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○機に因りて法を説くきによりてほうをとく🔗⭐🔉
○機に因りて法を説くきによりてほうをとく
仏教の真理は一つであるが、それぞれの場合に応じて適切な説法をする。
⇒き【機】
ギニョル【guignol フランス】
操り指人形劇。初め人形師ムールゲ(L. Mourguet1769〜1844)の考案した、3本指で操る指人形の花形の称。のち操り指人形劇の総称。
き‐にん【帰任】
一時離れていたもとの任地へ帰ること。
き‐にん【貴人】
身分の高い人。立派な家柄の人。きじん。
⇒きにん‐ぐち【貴人口】
⇒きにん‐だたみ【貴人畳】
キニン【quinine】
⇒キニーネ
ぎ‐にん【義認】
〔宗〕(justification)罪人である人間が神から義と認められること。キリストの十字架の贖あがないによる。時には聖化の意をも含む。カトリック教会では義化という。→聖化
きにん‐ぐち【貴人口】
①能舞台の右手、地謡座の突きあたりにある戸口。貴人の出入りに用いるというが、通常使用しない。→能舞台(図)。
②茶室の名所などころ。貴人のための特別の出入り口。立ったまま出入りができる。普通の客は躙にじり口から出入りする。→躙り口。
⇒き‐にん【貴人】
きにん‐だたみ【貴人畳】
茶室の名所などころ。貴人をすわらせる床前の畳。→茶室(図)
⇒き‐にん【貴人】
きぬ【衣】
①きもの。衣服。古事記中「―着せましを」
②衣冠の装束または直衣のうし・狩衣・女房装束の下に重ねる衣。衵あこめ。
③中身を覆っているものを比喩的にいう。皮膚、動物の羽・皮または里芋の子の皮など。枕草子3「舎人の顔の―にあらはれ」
きぬ【絹】
蚕の繭からとった繊維。また、それで織った織物。絹織物。万葉集16「我に遣おこせし水縹みはなだの―の帯を」
⇒絹を裂くよう
キヌア【quinua】
(もとケチュア語)アカザ科の一年草。ペルーなどアンデス高地で栽培。実はインカ時代以来の主要な食品の一つ。キノア。
きぬ‐あや【絹綾】
綾織の薄い羅紗ラシャ。
きぬ‐いた【衣板】
「砧きぬた」参照。
きぬ‐いと【絹糸】
蚕の繭からとった糸。生糸・練糸などがある。
⇒きぬいと‐そう【絹糸草】
⇒きぬいと‐ぼうせき【絹糸紡績】
きぬいと‐そう【絹糸草】‥サウ
(→)「ひえまき(稗蒔)」に同じ。〈[季]夏〉
⇒きぬ‐いと【絹糸】
きぬいと‐ぼうせき【絹糸紡績】‥バウ‥
⇒けんしぼうせき
⇒きぬ‐いと【絹糸】
きぬ‐うんも【絹雲母】
微細な鱗片状白雲母の総称。陶土として利用。
きぬ‐え【絹絵】‥ヱ
絹地にかいた絵。
きぬ‐おり【絹織】
経緯たてよことも絹糸で織ること。また、その織物。羽二重はぶたえ・縮緬ちりめん・透綾すきや・海気かいき・塩瀬しおぜ・斜子ななこ・紬つむぎ・琥珀こはくなど種類が多い。
⇒きぬおり‐もの【絹織物】
きぬおり‐もの【絹織物】
絹織の織物。
⇒きぬ‐おり【絹織】
きぬ‐がき【絹垣】
①神祭などの時、垣のようにひきめぐらした絹のとばり。綾垣。古事記中「その山の上に―を張り帷幕を立てて」
②神霊遷御の際に神体の上面・側面を覆う絹布。きんがい。
きぬかけ‐やま【衣掛山】
衣笠山きぬがさやまのこと。宇多法皇が6月の盛夏に雪景色を見たいと、この山に白絹をかけ渡させたと伝えることからいう。絹掛山。
きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】
①絹張りの長柄の傘。古代、天皇・親王・公卿などの外出時に、背後からさしかざすのに用いた。翳えい。万葉集3「わがおほきみは―にせり」
衣笠
②天蓋てんがい。〈倭名類聚鈔14〉
⇒きぬがさ‐そう【衣笠草】
⇒きぬがさ‐たけ【絹傘茸】
きぬがさ【衣笠】
姓氏の一つ。
⇒きぬがさ‐ていのすけ【衣笠貞之助】
きぬがさ‐そう【衣笠草】‥サウ
ユリ科の多年草。日本特産で高山の半陰地に生える。太い地下茎があり、茎は高さ数十センチメートル。葉は8〜9葉輪生。夏、美しい白花を開く。花笠草。
きぬがさそう
キヌガサソウ
提供:岩波書店
⇒きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】
きぬがさ‐たけ【絹傘茸】
担子菌類のきのこ。夏に竹林中に奇異な子実体を生ずる。約10センチメートルの円柱状白色蝋質の茎の上端に鐘形の頭部を有し、表面に網状の突出がある。表面全体をおおう緑褐色の粘液は無数の胞子を含み、悪臭を放つ。また菌の傘の下部から白色の網状のマントを垂下。中国料理で珍重する。コムソウタケ。
⇒きぬ‐がさ【衣笠・絹傘・華蓋】
きぬがさ‐ていのすけ【衣笠貞之助】
映画監督。本名、小亀貞之助。三重県生れ。新派の女形から映画界に入り、監督に転ずる。実験的映像表現を駆使した「狂った一頁」「十字路」のほか、「雪之丞変化」「地獄門」など。(1896〜1982)
⇒きぬがさ【衣笠】
きぬがさ‐やま【衣笠山】
京都市北区にある山。仁和寺の北東。衣笠内大臣家良の別荘などがあった。形状が衣笠に似る。標高201メートル。絹笠山。別名、衣掛山。(歌枕)
きぬ‐かずき【衣被き・被衣】‥カヅキ
(「かずき」は「かぶり(被)」の意)
①平安時代ごろから身分ある女性が外出時顔をかくすために、衣をかぶったこと。また、その衣。元来は袿うちきをそのままかずいたが、漸次背通りより襟を前に延長して、かずき易いように仕立てるのを常とした。きぬかつぎ。きぬかぶり。かずき。かつぎ。古今著聞集12「上臈女房…―を脱がせておもてをあらはにして出されけり」
衣被き
②1をかぶった女性。
③(女房詞)鰯いわし。
きぬ‐がち【衣勝ち】
衣を多く重ね着て、着ぶくれているさま。紫式部日記「―にみじろきもたをやかならずぞ見ゆる」
きぬ‐かつぎ【衣被ぎ】
①⇒きぬかずき。
②里芋の子を皮のままゆでたもの。皮をむき塩などをつけて食べる。〈[季]秋〉
きぬ‐かぶり【衣被り】
きぬかずきの類で、僧侶などの用いたもの。
きぬ‐がわ【鬼怒川】‥ガハ
利根川の支流。源を栃木県北西部の鬼怒沼山に発し、長さ177キロメートル。上流に川俣・川治かわじ・鬼怒川などの温泉が湧出。水力発電に利用。古名、毛野川。
鬼怒川
撮影:関戸 勇
鬼怒川温泉
撮影:新海良夫
き‐ぬき【着抜き】
既に袖を通して洗濯もしているので、着心地のよくなっている着物。
きぬき‐あな【気抜き孔】
臭気・ガスの排除または換気用に設けた孔。換気口。
きぬ‐ぎぬ【衣衣・後朝】
①衣を重ねて共寝した男女が、翌朝、めいめいの着物を着て別れること。また、その朝。暁の別れ。古今和歌集恋「明けゆけばおのが―なるぞ悲しき」
