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さん【算】🔗⭐🔉
さん【算】
昔、中国から渡来した計算用具。長方形の小さい木片。
占いに用いる算木(さんぎ)。また、その占い。
計算。勘定。「―が合う」「つるかめ―」
はかりごと。もくろみ。計画。「胸中予(あらかじ)めこの―ありけん」〈鏡花・琵琶伝〉
昔、中国から渡来した計算用具。長方形の小さい木片。
占いに用いる算木(さんぎ)。また、その占い。
計算。勘定。「―が合う」「つるかめ―」
はかりごと。もくろみ。計画。「胸中予(あらかじ)めこの―ありけん」〈鏡花・琵琶伝〉
算無・し🔗⭐🔉
算無・し
数えきれないほど多い。数限りもない。
算を置・く🔗⭐🔉
算を置・く
算木を並べて占う。
算木で計算する。「手づから終夜―・きける」〈愚管抄・五〉
算木を並べて占う。
算木で計算する。「手づから終夜―・きける」〈愚管抄・五〉
算を散ら・す🔗⭐🔉
算を散ら・す
算木をばらばらにする。ちりぢりばらばらになる。算を乱す。「海には兵船数万艘を浮かべて―・せるが如く」〈盛衰記・三六〉
算を乱・す🔗⭐🔉
算を乱・す
算木を乱したように、ちりぢりばらばらになる。散乱する。算を散らす。「机だの、卓子(テイブル)だの、―・した中を拾って通った」〈鏡花・婦系図〉
さん‐えき【算易】🔗⭐🔉
さん‐えき【算易】
そろばんの玉で行う占い。そろばん占い。
さん‐おき【算置き】🔗⭐🔉
さん‐おき【算置き】
算木を用いて占うこと。また、その人。易者。「是へ―が参る。一算置かせうと存ずる」〈虎寛狂・居杭〉
さん‐が【算賀】🔗⭐🔉
さん‐が【算賀】
長寿の祝い。賀の祝い。四〇歳を老いの始めとして、以後一〇年単位で祝う。
さん‐がく【算学】🔗⭐🔉
さん‐がく【算学】
算数の学。数学。
さん‐がく【算額】🔗⭐🔉
さん‐がく【算額】
和算家が自分で創案した数学の問題や解法を書いて神社に奉納した絵馬。額面題。
さん‐かん【算勘】🔗⭐🔉
さん‐かん【算勘】
占いをして考えること。「陰陽道の輩を召さるるの上、参河守教隆、―に及ぶ」〈吾妻鑑・三六〉
数を数えること。そろばんで勘定すること。計算。「それがしは算用―においては、世間に恐いものがござない」〈虎明狂・賽の目〉
占いをして考えること。「陰陽道の輩を召さるるの上、参河守教隆、―に及ぶ」〈吾妻鑑・三六〉
数を数えること。そろばんで勘定すること。計算。「それがしは算用―においては、世間に恐いものがござない」〈虎明狂・賽の目〉
さん‐ぎ【算木】🔗⭐🔉
さん‐ぎ【算木】
易で、卦(け)を表す四角の棒。長さ約九センチで、六本あり、おのおの四面のうち二面は爻(こう)の陽を表し、他の二面は陰を表す。
和算で使う計算用具。長さ約四センチで、約〇・五センチ角の木製の棒。赤は正の数、黒は負の数を表す。
易で、卦(け)を表す四角の棒。長さ約九センチで、六本あり、おのおの四面のうち二面は爻(こう)の陽を表し、他の二面は陰を表す。
和算で使う計算用具。長さ約四センチで、約〇・五センチ角の木製の棒。赤は正の数、黒は負の数を表す。
さん‐くずし【算崩し・三崩し】‐くづし🔗⭐🔉
さん‐くずし【算崩し・三崩し】‐くづし
算木をくずしたように、三筋ずつ縦横に石畳(いしだたみ)状に並べた縞(しま)模様。算木崩し。
さん‐けい【算計】🔗⭐🔉
さん‐けい【算計】
