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○大山を挟みて北海を超ゆたいざんをわきばさみてほっかいをこゆ🔗⭐🔉
○大山を挟みて北海を超ゆたいざんをわきばさみてほっかいをこゆ
[孟子梁恵王上]大山をかかえて北海をこえるような、人の力ではとてもできないことのたとえ。
⇒たい‐ざん【大山・太山】
たいし【舵・
】
かじ。〈倭名類聚鈔11〉
たい‐し【大旨】
大体の趣旨。大意。
たい‐し【大志】
おおきなこころざし。遠大な望み。「―を抱く」
たい‐し【大使】
①古代の使人や派遣軍の長官。遣唐大使・征東大使など。
②外交使節の上級。特命全権大使・巡回大使・臨時特派大使の類。
⇒たいし‐かん【大使館】
たい‐し【大祀】
律令制で、1カ月間潔斎して行う重要な祭祀。大嘗祭だいじょうさいが唯一、大祀であった。→中祀→小祀
たい‐し【大疵】
大きなきず。
たい‐し【太子】
①皇位を継承する皇子または王子。はるのみや。ひつぎのみこ。もうけのきみ。皇太子。東宮。皇嗣。
②中国古代の諸侯の嫡男。
③聖徳太子の略。
⇒たいし‐え【太子会】
⇒たいし‐こう【太子講】
⇒たいし‐どう【太子堂】
⇒たいし‐まげ【太子髷】
たい‐し【太史】
中国古代の官名。記録をつかさどった史官。
⇒たいし‐こう【太史公】
たい‐し【太始】
①おおもと。はじめ。
②天地の開けたはじめ。太初。
たい‐し【太師】
①周代の三公の一つ。天子の師傅しふとなる官。
②太政大臣の唐名。
たい‐し【帯紙】
物の中央に巻いて締める紙。おびがみ。
たいじ【太地】‥ヂ
和歌山県南東部、熊野灘に臨む漁港の町。日本の捕鯨発祥地として有名。
太地
撮影:的場 啓
たい‐じ【対自】
〔哲〕フュール‐ジッヒ(für sich)の訳。向自。「アン‐ジッヒ2」参照。
たい‐じ【対峙】‥ヂ
相対してそばだつこと。向きあって立つこと。「―する両軍」
たい‐じ【胎児】
哺乳類の母胎内で生育中の幼体。
たい‐じ【退治・対治】‥ヂ
①〔仏〕煩悩などの障害を滅すること。正法眼蔵随聞記2「悪しきことと知りなば、漸々ぜんぜんに―すべきなり」
②悪魔を降伏ごうぶくすること。転じて、害をなすものをうち平らげること。愚管抄1「大方の悪を―せらるる心なり」。「鬼を―する」
たい‐じ【帯磁】
(→)磁化に同じ。
だい‐し【大士】
〔仏〕(梵語mahāsattva)すぐれた人。一般に菩薩を指すが、仏や転輪王を指すこともある。
だい‐し【大史】
太政官・神祇官における主典さかんで、少史の上に位するもの。
だい‐し【大志】
衛府・検非違使けびいしの大主典だいさかん。
だい‐し【大姉】
①婦徳の備わった女の敬称。
②優婆夷うばいの敬称。
③女子の戒名の下につける語。↔居士こじ
だい‐し【大師】
①偉大なる師の意で、仏などの尊称。また、高徳の僧の敬称。
②中国・日本で朝廷から高徳の僧に賜る号。多くは諡号しごうとして賜る。日本では866年(貞観8)に始まり、天台宗の伝教(最澄)・慈覚(円仁)・智証(円珍)・慈摂(真盛)・慈眼(天海)、真言宗の弘法(空海)・道興(実慧)・法光(真雅)・本覚(益信)・理源(聖宝)・興教(覚鑁)・月輪(俊芿)、浄土真宗の見真(親鸞)・慧灯(蓮如)、曹洞宗の承陽(道元)・常済(瑩山)、臨済宗の無相(関山)・微妙(宗弼)・円明(元選)、浄土宗の円光(法然)、融通念仏宗の聖応(良忍)、時宗の円照(一遍)、黄檗宗の真空(隠元)、日蓮宗の立正(日蓮)に勅賜。