②男女、特に夫婦が別れること。離縁。狂言、箕被みかずき「此のごとくに―になるとても」
③はなればなれになること。武道伝来記「首と胴との―」
⇒きぬぎぬ‐の‐つかい【後朝の使】
きぬぎぬ‐の‐つかい【後朝の使】‥ツカヒ
男が女の家に泊まって翌朝家に帰り、女に文ふみをおくった、その文の使い。
⇒きぬ‐ぎぬ【衣衣・後朝】
きぬ‐くばり【衣配り】
年の暮に、目下めしたの者に、正月の料として衣類を配り与えること。日本永代蔵1「御祝言または―の折からは」
きぬ‐ぐら【絹座】
絹を売買する所。宇津保物語藤原君「―にある徳まちといふ市女」
き‐ぬけ【気抜け】
心がからだから脱け去ったようにぼんやりすること。張り合いがなくなること。失神。喪心。気落ち。「試験に落ちて―する」
きぬげ‐ねずみ【絹毛鼠】
ネズミ科キヌゲネズミ亜科の哺乳類の総称。7属18種がユーラシアとアフリカに分布。ハムスターが代表的。また、その一種。頭胴長25センチメートル、尾長10センチメートル。朝鮮半島から中国東北部に野生。チョウセンネズミ。
きぬ‐こくら【絹小倉】
小倉織に絹紡績糸または撚糸ねんしを用いた洋服地。
きぬ‐ごし【衣越し】
衣をへだてること。古今著聞集8「―にみしといだきて」
きぬ‐ごし【絹漉し】
①絹篩きぬぶるいまたは絹で細かに漉すこと。また、その漉した物。
②絹漉し豆腐の略。
⇒きぬごし‐どうふ【絹漉し豆腐】
きぬごし‐どうふ【絹漉し豆腐】
濃い豆乳と凝固剤を型箱の中に入れ、上澄みをとらずに全体をかたまらせた豆腐。絹で漉したかのように、きめこまかく滑らかなのでいう。きぬごし。ささのゆき。↔木綿豆腐
⇒きぬ‐ごし【絹漉し】
きぬ‐こまちいと【絹小町糸】
紡績絹糸でつくった縫糸。絹小町。
きぬ‐ゴロ【絹呉絽】
絹糸でゴロフクレンのように織った織物。
きぬ‐ざ【絹座】
鎌倉時代以後、絹の販売業者の組合。七座の一つ。
きぬ‐さや【絹莢】
「莢豌豆さやえんどう」参照。
きぬ‐さらぎ【衣更着】
⇒きさらぎ
きぬ‐サラサ【絹更紗】
絹地に更紗模様を染めたもの。
きぬ‐じ【絹地】‥ヂ
①絹織の生地。
②日本画をかくのに用いる絹。絵絹。
きぬ‐しじら【絹縬】
絹織物にしじら織を応用したもの。
きぬ‐じょうふ【絹上布】‥ジヤウ‥
(→)透綾すきやに同じ。
きぬ‐ずきん【絹頭巾】‥ヅ‥
頭巾の一種。つばはなく、絹布で円柱のやや平たいような形に造り、頭の全部にはめるようにしたもの。
きぬ‐ずくな【衣少な】
着ている着物の数の少ないさま。栄華物語耀く藤壺「―に綿薄くて」
きぬ‐ずれ【衣擦れ・衣摺れ】
着ている人の動作につれて、着物のすそなどのすれあうこと。また、その音。夏目漱石、彼岸過迄「奥の部屋で微かに―の音がするやうな気がした」
きぬ‐セル【絹セル】
①絹をまぜて織ったセル地。
②絹糸を加工撚糸ねんしとしてセル風に織り出したもの。春秋の衣服に用いる。
きぬた【砧・碪】
(キヌイタ(衣板)の約)布地を打ちやわらげ、つやを出すのに用いる木槌きづち。また、その木や石の台。その木槌で打つことや、打つ音にもいう。砧打ちは女の秋・冬の夜なべ仕事とされた。〈[季]秋〉。源氏物語夕顔「白妙の衣うつ―の音もかすかに」。「―を打つ」
⇒きぬた‐こつ【砧骨】
⇒きぬた‐せいじ【砧青磁】
きぬた【砧】
