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○世帯を破るせたいをやぶる🔗⭐🔉
○世帯を破るせたいをやぶる
夫婦別れをする。好色五人女1「世帯やぶる時分、暇の状は取つて置く」
⇒せ‐たい【世帯】
せ‐だえ【瀬絶え】
瀬を流れる水が絶えること。千載和歌集恋「すみなれし佐野の中川―して」
せ‐たお【背撓】‥タヲ
馬の背がくぼみ歪んだもの。せたら。
せた‐おり【瀬田折】‥ヲリ
着物の左右の褄つまを取って、前で帯に挟むこと。あずまからげ。せたからげ。
せたがや【世田谷】
東京都23区の一つ。武蔵野台地にのびた住宅地。
世田谷
撮影:関戸 勇
せた‐からげ【瀬田紮げ】
(→)瀬田折せたおりに同じ。
せた‐がわ【瀬田川】‥ガハ
滋賀県大津市瀬田で琵琶湖から流れ出る川。下流は宇治川、さらに淀川となる。
瀬田川
撮影:的場 啓
せた・ぐ【虐ぐ】
〔他下二〕
①いじめしいたげる。攻めたてる。平家物語12「敵を―・ぐるに及ばず」
②いそがせる。催促する。浮世風呂4「稿本たびたび―・ぐれど」
せ‐たけ【背丈・脊丈】
①身のたけ。せい。「―がのびる」
②㋐着物の身頃の出来上り寸法。
㋑洋裁で、後ろ首の付け根からウェストまでの長さ。
せた‐しじみ【瀬田蜆】
シジミ科の二枚貝。琵琶湖・瀬田川など琵琶湖水系の特産種。→しじみ
せ‐だて【背だて】
(→)「背守せまもり」に同じ。
セタノール【cetanol】
高級アルコールの一つ。分子式C16H34O ヤシ油・パーム油・牛脂・鯨脂などから得る。白色の蝋状。口紅や乳液の乳化剤、軟膏の基材などに用いる。パルミチル‐アルコール。セチル‐アルコール。ヘキサデカノール。
せた‐の‐からはし【瀬田の唐橋】
(その様式が唐風だからいう)(→)「瀬田の橋」の別称。
せた‐の‐ながはし【瀬田の長橋】
(→)「瀬田の橋」の別称。新古今和歌集雑「幾世へぬらむ―」
せた‐の‐はし【瀬田の橋】
滋賀県瀬田川に架かる橋。大津市瀬田橋本町から、同市鳥居川町に通ずる。関東から京都への入口に当たり、古来、京都を守る要衝。宇治・山崎の橋と共に有名。瀬田の唐橋。瀬田の長橋。
瀬田唐橋
撮影:山梨勝弘
せた・む【責む】
〔他下二〕
あやまちなどをとがめる。せめさいなむ。落窪物語1「帯刀に問ひ―・め給ひければ」
セダム【Sedum ラテン】
ベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)の植物。多肉植物が多く、北アメリカやアフリカ原産の種類が観賞用に栽培される。園芸名「玉綴り」など。
せ‐たら【背撓】
(→)「せたお」に同じ。
⇒せたら‐お・う【背撓負ふ】
せたら‐お・う【背撓負ふ】‥オフ
〔他四〕
背をまげて背負う。背負う。元禄大平記「利に利を重ねしその科とがを今身の上に―・ひ」
⇒せ‐たら【背撓】
セタン【cetane】
分子式C16H34 飽和鎖式炭化水素の一つ。ノルマル‐セタンはディーゼル機関に対しアンチノック性があるので、セタン価100の標準物質として用いる。ヘキサデカン。
⇒セタン‐か【セタン価】
セダン【sedan】
前後2列の座席を持つ箱型乗用車。→自動車(図)
セダン【Sedan】
フランス北東部、アルデンヌ地方の都市。ベルギーとの国境に近く、昔は堅固な要塞地。1870年独仏戦争の際ナポレオン3世がここで捕虜となり、第二次大戦ではドイツ軍が侵入。スダン。
セタン‐か【セタン価】
