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○血を分けたちをわけた🔗⭐🔉
○血を分けたちをわけた
親子・兄弟などの、血縁の間柄にある。
⇒ち【血】
ちん
①小さな金属製品を軽く打つときの音。
②(普通、チンと書く。初期の電子レンジの調理終了の合図の音から)電子レンジで加熱すること。「冷や飯を―して食べた」
③三味線の唱歌しょうがで、三の糸を押さえて、撥ばちで上から弾く音。
ちん【狆】
イヌの一品種。小形で体高約25センチメートル。顔は平たくしゃくれ、目は丸く大きい。体毛は絹糸状。黒と白、白と茶とのまだらが多い。中国からの品種をもとに、江戸時代に作出。愛玩用。ちんころ。
ちん【枕】
まくら。
ちん【亭】
(唐音)眺望または休憩のために庭園に設けた風雅な建物。あずまや。
ちん【珍】
①めずらしいこと。めずらしいもの。貴重。「―とするに足る」
②奇妙なこと。異様なもの。「―なことを言う」
ちん【陳】
中国の国名。
㋐春秋時代の国。嬀き姓の国。周の武王が舜の後裔を求めて陳(今の河南省淮陽県)に封じたという。前478年楚に滅ぼされた。
㋑南北朝時代の南朝最後の国。陳覇先(武帝)が梁の敬帝の禅譲を受けて創建。建康(南京)に都した。五代で隋の文帝に滅ぼされた。(557〜589)
ちん【椿】
「荘子」にみえる長寿の霊木。→大椿だいちゅん→つばき(椿)
ちん【賃】
使用料。報酬。代金。「借り―」
ちん【鴆】
①一種の毒鳥。その羽をひたした酒を飲めば死ぬという。
②(→)鴆酒に同じ。酖。
③(→)鴆毒に同じ。太平記12「―といふ恐しき毒を入れられたり」
ちん【鎮】
①中国で、
㋐北魏の頃、大軍を駐屯させた要地の称。
㋑宋代以後、県に所属する小都市の称。
㋒一地域を鎮安する軍隊またはその将。
②〔仏〕古代の諸大寺の僧職の一つ。大・中・小の別があり、三綱さんごうの上にあって庶務を処理したらしい。後に廃絶。
チン
(朝鮮語ching)韓国のゴング、鉦。
チン【chin】
下あご。あごさき。
チン【ching タイ】
タイの小型シンバル。
ちん【朕】
〔代〕
天子の自称。古く中国では一般に「われ」の意に用いたが、秦の始皇帝に至って天子に限定して用いるようになった。
ちん
〔接尾〕
人名や人を表す名詞に付けて親しみや軽い侮蔑を表す語。「やっ―」「でぶ―」「しぶ―」
ちん‐あ【沈痾】
久しくなおらない重い病。宿痾。沈痼ちんこ。万葉集5「―自哀の文」(山上憶良)
ちん‐あげ【賃上げ】
賃金の額・水準をあげること。増給。「―闘争」
ちん‐あつ【鎮圧】
①しずめおさえつけること。暴動などを威圧・鎮静すること。「暴徒を―する」
②耕地を鋤すき起こし、土を砕いてならし、地面をおさえつける作業。
⇒ちんあつ‐き【鎮圧器・鎮圧機】
⇒ちんあつ‐ばん【鎮圧板】
ちんあつ‐き【鎮圧器・鎮圧機】
①土壌を砕き地表を平坦にして固める機具。種子の発芽を促し、また、霜害を予防するために使用。
②物をおしつける器。おもし。
⇒ちん‐あつ【鎮圧】
ちんあつ‐ばん【鎮圧板】
木板を鎧戸式に連結し、これに乗って地表を摺りながら鎮圧する板。
⇒ちん‐あつ【鎮圧】
ちん‐い【珍異】
変わって珍しいこと。また、そのもの。
ちん‐いけい【沈惟敬】‥ヰ‥
⇒しんいけい
ちん‐うつ【沈鬱】
気分が沈みふさぐこと。「―な顔」
ちん‐うん【陳雲】
(Chen Yun)中国の政治家。旧名、廖陳雲・廖雲程。江蘇青浦出身。革命後、国務院副総理など、経済面の指導職を歴任。(1905〜1995)
ちん‐か【沈下】
しずみさがること。また、物をしずめること。「地盤―」
⇒ちんか‐きょう【沈下橋】
ちん‐か【珍花】‥クワ
形や色の珍しい花。また、季節初めの花。→盛花せいか→残花
ちん‐か【珍果】‥クワ
めずらしい果物。
ちん‐か【珍菓】‥クワ
