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てい‐い【程頤】🔗🔉

てい‐い【程頤】一〇三三〜一一〇七]中国、北宋の思想家。洛陽(河南省)の人。字(あざな)は正叔。号、伊川。兄の程(ていこう)とともに二程子とよばれる。性理学の基礎を築いた。語録が「二程全書」に収められている。

てい‐いせん【程伊川】🔗🔉

てい‐いせん【程伊川】 程頤(ていい)

てい‐こう【程】‐カウ🔗🔉

てい‐こう【程‐カウ一〇三二〜一〇八五]中国、北宋の思想家。洛陽(河南省)の人。字(あざな)は伯淳。号、明道。弟の程頤(ていい)とともに二程子とよばれる。性理学の基礎を築いた。語録が「二程全書」に収められている。

てい‐し【程子】🔗🔉

てい‐し【程子】 中国宋代の兄弟の儒学者、程(ていこう)・程頤(ていい)の尊称。二程子。

てい‐しゅ【程朱】🔗🔉

てい‐しゅ【程朱】(ていこう)・程頤(ていい)と朱熹(しゆき)のこと。

ていしゅ‐がく【程朱学】🔗🔉

ていしゅ‐がく【程朱学】(ていこう)・程頤(ていい)と朱熹(しゆき)の学説。→宋学(そうがく)

てい‐ど【程度】🔗🔉

てい‐ど【程度】 物事の性質や価値を相対的にみたときの、その物事の置かれる位置。他の物事と比べた際の、高低・強弱・大小・多少・優劣などの度合い。ほどあい。「文化の―が高い」「傷の―は大したことない」「―の差はあれ、誰もが損をした」許容される限度。適当と考えられる度合い。ほどあい。「大きいにも―がある」「いたずらといっても―を超えている」他の語の下に付き、それにちょうど見合った度合い、それくらいの度合いの、の意を表す。「高校―の学力」「二時間―の遅れ」「申しわけ―の金額」

ていど‐もんだい【程度問題】🔗🔉

ていど‐もんだい【程度問題】 物事の本質は問題にならないが、その程度が適当かどうかが問題となること。物事にはおのずから限度があるということ。「正直なのもよいが―だ」

てい‐ばく【程🔗🔉

てい‐ばく【程 前三世紀ごろの中国、秦の人。獄中で篆書(てんしよ)を簡便にした隷書(れいしよ)三〇〇〇字を作って始皇帝に献じ、御史の官を授けられた。

てい‐めいどう【程明道】‐メイダウ🔗🔉

てい‐めいどう【程明道】‐メイダウ (ていこう)

ほど【程】🔗🔉

ほど【程】 物事・動作・状態の程度や段階。「年の―は二十(はたち)前後」「実力の―はわからない」「身の―をわきまえる」許される範囲内の程度。ちょうどよい程度。「ふざけるにも―がある」「何事も―を過ごさないようにしろ」ある広がりをもった時間。ある程度の時間。間(ま)。「―もなく帰ってきた」「―を経て返事が届いた」おおよその時間・時刻。ころ。おり。「夕暮れの―に家を出る」「手のあいた―をみて連絡します」(「…のほど」の形で)断定を避け、表現をやわらげるのに用いる。「御自愛の―を祈ります」「詳細の―は、お問い合わせください」ある広がりを持った空間。おおよその距離・道のり。「明石(あかし)の浦は、ただはひ渡る―なれば」〈源・須磨〉おおよその広さ・面積。「―なくものはかなき住まひを」〈源・夕顔〉おおよその場所。あたり。「中御門京極(なかのみかどきやうごく)の―より、大きなる辻風(つじかぜ)起こりて」〈方丈記〉

程こそあれ🔗🔉

程こそあれ …するとすぐに。…するや否や。「ここかしこに取り付く―、落ち重なり落ち重なりつかみつく」〈保元・下〉

程経て🔗🔉

程経て しばらくして。「―合格の通知が届いた」

ほど【程】🔗🔉

ほど【程】 [副助](名詞、名詞的な語、活用語の連体形などに付く)多く、数量を表す語や、「いか(如何)」「どれ」などの語に付いて、おおよその分量・程度を表す。…くらい。「一週間―旅行する」「どれ―眠ったろうか」「五丁―も往(い)たら」〈滑・浮世床・初〉ある事柄をあげることによって、動作や状態の程度を表す。…くらい。「二人は驚く―似ている」「ワガ母―ノ慳貪(けんどん)第一ナ者ワ世ニアルマジイ」〈天草本伊曾保・母と子〉打消しの意を表す語と呼応して、程度を比較する基準を表す。…くらい。「きのう―暑くはない」「彼―正直な人はいない」「東国の武士―恐ろしかりけるものはなし」〈平家・九〉(多く「…ば…ほど」の形で)一方の程度が高まるのに比例して、他方の事柄・状態が一層高まる意を表す。…につれて一層。「読めば読む―面白くなる」限度を表す。…だけ。「ほしい―飲みて」〈四河入海・二五〉◆名詞「ほど(程)」から転じたもので、中世以降になって助詞として用いられるようになった。は多く、動作や状態の程度がはなはだしいことを表す。→ほどに〔連語〕