ディーゼル機関用燃料の発火性の良否を示す指数。発火性の高いノルマル‐セタンときわめて低いα‐メチルナフタレンのセタン価をそれぞれ100と0とし、その混合物を標準燃料として、供試燃料と同等の発火性をもつ標準燃料中のセタンの体積百分率を供試燃料のセタン価とする。1962年以降はセタンとヘプタメチルノナン(セタン価15)を標準燃料として用いて算出する。
⇒セタン【cetane】
せち【切】
心の感じ方、事柄の程度の、特にはなはだしいこと。また、さし迫ったこと。しきり。ひたすら。ねんごろ。源氏物語藤裏葉「ものの興―なる程に、御前にみな御琴どもまゐれり」。宇津保物語蔵開下「大納言・宰相もろともにしのびてものし給へ。―なることきこえむ」→せつ(切)
せち【節】
①気候の変り目の祝日。節会せちえ。節句。節日。宇津保物語初秋「五月五日にます―なし」
②とき。時節。季節。経信卿母集「弥生の日数のうちに夏の―の来るをわきまへ」
③節日、特に正月の饗応。せちぶるまい。忠見集「正月―するところあり」
→せつ(節)
せち【説】
⇒せつ(説)。栄華物語楚王夢「又或る―には御女の君をなむかの大臣にもとのたまふと聞ゆるは」
せ‐ち【世知・世智】
①世渡りのちえ。処世の才。世才。「―にたける」
②けちなこと。勘定高いこと。西鶴織留6「今時の―なることは、女のきやはんはくなどの始末心かりにもなかりしに」
③〔仏〕世間智の略。
せち‐え【節会】‥ヱ
古代、朝廷で、節日その他公事くじのある日に行われた宴会。この日、天皇が出御して酒食を群臣に賜った。元日・白馬あおうま・踏歌とうか・端午たんご・重陽ちょうよう・豊明とよのあかり・任大臣など。せち。
せち‐おとこ【節男】‥ヲトコ
(→)年男としおとこに同じ。
せち‐が【世知が】
「せちがしこし」の下略。浄瑠璃、生玉心中「おのれも―な奴ぢやもの」
せち‐がい【殺害】
⇒せつがい。宇津保物語吹上下「つるぎをもちて―すとも」
せちが・うセチガフ
〔他四〕
①責める。せつく。浮世草子、好色万金丹「供にゆきたる丁稚を―・ひ」
②いじめる。浄瑠璃、双生隅田川「よい気味と―・ふ所へ」
せち‐がしこ・し【世知賢し】
〔形ク〕
世才にたけて賢い。打算にたけている。勘定高い。日本永代蔵4「鉛銭、百というて六十つなぎにしてさても―・き人心」
せち‐がま・し【世知がまし】
〔形シク〕
世知にたけた様子である。世才に長じたさまである。
せち‐がら・い【世知辛い】
〔形〕[文]せちがら・し(ク)
①打算的である。抜け目がない。吉原雑話「近年は人の心―・くなりてより」
②世渡りがむずかしい。暮らしにくい。夏目漱石、野分「東京は日本で一番世地辛い所である」
せち‐かん【説諫】
いましめ。いさめ。御文章「聴聞し候人をば、ことのほか―をくはへ候て」
せち‐ぎ【節木】
(→)年木としぎに同じ。
せち‐く【節供】
節日に供する供御くご。元日の膳、正月15日(上元)の粥かゆ、3月3日(上巳)の草餅、5月5日(端午)の粽ちまき、7月7日(七夕)の索餅さくべい、10月初の亥の日の亥子餅いのこもちの類。せく。おせち。せちごと。
せち‐げ【節下】
(「節」は儀式に用いる旗)
①大嘗会だいじょうえの御禊ごけいなどの儀式に立てる旗の下。また、その旗。中務内侍日記「―の旗とて風にひらめきてたちたり」
②「せちげのおとど」の略。
⇒せちげ‐の‐おとど【節下の大臣】
せちげ‐の‐おとど【節下の大臣】
大嘗会だいじょうえの御禊ごけいの儀式などに、旗の下で事を執り行う大臣の称。
⇒せち‐げ【節下】
せち‐ご【節御】
正月の節の祝いの舞に着用した綿服。節着せつぎ。節衣せつご。
せち‐こそで【節小袖】
正月の節振舞せちぶるまいに着用する小袖。せちごろも。
せち‐ごち【節東風】
旧暦の正月に5日も10日も続いて吹く東風。〈[季]新年〉
せち‐ごと【節事】
節せちの食事。節供せちく。
せち‐ごろも【節衣】
