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○隠れも無いかくれもない🔗⭐🔉
○隠れも無いかくれもない
世間に知れ渡っている。有名である。狂言、入間川「東国に―大名です」
⇒かくれ【隠れ】
かく・れる【隠れる】
〔自下一〕[文]かく・る(下二)
(古くは四段にも活用。古事記上「青山に日が―・らば」)
①ものの陰になって見えないようになる。万葉集14「筑波山―・れぬ程に袖ば振りてな」。古今和歌集雑「あかなくにまだきも月の―・るるか山の端にげていれずもあらなむ」
②ひそむ。身を隠す。万葉集11「―・れて君が言こと待つわれぞ」。「人ごみに―・れる」
③隠遁する。古今和歌集雑「あしひきの山のまにまに―・れなむうき世の中はあるかひもなし」
④官職につかずに野やにいる。崇神紀「官おおやけに廃れたる事なく、下に―・るる民無し」。「―・れた逸材」
⑤(周囲の状況などで)物事の存在が感じられなくなる。外に現れない。古今和歌集序「この歌は―・れたる所なむなき」。源氏物語帚木「人の品高く生まれぬれば、人にもてかしづかれて―・るる事も多く」。「―・れたベストセラー」
⑥恩恵をこうむる。源氏物語関屋「かうぶりなど得しまで、この御徳に―・れたりしを」
⑦高貴な人が死ぬ。おなくなりになる。源氏物語若紫「かの按察あぜち―・れて後世を背きて侍るが」
⇒隠れたるより見わるるは莫し
⇒隠れての信は、顕われての徳
かく‐れんじ【角櫺子】
菱形または方形の棒をわたした櫺子。
がくれん‐じけん【学連事件】
1925〜26年、日本学生社会科学連合会の指導部が治安維持法・出版法違反及び不敬罪で検挙され、有罪となった事件。治安維持法がはじめて適用された。→学生社会科学連合会
かくれんぼ
地歌。端歌物。18世紀中頃、歌木検校作曲。廓勤めの遊女の心情を女郎花になぞらえて歌ったもの。俳諧調の端歌の嚆矢。
かくれん‐ぼう【隠れん坊】‥バウ
子供の遊戯。鬼を定め、他は物かげに隠れ、それを鬼が探し出し、最初に見つけられたものが次の鬼となる。かくれんぼ。
かくれん‐ぼつぼつ【赫連勃勃】
五胡十六国の夏の祖。匈奴きょうど右賢王去卑の子孫。初め後秦の姚興に仕えて朔方に鎮したが、407年オルドス地方に建国、大夏天王と称し、418年、北上して来た東晋の将劉裕の兵を逐って帝と称した。(在位407〜425)(381〜425)→大夏
か‐ぐろ・い【か黒い】
〔形〕[文]かぐろ・し(ク)
(カは接頭語)黒い。万葉集5「みなのわた―・き髪にいつの間か霜のふりけむ」
かく‐ろう【客臘】‥ラフ
昨年の12月。旧臘きゅうろう。
かく‐ろう【閣老】‥ラウ
①唐の中書舎人・給事中の称。
②唐の宰相の称。
③江戸時代、老中の別称。
かくろ・う【隠ろふ】カクロフ
〔自四・下二〕
(カクラフの転)隠れる。宇津保物語楼上上「みづからは今は―・ひたる人にて」。源氏物語須磨「―・へ入り給ふ」
かくろえ【隠ろへ】カクロヘ
①ものかげ。源氏物語総角「年ごろだに、何のたのもしげある、木のもとの―も侍らざりき」
②秘密。源氏物語梅枝「何事の―あるにか、深くかくし給ふ」
⇒かくろえ‐ごと【隠ろへ事】
かくろえ‐ごと【隠ろへ事】カクロヘ‥
かくしていること。かくしごと。源氏物語帚木「忍び給ひける―をさへ語り伝へけむ」
⇒かくろえ【隠ろへ】
かくろえ‐ば・む【隠ろへばむ】カクロヘ‥
〔自四〕
かくれたさまである。増鏡「ここかしこに―・みてをる限りは」
かく‐ろく【角甪】
(「角」と「甪」の字形が似ていることから)物事の似通っていること。俗に「かけろく」とも。
がく‐ろく【岳麓】
山の麓ふもと。特に、富士の山麓。
かく‐ろん【各論】
全体を構成する各項各部門に関する議論・論文。↔総論
かく‐ろん【確論】
根拠のあるたしかな議論。
か(くゎ)
拗音の一つ。「か」の発音に半母音〔w〕が介入して唇音化した1音節の音。〔kwa〕 「く」の下に「わ」を添えて表す。江戸時代から次第に「か」〔ka〕と同じに発音するようになった。
が(ぐゎ)
「くわ」の濁音。〔gwa〕 江戸時代から次第に「が」〔ga〕と同じに発音するに至った。→か(くゎ)
かぐわし・い【芳しい・香しい・馨しい】カグハシイ
〔形〕[文]かぐは・し(シク)
(「香細くわし」の意)
①香りがよい。かんばしい。こうばしい。万葉集19「花橘の―・しき」。「―・い花の香り」
②美しい。万葉集18「―・し君を相見つるかも」。「―・い乙女の姿」
がく‐わり【学割】
学生割引の略。
広辞苑 ページ 3570 での【○隠れも無い】単語。