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○席末を汚すせきまつをけがす🔗🔉

○席末を汚すせきまつをけがす 席に列することの謙譲語。末席を汚す。 ⇒せき‐まつ【席末】 せき‐みず関水‥ミヅ 関所、特に逢坂の関のほとりにある湧き水。千載和歌集「あまたたび行きあふ坂の―に」 せき‐みち関路⇒せきじ せき‐みつ石蜜】 ①氷砂糖の別称。 ②蜜蜂が岩間に貯えた蜜。 せき‐む夕霧】 ゆうべに立つ霧。ゆうぎり。 せき‐む責務】 責任と義務。また、責任として果たすべきつとめ。せめ。つとめ。「―を果たす」 せき‐むかえ関迎え‥ムカヘ 来る人を関所まで出迎えること。特に京都に入る人を逢坂の関に出迎えること。源氏物語関屋「今日の御―はえ思ひ捨て給はじ」↔関送り せき‐めん石綿⇒いしわた⇒せきめん‐し【石綿糸】 ⇒せきめん‐スレート【石綿スレート】 ⇒せきめん‐はい【石綿肺】 せき‐めん赤面】 ①感情が表にあらわれて顔が赤くなること。御伽草子、酒呑童子「大衆だいしゅ―ほどこしつつ喜びの舞をかなでて」 ②はずかしくて顔をあからめること。平治物語(金刀比羅本)「惟方卿、天気にて候ひしかば力及ばずとて―せられたり」。「つまらぬ失言に―する」 ③恥。恥辱。不名誉。こんてむつすむん地「くるしみと―とをくはへて」。「―の至り」 ⇒せきめん‐きょうふしょう【赤面恐怖症】 せきめん‐きょうふしょう赤面恐怖症‥シヤウ 人前に出ると不安・緊張のため赤面し、それを気にして恐れるあまり、人前に出ることをためらう症状。対人恐怖症の一つ。 ⇒せき‐めん【赤面】 せきめん‐し石綿糸】 石綿の繊維を綿・絹・麻繊維と混合して紡績し、これらの繊維を焼いて除いたもの。耐火性に富む。 ⇒せき‐めん【石綿】 せきめん‐スレート石綿スレート】 石綿とセメントとを水でこね、薄板状にして乾燥させたセメント製品。屋根葺きに用いたが、現在は使用が規制される。 ⇒せき‐めん【石綿】 せきめん‐はい石綿肺】 石綿粉塵の吸入によって起こる塵肺の一つ。肺線維症を来し、胸膜の肥厚・石灰化を伴う。中皮腫・肺癌の原因になる。アスベスト肺。 ⇒せき‐めん【石綿】 せき‐もと関許・関下】 関所のほとり。夫木和歌抄21「嵐吹く足柄山の―に」 せき‐もの関物】 美濃国の関(岐阜県関市)に住んだ刀鍛冶の製作した刀剣。堅牢で実用を主とした。刀工に兼元(関孫六)・兼定らがいる。 せき‐もり防人(→)「さきもり」に同じ。孝徳紀「関塞せきそこ・斥候うかみ・―…を置く」 せき‐もり関守】 関を守る役人。関所の番人。万葉集4「紀の―いとどめてむかも」 ⇒せきもり‐いし【関守石】 せきもり‐いし関守石】 茶庭の飛石の岐路に蕨縄わらびなわで十文字に結わえて据えた石。それから先へ行くな、という意。 ⇒せき‐もり【関守】 せき‐もん石門】 ①石材で造った門。 ②岩石が自然に門のさまをしたもの。 せき‐もん責問】 ①強く問いただすこと。詰問。 ②(→)牢問に同じ。 ⇒せきもん‐けん【責問権】 せきもん‐けん責問権】 当事者が裁判所あるいは相手方の手続法規の違背、特に方式に適合しない訴訟行為に対して異議を述べ、その違法を主張する権能。 ⇒せき‐もん【責問】 せきもん‐しんがく石門心学】 (石田梅岩を祖とするのでいう)「心学2」参照。 せき‐や関屋】 ①関守の住む家。関所の番小屋。更級日記「清見が関は―どもあまたありて」 ②源氏物語の巻名。光源氏が石山寺へ参詣の途次、逢坂の関で上洛する空蝉うつせみの一行と行きちがい、往時をしのぶ。 せきや関屋】 姓氏の一つ。 ⇒せきや‐としこ【関屋敏子】 せき‐やく関役】 ①関所を固める役目。また、関所の役人。 ②関所に課した夫役ぶやくせき‐やく石薬】 鉱物質の薬剤。 せきやど関宿】 千葉県野田市の地名。もと板倉氏・久世氏らの城下町で、利根川の本流が江戸川に分流する地点の河港として発展。 