(→)「せちこそで」に同じ。
せち‐だ【雪駄】
(一説に、世智駄の意という)
⇒せった
せち‐とう【節刀】‥タウ
⇒せっとう
せち‐な【刹那】
⇒せつな
せち‐に【切に】
〔副〕
しきりに。ぜひ。せつに。竹取物語「七月十五日の月に出でゐて、―物思へる気色けしきなり」。源氏物語若紫「―見るべき事の侍るを」→せち(切)
せち‐にち【節日】
季節の変りめなどに祝祭を行う日。元旦・白馬あおうま・踏歌とうか・端午たんご・相撲すまい・重陽ちょうよう・豊明とよのあかりなどの行事のある日。せつじつ。
せち‐の‐はた【節の旗】
儀式に用いる旗。節下せちげ。せっき。
せち‐ぶ【節分】
⇒せつぶん。源氏物語東屋「ながつきは明日こそ―とききしかど」
せち‐ぶるまい【節振舞】‥マヒ
①節日の饗応。特に、正月の馳走。せち。
②正月、親戚・知人などが訪問し合って宴会をすること。〈[季]新年〉
せち‐ぶん【節分】
⇒せつぶん。
⇒せちぶん‐たがえ【節分違え】
せちぶん‐たがえ【節分違え】‥タガヘ
平安時代、節分に行なった方違かたたがえ。枕草子298「―などして夜ふかく帰る、寒きこといとわりなく」
⇒せち‐ぶん【節分】
せち‐べん【世智弁】
①〔仏〕八難の一つである世智弁聡の略。世知にたけてずるいこと。こざかしいこと。
②けちくさいこと。吝嗇りんしょく。〈日葡辞書〉
③世智弁袋の略。
⇒せちべん‐たび【世智弁足袋】
⇒せちべん‐ぶくろ【世智弁袋】
⇒せちべん‐ぼう【世智弁坊】
せちべん‐たび【世智弁足袋】
足袋をよごさないためにその上にはくもの。
⇒せち‐べん【世智弁】
せちべん‐ぶくろ【世智弁袋】
旅人が刀の柄の汚れを防ぐためにかぶせた革袋。せちべん。
⇒せち‐べん【世智弁】
せちべん‐ぼう【世智弁坊】‥バウ
けちんぼう。
⇒せち‐べん【世智弁】
せち‐ほだ【節榾】
正月に炉で焚く、丸太ほどの太さの木。
せち‐み【節忌】
(セチイミの約)斎日さいにちにする精進潔斎。また、精進する定日。六斎日の類。土佐日記「舟君―す」
せ‐ちょう【背丁】‥チヤウ
「折り記号」参照。
せち‐よび【節呼び】
正月や盆などの節日に、本家が親類の者を、親方が子方の者を招いて、饗応すること。
せちり【刹利】
(→)クシャトリヤのこと。袋草紙「奈落の底に入りぬれば―もすだもわかれざりけり」
せち‐りょう【節料】‥レウ
節の饗応に用いる飲食物その他の費用。宇津保物語蔵開下「つごもりにもなりぬれば、ここかしこに―いと多く奉る」
⇒せちりょう‐まい【節料米】
せちりょう‐まい【節料米】‥レウ‥
節料に供する米。
⇒せち‐りょう【節料】
せつ【切】
(呉音はサイ)
①しきり。ひたすら。ねんごろ。「―に望む」「祈ること―なり」
②(→)反切はんせつに同じ。
せつ【拙】
①つたないこと。へた。夏目漱石、子規の画「余は未だ曾て彼の―を笑ひ得るの機会を捉へ得た試がない」
②自分のことをへりくだっていう語。近世、幇間ほうかんなどが好んで用いた。滑稽本、妙竹林話七偏人「―も遅参に及んでは」
せつ【契】
殷いんの祖とされる人。禹うの治水を助け、帝舜から司徒に任ぜられ、のち商に封ぜられたという。
せつ【殺】
(呉音。漢音はサツ)
⇒殺の報殺の縁
せつ【摂】
摂津国せっつのくにの略。
せつ【節】
①竹・枝または骨などのふし。また、物の結合している部分。
②二十四節気のこと。また、そのうち立春・啓蟄けいちつ・清明など一つおきの節気、すなわち1年を12カ月に分けた各月の前半の称。↔中ちゅう。
③祝日。→せち(節)。
④時期。ころ。折おり。「上京の―はよろしく」
⑤物事のくぎり目。また、くぎられた部分。
㋐歌曲のふし。
㋑詩歌・文章・楽曲などの一くぎり。
