複数辞典一括検索+

○けちを付けるけちをつける🔗🔉

○けちを付けるけちをつける ①縁起がわるくなるようなことを言う。 ②欠点をあげてけなす。「人の話に―」 ⇒けち けちん‐ぼうけちん坊‥バウ けちな人。けちなこと。しわんぼう。けちんぼ。 けつ】 (「欠」は、本来、音ケンであくびの意。「缺」の代用字)かくこと。かけること。不足すること。「―を補う」 けつ】 ①あな。 ②鍼しん術で人体にはりを打つべき箇所。また灸をすえるべき所。「灸―」 けつ穴・尻】 ①(俗に)尻しり。 ②最後。びり。「―から3番目」 ⇒穴のあなが小さい ⇒穴のあなが太い ⇒穴を捲る ⇒穴を割る けつ】 可否を定めること。「―をとる」 けつ】 (「缺」に通ずる)環の一部分が欠けた、玉の佩物おびもの。 玦 けつ】 夏の最後の君主。履癸りきともいう。殷いんの湯王に討たれ鳴条(山西省安邑県の北、現運城市)に走って死んだという。暴君の典型として殷の紂王ちゅうおうと併称。桀王。 けつ】 (呉音はケチ) ①しめくくること。おわり。むすび。 ②漢詩で、結句の略。「起承転―」 ③〔仏〕有情うじょうを結縛して生死の苦から出ることができないようにする意。煩悩ぼんのうの異称。 けつ】 すぐれていること。ぬきんでていること。また、すぐれた人物。 けつ】 円形の石碑。墓碑。いしぶみ。たちいし。 けつ】 匈奴の一族で、五胡の一つ。上党郡武郷県(中国山西省)羯室の地に居住した。4世紀初頭、その族長石勒せきろくが後趙を建てた。→五胡十六国(表) けつ】 中国で、二つの台を宮城門外に立て、上に楼観を乗せかけた門。宮門。また、宮城。 け・つ消つ】 〔他四〕 (「消す」の古形) ①火の燃えるのをとめる。万葉集3「燃ゆる火を雪もち―・ち」 ②なくならせる。除く。去る。源氏物語少女「世を保ち給ふべき御宿世は―・たれぬものにこそと」 ③驚きや悲しみなどのために心の平静を失う。平家物語7「令旨の趣肝に銘じ、同類の悲しみ魂を―・つ」 ④悪く言う。けなす。源氏物語若菜上「さすがに心うつくしう人をも―・たず」 ⑤おしのける。圧倒する。源氏物語東屋「かたちよき人は人を―・つこそ憎けれ」 げつ】 (慣用音はガツ) ①つき。 ②時間の単位。1年を12分した一つ。また、それを数える語。 ③月曜の略。 げつ】 足を切る刑。→剕あしきり ケツァールquetzal】 キヌバネドリ目キヌバネドリ科の鳥。全長約40センチメートル、雄は飾り羽が長く、1メートルに達する。雄の頭頸部・背・上尾筒は鮮やかな緑色、胸は赤色で極めて華麗。中央アメリカに分布し、グアテマラの国鳥。 ケツァール 撮影:小宮輝之 けつ‐あつ血圧】 血管壁に及ぼす血流の内圧。普通、動脈圧をいい、上腕動脈で測定する。血圧に影響するのは血液の粘度のほか、心臓の駆出力、動脈壁の弾力性、血流末梢の抵抗などで、心拍動に伴って収縮期に上昇し、拡張期に下降する波動を呈する。前者を収縮期血圧(最大・最高)、後者を拡張期血圧(最小・最低)といい、その差を脈圧という。人の最高血圧は平均水銀柱120ミリメートル、最低血圧は80ミリメートル前後であるが、年齢とともに高まる。病的に持続して血圧の高い状態を高血圧といい、低い状態を低血圧という。 ⇒けつあつ‐けい【血圧計】 ⇒けつあつ‐こうしん‐しょう【血圧亢進症】 けつあつ‐けい血圧計】 血圧を測定する装置。広く用いられるのは水銀血圧計で、上腕に圧迫帯を巻き、その遠位部の上腕動脈に聴診器を当て、圧迫帯の空気圧低下に伴う血管雑音を聴いて圧力計から間接的に血圧を測る。電子工学的な原理による空気血圧計あるいはアネロイド型血圧計を応用した自動血圧計もある。 ⇒けつ‐あつ【血圧】 けつあつ‐こうしん‐しょう血圧亢進症‥カウ‥シヤウ 血圧が異常にかつ慢性に亢進する病症。大循環系にみられる高血圧症と小循環系にみられる肺高血圧症とがある。 ⇒けつ‐あつ【血圧】 ケツァルコアトルスQuetzalcoatlus ラテン】 最大の翼竜。翼開長11〜12メートル。首が非常に長く、細長い顎には歯がない。白亜紀末の北アメリカに生息。 けつ‐い決意】 意志をきめること。また、その意志。決心。「―を固める」「断固たる―」 けつ‐い闕位・欠位‥ヰ その地位にあるべき人を欠いていること。また、欠員となっている地位。 けつ‐いん欠員・闕員‥ヰン 定員に足りないこと。また、その人数。「―が出る」「―をうめる」 けつ‐いん血胤】 血すじ。血統をひいた子孫。 けつ‐いん結印】 〔仏〕手に印いんを結ぶこと。 けつ‐うん血暈】 産後に血の道でからだのふるえる病。血振ちぶるいげつ‐うん月暈】 つきのかさ。→暈かさ けつ‐えい欠盈】 (月の)かけることとみちること。 げつ‐えい月影】 月の光。 けつ‐えき血液】 動物体内を循環する体液の一種。脊椎動物では血球(赤血球・白血球・血小板)および血漿から成る。組織に酸素・栄養を供給し、二酸化炭素その他の代謝生成物を運び去る。白血球は食作用や抗体産生により、生体防御の役をする。血⇒けつえき‐がた【血液型】 ⇒けつえきがた‐ふてきごう【血液型不適合】 ⇒けつえき‐ぎょうこ【血液凝固】 ⇒けつえきぎょうこ‐いんし【血液凝固因子】 ⇒けつえき‐じゅんかん【血液循環】 ⇒けつえき‐せいざい【血液製剤】 ⇒けつえき‐センター【血液センター】 ⇒けつえき‐ぞう【血液像】 ⇒けつえき‐とうせき【血液透析】 ⇒けつえき‐ドーピング【血液ドーピング】 けつ‐えき闕掖】 宮中。御所。禁掖きんえきけつ‐えき闕腋⇒けってき けつえき‐がた血液型】 赤血球膜にふくまれる抗原の種類によって区別される血液の型。ふつう抗原抗体反応である血球凝集反応によって、その種類を分類する。血液型抗原は遺伝的に定まり多数の組合せが知られているが、ABO式、MN式、Rh式などが用いられ、輸血の適合性、親子関係の判定などに用いる。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえきがた‐ふてきごう血液型不適合‥ガフ 供血者と受血者の間で血液型が異なり輸血できないこと。誤って輸血するとアレルギー反応・ショック・腎不全などを起こす。また母子間に血液型不適合があると、胎児死亡、新生児の貧血・黄疸・肝脾腫・全身水腫(胎児性赤芽球症・先天性胎児性全身水腫)を来す。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえき‐ぎょうこ血液凝固】 血液がかたまること。血液は血管外に流れ出るとかたまり、その性質は止血のために重要。病的には血管内で凝固が起こることもある。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえきぎょうこ‐いんし血液凝固因子】 血液が固まるのに関与する物質。ローマ数字でⅠ〜(Ⅵは欠番)の12種類の化学物質およびプレカリクレインおよび高分子キニノゲン。その欠乏は血液凝固障害をおこす。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえき‐じゅんかん血液循環‥クワン 動物体内での血のめぐり。普通は心臓または類似器官の拍動によって行われる。哺乳類では心臓→動脈→毛細血管→静脈→心臓→肺→心臓と循環する。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえき‐せいざい血液製剤】 人の血液を材料としてつくる薬剤。血中有効成分を抽出したもの。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえき‐センター血液センター】 輸血に必要な血液を常に確保するため、献血を受け入れて保存管理し、必要に応じて迅速に供給することを業務とする施設。