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のし【熨=斗・×熨】🔗🔉

のし【熨斗・×熨】 方形の色紙を細長く六角形にひだをつけて折りたたみ、中に熨斗鮑(のしあわび)の細片を包んだもの。祝儀などの進物に添える。熨斗鮑の代わりに昆布(こんぶ)や紙を用いたりする。近年はふつう熨斗紙が用いられる。「火熨斗」の略。「熨斗鮑」の略。紋所の名。熨斗鮑の形を図案化したもの。

熨斗を付・ける🔗🔉

熨斗を付・ける 人に物を差し上げるときなどに、喜んでする。転じて、厄介払いなどを喜んでする。「―・けてお返しする」

のし‐あわび【熨=斗×鮑】‐あはび🔗🔉

のし‐あわび【熨×鮑】‐あはび 鮑の肉を薄くはぎ、長く伸ばして干したもの。古くは儀式用の肴(さかな)に用い、のち祝儀の贈り物に添える風習になった。のし。

のし‐いか【△伸し烏=賊・熨=斗烏=賊】🔗🔉

のし‐いか【伸し烏賊・熨斗烏賊】 するめを薄く押し伸ばしたもの。味付けしたものもある。もとは、みりんに浸してから木槌で打ち伸ばした。

のし‐いた【熨=斗板】🔗🔉

のし‐いた【熨斗板】 全面が一様に平坦(へいたん)な板張り。床・羽目など。羽重ね・下見などに対していう。

のし‐いと【熨=斗糸】🔗🔉

のし‐いと【熨斗糸】 製糸の際、繭の糸口を見つけ出すためにとった糸を引き伸ばしたもの。紬糸(つむぎいと)などの材料にする。

のし‐うめ【熨=斗梅・×熨梅】🔗🔉

のし‐うめ【熨斗梅・×熨梅】 菓子の一。熟した梅の実をすりつぶし、寒天・砂糖を加えてゼリー状に固め、竹の皮に挟んだもの。山形・水戸などの名産。

のし‐がみ【熨=斗紙】🔗🔉

のし‐がみ【熨斗紙】 熨斗・水引(みずひき)を印刷した紙。贈答品の上にかけたり包んだりするのに用いる。

のし‐がわら【熨=斗×瓦】‐がはら🔗🔉

のし‐がわら【熨×瓦】‐がはら 屋根の棟で、雁振(がんぶり)瓦の下に積まれる平瓦。

のし‐こんぶ【熨=斗昆布】🔗🔉

のし‐こんぶ【熨斗昆布】 祝儀に用いる、熨斗鮑(のしあわび)の代用にする昆布。

のし‐ざかな【熨=斗×肴】🔗🔉

のし‐ざかな【熨×肴】 祝儀に用いる熨斗鮑(のしあわび)

のし‐じ【熨=斗地】‐ヂ🔗🔉

のし‐じ【熨斗地】‐ヂ 平らで縮みのない絹布。

のし‐ちぢみ【熨=斗縮】🔗🔉

のし‐ちぢみ【熨斗縮】 地の薄い縮織り。

のし‐つけ【熨=斗付け】🔗🔉

のし‐つけ【熨斗付け】 金銀を薄く延ばした板を刀剣の鞘(さや)にはりつけること。また、その形のもの。

のし‐つつみ【熨=斗包み】🔗🔉

のし‐つつみ【熨斗包み】 熨斗鮑(のしあわび)を包む折り紙。

のし‐ぶくろ【熨=斗袋】🔗🔉

のし‐ぶくろ【熨斗袋】 熨斗と水引(みずひき)をつけるか、またはそれを印刷した紙袋。祝儀などに用いる。

のし‐め【熨=斗目】🔗🔉

のし‐め【熨斗目】 練貫(ねりぬき)の平織り地。また、これで仕立てた腰替わりの小袖。腰のあたりに多くは筋や格子を織り出したもので、江戸時代、武士が礼装の大紋や麻裃(あさがみしも)の下に着用した。現在は宮参り・七五三の男児の祝い着に用いられている。能および狂言の装束の一。水衣(みずごろも)や素袍(すおう)の下に着付けとして用い、身分の高くない男役が着る。藍・白・茶などの横段のある段熨斗目、紺無地の無地熨斗目、全体が格子縞の縞熨斗目の三種がある。

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[音]イ    ウツ [訓]の‐す [部首]火 [総画数]15 [コード]区点    6381      JIS   5F71      S‐JIS E091 [難読語] →のし【熨斗・熨】

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