㋒〔言〕文または文に近い表現で、上位の文の要素として含まれる単位。名詞節・形容詞節・副詞節などがある。
㋓商品取引所で行う立会の区分。
㋔リーグ戦などの試合日程の区切り。「第3―の全試合結果」
⑥志を守ること。みさお。「―を守る」
⑦ほどよくすること。ひかえめ。ほどあい。
⑧君命をうけた使者が帯びるしるし。中国では旄牛からうしの尾を飾った杖。「―を持つ」
⑨〔理〕(→)節点に同じ。
⑩生物分類上の階級の一つ。属と種との中間で、種をまとめるために置く。
⑪(knotが「結び目」の意であることから)船の速度の単位「ノット」の当て字。
⇒節を折る
⇒節を全うする
せつ【説】
(慣用音はゼイ)
①とかれた考え。また、それを書いた文章。「新しい―」
②うわさ。狂言、雪打合「人のいふを、誠か―かと思うたれば、これはをかしい事ぢや」
③漢文の一体。理義を解釈し、また、自分の意見を述べたもの。韓愈の師説、蘇軾の剛説など。
せつ【癤】
化膿菌が毛嚢や皮脂腺に感染することによって起こる皮膚の限局性の炎症。腫れ物。できもの。フルンケル。
ぜつ【絶】
①はなはだしいさま。「―不調」
②漢詩の絶句の略。
せつ‐あい【切愛】
深く愛すること。深く愛惜すること。
せつ‐あく【拙悪】
まずくてわるいこと。拙劣で粗悪なこと。「―な出来でき」
せつ‐あつ【折頞】
(「頞」は鼻筋の意)折れ曲がった鼻筋。醜い顔の形容に用いる。保元物語「―と鼻びせに」
ぜつあつ‐し【舌圧子】
〔医〕舌を下方に圧おすのに用いる金属性のへら。
せつ‐い【切意】
古歌・俚謡りようの類を漢詩に訳すこと。
せつ‐い【拙意】
自分の意思・意見の謙譲語。
せつ‐い【雪意】
雪が降りそうな空模様。雪模様。雪気。
せつ‐い【褻衣】
ふだんぎ。けのころも。褻服せっぷく。
せつ・い
〔形〕
苦しい。せつない。つらい。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「―・いお前のお心入れ」
ぜつ‐い【絶異】
他にぬきんでてすぐれていること。
ぜつ‐いき【絶域】‥ヰキ
遠く離れた土地。遠い外国。
せつい‐じょう【雪衣娘】‥ヂヤウ
白いオウムをいう。
せついっさい‐うぶ【説一切有部】
〔仏〕(梵語Sarvāsti-vādin)上座部から分かれた部派仏教の一派。カシミール地方およびマトゥラー地方を本拠に勢力を持った。すべての存在するものの構成要素(法)は3世にわたって実在すると説く。有部。
せつ‐いん【切韻】‥ヰン
(→)反切はんせつに同じ。
せついん【切韻】‥ヰン
中国の韻書。5巻。隋の陸法言撰。601年成る。漢字を平・上・去・入の四声しせいにより193韻に分け、唐・宋時代の韻書の基礎となった。原書は亡失したが、これを増補したいわゆる切韻系韻書が残っている。→広韻→唐韻
せつ‐いん【雪隠】
(雪竇禅師せっちょうぜんじが浙江の雪竇山霊隠寺で厠の掃除をつかさどった故事からという)便所のこと。かわや。不浄。せっちん。
ぜついん‐しんけい【舌咽神経】
延髄のオリーブ後方から出て頸静脈孔を通り舌根・咽頭に分布する神経。知覚線維のほか運動線維・副交感神経線維を含む混合神経。第9脳神経。
せつ‐えい【拙詠】
自分の作った詩歌の謙譲語。
せつ‐えい【拙影】
自分の肖像または写真の謙譲語。
せつ‐えい【設営】
駐軍の場合の諸施設を前もって準備すること。また、一般に、会場や宿泊・会合などの準備をすること。「観測基地の―」「宴会を―する」
せつ‐えつ【節鉞】‥ヱツ
(「節」は一種の標識、「鉞」はまさかり)中国で、威信を表すために天子から出征の将軍に下賜した標識つきのまさかり。
ゼツェッション【Sezession ドイツ】