1936年シカゴに創立。日本では51年発足。現在、全国に77カ所の日本赤十字社血液センターがある。旧称、血液銀行。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえき‐ぞう血液像‥ザウ 血液の細胞成分の性状。赤血球の数・形・大きさ、白血球の数、種類別割合、形態異常の有無等の総称。疾病の種類により変化があるので診断に役立つ。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえき‐とうせき血液透析(→)人工透析に同じ。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつえき‐ドーピング血液ドーピング】 スポーツ選手が運動能力向上のために、輸血により赤血球またはその産生に関連した物質を静脈内に投与すること。 ⇒けつ‐えき【血液】 けつ‐えん血縁】 ①血すじ。血脈。血のつながり。 ②血すじをひく親族。血族。けちえん。 ↔地縁。 ⇒けつえん‐かんけい【血縁関係】 ⇒けつえん‐しゅうだん【血縁集団】 ⇒けつえん‐とうた【血縁淘汰】 けつ‐えん掲焉⇒けちえん けつ‐えん結縁⇒けちえん けつ‐えん闕焉・欠焉】 (「焉」は助字)欠けて完全でないさま。欠如。闕然。 けつえん‐かんけい血縁関係‥クワン‥ 親子関係と兄弟姉妹関係とを基本とし、さらにこの関係の連鎖で結ばれる関係。生物学的な血の関係だけでなく、共通の先祖をもつと信じあっている関係も含まれる。血族関係。 ⇒けつ‐えん【血縁】 けつえん‐しゅうだん血縁集団‥シフ‥ 血縁関係に基づいて成立した社会集団。最も一般的なものは親族集団。 ⇒けつ‐えん【血縁】 けつえん‐とうた血縁淘汰‥タウ‥ 血縁のある個体間に有利に働く淘汰。利他的行動(例えば働き蜂)や子の保護は、この淘汰により進化してきたと考えられる。血縁選択。 ⇒けつ‐えん【血縁】 けつ‐おう桀王‥ワウ (→)けつに同じ。 げつ‐おう月央‥アウ 1カ月のなかば。 けっ‐か欠課‥クワ 課業に欠席すること。ある時間だけ授業に出席しないこと。 けっ‐か決河】 洪水のため、河水が溢れて堤防を破ること。 ⇒けっか‐の‐いきおい【決河の勢い】 けっ‐か結果‥クワ ①実を結ぶこと。結んだ実。結実。 ②(effect)原因によって生み出されたもの。また、ある行為によって生じたもの。その生み出された状態。副詞的にも用いる。「実験の―」「よい―をもたらす」「話し合いの―解決する」↔原因。 ⇒けっか‐オーライ【結果オーライ】 ⇒けっか‐し【結果枝】 ⇒けっか‐せきにん【結果責任】 ⇒けっか‐せつ【結果説】 ⇒けっか‐てき【結果的】 ⇒けっかてき‐かじゅうはん【結果的加重犯】 ⇒けっか‐の‐びょうどう【結果の平等】 ⇒けっか‐はん【結果犯】 ⇒けっか‐ろん【結果論】 けっ‐か結跏】 〔仏〕結跏趺坐の略。 ⇒けっかふ‐ざ【結跏趺坐】 けっ‐か闕下】 (宮闕の下の意)天子の御前。 げっ‐か月下】 月の光のもと。 ⇒げっか‐おう【月下翁】 ⇒げっか‐こう【月下香】 ⇒げっか‐すいこう【月下推敲】 ⇒げっか‐てん【月下点】 ⇒げっか‐びじん【月下美人】 ⇒げっか‐ひょうじん【月下氷人】 ⇒げっか‐ろうじん【月下老人】 げっ‐か月華‥クワ 月の光。月光。 けっかい キツネザル・ドウケザル(ロリス)の俗称。 けっ‐かい欠壊‥クワイ かけやぶれること。 けっ‐かい血塊‥クワイ 血液のかたまり。 けっ‐かい決潰・決壊‥クワイ (堤防などが)切れてくずれること。また、切りくずすこと。「ダムが―する」 けっ‐かい結改】 ①陰暦5月・9月の25日に行われた楊弓の競技。 ②楊弓で、賭弓のりゆみなどの時すでに定まった組の順番を再び籤くじにより改めること。 けっ‐かい結界】 ①〔仏〕修行や修法のために一定区域を限ること。