数量をかぞえたり、はかったりすること。計算。勘定。「歳額の―」〈逍遥・小説神髄〉
さん‐し【算師】🔗⭐🔉
さん‐し【算師】
律令制で、主計寮(かずえりよう)や主税寮などに置かれ、租税の計算などをつかさどった役人。
さん‐しき【算式】🔗⭐🔉
さん‐しき【算式】
加減乗除の符号を用いて計算の順序や方法を示した式。
さん‐じゃ【算者】🔗⭐🔉
さん‐じゃ【算者】
《「さんしゃ」とも》算術にすぐれた人。「年波のせはしき世の事、―もこれをつもれり」〈浮・永代蔵・五〉
さん‐しゅつ【算出】🔗⭐🔉
さん‐しゅつ【算出】
[名]スル計算して数値を出すこと。「必要経費を―する」
さん‐じゅつ【算術】🔗⭐🔉
さん‐じゅつ【算術】
計算の方法。算法。古くは数学全般をいった。
旧制の小学校における教科名。現在の算数がほぼこれにあたる。
計算の方法。算法。古くは数学全般をいった。
旧制の小学校における教科名。現在の算数がほぼこれにあたる。
さんじゅつ‐きゅうすう【算術級数】‐キフスウ🔗⭐🔉
さんじゅつ‐きゅうすう【算術級数】‐キフスウ
等差(とうさ)級数
等差(とうさ)級数
さんじゅつ‐へいきん【算術平均】🔗⭐🔉
さんじゅつ‐へいきん【算術平均】
相加(そうか)平均
相加(そうか)平均
さん‐すう【算数】🔗⭐🔉
さん‐すう【算数】
数をかぞえること。計算すること。また、その結果得られた数。「或る冀望の点に達す可きやの―を得ること難からず」〈福沢・福翁百話〉
小学校の教科の一。初歩の数学。数量や図形について基礎的知識を教えることを目標とする。昭和一六年(一九四一)それまでの算術を改めたもの。
数をかぞえること。計算すること。また、その結果得られた数。「或る冀望の点に達す可きやの―を得ること難からず」〈福沢・福翁百話〉
小学校の教科の一。初歩の数学。数量や図形について基礎的知識を教えることを目標とする。昭和一六年(一九四一)それまでの算術を改めたもの。
さん・する【算する】🔗⭐🔉
さん・する【算する】
[動サ変]
さん・す[サ変]かぞえる。計算する。ある数に達する。「五人の代表の中に―・する」「人口は五〇万を―・する」
さん・す[サ変]かぞえる。計算する。ある数に達する。「五人の代表の中に―・する」「人口は五〇万を―・する」
さん‐だん【算段】🔗⭐🔉
さん‐だん【算段】
[名]スル
苦心してよい方法や手段を考え出すこと。「居候を追い出す―をする」
あれこれと工夫して、金銭の都合をつけること。工面(くめん)。「引っ越しの費用を―する」「やりくり―」
苦心してよい方法や手段を考え出すこと。「居候を追い出す―をする」
あれこれと工夫して、金銭の都合をつけること。工面(くめん)。「引っ越しの費用を―する」「やりくり―」
さん‐てい【算定】🔗⭐🔉
さん‐てい【算定】
[名]スル金額・数量などを計算して決めること。「出張費を―する」「―基準」
さんてい‐ふうたい【算定風袋】🔗⭐🔉
さんてい‐ふうたい【算定風袋】
商品売買の際、総重量から控除しやすいように、重量が算定してある風袋。
さん‐とう【算当】‐タウ🔗⭐🔉
さん‐とう【算当】‐タウ
[名]スル計算しておよその見当をつけること。「ひきあわなければ追いだすまでと爺さんは胸のうちで―した」〈中勘助・鳥の物語〉
さん‐どう【算道】‐ダウ🔗⭐🔉
さん‐どう【算道】‐ダウ
律令制の大学寮の四道の一。算法を学ぶ学科。
数を計算する方法。算術。
律令制の大学寮の四道の一。算法を学ぶ学科。
