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いまし【×汝】🔗⭐🔉
うぬ【×汝・△己】🔗⭐🔉
うぬ【×汝・△己】
[代]
二人称の人代名詞。相手をののしっていう語。「おの」の音変化ともいう。きさま。てめえ。「―まで死なせてなるものか」〈鴎外・山椒大夫〉
反射代名詞。自分自身。「バカ、―がケンカをして、泣くやつがあるか」〈山本有三・生きとし生けるもの〉
[感]相手に対する憎しみやあざけりを表す語。「―如何(どう)するか見やがれ」〈二葉亭・浮雲〉




うぬ‐ら【×汝△等・△己△等】🔗⭐🔉
うぬ‐ら【×汝△等・△己△等】
[代]二人称の人代名詞。「うぬ」の複数形。きさまら。てめえら。
し【×其・×汝】🔗⭐🔉
し【×其・×汝】
[代]《格助詞「が」を伴って「しが」の形で用いられる》
中称の指示代名詞。それ。「烏草樹(さしぶ)の木―が下に生ひだてる葉広斎(ゆ)つ真椿」〈記・下・歌謡〉
二人称の人代名詞。おまえ。「うつくしく―が語らへばいつしかも人となり出でて」〈万・九〇四〉
反射代名詞。その者自身をさす。おのれ。「―が身の程知らぬこそいと心憂けれ」〈落窪・一〉



しゃ【×汝】🔗⭐🔉
しゃ【×汝】
[代]二人称の人代名詞。相手を卑しめていう語。きさま。おまえ。「名のりて過ぎるほととぎす、―が父に似て、父に似ず」〈浄・寿の門松〉
じょ‐よう【×汝窯】‐エウ🔗⭐🔉
じょ‐よう【×汝窯】‐エウ
中国河南省臨汝県にあった宋代の陶窯。すぐれた青磁を産した。臨汝窯。
な【△己・×汝】🔗⭐🔉
な【△己・×汝】
[代]
一人称の人代名詞。わたくし。自分。「常世辺(とこよへ)に住むべきものを剣大刀―が心からおそやこの君」〈万・一七四一〉
二人称の人代名詞。あなた。おまえ。なんじ。「千鳥鳴く佐保の川門(かはと)の瀬を広み打橋渡す―が来と思へば」〈万・五二八〉◆もと一人称であったものが、二人称に転用されたもの。


な‐おと【×汝△弟】🔗⭐🔉
な‐おと【×汝△弟】
弟を親しみを込めていう語。わが弟。「愛(は)しきよし―のみこと」〈万・三九五七〉
な‐せ【×汝△兄】🔗⭐🔉
な‐せ【×汝△兄】
《上代語。本来「な」は一人称》女性が男性を親しんでよぶ語。あなた。いろせ。いろね。せ。「―の子やとりのをかぢし中だをれ我(あ)を音(ね)し泣くよ息(いく)づくまでに」〈万・三四五八〉
な‐どり【×汝鳥】🔗⭐🔉
な‐どり【×汝鳥】
あなたの鳥。あなたの意に従う鳥。「今こそは我鳥(わどり)にあらめ後は―にあらむを」〈記・上・歌謡〉
なにも【×汝△妹】🔗⭐🔉
なにも【×汝△妹】
《「なのいも」の音変化。本来「な」は一人称》男が女を親しんで呼ぶ語。あなた。「愛(うつく)しき我(あ)が―の命(みこと)」〈記・上〉
な‐ね【×汝ね】🔗⭐🔉
な‐ね【×汝ね】
《本来「な」は一人称。「ね」は敬愛の意を表す》親愛の気持ちを込めて相手を呼ぶ語。「朝髪の思ひ乱れてかくばかり―が恋ふれそ夢(いめ)に見えける」〈万・七二四〉
な‐びと【×汝人】🔗⭐🔉
な‐びと【×汝人】
[代]《「なひと」とも》二人称の人代名詞。おまえ。「能(よ)く園を作るや―」〈允恭紀〉
なれ【×汝】🔗⭐🔉
なれ【×汝】
[代]二人称の人代名詞。おまえ。なんじ。「親なしに―生(な)りけめや」〈推古紀・歌謡〉
な‐んじ【×汝・×爾】‐んぢ🔗⭐🔉
な‐んじ【×汝・×爾】‐んぢ
[代]《「なむち」の音変化》二人称の人代名詞。多く、対等またはそれ以下の人に用いられる。「―コレヲワキマエタカ」〈天草本伊曾保・イソポが生涯〉
汝の敵を愛せよ🔗⭐🔉
汝の敵を愛せよ
《Love your enemies.》悪意を抱いて迫害する者に対して、慈愛をもって接せよ。新約聖書「マタイによる福音書」第五章、「ルカによる福音書」第六章にある言葉。
汝自(みずか)らを知れ🔗⭐🔉
汝自(みずか)らを知れ
自分の無知を自覚し、自分の心を高めるように励め。ソクラテスの行動上の標語で、アポロの神殿に掲げられていたという。
なん‐だち【×汝△達】🔗⭐🔉
なん‐だち【×汝△達】
[代]《古くは「なむたち」》二人称の人代名詞。なんじたち。おまえたち。「―が戦ひて敵を殺すは、大の功なり」〈塵袋〉
まし【×汝】🔗⭐🔉
まし【×汝】
[代]二人称の人代名詞。みまし。いまし。おまえ。「―は、え知らじ」〈宇津保・俊蔭〉
み‐まし【×汝】🔗⭐🔉
み‐まし【×汝】
[代]二人称の人代名詞。あなた。「―大臣の仕へ奉(まつ)り来しさまは」〈続紀宣命〉
わい‐ら【×汝△等】🔗⭐🔉
わい‐ら【×汝△等】
[代]
二人称の人代名詞。相手を卑しめて、ぞんざいに言う。おまえら。「―が居ればやかましい。とっとと行けと」〈浄・博多小女郎〉
一人称の人代名詞。「わい」の複数にも単数にも用いる。「―同士色事の噂(うはさ)も」〈洒・浪花色八卦〉


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