(分離の意)19世紀末から、ドイツ・オーストリア各地で起こった反官展の芸術運動。古い体制を否定し、新しい展覧会組織を目指して、前衛芸術への道を拓いた。各国に波及、建築やデザインに大きな影響を与えた。分離派。セセッション。
せつ‐えん【雪冤】‥ヱン
無実の罪をすすぎ、潔白であることを明らかにすること。
せつ‐えん【節煙】
タバコをのむ量をへらすこと。
ぜつ‐えん【舌炎】
舌の炎症。舌尖・舌縁などに白色または灰白色の斑点を生じ、時に潰瘍を起こして激痛があり、発熱する。
ぜつ‐えん【絶遠】‥ヱン
きわめて遠いこと。はるかにかけはなれていること。
ぜつ‐えん【絶縁】
①縁をきること。関係を絶つこと。「―状」
②〔理〕導体間に絶縁体を挿入して、電気または熱の伝導を断つこと。
⇒ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】
⇒ぜつえん‐せん【絶縁線】
⇒ぜつえん‐たい【絶縁体】
⇒ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】
⇒ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】
⇒ぜつえん‐ゆ【絶縁油】
ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】‥レウ
導体を絶縁するために使用する物質。空気・紙・ガラス・プラスチック・磁器・雲母・油・ワニスなど。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐せん【絶縁線】
絶縁体で覆った電線。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐たい【絶縁体】
電気または熱が極めて流れにくい物体。雲母やガラスなど。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】‥カウ
絶縁された2導体間の電気抵抗。絶縁程度の良否を示す。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】‥レウ
電気絶縁性のある塗料。併せて耐熱性、たわみに強いことなどが求められる。導線の表面やコイルの間隙などに用いる。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐ゆ【絶縁油】
電気機械・器具の絶縁材料とする精製油。主として鉱物性の油を使用。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
せつ‐おん【綴音】
⇒てつおん
ぜつ‐おん【舌音】
中国音韻学の用語。五音ごいんの一つ。歯音の破裂音および鼻音をいう。
せっ‐か【石化】セキクワ
①生物の遺骸に炭酸石灰・ケイ酸などが入りこんで元の組織を置換し、硬くする作用。化石化作用。
②(→)帯化に同じ。
せっ‐か【石火】セキクワ
①燧石ひうちいしを打って出す火。源平盛衰記45「大師自ら―を敲き出して」
②短い瞬間またはすばやい動作のたとえ。「電光―」
⇒せっか‐の‐ひかり【石火の光】
せっ‐か【石貨】セキクワ
石造の貨幣。
せっ‐か【石罅】セキ‥
石のわれめ。石のすきま。
せっ‐か【折価】
代価をまけること。また、まけさせること。ねぎること。ねびき。折銭。
せっ‐か【赤化】セキクワ
(通例、赤旗を旗印とするから)社会主義化または共産主義化すること。左翼化。
せっ‐か【赤禍】セキクワ
(資本主義の立場からみていう)赤化による禍害。
