複数辞典一括検索+

○苦にするくにする🔗🔉

○苦にするくにする 苦しむ。悩む。心配する。苦労する。「些細ささいなことを―」「左投手を苦にしない左打者」 ⇒く【苦】 くに‐ぜい国勢】 地方の軍勢。太平記22「させる事もなき―どもに」 くに‐せんじ国宣旨】 太政官の弁官から諸国に下した公文書。 くに‐そ国訴⇒こくそ くに‐そだち国育ち】 いなかで育ったこと。また、その人。 くに‐だいみょう国大名‥ミヤウ (→)国持くにもち大名に同じ。太平記31「御内の長者―閑かに馬を引かへたり」 くにたち国立】 東京都西部、武蔵野台地にある市。農村地帯であったが、昭和以降、学園都市・近郊住宅都市として発達。市名は、国分寺駅と立川駅の間にできた駅の名が地区名になったもの。人口7万3千。 くに‐だましい国魂‥ダマシヒ 国家の重要な地位にあって国民の模範となるもの。国家の柱石。太閤記17「それ関白職は、諺に―となんいひける」 くにたま‐の‐かみ国魂神】 国土を経営する神。大国主神など。くにみたま。 くに‐たみ国人・国民】 一国の人民。こくみん。もと「くにびと」といったのを、後嵯峨天皇の諱いみな「邦仁」と音が似通うため、いいかえたという。 くにたゆう‐ぶし国太夫節‥タイフ‥ 「豊後節ぶんごぶし1」参照。 くにち‐こそで九日小袖】 陰暦9月9日の節句(重陽)に着た縹はなだ色の小袖。 くに‐ちほう‐けいそうしょり‐いいんかい国地方係争処理委員会‥ハウ‥サウ‥ヰヰンクワイ 国の地方公共団体に対する関与について、地方公共団体が不服のある場合に審査を申し出る常設の委員会。 くに‐つ国津・国つ】 (ツは上代の助詞)「国の」の意。↔あまつ。 ⇒くにつ‐あるじ【国つ主】 ⇒くにつ‐かみ【国つ神・地祇】 ⇒くにつ‐こ【国造】 ⇒くにつ‐つみ【国つ罪】 ⇒くにつ‐ふみ【国つ書・国記】 ⇒くにつ‐まなび【国つ学び】 ⇒くにつ‐まもり【国つ守り】 ⇒くにつ‐みかみ【国つ御神】 ⇒くにつ‐みやこ【国つ都】 ⇒くにつ‐もの【国つ物】 ⇒くにつ‐やしろ【国つ社】 ⇒くにつ‐わざ【国つ業】 くにつ‐あるじ国つ主】 くにのあるじ。元首。国君。夫木和歌抄36「―の八百万代を」 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつ‐かみ国つ神・地祇】 ①国土を守護する神。地神。万葉集5「天つ神仰ぎ乞ひのみ―伏してぬかづき」 ②天孫降臨以前からこの国土に土着し、一地方を治めた神。国神。神代紀「吾はこれ国神くにつかみなり。号は脚摩乳あしなずち」↔天つ神。 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつぐ国次⇒らいくにつぐ(来国次) くに‐づくし国尽し】 五畿内、東海・東山道などの諸道別に国名を並べたもの。往来物の一部に組み入れられていることが多い。日本国尽。 くにつ‐こ国造⇒くにのみやつこ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くに‐つち国土】 大地。国土こくど。神代紀「洲壌くにつちの浮かれ漂へること」 くに‐つづき国続き】 国と国とが隣り合って続いていること。くにならび。 くにつ‐つみ国つ罪】 人々が国土で犯した罪。祝詞、大祓詞「―と、生膚断いきはだたち、死膚断しにはだたち、白人しらひと、胡久美こくみ」↔天つ罪。 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつな国綱】 鎌倉初期の刀工。通称、藤六。山城粟田口派で、のち鎌倉に移る。後鳥羽院の番鍛冶ばんかじの一人という。名刀「鬼丸」の作者として著名。 くにつ‐ふみ国つ書・国記】 神話時代からの国の歴史を記した書。推古紀「天皇記すめらみことのふみ及び―」 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつ‐まなび国つ学び⇒こくがく(国学)3⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつ‐まもり国つ守り】 国のまもり。国家の守護。風雅和歌集神祇「動きなき―の宮柱」 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつ‐みかみ国つ御神】 「くにつかみ」をうやまっていう語。万葉集17「道の中―は」 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつ‐みやこ国つ都】 首府。続古今和歌集「やほよろづ神もさこそは守るらめ照る日の本の―を」 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くに‐つむぎ国紬】 地方から産する紬。 くに‐づめ国詰】 江戸時代、諸大名がその領地に、また、家臣が主君の領地に在勤すること。↔江戸詰 くにつ‐もの国つ物】 その国に産する物。土地の産物。応神紀「土毛くにつものを献る」 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつ‐やしろ国つ社】 国つ神を祭った神社。崇神紀「天つ社―…を定めたまふ」↔天つ社。 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くにつ‐わざ国つ業】 その国民特有のわざ。 ⇒くに‐つ【国津・国つ】 くに‐てがた国手形】 (「手形」は証拠・証文の意)江戸時代、大名の領国の方言。くにことば。国訛くになまりくに‐ところ国処・国所】 生れ故郷。郷国。 くにとし国俊⇒らいくにとし(来国俊) くに‐どなり国隣】 となりあった国。くにつづき。 くにとも国友】 近江国坂田郡の村(現、滋賀県長浜市)。鍛冶の集住地で、戦国末以降は鉄砲の生産地として有名。 くにとも国友】 姓氏の一つ。 ⇒くにとも‐とうべえ【国友藤兵衛】 くにとも国友】 鎌倉前期の刀工。山城粟田口派。後鳥羽院の番鍛冶ばんかじの一人という。(1147〜1213) くにとも‐とうべえ国友藤兵衛‥ヱ 江戸後期の鉄砲鍛冶・発明家。近江の国友村の人。号は一貫斎。代々幕府の御用職。オランダ製空気銃を見て「気砲」を考案。また、天体望遠鏡を製作して太陽の黒点を観測。著「気砲記」など。(1778〜1840) ⇒くにとも【国友】 くに‐とり国取り】 ①国を領有すること。また、その人。国持ち。 ②遊戯の一つ。地面に輪をえがき、輪の中を鱗形に細分し、鱗形の中においたおはじきを隣の鱗形の中にはじき入れ、次々に自分の領土を広げてゆくもの。 ⇒くにとり‐だいみょう【国取大名】 くにとり‐だいみょう国取大名‥ミヤウ (→)国持くにもちに同じ。 ⇒くに‐とり【国取り】 くに‐な国名】 女官・僧侶などの呼び名に国名をつけたもの。和泉・伊勢の類。父・兄などの任国をつけることが多い。 くになかのむらじ‐きみまろ国中連公麻呂】 奈良時代を代表する仏師。百済から渡来した国骨富くにのこつふの孫。東大寺大仏の造像をなしとげ、造東大寺司の次官、従四位。技術者として最高位にのぼる。( 〜774) くに‐なまり国訛】 郷国のことばの訛。一地方特有の発音・アクセント・語法。薩摩訛・東北弁など。 くに‐ならび国並び】 国続き。

広辞苑 ページ 5706 での○苦にする単語。