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ほうしゃ【放射】🔗🔉

ほうしゃ【放射】 (1)一点から四方八方に放出すること。 (2)〔物〕〔radiation〕 物体が電磁波または粒子線を放出すること。また,その放出された電磁波または粒子線。電磁波の場合は輻射ともいう。

ほうしゃあつ【放射圧】🔗🔉

ほうしゃあつ【放射圧】 電磁波が物体面で反射または吸収される時に,その面に及ぼす圧力。輻射圧。

ほうしゃいかんそく【放射維管束】🔗🔉

ほうしゃいかんそく【放射維管束】 木部と師部が交互に並び環状をなす維管束。シダ植物の茎や高等植物の根の初生組織に見られる。

ほうしゃエネルギー【放射エネルギー】🔗🔉

ほうしゃエネルギー【放射エネルギー】 電磁波のエネルギー。

ほうしゃかがく【放射化学】🔗🔉

ほうしゃかがく【放射化学】 放射能を利用して放射性核種の検出・定量・分離・生成およびそれらの分析化学や生化学への応用などを研究する化学の一分野。

ほうしゃかぶんせき【放射化分析】🔗🔉

ほうしゃかぶんせき【放射化分析】 試料に放射線を照射して一部を放射性核種とし,測定により試料中の元素を定性・定量分析する分析法。

ほうしゃぎり【放射霧】🔗🔉

ほうしゃぎり【放射霧】 夜間の地表付近の放射冷却でできる霧。風が弱くよく晴れた早朝にあらわれる。輻射霧。

ほうしゃこう【放射光】🔗🔉

ほうしゃこう【放射光】 〔photon radiation〕 磁場中を円運動する電子が放射する光および電磁波のこと。

ほうしゃじょう【放射状】🔗🔉

ほうしゃじょう【放射状】 線状のものが中心から四方に出ているさま。

ほうしゃせいかくしゅ【放射性核種】🔗🔉

ほうしゃせいかくしゅ【放射性核種】 放射能をもつ核種。すなわち自然に放射線を放出して,他の原子核に変わる原子核。

ほうしゃせいげんそ【放射性元素】🔗🔉

ほうしゃせいげんそ【放射性元素】 放射性核種のみからなる元素。ウラン・トリウム・ラジウムなど。広義には放射能をもつ元素。放射性同位体を含む元素。また,人工放射性元素を除いて天然に存在するもののみを指すこともある。

ほうしゃせいこうかぶつ【放射性降下物】🔗🔉

ほうしゃせいこうかぶつ【放射性降下物】 核実験などの際の核爆発によって生じ,地上に降下してくる放射性物質。フォールアウト。

ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】🔗🔉

ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】 〔radiocarbon dating〕 炭素の放射性同位体(炭素 14)による絶対年代測定法。炭素 14 は生物体に存在し,死ぬと死骸中の量が一定の半減期で減り続けるので,その生物が生きていた年代を推定することができる。考古学などに利用。

ほうしゃせいどういたい【放射性同位体】🔗🔉

ほうしゃせいどういたい【放射性同位体】 放射性核種を原子核として含む同位体。ラジオ-アイソトープ。RI。

ほうしゃせいはいきぶつ【放射性廃棄物】🔗🔉

ほうしゃせいはいきぶつ【放射性廃棄物】 原子炉,ラジオ-アイソトープを使用する工場や研究室などで発生する放射性物質を含む種々の廃棄物。

ほうしゃせいぶっしつ【放射性物質】🔗🔉

ほうしゃせいぶっしつ【放射性物質】 放射能をもつ物質。特に,その核種が特定されていない場合や多数の放射性核種の混合物である場合にいう。

ほうしゃせいほうかい【放射性崩壊】🔗🔉

ほうしゃせいほうかい【放射性崩壊】 不安定な核種が,α粒子・電子・陽電子・中性子・陽子を放出(または核外の電子を吸収)して,別種の核種に転換すること。放射性壊変。

ほうしゃせん【放射線】🔗🔉

ほうしゃせん【放射線】 放射性核種の崩壊によって放出されるα線・β線・γ線の総称。広義には,原子核や素粒子の反応で放出される X 線などの電磁波や中性子線などの粒子線も含める。