せきや‐としこ関屋敏子】 声楽家・作曲家。東京生れ。コロラトゥーラ‐ソプラノ歌手。欧米各地でも活躍。作に歌曲「野茨のいばら」、歌劇「お夏狂乱」など。(1904〜1941) ⇒せきや【関屋】 せき‐やぶり関破り(→)「関所破り」に同じ。 せき‐やま関山】 関所のある山路。平安時代には、特に逢坂をいった。万葉集15「我が身こそ―越えてここにあらめ」。和泉式部日記「―のせき止められぬ涙こそ近江の湖うみと流れ出づらめ」 せき‐や・る堰き遣る・塞き遣る】 〔他四〕 せきとめてほかへ流しやる。浜松中納言物語2「―・る方なう泣き給ふに」 せき‐ゆ石油】 (petroleum) ①天然に液体状で産する炭化水素の混合物。硫黄・窒素・酸素の化合物を多少含む。蒸留して分別・精製し、ガソリン・灯油・軽油・重油のほかに潤滑油・パラフィン・アスファルトなどを得る。水より軽く、特殊な臭気をもつ。燃料や化学製品の原料として重要。天然のままのものを原油という。石炭油。 ②特に、灯油のこと。 ⇒せきゆ‐エーテル【石油エーテル】 ⇒せきゆ‐エンジン【石油エンジン】 ⇒せきゆ‐かがく‐こうぎょう【石油化学工業】 ⇒せきゆ‐きかん【石油機関】 ⇒せきゆ‐きき【石油危機】 ⇒せきゆ‐けつがん【石油頁岩】 ⇒せきゆ‐こんろ【石油焜炉】 ⇒せきゆ‐ストーブ【石油ストーブ】 ⇒せきゆ‐にゅうざい【石油乳剤】 ⇒せきゆ‐ピッチ【石油ピッチ】 ⇒せきゆ‐ベンジン【石油ベンジン】 ⇒せきゆ‐ゆしゅつこく‐きこう【石油輸出国機構】 ⇒せきゆ‐ランプ【石油ランプ】 せき‐ゆう昔遊‥イウ かつて訪れたことがあること。曾遊。 せき‐ゆう積憂‥イウ つもりつもった心配。 せきゆ‐エーテル石油エーテル】 石油を蒸留し沸点セ氏30〜70度位の間に得られる無色の発火しやすい液体。主成分はペンタン・ヘキサン。溶剤として用いる。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐エンジン石油エンジン(→)石油機関に同じ。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐かがく‐こうぎょう石油化学工業‥クワ‥ゲフ 石油または天然ガスを原料として化学製品(燃料や潤滑油のような石油製品を除く)を製造する工業。最終製品は合成樹脂・合成繊維・合成ゴム・合成洗剤・溶剤・塗料・染料・医薬・農薬など。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐きかん石油機関‥クワン ①石油(灯油・軽油)を燃料とする内燃機関。漁船用・農耕用など小型のものが多い。石油発動機。 ②揮発油・石油・重油などを燃料とする機関の総称。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐きき石油危機】 オイル‐ショックのこと。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐けつがん石油頁岩(→)オイル‐シェールに同じ。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐こんろ石油焜炉】 灯油を燃料とするこんろ。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐ストーブ石油ストーブ】 灯油を燃料とする暖房器具。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐にゅうざい石油乳剤】 灯油や軽油に石鹸と水とを加えて乳濁状とした薬剤。衛生害虫の駆除や不潔な場所の消毒用。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐ピッチ石油ピッチ】 重油を減圧蒸留した後に残る暗褐色または黒色の固形物。