めずらしい菓子。
ちん‐か【珍貨】‥クワ
めずらしい品物。
ちん‐か【鎮火】‥クワ
火事の消えて鎮まること。火事を消し鎮めること。
⇒ちんか‐さい【鎮火祭】
ちんがい‐ざい【鎮咳剤】
せきを鎮める薬剤。モルヒネ・リン酸コデインの類。
ちんか‐きょう【沈下橋】‥ケウ
河川が増水したとき水没することを想定して作られた橋。欄干が無く、水面からの高さも低い。潜水橋。潜没橋。沈没橋。
⇒ちん‐か【沈下】
ちん‐かく【珍客】
⇒ちんきゃく
ちん‐かこう【陳嘉庚】‥カウ
(Chen Jiageng)華僑の実業家。福建廈門アモイの人。長くシンガポールに住み、ゴム園経営に成功、故郷に廈門大学など多くの学校を建設。抗日民族統一戦線を支援し、1949年帰国後、人民共和国では要職を歴任。(1874〜1961)
ちんか‐さい【鎮火祭】‥クワ‥
陰暦6月・12月の晦日の夜、宮城の四方の隅で神を祭り、火災防止を祈った神事。延喜式に祝詞がある。今も各地の神社で行われる。ひしずめのまつり。ほしずめのまつり。
⇒ちん‐か【鎮火】
ちんか‐さい【鎮花祭】‥クワ‥
陰暦3月の落花の時期には疫病の流行が盛んで、これを鎮めるために行疫神ぎょうやくじんたる大神おおみわ・狭井さいの二神を祭った宮中の神事。神社でも行う。崇神天皇の時に始まるといい、平安時代に盛行。はなしずめのまつり。
ちん‐がし【賃貸し】
貸し賃を取って物を貸すこと。ちんたい。「部屋を―する」
ちん‐かせぎ【賃稼ぎ】
賃銭を取って労務に従うこと。
ちん‐カツ【賃カツ】
賃金カットの略。
ちん‐がら【珍柄】
織物などのめずらしい柄。
ちん‐からり
①金属が打ち合って響く音。
②内部に何物もないさま。からっぽ。浄瑠璃、心中天の網島「又引き出しても―、有たけこたけ引き出しても」
ちん‐からり【涼炉】
琉球から渡来した焜炉こんろの一種。略して「ちんから」とも。好色五人女5「賤の屋にありし―とやいへる物一つに、青き松葉を焼き捨て」
ちん‐がり【賃借り】
借り賃を出して物を借りること。ちんしゃく。
ちん‐がん【珍玩】‥グワン
①めずらしい玩具。
②めずらしがってもてあそぶこと。
ちん‐き【沈毅】
沈着で剛毅なこと。おちついて物事に動じないこと。沈着剛毅。「―な人格」
ちん‐き【珍奇】
めずらしく、奇妙なこと。「―な動物」
ちん‐き【珍稀】
めずらしく、まれなこと。
ちん‐き【珍貴】
めずらしく、貴重であること。
ちん‐き【珍器】
めずらしい器物。珍具。
ちん‐き【陳毅】
(Chen Yi)中国の軍人・政治家。四川楽至出身。1941年新四軍軍長代理となり、国民党のため壊滅した同軍の再建に成功。人民共和国では上海市長・国務院副総理・外交部長などを歴任。(1901〜1972)
チンキ【丁幾】
(tinctuur オランダに基づく)生薬をアルコールで浸出した液。また、化学薬品のアルコール溶液。
ちん‐きい【陳希夷】
五代・宋初の道士。名は摶たん、字は図南、号は扶揺子。河南の人。湖南の武当山で修行、のち宋の太宗に召され希夷先生と賜号。著「指玄篇」「還丹歌註」。( 〜989)
チンギス‐ハン
⇒ジンギスかん
ちん‐きゃく【珍客】
珍しい客。ちんかく。「―を迎える」
ちん‐きょう【聴叫】‥ケウ
(チンは唐音)禅寺で、住職の命令を諸寮に伝える童子。聴呼ちんこ。
ちんぎょ‐らくがん【沈魚落雁】
(「荘子」に、人間が見て美しいと思う人でも魚や鳥はこれを見て恐れて逃げるとあるのを、後世、魚や鳥も恥じらってかくれる意に転用して)美人の容貌のすぐれてあでやかなこと。→羞花閉月しゅうかへいげつ
ちん‐きん【沈金】
漆塗の面に模様を線彫し、その彫溝に漆を摺り込み金箔などを付着させる技法。室町時代に中国から伝来し、琉球で盛行。石川県輪島市などが産地として有名。沈金彫。→鎗金そうきん→輪島塗。
⇒ちんきん‐ぼり【沈金彫】
ちん‐きん【珍禽】