せっ‐か【拙家】
自分の家の謙譲語。
せっ‐か【拙歌】
自分の歌の謙譲語。
せっ‐か【接架】
(→)開架かいかに同じ。
せっ‐か【雪加・雪下】
スズメ目ウグイス科の小鳥。草原に棲み、草の葉をクモの糸で綴り合わせて壺状の巣を作る。背面は黒褐色、腹面は黄褐色で尾を扇のように開く。一夫多妻で、雌だけが育雛。
せっか
セッカ
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
せっ‐か【雪花】‥クワ
雪片を花にたとえていう語。
⇒せっか‐さい【雪花菜】
⇒せっか‐せっこう【雪花石膏】
せっ‐か【節下】
⇒せちげ
せっ‐か【拙下】
〔代〕
わたくし。拙者。下拙。
せ‐つか【背柄】
馬などの背筋。せみね。〈倭名類聚鈔11〉
ぜっ‐か【舌禍】‥クワ
①他人の悪口・中傷などによって受けるわざわい。
②演説・講演などの内容が、法律にふれたり他人を怒らせたりして受けるわざわい。「―を招く」「―事件」↔筆禍
ぜっ‐か【絶佳】
すぐれてよいこと。すぐれて美しいこと。「風光―」
ぜっ‐か【絶家】
⇒ぜっけ
せっ‐かい【切開】
①きりひらくこと。
②治療の目的で、皮膚またはその他の組織・器官などをきりひらくこと。「―手術」
せっ‐かい【石灰】セキクワイ
(lime)生せい石灰(酸化カルシウム)、およびこれを水和して得る消しょう石灰(水酸化カルシウム)の通称。広義には石灰石(炭酸カルシウム)を含む。いしばい。
⇒せっかい‐いおう‐ごうざい【石灰硫黄合剤】
⇒せっかい‐えき【石灰液】
⇒せっかい‐か【石灰化】
⇒せっかい‐か【石灰華】
⇒せっかい‐かいめん【石灰海綿】
⇒せっかい‐がん【石灰岩】
⇒せっかい‐さつざい【石灰擦剤】
⇒せっかいしつ‐ひりょう【石灰質肥料】
⇒せっかい‐すい【石灰水】
⇒せっかい‐せき【石灰石】
⇒せっかい‐そう【石灰層】
⇒せっかい‐そう【石灰藻】
⇒せっかい‐ちっそ【石灰窒素】
⇒せっかい‐どう【石灰洞】
⇒せっかい‐にゅう【石灰乳】
⇒せっかい‐モルタル【石灰モルタル】
せっ‐かい【石階】セキ‥
石造りの階段。いしだん。
せっ‐かい【石塊】セキクワイ
石のかたまり。いしころ。
せっ‐かい【狭匙・切匙】‥カヒ
①擂鉢すりばちの内側などについたものをかき落とす具。飯杓子を縦に半折したような形のもの。うぐいす。
②一種の鉾ほこ、または薙刀なぎなたの小さなもの。〈日葡辞書〉
⇒切匙で腹を切る
せっ‐かい【雪塊】‥クワイ
雪のかたまり。
せっ‐かい【節介】
①節操を固く守り世俗に同調しないこと。
②余計な世話をやくこと。おせっかい。
せっ‐かい【説戒】
〔仏〕比丘びく・比丘尼の教団において、月に2回大衆だいしゅに戒の条目を読みあげて、犯した罪を互いに確認し懺悔すること。布薩ふさつ。
せつ‐がい【殺害】
(セツは呉音)人を殺すこと。さつがい。
せつ‐がい【雪害】
豪雪・積雪・雪崩なだれのために交通機関・農作物・構築物などが受ける被害。
ぜっ‐かい【絶海】
遠く陸地を離れた海。「―の孤島」
ぜつ‐がい【絶崖】
きりたったようにそびえる岸。きりぎし。がけ。
せっかい‐いおう‐ごうざい【石灰硫黄合剤】セキクワイ‥ワウガフ‥
農薬の一種。硫黄と石灰とを水で煮て作る殺菌殺虫剤。アルカリ性の赤褐色透明液。銹さび病・うどんこ病などの病害、ダニ類・カイガラムシ類などの防除に使用。高温では薬害が出やすく、主に寒期、越冬害虫に施される。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐えき【石灰液】セキクワイ‥