アスファルトに似ているが、分解の程度が進んでいるのでもろい。粘結剤・絶縁材・道路舗装用。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐ベンジン石油ベンジン】 ガソリンの一種。石油を蒸留して得られる無色の液。ジス(JIS)では留出温度がセ氏30〜150度のもの。溶剤やしみぬきに用いる。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐ゆしゅつこく‐きこう石油輸出国機構(→)オペック(OPEC)に同じ。 ⇒せき‐ゆ【石油】 せきゆ‐ランプ石油ランプ】 灯油を燃料とするランプ。金属製またはガラス製の油容器・口金物・ほや・笠などから成る。 石油ランプ ⇒せき‐ゆ【石油】 セキュリタイゼーションsecuritization】 債権・債務の証券化。資産の流動化とリスクの分散が証券形態によってなされること。 セキュリティーsecurity】 ①安全。保安。防犯。「―‐チェック」 ②担保。 ③証券。 ⇒セキュリティー‐システム【security system】 ⇒セキュリティー‐ホール【security hole】 セキュリティー‐システムsecurity system】 防犯や事故防止のために設ける安全保障のシステム。 ⇒セキュリティー【security】 セキュリティー‐ホールsecurity hole】 コンピューター‐システムやネットワークの安全機能上の欠陥のこと。 ⇒セキュリティー【security】 せ‐きょう説経‥キヤウ ⇒せっきょう。枕草子33「そこに―しつ、八講しけり」 せき‐よう夕陽‥ヤウ ①ゆうひ。いりひ。夕日せきじつ。斜陽。菅家文草1「ひとへに恨むらくは―に戈を用ゐざりしことを」 ②夕暮。夕方。太平記8「ひねもす戦つて、すでに―に及びける時」 せき‐よう戚容】 うれえ悲しむ容貌。うれえ顔。 せき‐よう戚揚‥ヤウ (「戚」は斧、「揚」は鉞まさかり)おのとまさかり。斧鉞ふえつ。広く、武器をいう。太平記11「その道十八里が間、干戈―相挟み」 せき‐よう腊葉‥エフ ⇒さくよう せ‐ぎょう世業‥ゲフ 代々ついで来た生業。せいぎょう。 せ‐ぎょう施行‥ギヤウ ①善根・功徳のために僧や貧民などに物を施すこと。平家物語8「沢山なるによつて、―に引きけるとぞ聞えし」 ②⇒しこう⇒せぎょう‐じょう【施行状】 ⇒せぎょう‐ぶろ【施行風呂】 ⇒せぎょう‐まい【施行米】 せぎょう‐じょう施行状‥ギヤウジヤウ (シギョウジョウ・シコウジョウとも)室町時代、主として土地に関して、将軍の命を受けて、執事・管領がそれを実施するために下達する文書。 ⇒せ‐ぎょう【施行】 せぎょう‐ぶろ施行風呂‥ギヤウ‥ (→)功徳風呂くどくぶろに同じ。 ⇒せ‐ぎょう【施行】 せぎょう‐まい施行米‥ギヤウ‥ 施行に供する米。ほどこしの米。 ⇒せ‐ぎょう【施行】 せぎょう‐りん施業林‥ゲフ‥ 人工を加えた森林。↔原生林 せき‐よく隻翼】 片方のつばさ。一つの翼。 せき‐よ・す堰き寄す】 〔他下二〕 せきとめて、ある方面に寄らせる。為忠百首「音高き鳴滝川を―・せてときはにすめる影をこそ見れ」 せき‐ら赤裸】 ①身に何もつけていないこと。あかはだか。まるはだか。東海道中膝栗毛2「雲助は裸虫の長として―の境界に終り」 ②転じて、つつみかくしのないこと。むきだし。赤裸々。「―な姿をさらけだす」 せき‐らら赤裸裸(→)赤裸せきらに同じ。「―に告白する」 せき‐らん石欄】 石造の欄干。 せきらん‐うん積乱雲】 十種雲級の一つ。垂直に発達した積雲。雲頂はむくむくしているが、圏界面に達すると巻雲状に水平にひろがり、全形が朝顔状や鉄床かなとこ状になる。雲底は乱層雲のような形になる。多くは雷雨現象を伴う。入道雲。雷雲。