めずらしい鳥。
ちん‐きん【賃金】
①⇒ちんぎん。
②〔法〕民法上、(→)借賃に同じ。
ちん‐ぎん【沈吟】
①しずかに口ずさむこと。
②深く考えこむこと。うれえなげくこと。
ちん‐ぎん【沈銀】
沈金彫の一種。金箔の代りに銀箔を用いたもの。
ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
(wage)労働者が労働を提供することによって受け取る報酬。労働力の価値を貨幣で表したもの。労銀。賃銭。
⇒ちんぎん‐かくさ【賃金格差】
⇒ちんぎん‐カット【賃金カット】
⇒ちんぎん‐ききん‐せつ【賃金基金説】
⇒ちんぎん‐けいたい【賃金形態】
⇒ちんぎん‐しすう【賃金指数】
⇒ちんぎん‐すいじゅん【賃金水準】
⇒ちんぎん‐たいけい【賃金体系】
⇒ちんぎん‐てっそく【賃金鉄則】
⇒ちんぎん‐どれい【賃金奴隷】
⇒ちんぎん‐ベース【賃金ベース】
⇒ちんぎん‐ろうどう【賃金労働】
⇒ちんぎん‐ろうどうしゃ【賃金労働者】
ちんぎん‐かくさ【賃金格差】
職種・勤続年数・年齢・学歴・性別・産業・企業規模などの違いによる賃金の差。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐カット【賃金カット】
業績不振やストライキ中などの理由で賃金を差し引くこと。賃カツ。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐ききん‐せつ【賃金基金説】
イギリス古典学派、特にJ.S.ミルの唱えた賃金学説。ある社会で、労働者の賃金にあてられる基金は一定であり、労働者全体の受取総額は固定されているとするもの。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐けいたい【賃金形態】
賃金の支払形態。基本的な形態は時間賃金(時間給)と個数賃金(出来高給)。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐しすう【賃金指数】
賃金水準の変動を示すための指数。過去のある時期を基準とし、その時期の賃金を100として、他の時期の賃金がこれに比較して2倍ならば200というふうに表す。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐すいじゅん【賃金水準】
国・産業・職業・企業など一定の条件を具えた労働者の賃金の平均的な高さ。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐たいけい【賃金体系】
賃金を決定する諸要素の組合せ。基本給や諸手当を支払う基準、およびこれらの賃金諸項目の関係を総括するもの。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐てっそく【賃金鉄則】
リカードの賃金論のこと。1863年ラサールが名付けた。賃金の上昇・下落と人口との間には一定の関係があり、賃金水準は結局は労働者の最低生活水準で決まり、労働者は資本主義制度が続く限り悲惨と貧困とから免れ得ないとした。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐どれい【賃金奴隷】
(wage slave)資本主義下の賃金労働者を奴隷にたとえていった語。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐ベース【賃金ベース】
企業別または産業別・地域別に、賃金支払総額をそこに働く労働者の総数で割ったもの。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんきん‐ぼり【沈金彫】
