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のし【熨斗・熨】🔗🔉

のし [2] 【熨斗・熨】 〔「伸し」と同源〕 (1)「火熨斗(ヒノシ)」の略。 (2)「熨斗鮑(ノシアワビ)」の略。 (3)贈答品につける飾り物。{(2)}が形式化したもの。色紙を細長い六角形に折り,中に熨斗鮑の小片あるいは黄色い紙を貼ったもの,また,その形を印刷したもの,単に「のし」と書いたものなど。 (4)文様・家紋の一。熨斗鮑の形を文様化したもの。束ね熨斗と包み熨斗がある。 熨斗(3) [図] 熨斗(4) [図]

のし=をつ・ける🔗🔉

――をつ・ける (欲しい人に)喜んで進呈する。のしを添える。「あんな物は―・けて返上する」

のし-あわび【熨斗鮑】🔗🔉

のし-あわび ―アハビ [3] 【熨斗鮑】 アワビの肉を薄く長く切り,よく伸ばして干したもの。もと儀式用の肴(サカナ)に用い,のち贈り物に添えた。うちあわび。貝肴(カイザカナ)。鮑熨斗。

のし-いか【伸し烏賊・熨斗烏賊】🔗🔉

のし-いか [2] 【伸し烏賊・熨斗烏賊】 するめを味醂(ミリン)などで味付けして薄く伸ばした食品。

のし-いた【熨斗板】🔗🔉

のし-いた [0] 【熨斗板】 平らに張った板張り。床・羽目・屋根裏など。

のし-いと【熨斗糸】🔗🔉

のし-いと [2] 【熨斗糸】 屑絹糸の一。繭の緒(イトグチ)を求めるときに取った糸を引き伸ばしたもの。紬(ツムギ)糸などにする。

のし-うめ【熨梅】🔗🔉

のし-うめ [2] 【熨梅】 菓子の一。熟した梅の果実をすりつぶし,砂糖,葛(クズ)粉あるいはゼリーを加えて練り,冷やし固めて竹の皮に挟んだもの。水戸・山形の名物。

のし-がみ【熨斗紙】🔗🔉

のし-がみ [2] 【熨斗紙】 熨斗{(3)}や水引が印刷してある紙。贈答品を包むのに用いる。

のし-がわら【熨斗瓦】🔗🔉

のし-がわら ―ガハラ [3] 【熨斗瓦】 棟を積むために用いる短冊形の平瓦。完(マル)熨斗と割り熨斗がある。 →堤瓦

のし-こんぶ【熨斗昆布】🔗🔉

のし-こんぶ [3] 【熨斗昆布】 祝儀用の昆布。熨斗鮑(ノシアワビ)の代わりに用いる。

のし-ざかな【熨斗肴】🔗🔉

のし-ざかな [3] 【熨斗肴】 祝儀用の熨斗鮑(ノシアワビ)。

のし-じ【熨斗地】🔗🔉

のし-じ ―ヂ [0] 【熨斗地】 縮み目のない絹布。

のし-つけ【熨斗付け】🔗🔉

のし-つけ [0] 【熨斗付け】 金銀の延べ板を刀剣の鞘(サヤ)につけたもの。また,その形。

のし-つつみ【熨斗包み】🔗🔉

のし-つつみ [3] 【熨斗包み】 熨斗鮑(ノシアワビ)を包む折り紙。

のし-ぶき【伸し葺き・熨斗葺き】🔗🔉

のし-ぶき [0][2] 【伸し葺き・熨斗葺き】 (1)檜皮(ヒワダ)葺きで,檜(ヒノキ)の皮を,葺き足を短く厚く葺いたもの。 (2)葺き板を重ねて釘で打ち留めた屋根。

のし-ぶくろ【熨斗袋】🔗🔉

のし-ぶくろ [3] 【熨斗袋】 熨斗と水引をつけるか印刷してある袋。祝儀を贈るときに金銭を中に入れる。

のし-め【熨斗目】🔗🔉

のし-め [3] 【熨斗目】 (1)練貫(ネリヌキ)の一種。経(タテ)糸をやや粗く織ったもの。無地のほか,段や縞を織り出したものもある。 (2){(1)}で仕立てた小袖。江戸時代,武家の礼装の裃(カミシモ)や素襖(スオウ)の下に着た。熨斗目小袖。 (3)能装束・狂言装束の一。素襖などの下に着る絹の小袖。 (4)({(2)}に多いところから)現在は,腰替わりの意匠をいう。 熨斗目(2) [図]

のし【熨斗をつけて進呈する】(和英)🔗🔉

のし【熨斗をつけて進呈する】 make a free present of it.

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