③特に弘法大師(空海)を指す。
⇒だいし‐あな【大師穴】
⇒だいし‐がゆ【大師粥】
⇒だいし‐がわら【大師河原】
⇒だいし‐こう【大師講】
⇒だいし‐ごう【大師号】
⇒だいし‐どう【大師堂】
⇒だいし‐の‐つえ【大師の杖】
⇒だいし‐よう【大師様】
⇒だいし‐りゅう【大師流】
だい‐し【台紙】
写真・図画などを貼る土台にする厚紙。「―に貼る」
だい‐し【台詞】
⇒せりふ
だい‐し【第四】
4番目。4回目。
⇒だいし‐き【第四紀】
⇒だいし‐こうとう‐がっこう【第四高等学校】
だい‐し【題詞】
①(→)題辞に同じ。
②詩歌の初めに、その詠まれた事情・趣意などを記した言葉。詞書。
だい‐し【題詩】
①物に題して詩を作ること。また、その詩。
②書物の巻頭にしるす詩。
だい‐じ【大地】‥ヂ
⇒だいち。日葡辞書「ダイヂヲウゴカス」
だい‐じ【大字】
①大形の文字。大文字。
②漢字の一・二・三などの代りに使う壱・弐・参・肆・伍・陸・漆・捌・玖・拾などの字。
⇒だいじ‐ほう【大字報】
だい‐じ【大寺】
規模の大きな寺。おおでら。大刹。
だい‐じ【大事】
①重大な事件。普通でない事。非常の事。源氏物語帚木「心に入らん人の、たのもしげなき疑ひあらんこそ―なるべけれ」。「お家の―」「―を企てる」↔小事。
②(一大事の略)出家して悟りを開くこと。徒然草「―を思ひ立たん人は」
③容易でない事。危うい事。平家物語5「修行といふはいかほどの―やらん」
④㋐かけがえのないものとして大切に扱うべきさま。大鏡時平「この三位…世の―に思ひ侍るべきものとこそ思はざりしか」。「親を―にする」「―な本」
㋑重要。肝要。「―な用件」「この点が―だ」
⇒だいじ‐な・い【大事ない】
⇒だいじ‐な・い【大事無い】
⇒大事に懸ける
⇒大事の中の小事無し
⇒大事の前の小事
⇒大事を取る
だいじ【大治】‥ヂ
(タイジとも)[河図挺佐輔]平安後期、崇徳天皇朝の年号。天治3年1月22日(1126年2月15日)改元、大治6年1月29日(1131年2月28日)天承に改元。
だい‐じ【大慈】
(仏の)大きな慈愛。
⇒だいじ‐だいひ【大慈大悲】
だい‐じ【題字】
書物や画幅などの標題の文字。
だい‐じ【題辞】
書物の巻頭や画幅などの上に記す言葉。題詞。題言。
だいし‐あな【大師穴】
炭竈の煙出し。炭竈に煙出しの穴をつくることを、弘法大師に教えられたと伝える。弘法穴。
⇒だい‐し【大師】
たいし‐いちばん【大死一番】
〔仏〕一度死んだつもりになって奮起すること。
たいし‐え【太子会】‥ヱ
(→)聖霊会しょうりょうえに同じ。
⇒たい‐し【太子】
ダイジェスト【digest】
著作物などの内容を要約すること。また、要約したもの。「―版」
だいじおん‐じ【大慈恩寺】
648年、唐の長安にのちの高宗が建てた寺。帰朝後の玄奘げんじょうが住し、翻経院を設けて仏典の翻訳の大半を行い、弟子の基きも住して法相宗を広めた。会昌(841〜846)の法難で廃絶したが、玄奘が建てた大雁塔は現存。慈恩寺。
だいし‐がゆ【大師粥】
大師講の日に調えて食べる小豆粥。智慧粥。〈[季]冬〉。→十八粥。
⇒だい‐し【大師】