(→)沈金に同じ。通言総籬つうげんそうまがき「―の机に」
⇒ちん‐きん【沈金】
ちんぎん‐ろうどう【賃金労働】‥ラウ‥
⇒ちんろうどう。
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちんぎん‐ろうどうしゃ【賃金労働者】‥ラウ‥
賃労働をする人。プロレタリア。→賃労働
⇒ちん‐ぎん【賃金・賃銀】
ちん‐く【珍句】
①めずらしい句。まれに見る句。
②奇異な句。珍妙な句。
ちん‐くしゃ【狆くしゃ】
狆がくしゃみをしたような顔。不美人の形容。
チンク‐ゆ【チンク油】
(zinc oxide oil)同量の酸化亜鉛と植物油(主にオリーブ油)とを混和したもの。収斂しゅうれん作用があり、皮膚の急性炎症に使う。
ちん‐ぐるま【稚児車】
(チゴグルマの転)バラ科の落葉小低木。代表的な高山植物。雪どけ後の湿地などに大群落を作る。高さ約10センチメートル。7〜8月頃、先端に白花を1個ずつつける。果実となっても花柱が残って長く延び、これが車輪状に多数集まる。
ちんぐるま
チングルマ(花)
提供:OPO
チングルマ(実)
提供:OPO
ちんけ
(さいころばくちで一の目を「ちん」ということから)貧相なさま。器量の小さいさま。「―なことをするな」
ちん‐げい【珍芸】
めったに見られない珍しい芸。一風変わっていておもしろい芸。「―を披露する」
ちんけい‐ざい【鎮痙剤】
痙攣けいれんをしずめる薬剤。
ちん‐けいじゅ【陳継儒】
明代の文人。江蘇華亭(現在の上海)の人。字は仲醇、号は眉公。詩文書画にすぐれ、隠者として暮らす一方で、数多くの書物を編纂出版。(1558〜1639)
チンゲンサイ【青梗菜】
(中国語)中国野菜の一品種。パクチョイのうち、葉柄が緑色になるもの。
ちん‐げんぴん【陳元贇】
(本来はチンゲンインとよむ)明の詩人・陶工。字は義都、既白山人と号。1619年(元和5)乱を避けて来日、名古屋藩主徳川義直に仕える。僧元政と交わり、拳法にも秀でた。名古屋で没。(1587〜1671)→元贇焼
ちんこ
①体の非常に小さい人。こども。
②(幼児語)陰茎。ちんちん。ちんぼこ。
⇒ちんこ‐しばい【ちんこ芝居】
ちん‐ご【陳呉】
陳勝呉広ちんしょうごこうの略。
ちん‐ご【鎮護】
しずめまもること。乱を鎮め国を護ること。宴曲集2「―の道場頼みあり」
⇒ちんご‐こっか【鎮護国家】
ちん‐こう【沈降】‥カウ
①しずみくだること。沈下。
②よどむこと。沈殿。
⇒ちんこう‐かいがん【沈降海岸】
⇒ちんこう‐はんのう【沈降反応】
ちん‐こう【珍肴】‥カウ
めずらしいさかな。めずらしいごちそう。
ちんこう【鎮江】‥カウ
(Zhenjiang)中国、江蘇省南西部の都市。大運河と長江の交点に位置し、対岸の揚州と並んで江南地方の物資の集散地として繁栄。近年工業が盛ん。古称は朱方・京口。人口69万6千(2000)。
ちんこう‐かいがん【沈降海岸】‥カウ‥
地盤の沈降によって生じたと考えられる海岸。多くは海面の上昇によって生じたものとの判別が難しい。沈水海岸。
⇒ちん‐こう【沈降】
ちん‐こうじゅ【陳洪綬】
明末の画家。字は章侯。号は老蓮。浙江諸曁しょきの人。仏画・人物画に優れ、デフォルメされた形態と描線が特徴。崔子忠と並び「南陳北崔」と称された。(1599〜1652)
ちん‐こうはく【陳公博】
(Chen Gongbo)中国の政治家。広東省南海生れ。北京大学・コロンビア大学に学ぶ。国民党・国民政府の要職を歴任。1940年汪兆銘を首班とする政権に加わり、第二次大戦後漢奸として逮捕・処刑。(1892〜1946)
ちんこう‐はんのう【沈降反応】‥カウ‥オウ
〔医〕試験管内で可溶性の抗原と抗体が結合して沈降物をつくる反応。特異性が高く、免疫の抗原や抗体の定性・定量に利用される。
⇒ちん‐こう【沈降】
ちん‐こ‐きり【賃粉切】
