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○針刺すばかりはりさすばかり🔗🔉

○針刺すばかりはりさすばかり 針をやっと刺せるほど狭いこと。宇治拾遺物語15「その子孫、世に―の所をしらず」 ⇒はり【針】 ばり‐ざんぼう罵詈讒謗‥バウ 悪口をあびせ、口ぎたなく相手をののしること。「―を浴びせる」 はり‐し針師】 針を製造する人。 はり‐し張師】 ばくちをうつ人。歌舞伎、韓人漢文手管始「―と見へる」 はり‐し鍼師(→)鍼医はりいに同じ。 パリジェンヌParisienne フランス】 パリ生れの女性。 はり‐しごと針仕事】 裁縫。縫い物。「夜なべの―」 はり‐した針下】 (針は馬の血を取る道具)獣医の担当区域。 ハリジャンharijan ヒンディー「不可触民」参照。 パリジャンParisien フランス】 パリ生れの男性。パリ市民。パリっ子。 はり‐しょうが針生姜‥シヤウ‥ ショウガを針のように細くきざんだもの。和え物などの天盛り、汁物の吸口などに用いる。 パリ‐じょうやくパリ条約‥デウ‥ ①1763年、七年戦争の終結に際してイギリスとフランス・スペインとの間に成立した講和条約。イギリスはカナダ・フロリダなどを取得。 ②1783年、アメリカ独立戦争を終結させた条約。イギリスはアメリカ合衆国の独立を承認。 ③ナポレオンがライプチヒで敗れた後、1814年、フランスと対仏大同盟諸国との間に締結された条約。第1回パリ講和条約。 ④ナポレオンの百日天下後、1815年に締結された条約。フランスの国境を画定。第2回パリ講和条約。 ⑤1856年、クリミア戦争を終結させた対露講和条約。ドナウ川の自由航行、オスマン帝国の領土保全などを承認。 ⑥1883年、工業所有権を国際的に保護するために締結された条約。万国工業所有権保護同盟条約。 ⑦1898年、米西戦争を終結させた講和条約。キューバの独立、フィリピンのアメリカへの割譲などを決定。 はり‐す鉤素】 釣具の一種。錘おもりの下から釣鉤までの間に使用する糸。なるべく魚の目につかない細いナイロン・天蚕糸てぐす・馬尾毛ばすなどを用いる。 はり‐す玻璃珠】 水晶の玉。ガラスのたま。 ハリスTownsend Harris】 アメリカの外交官。1856年(安政3)最初の駐日総領事、のち公使。幕府との間に日米修好通商条約・貿易章程を締結。著「日本滞在記」。(1804〜1878) パリスParis】 ギリシア神話で、トロイアの王子。プリアモスの子。アテナ・ヘラ・アフロディテ3女神の美貌争いの審判をした。スパルタ王妃ヘレネを奪って妻としたので、トロイア戦争が起こったという。 パリスGaston Paris】 フランスの中世学者。ドイツ文献学を採り入れて19世紀実証主義文献学の基礎を定めた。著「シャルルマーニュ詩史」など。(1839〜1903) はりすい‐いし針吸石‥スヒ‥ 磁石の異称。〈書言字考節用集〉 バリスカン‐ぞうざん‐うんどうバリスカン造山運動‥ザウ‥ (ドイツの古代民族Varisci ラテンの名に因む)古生代の終り頃に北大西洋岸で起こった造山運動。これにより、ヨーロッパではイギリス南端からフランス・ドイツにかけて褶曲しゅうきょく山脈ができた。 はり‐すじ針筋‥スヂ ①針で縫う筋目。 ②磁石の針の指す方。 バリスターvaristor】 電圧が増すと急速に抵抗が減少する半導体抵抗素子。 ハリストスKhristos ロシア(→)キリストのこと。 ⇒ハリストス‐せいきょうかい【ハリストス正教会】 ハリストス‐せいきょうかいハリストス正教会‥ケウクワイ 東方正教会系教会の日本での呼称。→東方正教会→日本ハリストス正教会 ⇒ハリストス【Khristos ロシア】 はり‐すり針磨り】 針の製造を業とする人。針師。〈日葡辞書〉 はり‐すり榛摺】 榛はりの樹皮で布を染めること。また、その布。榛木染はりのきぞめ。天武紀「―の御衣三具」 はり‐せんぼん針千本】 ①ハリセンボン科の海産の硬骨魚。全長約30センチメートルで、体は卵形。体表は鋭く長いとげでおおわれ、濃褐色の斑紋が散在。熱帯・温帯に分布。ふぐ提灯ちょうちんや飾りものにする。沖縄ではアバサーと称し食用。ハリフグ。スズメフグ。 はりせんぼん ハリセンボン 提供:東京動物園協会 ②クモガニ科のカニ。甲は細長い洋梨形で、左右の額角がっかくが中央部で合わさる。甲、歩脚一面が細い刺とげで覆われる。