だいし‐がわら【大師河原】‥ガハラ
神奈川県川崎市、多摩川南岸の地名。川崎大師に因む。
⇒だい‐し【大師】
たいし‐かん【大使館】‥クワン
特命全権大使が駐在国において公務を執行する公館。国際法上、不可侵権が認められる。職員は大使のほか、参事官・書記官・通訳官・陸海軍武官などがある。
⇒たい‐し【大使】
たい‐しき【体式】
体裁と方式。形式。
だいし‐き【第四紀】
⇒だいよんき。
⇒だい‐し【第四】
たいしき‐ちょう【太食調】‥テウ
〔音〕雅楽の唐楽の六調子の一つ。平調ひょうじょうの音を宮きゅう(主音)とする呂りょ旋の調子。
だい‐しきょう【大司教】‥ケウ
(archbishop)ローマ‐カトリック教会で司教の上の聖職。→大主教
だい‐しくう【大司空】
漢の三公の一つ。監察を任とした御史大夫を改称。後漢以後は司空と称す。
たいし‐こう【太子講】‥カウ
聖徳太子を奉賛する講。江戸時代からは大工職人らの間で盛んであった。
太子講(1)
撮影:関戸 勇
太子講(2)
撮影:関戸 勇
⇒たい‐し【太子】
たいし‐こう【太史公】
①太史の敬称。
②「史記」における司馬遷の称。
⇒たい‐し【太史】
だいし‐こう【大師講】‥カウ
①真言宗で、空海に帰依する人々の講社。
②天台大師(智顗ちぎ)の忌日11月24日に行う法会。→霜月会。
③天台宗で、最澄の忌日6月4日に行う法会。みなづき会。長講会。
④11月23日の夕から24日にかけての民間の祭。元三大師・弘法大師あるいは天台大師についての伝説を伝える土地もあるが、古い民俗行事の痕跡という。〈[季]冬〉。→大師の杖。
⇒だい‐し【大師】
だいし‐ごう【大師号】‥ガウ
大師の尊号。→大師2。
⇒だい‐し【大師】
だいし‐こうとう‐がっこう【第四高等学校】‥カウ‥ガクカウ
旧制官立高等学校の一つ。藩校啓明館の系譜をひく石川専門学校を基礎に、1887年(明治20)金沢に設立された第四高等中学校が前身。94年高等学校。1949年新制金沢大学に統合。略称、四し高。→金沢大学
⇒だい‐し【第四】
だいじざい‐てん【大自在天】
(梵語Maheśvara 摩醯首羅まけいしゅら)ヒンドゥー教のシヴァ神の異名で、万物創造の最高神。仏教に入って護法神となり、色究竟天に居住するという。その像は多く三目八臂さんもくはっぴで天冠を頂き、白牛にまたがり、三叉戟を執る。自在天。
だいしじょうこう‐ほう【大熾盛光法】‥ジヤウクワウホフ
〔仏〕密教で、熾盛光仏頂を本尊として息災・除難のために修する法。熾盛光法。
だい‐じしん【大地震】‥ヂ‥
マグニチュード7以上の地震。それより小さいものに中・小・微小などの地震がある。
だい‐しぜん【大自然】
大いなる自然。偉大な自然。
たい‐し‐た【大した】
〔連体〕
①非常な。大変な。おどろくべき。「―人数だ」「―ものだ」
②(打消を伴って)とりたてていうほどの。「―事はない」
だいじ‐だいひ【大慈大悲】
仏の広大な慈悲。楽を与えるのを慈、苦を抜くのを悲という。大慈悲。保元物語「罪ある者をもなだめ給ふ―の本誓」
⇒だい‐じ【大慈】
だいしち‐こうとう‐がっこう‐ぞうしかん【第七高等学校造士館】‥カウ‥ガクカウザウ‥クワン
旧制官立高等学校の一つ。藩校造士館の系譜に連なり、1884年(明治17)設立の鹿児島県立中学造士館が前身。一時廃校。1901年高等学校として再建。49年新制鹿児島大学に統合。略称、七高。→鹿児島大学