手間賃を取って煙草の葉を刻むこと。また、その業者。洒落本、辰巳婦言「庖丁を引ツたくられた―か」
ちんご‐こっか【鎮護国家】‥コク‥
仏法によって国家を鎮定し守護すること。このために法華経・金光明経・仁王般若経などを読誦し、また種々の修法を行う。
⇒ちん‐ご【鎮護】
ちんこ‐しばい【ちんこ芝居】
江戸時代から明治初年まで行われた子供芝居。
⇒ちんこ
ちん‐こつ【砧骨】
⇒きぬたこつ
ちん‐ころ
①狆ちん。
②小犬。犬の子。
ちん‐こん【鎮魂】
①魂をおちつけしずめること。たましずめ。
②死者の魂をなぐさめしずめること。
⇒ちんこん‐か【鎮魂歌】
⇒ちんこん‐きしん【鎮魂帰神】
⇒ちんこん‐さい【鎮魂祭】
⇒ちんこん‐ミサきょく【鎮魂ミサ曲】
ちんこん‐か【鎮魂歌】
①死者の魂をなぐさめしずめるための歌。
②⇒たましずめのうた。
⇒ちん‐こん【鎮魂】
ちんこん‐きしん【鎮魂帰神】
精神をしずめて無念無想となり、一切をささげて神明に帰依すること。
⇒ちん‐こん【鎮魂】
ちんこん‐さい【鎮魂祭】
①⇒たましずめのまつり。
②神葬で、死者の魂を鎮める祭典。
⇒ちん‐こん【鎮魂】
ちんこん‐ミサきょく【鎮魂ミサ曲】
「レクイエム2」参照。
⇒ちん‐こん【鎮魂】
ちん‐ざ【鎮座】
①神霊がその地に鎮まりいること。
②転じて、人や物がどっかりと座を占めることをからかっていう語。「団子鼻が顔のまんなかに―している」
ちん‐さい【鎮祭】
諸神を鎮め固めるための祭儀。
ちん‐さげ【賃下げ】
賃金の切り下げ。減給。
ちん‐ざしき【亭座敷】
あずまや風に作った座敷。
ちん‐さつ【鴆殺・酖殺】
鴆毒を飲ませて殺すこと。毒殺。
ちんざん【椿山】
⇒つばきちんざん(椿椿山)
ちん‐し【沈子】
釣針や網を沈めるのに用いる漁具部材。鉛・鉄・陶器などでつくる。おもり。しずみ。いわ。
ちん‐し【沈思】
おもいにしずむこと。深く考えこむこと。
⇒ちんし‐もっこう【沈思黙考】
ちん‐し【鎮子】
(チンジとも)室内の敷物・帷帳いちょうなどがあおられないように、おさえるおもし。軸物の風鎮もその一つ。ちんす。
ちん‐じ【珍事】
①珍しいこと。「前代未聞の―」
②おもいがけないできごと。一大事。椿事。
⇒ちんじ‐ちゅうよう【珍事中夭】
ちん‐じ【椿事】
意外の出来事。非常の事件。珍事。尾崎紅葉、阿蘭陀芹「如何なる―を惹起さうも知れぬと」
ちん‐しごと【賃仕事】
賃銭をとってする手仕事。
ちんじ‐さい【鎮地祭】‥ヂ‥
伊勢神宮で、式年造営前、大宮地の神に対して工程の無事完了を祈願する祭。
ちんじ‐ちゅうよう【珍事中夭】‥エウ
(「珍事中庸」とも書く)
①非常な災難。義経記2「―にあふ事つねの事なり」
②珍しいこと。
⇒ちん‐じ【珍事】
ちん‐しどう【陳師道】‥ダウ
北宋の詩人。字は履常りじょう・無己。号は後山居士。彭城(江蘇省徐州)の人。詩は杜甫を尊重し、黄庭堅とともに江西詩派の祖とされる。著「後山居士文集」。(1053〜1101)
ちん‐しま【賃縞】
賃仕事として内職に織る木綿縞織物。
ちんし‐もっこう【沈思黙考】‥モクカウ
黙って深くじっくりと考えること。
⇒ちん‐し【沈思】
ちん‐しゃ【枕藉】
互いを枕にしてよりかかり、相重なって臥すこと。
ちん‐しゃ【陳謝】
①わけをのべてあやまること。「深く―致します」
②礼を言うこと。
チンジャオロース【青椒肉絲】
(中国語)中国料理の一つ。ピーマン・牛肉を細切りにして炒め、オイスター‐ソースなどで調味したもの。
ちん‐しゃく【賃借】
〔法〕賃貸借契約に基づいて目的物の使用・収益をすること。
⇒ちんしゃく‐けん【賃借権】
⇒ちんしゃく‐にん【賃借人】
ちんしゃく‐けん【賃借権】
賃貸借契約に基づいて賃借人が有する債権、すなわち賃貸人に対して目的物を使用・収益させるよう請求しうる権利。
⇒ちん‐しゃく【賃借】
ちんしゃく‐にん【賃借人】