本州中部以南の浅海砂泥底にすむ。 ③(山陰・北陸地方で)12月8日のこと。冬の北西季節風による海荒れの際、1が海浜に波で打ち上げられるのでいう。この日針供養をする。 はり‐そ張訴・貼訴】 江戸時代、老中邸または役所の門前などに訴状をひそかに貼っておいたこと。 ばり‐ぞうごん罵詈雑言‥ザフ‥ 口ぎたない、ののしりの言葉。「―を浴びせる」 はり‐た墾田】 新たに開墾した田。孝徳紀「―の頃畝」 パリ‐だいがくパリ大学】 (Université de Paris フランス)パリにあるフランス最古の国立大学。起源は12世紀にさかのぼり、ヨーロッパ中世大学の典型。神学寮に発祥。19世紀以後総合大学として発展。1968年大学改革により13の大学に分割・再編。→パリ(図)→ソルボンヌ はり‐だいこ張太鼓】 革を張った太鼓。狂言、張蛸「張蛸ではない、―でおりやる」→締しめ太鼓 はり‐たお・す張り倒す・撲り倒す‥タフス 〔他五〕 平手で打って倒す。なぐりたおす。 パリ‐ダカール‐ラリー (Le rallye Dakar フランス)主にサハラ砂漠を走行する、自動車とオートバイのラリー。総走行距離は1万数千キロメートル。1979年開始。当初はフランスのパリから出発し、セネガルのダカールがゴールであったが、近年はほぼ毎年コースが変わる。パリ‐ダカ。 はり‐だくみ張工(→)経師屋きょうじやのこと。 はり‐だこ張蛸】 張りひろげて乾燥させた蛸。狂言、張蛸「何を―ぢやと云うて売つてやらう物がない」 はり‐だし張出し】 ①外側へ出っぱらせること。また、そのもの。特に建築でいう。 ②広く示すための張り紙。張り札。貼出し。 ③相撲で、三役以上の同じ地位に三人以上の力士が並ぶとき、三人目以下を番付の欄外に記すこと。また、その記された力士。「―大関」 ④江戸時代、女の結髪に両鬢びんを張り出すのに用いた鯨鬚くじらひげ製の具。 ⇒はりだし‐まど【張出し窓】 はりだし‐まど張出し窓】 建物の外壁面から突き出るように造った窓。出窓。 ⇒はり‐だし【張出し】 はり‐だ・す張り出す】 〔自他五〕 ①外側へ出っぱる。また、出っぱらせる。「道路に―・した枝」 ②広く示すために、紙や札に記してかかげる。貼り出す。 はり‐たて針立て・鍼立て】 ①はりさし。はりやま。 ②(→)鍼医はりいに同じ。昨日は今日の物語「或る人の女房、腹を再々痛がりければ、常々―を呼びてたてさせける」 ⇒はりたて‐いかずち【針立雷】 はりたて‐いかずち針立雷‥イカヅチ 狂言。(→)「雷かみなりに同じ。 ⇒はり‐たて【針立て・鍼立て】 はり‐だましい張魂‥ダマシヒ 意地をはって一徹な気質。まけじだましい。 はり‐ちょうせき玻璃長石‥チヤウ‥ カリウムを主成分とする長石の一種。単斜晶系。ガラス光沢をもち、珪長質火山岩中に産する。 はりつ破笠⇒おがわはりつ(小川破笠)⇒はりつ‐ざいく【破笠細工】 はり‐つ・く張り付く・貼り付く】 [一]〔自五〕 ①はりつけた状態になる。はりつけたようにくっつく。 ②「張付け」2をする。 [二]〔他下二〕 ⇒はりつける(下一) ばり‐つ・く 〔自四〕 威勢よくふるまう。幅をきかす。浮世風呂3「あの人の若い時分―・いた本書ほんかきに」 はり‐つけ】 (「張り付け」の意)昔の刑罰の一つ。初めは身体を板または地上に張りひろげ、釘で打ち付けて殺したが、江戸時代の頃にははりつけ柱に縛りつけ、左右の脇腹から槍で突き殺した。西洋では古代ローマのものが知られるが、のち廃止。はっつけ。磔刑たっけいはり‐つけ張付け・貼付け】 ①ものをはりつけること。また、はりつけるもの。 ②(比喩的に)監視や取材などのため、そのもののそばから離れずにいること。 ⇒はりつけ‐が【貼付画】 ⇒はりつけ‐かべ【張付壁】 はりつけ‐が貼付画‥グワ 絹や紙に描いて、室内の板や壁に貼りつけた障壁画。 ⇒はり‐つけ【張付け・貼付け】 はりつけ‐かべ張付壁】 襖ふすまを嵌殺はめごろしにしたような構造の壁。また、板に紙を貼った壁。 ⇒はり‐つけ【張付け・貼付け】 はりつけ‐もざえもん磔茂左衛門‥ヱ‥ 江戸前期の農民・義民。上野国の人。姓は杉木。沼田領主真田氏の悪政を将軍に直訴。真田氏は改易・配流され、茂左衛門は磔にされたという。生没年未詳。 はり‐つ・ける張り付ける・貼り付ける】 〔他下一〕[文]はりつ・く(下二) ①ひろげて他の物につける。 ②糊などでくっつける。 ③「張付け」2をさせる。「現場に記者を―・ける」 ④磔はりつけにする。 はりつ‐ざいく破笠細工】 貝・陶片・角・牙・木片・板金などを蒔絵と併用して模様を表した漆器。江戸中期の漆工小川破笠が得意とした。 ⇒はりつ【破笠】 はり‐づつ鍼筒】 鍼術しんじゅつ用の鍼を入れておく筒。 はりつつみ‐いす張包椅子】 座・背・肱ひじの全部を布地で張り包んだ椅子。 ばりっ‐と 〔副〕 ①押出しがよく立派なさま。「―した人」 ②固い物を強い力で打ち割る音の形容。 ぱりっ‐と 〔副〕 ①衣服などが新しく見ばえのするさま。「―した服装」 ②ぴんと張りをもっているさま。「糊のり付けで―させたシャツ」 ③薄く固い物が割れたりはがれたりする音の形容。 はり‐づな張綱】 ①馬の口につけて左右へ引っ張る綱。 ②張り渡した綱。 はり‐つ・める張り詰める】 〔自他下一〕[文]はりつ・む(下二) ①一面に残す所なく張る。「氷が―・める」 ②気持を十分に張る。緊張する。二葉亭四迷、平凡「―・めて破裂はちきれさうになつてゐた気がサツと退いて」 はり‐て張手】 ①物事をはりこんでする人。物事をはでにする人。 ②相撲のわざの一つ。相手の横面を平手で打つこと。 はり‐で針手】 (ハリテとも)裁縫の技量。また、裁縫に巧みな人。傾城禁短気「―の利かぬ槌の子は」 パリティーparity】 ①同等。等価。 ②量子力学で空間反転を表現する物理量。その値はプラス1かマイナス1。一般に反応の前後でパリティーは変わらない。偶奇性。 ⇒パリティー‐けいさん【パリティー計算】 ⇒パリティー‐チェック【parity check】 ⇒パリティー‐ビット【parity bit】 パリティー‐けいさんパリティー計算】 (parity account)一定の基準年度の価格に、当該年度の価格指数(パリティー指数)を乗じて価格を算出する方法。第二次大戦後、食糧管理制度下で農産物の生産者価格の算定に用いられた。 ⇒パリティー【parity】 パリティー‐チェックparity check】 コンピューターやデータ通信で、データの誤りを検出する手法の一つ。データの各ビットの総和が偶数(あるいは奇数)を示す1ビットを付加する。 ⇒パリティー【parity】 パリティー‐ビットparity bit】 パリティー‐チェックのために余分に付け加えるビット。 ⇒パリティー【parity】 バリ‐とうバリ島‥タウ (Bali)ジャワ島の東に隣接する小火山島。イスラム文化圏にあるインドネシア共和国の中でヒンドゥー教を信仰する唯一の島。古典舞踊やガムラン音楽で有名。観光地。 バリ島の舞踊(1) 撮影:小松義夫 バリ島の舞踊(2) 撮影:小松義夫 はり‐とがめ針咎め】 針で指先を傷つけること。誹風柳多留「じれつたく師走を遊ぶ―」 はり‐どの張殿】 着物を打ち、また板引いたびきなどをする家。三十二番職人歌合「―、きぬ共を春の日しめしおきもあへず、花見の出立ち急がるる比」 はり‐とば・す張り飛ばす・撲り飛ばす】 〔他五〕 平手でなぐりとばす。二葉亭四迷、其面影「乱暴にも其人を―・し、後で謝罪書を取られるなど」 バリトンbarytone】 ①テノールとバスとの中間の男声音域。次低音。また、その音域の歌手。 ②次低音の音域をもつ楽器(弦楽器、チューバ系の金管楽器)の名称。また他の楽器名に付加して次低音音域の楽器であることを示す。 バリニャーノA. Valignano⇒ヴァリニャーノ はり‐ぬき張抜き(→)張子はりこ1に同じ。 ⇒はりぬき‐づつ【張抜き筒】 はりぬき‐づつ張抜き筒】 張抜きで円く長く造った筒。 ⇒はり‐ぬき【張抜き】 はり‐ぬ・く張り抜く】 〔他四〕 張抜きに作る。鹿の子餅「美しいきれで―・いた上り兜」 はり‐ねずみ針鼠】 モグラ目ハリネズミ科の哺乳類の総称。8属17種。その1種ヨーロッパハリネズミ(ナミハリネズミ)は、頭胴長25センチメートル前後。尾・足は短い。毛色は茶褐色。頭頂部と背には針状の毛があり、危険に遭えば体を丸め身を守る。薄暗い時間に活動し、昆虫やミミズなどを食べる。ヨーロッパから中国・朝鮮に分布するが、アジアのものを別種とすることもある。猬。蝟。 はりねずみ ハリネズミ 提供:東京動物園協会 ハリネズミ 提供:東京動物園協会 はり‐の‐あな針の孔・針の穴】 縫針の頭部にある糸を通す孔。めど。針の耳。 ⇒針の孔から天のぞく

広辞苑 ページ 16135 での○針刺すばかり単語。