記号Cb →雲級(表) 積乱雲 撮影:高橋健司 せきらん‐かい赤瀾会‥クワイ 1921年(大正10)伊藤野枝・堺真柄・山川菊栄らを中心に組織された日本最初の女性社会主義者団体。翌年解消、八日会となる。 せき‐り石理】 岩石を構成する鉱物の大きさ・配列・形などの状況・組織。 せき‐り赤痢】 赤痢菌が飲食物を介し経口的に感染することによって起こる急性の腸管感染症。多くは輸入感染症であるが、国内感染例もある。潜伏期は2〜4日。左下腹部に圧痛を感じ、連続的に便意を催し、主に粘液質の血便を排泄する。病原体が赤痢アメーバのアメーバ赤痢と区別して細菌性赤痢という。〈[季]夏〉 ⇒せきり‐アメーバ【赤痢アメーバ】 ⇒せきり‐きん【赤痢菌】 せき‐り戚里】 (中国漢代、長安の中にあって、天子の母方の親戚が住んでいた所)外戚のこと。 せ‐ぎり背切り】 料理で、魚を輪切りにすること。また、そのもの。日本永代蔵6「鯛の焼物一両二歩にて―十一なれば」 せ‐ぎり瀬切り】 水が瀬をおしきって流れ行くこと。また、その所。早瀬。古今和歌集六帖1「立田川、滝の―に祓へつつ」 せきり‐アメーバ赤痢アメーバ】 アメーバの一種。大きさ20〜30ミクロンで、人の大腸に寄生しアメーバ赤痢を起こす。熱帯・亜熱帯地方に多い。 ⇒せき‐り【赤痢】 せきり‐きん赤痢菌】 (Shigella ラテン)ヒトの細菌性赤痢の病原体。グラム陰性の桿菌で鞭毛がなく非運動性。1897年志賀潔が発見したA型(志賀菌)をはじめ、B型(フレキシナー菌)・C型(ボイド菌)・D型(ゾンネ菌)の4種がある。 ⇒せき‐り【赤痢】 せき‐りゅう関流‥リウ ①和算の流派。江戸中期の和算の大家関孝和たかかずを祖とする。 ②砲術の一派。関八左衛門文信を祖とし、江戸初期に起こる。 せき‐りゅう石榴‥リウ 〔植〕ザクロの漢名。 ⇒せきりゅう‐し【石榴子】 ⇒せきりゅう‐ひ【石榴皮】 せきりゅう‐し石榴子‥リウ‥ ザクロの果実。 ⇒せき‐りゅう【石榴】 せきりゅう‐ひ石榴皮‥リウ‥ ザクロの幹・枝および根の皮。条虫の駆除に用いる。 ⇒せき‐りゅう【石榴】 せき‐りょう関料‥レウ (→)関銭せきせんに同じ。 せき‐りょう石竜】 トカゲの異称。 せき‐りょう石梁‥リヤウ ①石橋いしばし。 ②とび石。 せき‐りょう赤竜】 ミミズの異称。 せき‐りょう席料‥レウ 貸席などを借りた料金。席代。黄表紙、高漫斉行脚日記「その日の―」。「―を取る」 せき‐りょう脊梁‥リヤウ ①せぼね。せすじ。脊柱。 ②馬の背の真中あたりの称。 ⇒せきりょう‐こつ【脊梁骨】 ⇒せきりょう‐さんみゃく【脊梁山脈】 せき‐りょう寂寥‥レウ ものさびしいさま。ひっそりしているさま。寂寞。「―たる眺め」「―感」 せき‐りょう積量‥リヤウ 船舶・車馬などに積載する貨物の重量。積載量。 せきりょう‐こつ脊梁骨‥リヤウ‥ せぼね。脊骨。→脊柱⇒せき‐りょう【脊梁】 せきりょう‐さんみゃく脊梁山脈‥リヤウ‥ 大陸・半島などを縦断または横切り、主要な分水嶺となっている山脈。アンデス山脈・奥羽山脈など。 ⇒せき‐りょう【脊梁】 せき‐りょく斥力】 2物体間で互いに遠ざけようとする力。同種の電気相互間、同種の磁気相互間に働く力の類。反発力。→引力 せき‐りょく石緑】 ①(→)緑青ろくしょうに同じ。 ②(→)孔雀石くじゃくせきの別称。 せきりん石林】 (Shilin)中国雲南省東部、石林彝族自治県にある景勝地。石灰岩の溶食によってさまざまの形の石柱が屹立。 せき‐りん石痳・石淋】 腎臓や膀胱に結石の生ずる病。また、その結石。 ⇒石痳の味を嘗めて会稽の恥を雪ぐ せき‐りん赤燐】 燐の同素体の一つ。鋳鉄製の釜に黄燐を入れて密閉し、空気を遮断し、セ氏260度ほどに熱して製造する。赤褐色粉末状。空気中に放置しても自然発火しないので、主にマッチの製造に用いる。→燐

広辞苑 ページ 11023 での○席末を汚す単語。