ほうしゃせんいでんがく【放射線遺伝学】🔗🔉

ほうしゃせんいでんがく【放射線遺伝学】 放射線照射が遺伝子に与える作用を研究する遺伝学の一分野。

ほうしゃせんかがく【放射線化学】🔗🔉

ほうしゃせんかがく【放射線化学】 物質に放射線を照射し,それによって起こる化学変化を研究する化学の一分野。

ほうしゃせんじゅうごう【放射線重合】🔗🔉

ほうしゃせんじゅうごう【放射線重合】 X 線・γ線・電子線などの高エネルギー放射線の照射によって起こる付加重合。低温でも,気相・液相・固相のいずれにおいても反応可能で,種々の高分子物質の製造に利用する。

ほうしゃせんしょうがい【放射線障害】🔗🔉

ほうしゃせんしょうがい【放射線障害】 放射線被曝により人体に生じる有害な影響。放射線皮膚炎・白血病など。

ほうしゃせんしょうしゃしょくひん【放射線照射食品】🔗🔉

ほうしゃせんしょうしゃしょくひん【放射線照射食品】 殺菌・殺虫・発芽防止の目的で放射線を照射した食品。日本ではジャガイモで行われている。国際的に安全性が問題になっている。

ほうしゃせんたい【放射線帯】🔗🔉

ほうしゃせんたい【放射線帯】 ⇒バン-アレン帯

ほうしゃせんたんしょう【放射線探傷】🔗🔉

ほうしゃせんたんしょう【放射線探傷】 非破壊検査法の一。X 線・γ線・β線あるいは中性子線を物体に照射し,物体内部の欠陥の有無を調べる。

ほうしゃせんとりあつかいしゅにんしゃ【放射線取扱主任者】🔗🔉

ほうしゃせんとりあつかいしゅにんしゃ【放射線取扱主任者】 科学技術庁長官の免状を受け,放射線を取り扱う事業所で放射線障害防止について監督を行う者。

ほうしゃせんひばくろうどう【放射線被曝労働】🔗🔉

ほうしゃせんひばくろうどう【放射線被曝労働】 原発など核燃料サイクルの過程にある施設で放射線を被曝しながら行う労働。放射線障害を生ずるおそれがあり,癌や白血病で労災・職業病に認定された例もある。

ほうしゃせんぶつりがく【放射線物理学】🔗🔉

ほうしゃせんぶつりがく【放射線物理学】 放射線と物質との相互作用を研究する物理学の一分野。

ほうしゃせんりょう【放射線量】🔗🔉

ほうしゃせんりょう【放射線量】 ⇒線量

ほうしゃせんりょうほう【放射線療法】🔗🔉

ほうしゃせんりょうほう【放射線療法】 放射線を用いる治療法。放射線治療。

ほうしゃそうしょう【放射相称】🔗🔉

ほうしゃそうしょう【放射相称】 生物の体の軸を通る相称面が三つ以上ある体制。海綿動物・腔腸動物・棘皮(きよくひ)動物や,植物の花や茎に見られる。輻射相称。放散相称。

ほうしゃそうしょうか【放射相称花】🔗🔉

ほうしゃそうしょうか【放射相称花】 花の作りの相称面が 3 個以上ある花。サクラ・ハコベなど。輻状相称花。

ほうしゃそしき【放射組織】🔗🔉

ほうしゃそしき【放射組織】 植物の維管束内を放射方向に走る細胞群。多くは柔細胞の集まり。水や養分の通路,通気や貯蔵器官となる。射出髄。

ほうしゃねつ【放射熱】🔗🔉

ほうしゃねつ【放射熱】 物体によって吸収され,その温度上昇に使われた放射エネルギー。輻射熱。

ほうしゃのう【放射能】🔗🔉

ほうしゃのう【放射能】 物質から自発的に放射線が放出される性質。原子核の放射性崩壊による。天然に存在する物質の放射能を天然放射能といい,人工物質の放射能を人工放射能という。

ほうしゃのうおせん【放射能汚染】🔗🔉

ほうしゃのうおせん【放射能汚染】 核爆発や原子炉の運転などによって,放射性物質が人体・環境などに付着・拡散すること。

ほうしゃへいこう【放射平衡】🔗🔉

ほうしゃへいこう【放射平衡】 (1)空間内に物体と放射とが存在して熱平衡が成り立っている時の状態。輻射平衡。 (2)放射性崩壊の系列中で,新たにできる核種の原子核の増加数と,それの崩壊による減少数とが等しくなっている状態。放射能平衡。

ほうしゃれいきゃく【放射冷却】🔗🔉

ほうしゃれいきゃく【放射冷却】 大気や地表面が赤外線放射の放出によって冷却する現象。晴天無風の日の夜半から明け方にかけて著しい。

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