たい‐しつ【体質】
①からだの性質。からだのたち。「虚弱―」
②組織・団体などに深くしみこんでいる性質。「古くさい―」「企業の―を改善する」
たい‐しつ【対質】
証拠調べの一方法。刑事訴訟で、相互の証言・供述に食い違いがあるとき、これらの者を対立させて互いに弁明させること。民事訴訟でも行われる。対質尋問。
たい‐しつ【耐湿】
湿気におかされにくいこと。「―性」
たい‐しつ【退室】
その部屋から出ること。↔入室
だいじっ‐きょう【大集経】‥キヤウ
大方等だいほうどう大集経の略称。
だい‐しっこう【代執行】‥カウ
行政上の強制執行の一種。命ぜられた行為(例えば建物の除去)を、その義務者が任意に履行しないとき、行政庁自ら手を下してこれを行うか、または第三者に行わせて、義務者からその費用を徴収すること。行政代執行法(1948年制定)に規定。
たい‐し‐て【大して】
〔副〕
①(明治期の用法)大いに。非常に。
②(打消を伴って)とりあげていうほど。それほど。「―面白くない」
だい‐しと【大司徒】
①周代、地官の長。
②前漢には丞相の改称。
たいし‐どう【太子堂】‥ダウ
寺院内の聖徳太子を祀ってある堂。
⇒たい‐し【太子】
だいし‐どう【大師堂】‥ダウ
真言宗の寺院で、空海の像を安置して祀る堂。
⇒だい‐し【大師】
だいじ‐な・い【大事ない】
〔形〕
(「ない」は甚だしいの意)この上もなく大切である。立派である。浮世草子、好色敗毒散「地女にてはよほど―・いものも色里の値打ちにかけては五分には買ひにくし」
⇒だい‐じ【大事】
だいじ‐な・い【大事無い】
〔形〕
差支えない。かまわない。狂言、止動方角しどうほうがく「身どもが合点ぢやほどに―・い」
⇒だい‐じ【大事】
】
かじ。〈倭名類聚鈔11〉
たい‐し【大旨】
大体の趣旨。大意。
たい‐し【大志】
おおきなこころざし。遠大な望み。「―を抱く」
たい‐し【大使】
①古代の使人や派遣軍の長官。遣唐大使・征東大使など。
②外交使節の上級。特命全権大使・巡回大使・臨時特派大使の類。
⇒たいし‐かん【大使館】
たい‐し【大祀】
律令制で、1カ月間潔斎して行う重要な祭祀。大嘗祭だいじょうさいが唯一、大祀であった。→中祀→小祀
たい‐し【大疵】
大きなきず。
たい‐し【太子】
①皇位を継承する皇子または王子。はるのみや。ひつぎのみこ。もうけのきみ。皇太子。東宮。皇嗣。
②中国古代の諸侯の嫡男。
③聖徳太子の略。
⇒たいし‐え【太子会】
⇒たいし‐こう【太子講】
⇒たいし‐どう【太子堂】
⇒たいし‐まげ【太子髷】
たい‐し【太史】
中国古代の官名。記録をつかさどった史官。
⇒たいし‐こう【太史公】
たい‐し【太始】
①おおもと。はじめ。
②天地の開けたはじめ。太初。
たい‐し【太師】
①周代の三公の一つ。天子の師傅しふとなる官。
②太政大臣の唐名。
たい‐し【帯紙】
物の中央に巻いて締める紙。おびがみ。
たいじ【太地】‥ヂ
和歌山県南東部、熊野灘に臨む漁港の町。日本の捕鯨発祥地として有名。
太地
撮影:的場 啓
たい‐じ【対自】
〔哲〕フュール‐ジッヒ(für sich)の訳。向自。「アン‐ジッヒ2」参照。
たい‐じ【対峙】‥ヂ
相対してそばだつこと。向きあって立つこと。「―する両軍」