(→)石灰水または(→)石灰乳。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐か【石灰化】セキクワイクワ
〔医〕組織に石灰(炭酸カルシウム・リン酸カルシウム)が沈着すること。骨形成の生理的な過程のほか、異栄養性石灰化と石灰転移とがある。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐か【石灰華】セキクワイクワ
石灰を含む水溶液から沈殿した炭酸石灰。温泉付近に多い。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐かいめん【石灰海綿】セキクワイ‥
海綿動物の一綱。体は小形で、他の海綿類と異なり、骨片は炭酸カルシウムから成る。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐がん【石灰岩】セキクワイ‥
堆積岩の一種。炭酸カルシウムから成る動物の殻や骨格などが水底に積もって生じる。主に方解石から成り、混在する鉱物の種類によって各種の色を呈する。建築用材または石灰およびセメント製造の原料。石灰石。
石灰岩
撮影:斎藤靖二
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐さつざい【石灰擦剤】セキクワイ‥
石灰水と胡麻油・亜麻仁油などとを等量に混合した白色の液。火傷、皮膚のただれに罨法あんぽう剤として使用した。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかいしつ‐ひりょう【石灰質肥料】セキクワイ‥レウ
石灰およびそれを主成分とする肥料。間接肥料の一つ。土壌の酸性度など理化学的性質を改良するため施す。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐すい【石灰水】セキクワイ‥
水酸化カルシウム(消石灰)の水溶液。無色透明、アルカリ性反応を呈し、容易に二酸化炭素を吸収して濁る。消毒殺菌剤。石灰液。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐せき【石灰石】セキクワイ‥
(→)石灰岩に同じ。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐そう【石灰層】セキクワイ‥
炭酸カルシウムが析出・沈殿して生じる地層。灰白色をなす。誤って石灰岩層を指すこともある。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐そう【石灰藻】セキクワイサウ
多量の石灰(炭酸カルシウム)が沈着し、固い体壁をもつ藻類の一群。海産紅藻のサンゴモ類がその代表。ほかに緑藻のカサノリ類・サボテングサ類の数種がこれに当たる。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐ちっそ【石灰窒素】セキクワイ‥
炭化カルシウム(カーバイド)を熱し、窒素ガスを通じて得た黒灰色粉末。カルシウム‐シアナミド(化学式CaCN2)と炭素との混合物で、肥料に用いる。
⇒せっ‐かい【石灰】
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】
室町前期の臨済宗の僧。京都五山の学僧。土佐の人。夢窓疎石に師事。1368年(応安1)入明にゅうみん。詩は雄渾荘重で、義堂周信と並称。詩文集「蕉堅藁」のほか「絶海和尚語録」がある。(1336〜1405)






広辞苑 ページ 11055 での【○世帯を破る】単語。