賃貸借の当事者たる借り主。
⇒ちん‐しゃく【賃借】
ちんしゃ‐ち【沈砂池】
(チンサチとも)水道・用水・発電などのために河川から水を取り入れる場合、流入した土砂を沈殿させるための人工池。
ちん‐しゅ【沈朱】
沈金彫の一種。金箔の代りに朱漆を用いたもの。
ちん‐しゅ【珍種】
珍しい種類。珍しい品種。「蘭の―」
ちん‐しゅ【鴆酒・酖酒】
鴆毒をまぜた酒。毒酒。
ちん‐じゅ【陳寿】
西晋の歴史家。字は承祚。四川安漢の人。中国正史の一つである「三国志」のほか、「益都耆旧伝」などの著がある。(233〜297)
ちん‐じゅ【椿寿】
[荘子逍遥遊「上古に大椿なる者有り、八千歳を以て春と為なし、八千歳を以て秋と為す」]長寿。長命。椿齢。→大椿だいちゅん。
⇒ちんじゅ‐き【椿寿忌】
ちん‐じゅ【鎮守・鎮主】
①兵士を駐在させて、その地を鎮め守ること。
②その地を鎮め守る神。また、その社。
⇒ちんじゅ‐しゃ【鎮守社】
⇒ちんじゅ‐の‐かみ【鎮守の神】
⇒ちんじゅ‐の‐もり【鎮守の杜】
⇒ちんじゅ‐の‐やしろ【鎮守の社】
⇒ちんじゅ‐ふ【鎮守府】
⇒ちんじゅふ‐しょうぐん【鎮守府将軍】
ちん‐しゅう【珍羞】‥シウ
(「羞」は食物をすすめる意)めずらしくてうまい食物。珍膳。
ちん‐じゅう【珍什】‥ジフ
めずらしい什器。珍器。
ちん‐じゅう【珍獣】‥ジウ
数が少なく、外見や生態が珍しいけもの。
ちんじゅ‐き【椿寿忌】
俳人高浜虚子の忌日。〈[季]春〉→虚子忌
⇒ちん‐じゅ【椿寿】
ちんじゅ‐しゃ【鎮守社】
仏寺の鎮守のために建てた神社。地主の神。
⇒ちん‐じゅ【鎮守・鎮主】
ちん‐じゅつ【陳述】
①意見などを口頭で述べること。特に、訴訟当事者または訴訟関係人が、裁判所に対し、その係争事件について口頭または書面で述べること。
②言語表現において、個々の語の内容を統合し、具体的な表現として成り立たせる作用。山田孝雄の用語から一般化したが、学説により定義は異なる。
⇒ちんじゅつ‐しょ【陳述書】
⇒ちんじゅつ‐ふくし【陳述副詞】
ちんじゅつ‐しょ【陳述書】
民事訴訟において、当事者本人または証人の言い分を書面にして裁判所に提出するもの。
⇒ちん‐じゅつ【陳述】
ちんじゅつ‐ふくし【陳述副詞】
陳述に一定の意味の語が来るように作用する副詞。「決して(ない)」「たぶん(だろう)」「まるで(ようだ)」の類。
⇒ちん‐じゅつ【陳述】
ちんじゅ‐の‐かみ【鎮守の神】
一国・王城・院・城内・土地・寺院・邸宅・氏などを鎮護する神。
⇒ちん‐じゅ【鎮守・鎮主】
ちんじゅ‐の‐もり【鎮守の杜】
鎮守の社の境内にある森。
⇒ちん‐じゅ【鎮守・鎮主】
ちんじゅ‐の‐やしろ【鎮守の社】
土地の鎮守の神をまつった社。
⇒ちん‐じゅ【鎮守・鎮主】
ちんじゅ‐ふ【鎮守府】
①古代、蝦夷えぞを鎮圧するために陸奥国むつのくにに置かれた官庁。初め多賀城に置き、後に胆沢いさわ城などに移した。
②明治以後、各海軍区の警備・防御、所管の出征準備に関することをつかさどり、所属部隊を指揮監督した海軍の機関。横須賀・呉・佐世保・舞鶴の各軍港に置いた。
⇒ちん‐じゅ【鎮守・鎮主】
ちんじゅふ‐しょうぐん【鎮守府将軍】‥シヤウ‥
古代、鎮守府の長官。その下に、副将軍・権副将軍・将監(のち軍監)・将曹(のち軍曹)・弩師どし・医師・陰陽師各一人を置いた。鎮東将軍。
⇒ちん‐じゅ【鎮守・鎮主】
ちん‐しょ【珍書】
めずらしい書籍。珍本。
ちん‐しょ【砧杵】
きぬたとそれを打つ槌つち。きぬたを打つ槌、またはそれを打つ音。
ちん‐しょ【鎮所】
兵士がその土地をしずめ守るために駐在する所。鎮守府。
ちんじょ【陳書】
二十四史の一つ。南朝の陳の史書。唐の姚思廉ようしれんが太宗の勅命を奉じて撰し、636年成る。北宋の仁宗がこれを曾鞏そうきょうらに校訂させて刊行。本紀6巻、列伝30巻。
ちん‐しょう【沈床】‥シヤウ