数を計算する方法。算術。
さん‐にゅう【算入】‐ニフ🔗⭐🔉
さん‐にゅう【算入】‐ニフ
[名]スル計算の中に含めること。かぞえ入れること。「予算に―する」
さん‐にょう【算用】‐ヨウ🔗⭐🔉
さん‐にょう【算用】‐ヨウ
「さんよう」の連声(れんじよう)。
さん‐はかせ【算博士】🔗⭐🔉
さん‐はかせ【算博士】
律令制で、大学寮の職名。算術を教授する人。のち、三善・小槻(おづき)二氏の世襲。
さん‐ばん【算盤】🔗⭐🔉
さん‐ばん【算盤】
そろばん。
和算で、高次方程式を解くのに用いた盤。木または厚紙などで作り、盤面に縦横の線を引いてできた多数の方形区画内に算木を置いて計算をする。
そろばん。
和算で、高次方程式を解くのに用いた盤。木または厚紙などで作り、盤面に縦横の線を引いてできた多数の方形区画内に算木を置いて計算をする。
さん‐ぴつ【算筆】🔗⭐🔉
さん‐ぴつ【算筆】
算術と習字。計算をすることと文字を書くこと。「ただ―に達者だという事の外に、大した学問も才幹もない彼が」〈漱石・道草〉
さん‐ぽう【算法】‐パフ🔗⭐🔉
さん‐ぽう【算法】‐パフ
計算の方法。算術。
江戸時代、数学をいう語。
計算の方法。算術。
江戸時代、数学をいう語。
さん‐よう【算用】🔗⭐🔉
さん‐よう【算用】
[名]スル《連声(れんじよう)で「さんにょう」とも》
金銭の額や物の数量を計算すること。勘定。計算。「―合って銭(ぜに)足らず」
金銭を支払うこと。清算すること。勘定。
考えてよしあしなどを決めること。「併し爰に甚だ―のむつかしい事がござる」〈西周・百一新論〉
見積もりを立てること。また、その見積もり。目算。「かねての―には十五両の心当て」〈浮・胸算用・三〉
金銭の額や物の数量を計算すること。勘定。計算。「―合って銭(ぜに)足らず」
金銭を支払うこと。清算すること。勘定。
考えてよしあしなどを決めること。「併し爰に甚だ―のむつかしい事がござる」〈西周・百一新論〉
見積もりを立てること。また、その見積もり。目算。「かねての―には十五両の心当て」〈浮・胸算用・三〉
さんよう‐あい【算用合ひ】‐あひ🔗⭐🔉
さんよう‐あい【算用合ひ】‐あひ
帳簿などの金高の計算をして数を合わせること。帳合い。「最前の銀(かね)で、そなたの―もしまひ」〈浄・天の網島〉
さんよう‐じょう【算用状・散用状】‐ジヤウ🔗⭐🔉
さんよう‐じょう【算用状・散用状】‐ジヤウ
中世、荘園年貢の収支決算書。結解状(けちげじよう)。
さんよう‐すうじ【算用数字】🔗⭐🔉
さんよう‐すうじ【算用数字】
筆算に使用する数字。0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の一〇種のアラビア数字のこと。
さんよう‐だて【算用立て】🔗⭐🔉
さんよう‐だて【算用立て】
帳簿などを計算しなおして収支を検査すること。「前髪もある私が親ほどな山城屋、―も申しにくし」〈浄・淀鯉〉
そろ‐ばん【△算盤・△十露盤】🔗⭐🔉
そろ‐ばん【△算盤・△十露盤】
日本や中国で用いる計算器具。底の浅い横長の箱を上下二段に分け、縦一行ごとに上段に一個または二個、下段に四個または五個の串(くし)刺しの珠(たま)を置いたもの。上段の珠は五を、下段の珠はおのおの一の数を示し、串刺しの軸のそれぞれで桁(けた)を表し、指で珠を上下させ、加減乗除を行う。中国では一四〜一六世紀にかけて普及、日本には室町末期に伝来したといわれる。