たい‐じ【胎児】
哺乳類の母胎内で生育中の幼体。
たい‐じ【退治・対治】‥ヂ
①〔仏〕煩悩などの障害を滅すること。正法眼蔵随聞記2「悪しきことと知りなば、漸々ぜんぜんに―すべきなり」
②悪魔を降伏ごうぶくすること。転じて、害をなすものをうち平らげること。愚管抄1「大方の悪を―せらるる心なり」。「鬼を―する」
たい‐じ【帯磁】
(→)磁化に同じ。
だい‐し【大士】
〔仏〕(梵語mahāsattva)すぐれた人。一般に菩薩を指すが、仏や転輪王を指すこともある。
だい‐し【大史】
太政官・神祇官における主典さかんで、少史の上に位するもの。
だい‐し【大志】
衛府・検非違使けびいしの大主典だいさかん。
だい‐し【大姉】
①婦徳の備わった女の敬称。
②優婆夷うばいの敬称。
③女子の戒名の下につける語。↔居士こじ
だい‐し【大師】
①偉大なる師の意で、仏などの尊称。また、高徳の僧の敬称。
②中国・日本で朝廷から高徳の僧に賜る号。多くは諡号しごうとして賜る。日本では866年(貞観8)に始まり、天台宗の伝教(最澄)・慈覚(円仁)・智証(円珍)・慈摂(真盛)・慈眼(天海)、真言宗の弘法(空海)・道興(実慧)・法光(真雅)・本覚(益信)・理源(聖宝)・興教(覚鑁)・月輪(俊芿)、浄土真宗の見真(親鸞)・慧灯(蓮如)、曹洞宗の承陽(道元)・常済(瑩山)、臨済宗の無相(関山)・微妙(宗弼)・円明(元選)、浄土宗の円光(法然)、融通念仏宗の聖応(良忍)、時宗の円照(一遍)、黄檗宗の真空(隠元)、日蓮宗の立正(日蓮)に勅賜。
③特に弘法大師(空海)を指す。
⇒だいし‐あな【大師穴】
⇒だいし‐がゆ【大師粥】
⇒だいし‐がわら【大師河原】
⇒だいし‐こう【大師講】
⇒だいし‐ごう【大師号】
⇒だいし‐どう【大師堂】
⇒だいし‐の‐つえ【大師の杖】
⇒だいし‐よう【大師様】
⇒だいし‐りゅう【大師流】
だい‐し【台紙】
写真・図画などを貼る土台にする厚紙。「―に貼る」
だい‐し【台詞】
⇒せりふ
だい‐し【第四】
4番目。4回目。
⇒だいし‐き【第四紀】
⇒だいし‐こうとう‐がっこう【第四高等学校】
だい‐し【題詞】
①(→)題辞に同じ。
②詩歌の初めに、その詠まれた事情・趣意などを記した言葉。詞書。
だい‐し【題詩】
①物に題して詩を作ること。また、その詩。
②書物の巻頭にしるす詩。
だい‐じ【大地】‥ヂ
⇒だいち。日葡辞書「ダイヂヲウゴカス」
だい‐じ【大字】
①大形の文字。大文字。
②漢字の一・二・三などの代りに使う壱・弐・参・肆・伍・陸・漆・捌・玖・拾などの字。
⇒だいじ‐ほう【大字報】
だい‐じ【大寺】
規模の大きな寺。おおでら。大刹。
だい‐じ【大事】
①重大な事件。普通でない事。非常の事。源氏物語帚木「心に入らん人の、たのもしげなき疑ひあらんこそ―なるべけれ」。「お家の―」「―を企てる」↔小事。
②(一大事の略)出家して悟りを開くこと。徒然草「―を思ひ立たん人は」
③容易でない事。危うい事。平家物語5「修行といふはいかほどの―やらん」
④㋐かけがえのないものとして大切に扱うべきさま。大鏡時平「この三位…世の―に思ひ侍るべきものとこそ思はざりしか」。「親を―にする」「―な本」
㋑重要。肝要。「―な用件」「この点が―だ」
⇒だいじ‐な・い【大事ない】