木・コンクリートで枠を作り、その中に石を詰めて沈設した工作物。堤防や護岸工事などの基礎や根固めとして用いる。
ちん‐しょう【沈鐘】
淵や池や沼の底に沈んでいるという伝説の鐘。
⇒ちんしょう‐でんせつ【沈鐘伝説】
ちん‐しょう【陳勝】
秦滅亡のきっかけをつくった反乱の指導者。字は渉。陽城(河南)の人。地主の雇い人であったが、前209年、呉広(陽夏(河南)の人、字は叔)と共に秦に叛し自立して楚王と称したが、秦軍に敗れ、呉広にあいつぎ部下に殺された。( 〜前209)
⇒ちんしょう‐ごこう【陳勝呉広】
ちん‐じょう【枕上】‥ジヤウ
①枕のほとり。まくらもと。
②枕をしている状態。
ちん‐じょう【陳状】‥ジヤウ
①意見などを述べた文書。
②中世、訴人(原告)の訴状に対して論人(被告)の提出した答弁書。
③歌合の判定についての不服を判者に申し立てる書状。
ちん‐じょう【陳情】‥ジヤウ
①実情を述べること。心事を述べること。
②実情を述べて、公的機関に善処を要請すること。「―団」
⇒ちんじょう‐ひょう【陳情表】
ちん‐しょうう【陳紹禹】‥セウ‥
(Chen Shaoyu)中国の政治家。安徽六安の人。別名、王明。モスクワ留学中に中国共産党に加入。1931年党総書記。親ソ派として終始毛沢東と対立、モスクワで死去。(1907〜1974)
ちんしょう‐ごこう【陳勝呉広】‥クワウ
(ともに兵を挙げて秦滅亡の端を開いたからいう)ある事のさきがけをすること。また、その人。陳呉。
⇒ちん‐しょう【陳勝】
ちんしょう‐でんせつ【沈鐘伝説】
伝説の一類型。鐘を霊物とし、水界を支配する主と密接な関係を有すると考え、池沼・湖海などに多い。日本では諸所にある「鐘ヶ淵」は、普通にこの伝説を持っているが、俵藤太の竜宮の鐘を奪う伝説が最も著名。
⇒ちん‐しょう【沈鐘】
ちんじょう‐ひょう【陳情表】‥ジヤウヘウ
晋の李密の作。武帝が太子晋の洗馬(太子に奉仕する官名)に任じようとした時、祖母劉氏が90歳余で侍養する者がないために拝辞した上奏文。読む者を感泣させ、古く諸葛孔明の「出師表すいしのひょう」と並称。
⇒ちん‐じょう【陳情】
ちんじょう‐ようがん【枕状溶岩】‥ジヤウ‥
⇒まくらじょうようがん
ちん‐しょく【陳寔】
後漢の地方官。字は仲弓。潁川えいせん許(河南)の人。県吏となり、累進して太丘県長となり、徳をもって治める。盗賊が入って梁上に隠れた時、子弟を訓戒し、「梁上の君子を見よ」といって盗賊を悔悟させた逸話は有名。(104〜187)
ちん‐す【鎮子】
⇒ちんし
ちん・ず【鎮ず】
〔他サ変〕
騒ぎなどをしずめる。霊魂などをなぐさめ安らかにする。今昔物語集14「身を固め―・じて居たりけるに」
ちん‐すい【沈水】
①水に沈むこと。
②(堅く重くて水に沈むからいう)沈香じんこうの木。
⇒ちんすい‐かいがん【沈水海岸】
⇒ちんすい‐しょくぶつ【沈水植物】
⇒ちんすい‐よう【沈水葉】
ちん‐すい【沈酔】
酒に酔いつぶれること。古今著聞集18「康光すでに―に及べり」
ちんすい‐かいがん【沈水海岸】
(→)沈降海岸に同じ。
⇒ちん‐すい【沈水】
ちんすい‐しょくぶつ【沈水植物】
体の全部が水中にあり固着生活をする植物。フサモ・キンギョモなど。水中植物。→水生植物。
⇒ちん‐すい【沈水】
ちん‐すいへん【陳水扁】
(Chen Shuibian; Ch‘ên Shui-pien)台湾の政治家。台南生れ。台湾大学卒業後、弁護士として活動。1994年初の民選台北市長、2000年中華民国総統。(1951〜)
ちんすい‐よう【沈水葉】‥エフ
(→)水葉に同じ。
⇒ちん‐すい【沈水】
ちん‐すごう【陳子昂】‥ガウ
初唐の詩人。字は伯玉。梓州射洪(四川射洪)の人。質朴で慷慨の気に富む詩を作り、盛唐詩の先駆と評される。則天武后の時、右拾遺うしゅういとなる。著「陳伯玉文集」。(661?〜702?)
