり、病巣内に密封小線源を挿入・刺入して照射させたりする。
ほうしゃ‐そうしょう【放射相称】ハウシヤサウシヨウ🔗⭐🔉
ほうしゃ‐そうしょう【放射相称】ハウシヤサウシヨウ
生物体の中心軸を通る相称面が三個以上あること。桜の花やヒトデなどにみられる。
ほうしゃそうしょう‐か【放射相称花】ハウシヤサウシヨウクワ🔗⭐🔉
ほうしゃそうしょう‐か【放射相称花】ハウシヤサウシヨウクワ
花被が放射相称に配列している花。梅・キキョウなど多くのものにみられる。輻状(ふくじよう)相称花。輻射花。
ほうしゃ‐そしき【放射組織】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐そしき【放射組織】ハウシヤ‐
植物の維管束内を、木部・篩部を貫いて放射方向に水平に走る組織。形成層から作られ、柔細胞からなる。養分の通道などの役をするといわれる。射出髄。
ほうしゃ‐ねつ【放射熱】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐ねつ【放射熱】ハウシヤ‐
ある物体から放出され、他の物体に吸収されてその温度上昇に使われる熱エネルギー。効果は可視光線・紫外線よりも赤外線に著しい。輻射熱。
ほうしゃ‐のう【放射能】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐のう【放射能】ハウシヤ‐
放射性元素の原子核が自然に崩壊して放射線を出す性質。また、その現象。
ほうしゃのう‐おせん【放射能汚染】ハウシヤノウヲセン🔗⭐🔉
ほうしゃのう‐おせん【放射能汚染】ハウシヤノウヲセン
水爆や核実験、原子力施設などから放出される放射性物質によって、環境や生体・器物が不必要な放射線を受け、汚されること。
ほうしゃのう‐りょう【放射能量】ハウシヤノウリヤウ🔗⭐🔉
ほうしゃのう‐りょう【放射能量】ハウシヤノウリヤウ
放射能の強さ。単位にベクレルを用いて表す。
ほうしゃ‐へいこう【放射平衡】ハウシヤヘイカウ🔗⭐🔉
ほうしゃ‐へいこう【放射平衡】ハウシヤヘイカウ
ある物体において、放射によるエネルギーの流出と流入とが釣り合っている状態。
放射性元素の崩壊の系列で、新しく生じる核種の生成速度と消滅速度とが釣り合っていること。輻射平衡。放射能平衡。


ほうしゃ‐ほう【放射法】ハウシヤハフ🔗⭐🔉
ほうしゃ‐ほう【放射法】ハウシヤハフ
平板測量の一方法。一か所に平板を置き、方向と距離だけを測って縮図を作るもの。
ほうしゃ‐れいきゃく【放射冷却】ハウシヤ‐🔗⭐🔉
ほうしゃ‐れいきゃく【放射冷却】ハウシヤ‐
晴れて風のない夜などに、地表面から熱が放出されて温度が下がり、地表近くの大地の気温も下がる現象。放射霧や遅霜、逆転層などの原因になる。
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