①能。世阿弥作。訴訟のため都にいる夫を慕う妻が砧を打って心を慰めるが、待ちこがれて死に、死後まで妄執に苦しむ。
②河東。半太夫節からの継承曲。1に取材。
③地歌・箏曲。佐山検校作曲。→五段砧。
⇒きぬた‐もの【砧物】
きぬた‐こつ【砧骨】
哺乳類の耳小骨じしょうこつの一つ。ちんこつ。→耳(図)。
⇒きぬた【砧・碪】
きぬた‐せいじ【砧青磁】
中国、宋・元代に浙江省の竜泉窯で焼かれた良質の青磁に対する日本での呼称。名は砧の形に似た首の長い花生けの名品に由来するともいう。青磁の最高級品として日本の茶人が珍重。
⇒きぬた【砧・碪】
きぬた‐もの【砧物】
地歌・箏曲・胡弓・尺八曲のうち、砧の擬音的描写を主題とする作品群。特に地歌・箏曲では砧3をもとに技巧的に編曲され、多く作られた。箏曲「四段砧」「二重砧」「五段砧」、三弦曲「京砧」「大阪砧」「新砧」など。
⇒きぬた【砧】
きぬ‐ちぢみ【絹縮】
経たてに生糸、緯よこに左撚よりの強撚糸きょうねんしを用いた絹織物の一種。精練・しぼ出し処理によって片しぼになる。夏の単衣ひとえ・帯揚げ・腰紐などに用いる。きぬち。
きぬ‐てん【絹天】
(「天」はビロードの意の「天鵞絨」の略)絹ビロードの一種。一般の別珍より高級なもの。足袋たび・鼻緒・夜具襟えりなどに用いる。
きぬ‐なり【絹鳴り】
絹布のすれあう音。
き‐ぬの【生布】
まださらしたり練ったりしていない布。夏の衣服の材にした。〈[季]夏〉
きぬ‐の‐くび【衣の頸】
衣服の襟。枕草子142「冠こうぶり―など手もやまずつくろひて」
きぬ‐の‐しり【衣の後・衣の尻】
(→)裾きょに同じ。
きぬ‐の‐みち【絹の道】
シルクロードの訳語。
きぬ‐ばり【絹針】
絹布を縫うのに用いる細い針。
きぬ‐ばり【絹張り】
①絹布を張ること。また、張った物。「―の屏風」
②木や竹製の棒で、絹布を洗い張りするときに両端に付け、ひっぱって皺しわをのばす道具。また、それを使って絹布を伸子しんし張りすること。浄瑠璃、堀川波鼓「松の木に―結び」
③絹布をのり張りする板。
きぬ‐びつ【衣櫃】
衣服を入れておく櫃。衣裳櫃。宇津保物語吹上上「清らなる―一つに衣納れつつ奉り給ふ」
きぬ‐ひょうぐ【絹表具・絹裱具】‥ヘウ‥
絹布を用いた表具。巻物・掛軸・書画帖・襖ふすま・屏風びょうぶなど。↔紙表具
きぬ‐ふたこ【絹双子】
双子糸に絹糸を少し混ぜて織った双子縞ふたこじま。
きぬ‐ぶるい【絹篩】‥ブルヒ
絹布を底に張った篩。細粉をふるうのに用いる。
きぬまき‐せん【絹巻線】
絹糸を絶縁体として被覆した銅線。
きぬ‐め【絹目】
印画紙の表面加工の一つ。表面が織目状の凹凸をもち、肖像写真に多く用いる。シルク。
きぬ‐モスリン【絹モスリン】
経緯たてよこともに1本の生糸に強撚を施した糸を用い、きわめて地を薄く平織りにした絹織物。肩掛・カーテンに用いる。シフォン。
きぬ‐もの【絹物】
①絹織物。
②絹製の衣服。
きぬ‐や【絹屋】
①絹の幕を屋根と四方とに張りめぐらした仮小屋。栄華物語あさ緑「前に―造りて黄牛あめうし飼はせ給ふ」
②絹布を織り、または売る人。また、その家。
きぬ‐わた【絹綿】
屑繭の毳けばで作った真綿の一種。木綿よりも湿気を吸う程度が少ないので愛用される。






広辞苑 ページ 4892 での【○機に因りて法を説く】単語。