ちん・ずる【陳ずる】
〔他サ変〕[文]陳ず(サ変)
①口頭で述べる。
②言い張る。主張する。釈明する。
③嘘を言う。浄瑠璃、出世景清「真直に申せ、少しも―・ぜば拷問せん」
ちん‐せい【沈静】
おちついてしずかなこと。気勢がしずまること。「インフレが―する」
ちん‐せい【陳誠】
(Chen Cheng)中国の軍人。浙江青田の人。国民政府の軍政部長・参謀総長などを歴任。国共内戦で敗退後、台湾で行政院長・副総統。(1896〜1965)
ちん‐せい【鎮星】
五星の一つ。土星の漢名。填星てんせい。
ちん‐せい【鎮静】
騒ぎ・気持などがしずまってしずかなこと。また、しずめおちつかせること。「興奮を―する」
⇒ちんせい‐ざい【鎮静剤】
ちん‐ぜい【鎮西】
(743〜745年、大宰府を鎮西府と改称したからいう)九州の称。
⇒ちんぜい‐しゅご【鎮西守護】
⇒ちんぜい‐だんぎしょ【鎮西談議所】
⇒ちんぜい‐たんだい【鎮西探題】
⇒ちんぜい‐は【鎮西派】
⇒ちんぜい‐はちろう【鎮西八郎】
⇒ちんぜい‐ふ【鎮西府】
⇒ちんぜい‐ぶぎょう【鎮西奉行】
ちんせい‐ざい【鎮静剤】
神経作用を鎮静するための薬剤。中枢抑制作用のあるバルビタールなど。かつては臭素剤・吉草根きっそうこんなどが用いられた。
⇒ちん‐せい【鎮静】
ちんぜい‐しゅご【鎮西守護】
(→)鎮西奉行に同じ。
⇒ちん‐ぜい【鎮西】
ちんぜい‐だんぎしょ【鎮西談議所】
鎌倉幕府の機関。蒙古襲来にそなえて九州御家人の関東への参訴を禁じたのに対応し、現地で訴訟を処理報告させるため博多に設置。1286年(弘安9)から鎮西探題発足まで存続。
⇒ちん‐ぜい【鎮西】
ちんぜい‐たんだい【鎮西探題】
鎌倉幕府が博多に置いた統治機関。九州および壱岐・対馬二島の軍事・警察・裁判をつかさどり、辺海警備にあたった。1293年(永仁1)北条兼時を遣わしたのに始まる。
⇒ちん‐ぜい【鎮西】
ちんぜい‐は【鎮西派】
浄土宗五流の一派。京都知恩院を総本山とし、念仏往生を正業とするとともに諸行往生をも認める。法然の弟子で九州に布教した聖光房弁長を祖とする。現在の浄土宗はこの流れをくむ。
⇒ちん‐ぜい【鎮西】
ちんぜい‐はちろう【鎮西八郎】‥ラウ
源為朝みなもとのためともの通称。
⇒ちん‐ぜい【鎮西】
ちんぜい‐ふ【鎮西府】
743年(天平15)大宰府を改称した九州統督の府。将軍ほかの職員があった。745年大宰府復置により廃止。
⇒ちん‐ぜい【鎮西】
ちんぜい‐ぶぎょう【鎮西奉行】‥ギヤウ
鎌倉幕府が設けた統治機関。また、その長の呼称。1185年(文治1)天野遠景が初めてこれに任ぜられ、九州地方の管理・成敗をつかさどった。のち鎮西談議所の、ついで鎮西探題の一環となる。
⇒ちん‐ぜい【鎮西】
ちん‐せき【沈積】
水中にある物質が水底に沈みつもること。堆積たいせき。
⇒ちんせき‐がん【沈積岩】
ちん‐せき【枕席】
(まくらとしきものの意)寝具。ねどこ。
⇒枕席に侍る
ちん‐せき【珍籍】
めずらしい書籍。珍書。
ちんせき‐がん【沈積岩】
(→)堆積岩に同じ。
⇒ちん‐せき【沈積】
ちんせき‐そうりゅう【枕石漱流】‥リウ
「石に枕し流れに漱くちすすぐ」に同じ。→石いし(成句)



広辞苑 ページ 12976 での【○血を分けた】単語。