⇒だいじ‐な・い【大事無い】
⇒大事に懸ける
⇒大事の中の小事無し
⇒大事の前の小事
⇒大事を取る
だいじ【大治】‥ヂ
(タイジとも)[河図挺佐輔]平安後期、崇徳天皇朝の年号。天治3年1月22日(1126年2月15日)改元、大治6年1月29日(1131年2月28日)天承に改元。
だい‐じ【大慈】
(仏の)大きな慈愛。
⇒だいじ‐だいひ【大慈大悲】
だい‐じ【題字】
書物や画幅などの標題の文字。
だい‐じ【題辞】
書物の巻頭や画幅などの上に記す言葉。題詞。題言。
だいし‐あな【大師穴】
炭竈の煙出し。炭竈に煙出しの穴をつくることを、弘法大師に教えられたと伝える。弘法穴。
⇒だい‐し【大師】
たいし‐いちばん【大死一番】
〔仏〕一度死んだつもりになって奮起すること。
たいし‐え【太子会】‥ヱ
(→)聖霊会しょうりょうえに同じ。
⇒たい‐し【太子】
ダイジェスト【digest】
著作物などの内容を要約すること。また、要約したもの。「―版」
だいじおん‐じ【大慈恩寺】
648年、唐の長安にのちの高宗が建てた寺。帰朝後の玄奘げんじょうが住し、翻経院を設けて仏典の翻訳の大半を行い、弟子の基きも住して法相宗を広めた。会昌(841〜846)の法難で廃絶したが、玄奘が建てた大雁塔は現存。慈恩寺。
だいし‐がゆ【大師粥】
大師講の日に調えて食べる小豆粥。智慧粥。〈[季]冬〉。→十八粥。
⇒だい‐し【大師】
だいし‐がわら【大師河原】‥ガハラ
神奈川県川崎市、多摩川南岸の地名。川崎大師に因む。
⇒だい‐し【大師】
たいし‐かん【大使館】‥クワン
特命全権大使が駐在国において公務を執行する公館。国際法上、不可侵権が認められる。職員は大使のほか、参事官・書記官・通訳官・陸海軍武官などがある。
⇒たい‐し【大使】
たい‐しき【体式】
体裁と方式。形式。
だいし‐き【第四紀】
⇒だいよんき。
⇒だい‐し【第四】
たいしき‐ちょう【太食調】‥テウ
〔音〕雅楽の唐楽の六調子の一つ。平調ひょうじょうの音を宮きゅう(主音)とする呂りょ旋の調子。
だい‐しきょう【大司教】‥ケウ
(archbishop)ローマ‐カトリック教会で司教の上の聖職。→大主教
だい‐しくう【大司空】
漢の三公の一つ。監察を任とした御史大夫を改称。後漢以後は司空と称す。
たいし‐こう【太子講】‥カウ
聖徳太子を奉賛する講。江戸時代からは大工職人らの間で盛んであった。
太子講(1)
撮影:関戸 勇
太子講(2)
撮影:関戸 勇
⇒たい‐し【太子】
たいし‐こう【太史公】
①太史の敬称。
②「史記」における司馬遷の称。
⇒たい‐し【太史】
だいし‐こう【大師講】‥カウ
①真言宗で、空海に帰依する人々の講社。
②天台大師(智顗ちぎ)の忌日11月24日に行う法会。→霜月会。
③天台宗で、最澄の忌日6月4日に行う法会。みなづき会。長講会。
④11月23日の夕から24日にかけての民間の祭。元三大師・弘法大師あるいは天台大師についての伝説を伝える土地もあるが、古い民俗行事の痕跡という。〈[季]冬〉。→大師の杖。
⇒だい‐し【大師】
だいし‐ごう【大師号】‥ガウ
大師の尊号。→大師2。
⇒だい‐し【大師】
だいし‐こうとう‐がっこう【第四高等学校】‥カウ‥ガクカウ
旧制官立高等学校の一つ。藩校啓明館の系譜をひく石川専門学校を基礎に、1887年(明治20)金沢に設立された第四高等中学校が前身。94年高等学校。1949年新制金沢大学に統合。略称、四し高。→金沢大学