計算。勘定。また、特に、損得の計算。「読み、書き、―」「―が細かい」
日本や中国で用いる計算器具。底の浅い横長の箱を上下二段に分け、縦一行ごとに上段に一個または二個、下段に四個または五個の串(くし)刺しの珠(たま)を置いたもの。上段の珠は五を、下段の珠はおのおの一の数を示し、串刺しの軸のそれぞれで桁(けた)を表し、指で珠を上下させ、加減乗除を行う。中国では一四〜一六世紀にかけて普及、日本には室町末期に伝来したといわれる。
計算。勘定。また、特に、損得の計算。「読み、書き、―」「―が細かい」
算盤が合・う🔗⭐🔉
算盤が合・う
計算が合う。「何度やっても―・わない」
採算がとれる。「―・わない仕事」
計算が合う。「何度やっても―・わない」
採算がとれる。「―・わない仕事」
算盤が持て
ない🔗⭐🔉
算盤が持て
ない
採算がとれない。商売にならない。そろばんが合わない。
ない
採算がとれない。商売にならない。そろばんが合わない。
算盤を置・く🔗⭐🔉
算盤を置・く
そろばんに玉を置いて計算する。損得の計算をする。
算盤を弾(はじ)・く🔗⭐🔉
算盤を弾(はじ)・く
そろばんを使って計算する。転じて、損得を計算する。「どのくらいもうかるか―・いてみる」
そろばん‐うらない【△算盤占い】‐うらなひ🔗⭐🔉
そろばん‐うらない【△算盤占い】‐うらなひ
そろばんで吉凶を判断する占い。算易(さんえき)。
そろばん‐かんじょう【△算盤勘定】‐カンヂヤウ🔗⭐🔉
そろばん‐かんじょう【△算盤勘定】‐カンヂヤウ
金銭的な損得についての勘定。金銭勘定。「その仕事は―抜きで引き受けよう」
そろばん‐ぎ【△算盤木】🔗⭐🔉
そろばん‐ぎ【△算盤木】
和風建築の基礎工事で、打ち込んだ杭(くい)の上に架け渡した横木。
そろばん‐しぼり【△算盤絞(り)】🔗⭐🔉
そろばん‐しぼり【△算盤絞(り)】
算盤の珠(たま)を並べたような文様の絞り染め。手ぬぐいに多く用いられた。
そろばん‐ずく【△算盤△尽く】‐づく🔗⭐🔉
そろばん‐ずく【△算盤△尽く】‐づく
何をするのにもまず損得を考え、損をしないようにすること。勘定高いこと。「―でしか動かない人」
そろばん‐ぜめ【△算盤責め】🔗⭐🔉
そろばん‐ぜめ【△算盤責め】
石抱き
石抱き
そろばん‐だか・い【△算盤高い】🔗⭐🔉
そろばん‐だか・い【△算盤高い】
[形]損得の勘定に細かい。打算的である。勘定高い。「―・い商人」
そろばん‐だま【△算盤△珠】🔗⭐🔉
そろばん‐だま【△算盤△珠】
そろばんに使ってある珠。
勘定。計算。「
麼(どう)いう―でしょうナ」〈魯庵・社会百面相〉
そろばんに使ってある珠。
勘定。計算。「
麼(どう)いう―でしょうナ」〈魯庵・社会百面相〉
算🔗⭐🔉
算
[音]サン
[訓]かぞ‐える
[部首]竹
[総画数]14
[コード]区点 2727
JIS 3B3B
S‐JIS 8E5A
[分類]常用漢字
[難読語]
→うら‐さん【占算】
→そろ‐ばん【算盤・十露盤】
→つもり【積(も)り】
[音]サン
[訓]かぞ‐える
[部首]竹
[総画数]14
[コード]区点 2727
JIS 3B3B
S‐JIS 8E5A
[分類]常用漢字
[難読語]
→うら‐さん【占算】
→そろ‐ばん【算盤・十露盤】
→つもり【積(も)り】
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