ほど‐あい【程合(い)】‐あひ🔗🔉

ほど‐あい【程合(い)】‐あひ ちょうどよい程度。ころあい。「―をみて話を切り出す」「―の湯加減」

ほど‐ちか・い【程近い】🔗🔉

ほど‐ちか・い【程近い】 [形]ほどちか・し[ク]距離・時間などの隔たりが少ない。「駅に―・い所」「理想に―・いものになる」程遠い。

ほど‐とお・い【程遠い】‐とほい🔗🔉

ほど‐とお・い【程遠い】‐とほい [形]ほどとほ・し[ク]距離・時間などの隔たりが大きい。「家から―・からぬ所」「現実には―・いプラン」程近い。

ほど‐なく【程無く】🔗🔉

ほど‐なく【程無く】 [副]時があまりたたないうちに。まもなく。「建物は―完成する」

ほど‐な・し【程無し】🔗🔉

ほど‐な・し【程無し】 [形ク]距離が小さい。また、高くない。「海も浅し山も―・しわが恋を何によそへて君に言はまし」〈拾遺・恋一〉広さがない。狭い。「―・き所なれば、君もやがて聞き給ふ」〈源・若紫〉時をへだてない。すぐである。「一生―・しといへども、一日暮らしがたし」〈平家・三〉年がゆかない。若い。「―・き御身に、さる恐ろしきことをし給へれば」〈源・若菜上〉身分が取るに足りない。いやしい。「わが恋はみくらの山にうつしてむ―・き身には置き所なし」〈古今六帖・二〉

ほどに【程に】🔗🔉

ほどに【程に】 [接助]《連語「ほどに」から》理由・原因を表す。…ので。…だから。「今日は天気もよい―遊山に行かうと思ふが」〈虎明狂・若菜〉◆中世末、順接確定条件を表す「ば」に代わり、一語の接続助詞として発達した。

ほど‐に【程に】🔗🔉

ほど‐に【程に】 〔連語〕《名詞「ほど」+格助詞「に」》時間的経過を表す。…するうちに。…すると。「さて、年ごろ経る―、女、親なくたよりなくなるままに」〈伊勢・二三〉《副助詞「ほど」+格助詞「に」》…するにつれて、ますます。「飲む―、元気になる」→ほど〔副助〕

ほど‐ほど【程程】🔗🔉

ほど‐ほど【程程】 度が過ぎないで、ちょうどよい加減であること。適度。適当。「酒も―にしろ」身分の程度。分際。「―につけて、装束、人のありさまいみじくととのへたり」〈源・葵〉

ほどほど・し【程程し】🔗🔉

ほどほど・し【程程し】 [形シク]時がたって久しい。「なげきこる人入る山の斧(をの)の柄の―・しくもなりにけるかな」〈拾遺・恋四〉

ほど‐むら【程村】🔗🔉

ほど‐むら【程村】 和紙の一種。コウゾの繊維で製し、西の内紙と同質で、厚いもの。もと、包み紙として用い、現在は書画写真版印刷・証書・手形などに使用する。下野国程村(栃木県烏山町下境)の原産。→西の内

ほど‐よ・い【程△好い】🔗🔉

ほど‐よ・い【程好い】 [形]ほどよ・し[ク]ちょうどよい程度である。また、都合がよい。「―・い味つけ」「―・くその場に行きあわせる」

ほどらい【程らひ】ほどらひ🔗🔉

ほどらい【程らひ】ほどらひ 《「ほどあい」の音変化か》程度。ぐあい。「引出物の―など定めて」〈著聞集・一六〉

ほど‐ろ【程ろ】🔗🔉

ほど‐ろ【程ろ】 夜の明けるころ。「夜の―出でつつ来(く)らく度まねくなれば我(あ)が胸切り焼くごとし」〈万・七五五〉ほど。頃。「夜の―に参りて、ただにやは」〈宇津保・蔵開下〉

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[音]テイ [訓]ほど [部首]禾 [総画数]12 [コード]区点    3688      JIS   4478      S‐JIS 92F6 [分類]常用漢字 [難読語] →さ‐ほど【然程】みち‐のり【道程】

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