⇒だい‐し【第四】
だいじざい‐てん【大自在天】
(梵語Maheśvara 摩醯首羅まけいしゅら)ヒンドゥー教のシヴァ神の異名で、万物創造の最高神。仏教に入って護法神となり、色究竟天に居住するという。その像は多く三目八臂さんもくはっぴで天冠を頂き、白牛にまたがり、三叉戟を執る。自在天。
だいしじょうこう‐ほう【大熾盛光法】‥ジヤウクワウホフ
〔仏〕密教で、熾盛光仏頂を本尊として息災・除難のために修する法。熾盛光法。
だい‐じしん【大地震】‥ヂ‥
マグニチュード7以上の地震。それより小さいものに中・小・微小などの地震がある。
だい‐しぜん【大自然】
大いなる自然。偉大な自然。
たい‐し‐た【大した】
〔連体〕
①非常な。大変な。おどろくべき。「―人数だ」「―ものだ」
②(打消を伴って)とりたてていうほどの。「―事はない」
だいじ‐だいひ【大慈大悲】
仏の広大な慈悲。楽を与えるのを慈、苦を抜くのを悲という。大慈悲。保元物語「罪ある者をもなだめ給ふ―の本誓」
⇒だい‐じ【大慈】
だいしち‐こうとう‐がっこう‐ぞうしかん【第七高等学校造士館】‥カウ‥ガクカウザウ‥クワン
旧制官立高等学校の一つ。藩校造士館の系譜に連なり、1884年(明治17)設立の鹿児島県立中学造士館が前身。一時廃校。1901年高等学校として再建。49年新制鹿児島大学に統合。略称、七高。→鹿児島大学
たい‐しつ【体質】
①からだの性質。からだのたち。「虚弱―」
②組織・団体などに深くしみこんでいる性質。「古くさい―」「企業の―を改善する」
たい‐しつ【対質】
証拠調べの一方法。刑事訴訟で、相互の証言・供述に食い違いがあるとき、これらの者を対立させて互いに弁明させること。民事訴訟でも行われる。対質尋問。
たい‐しつ【耐湿】
湿気におかされにくいこと。「―性」
たい‐しつ【退室】
その部屋から出ること。↔入室
だいじっ‐きょう【大集経】‥キヤウ
大方等だいほうどう大集経の略称。
だい‐しっこう【代執行】‥カウ
行政上の強制執行の一種。命ぜられた行為(例えば建物の除去)を、その義務者が任意に履行しないとき、行政庁自ら手を下してこれを行うか、または第三者に行わせて、義務者からその費用を徴収すること。行政代執行法(1948年制定)に規定。
たい‐し‐て【大して】
〔副〕
①(明治期の用法)大いに。非常に。
②(打消を伴って)とりあげていうほど。それほど。「―面白くない」
だい‐しと【大司徒】
①周代、地官の長。
②前漢には丞相の改称。
たいし‐どう【太子堂】‥ダウ
寺院内の聖徳太子を祀ってある堂。
⇒たい‐し【太子】
だいし‐どう【大師堂】‥ダウ
真言宗の寺院で、空海の像を安置して祀る堂。
⇒だい‐し【大師】
だいじ‐な・い【大事ない】
〔形〕
(「ない」は甚だしいの意)この上もなく大切である。立派である。浮世草子、好色敗毒散「地女にてはよほど―・いものも色里の値打ちにかけては五分には買ひにくし」
⇒だい‐じ【大事】
だいじ‐な・い【大事無い】
〔形〕
差支えない。かまわない。狂言、止動方角しどうほうがく「身どもが合点ぢやほどに―・い」
⇒だい‐じ【大事】
広辞苑 ページ 11814 での【○大山を挟みて北海を超ゆ】単語。