また、その区域に仏道修行の障害となるものの入ることを許さないこと。「女人―」 ②寺院の内陣と外陣との間、または外陣中に僧俗の座席を分かつために設けた木柵。 ③帳場格子。 ⇒けっかい‐ち【結界地】 けっかい‐ち結界地】 〔仏〕修行の妨げとなる者の入ることを許さない地域。昔、高野山・比叡山などの女人登山禁制地。 ⇒けっ‐かい【結界】 げっか‐おう月下翁‥ヲウ (→)月下老人に同じ。 ⇒げっ‐か【月下】 けっか‐オーライ結果オーライ‥クワ‥ 過程はどうであれ、結果がよければ全体をよしとすること。 ⇒けっ‐か【結果】 けっ‐かく欠格】 必要な資格を欠くこと。「―者」 ⇒けっかく‐じょうこう【欠格条項】 けっ‐かく結核】 ①〔医〕(Tuberkel ドイツ) ㋐結核菌によって起こされた小さな結節状の病変。 ㋑結核症または肺結核の略。 ②〔地〕(concretion)堆積岩や土壌中に見られる瘤状または不規則な団塊で周囲より硬いもの。炭酸カルシウムやケイ酸などが化石その他を核として沈殿してできる。酸化鉄や酸化マンガンの塊が土壌中に見られるものも指す。 ⇒けっかく‐きん【結核菌】 ⇒けっかく‐しょう【結核症】 ⇒けっかく‐よぼう‐ほう【結核予防法】 けっ‐かく闕画・欠画‥クワク 漢字の画を省くこと。特に天子または貴人の名と同じ漢字を書く時、はばかってその漢字の画を欠くこと。「玄」を「玄」と書く類。闕字かけじげっ‐かく月客(→)月卿げっけいに同じ。 げつ‐がく月額】 ひと月当りの金額。 けっかく‐きん結核菌】 (Mycobacterium tuberculosis ラテン)結核症の病原体。グラム陽性の細長い桿菌。抗酸菌。種々の菌型のうちヒト型とウシ型が人の結核症を起こす。1882年コッホが発見。 ⇒けっ‐かく【結核】 げっかく‐さ月角差】 (parallactic inequality)天球上の月の運行において、1朔望月さくぼうげつを周期とする遅れ進み。 けっかく‐しょう結核症‥シヤウ (Tuberkulose ドイツ)結核菌の感染によって起こる慢性感染症。侵入門戸は大多数が肺。肺・腸・腎臓などの種々の臓器や骨・関節・皮膚などを侵し、また結核性の脳脊髄膜炎・胸膜炎・腹膜炎などを起こす。 ⇒けっ‐かく【結核】 けっかく‐じょうこう欠格条項‥デウカウ 免許や認可を取得できない者の条件を定めた規定。 ⇒けっ‐かく【欠格】 けっかく‐よぼう‐ほう結核予防法‥バウハフ 伝染の危険がある肺結核または喉頭結核の予防を規定した法律。定期診断・BCG接種・患者届出・療養所収容・医療費公費負担などを規定。1919年(大正8)制定、51年全面改正、2007年廃止。 ⇒けっ‐かく【結核】 げっか‐こう月下香‥カウ 〔植〕(夜咲いて芳香があるから)チュベローズの別称。 ⇒げっ‐か【月下】 けっか‐し結果枝‥クワ‥ 果樹で、花芽をつけそれに果実のなる枝。 ⇒けっ‐か【結果】 げっか‐すいこう月下推敲‥カウ (→)推敲に同じ。 ⇒げっ‐か【月下】 けっか‐せきにん結果責任‥クワ‥ 故意・過失にかかわりなく、結果に対して負う責任。 ⇒けっ‐か【結果】 けっか‐せつ結果説‥クワ‥ 〔倫〕行為の結果を道徳的評価の対象とする説。動機の如何を問わず、その結果を問題とするものと、偶然を排し動機と関連する志向的結果だけを対象とするものとがある。↔動機説。 ⇒けっ‐か【結果】 けつ‐かっちん尻かっちん】 俗に、納期など最終期限が定められていて動かせないこと。また、その期限。 けっか‐てき結果的‥クワ‥ 目的や経過などは無視して、結果のみから判断するさま。「―にはうまく行った」 ⇒けっ‐か【結果】 けっかてき‐かじゅうはん結果的加重犯‥クワ‥ヂユウ‥ 犯罪行為がさらに重い結果を発生させた場合、それによって刑が加重される犯罪。例えば、傷害罪を犯した結果被害者が死亡すれば傷害致死罪として加重処罰される。けっかてきかちょうはん。 ⇒けっ‐か【結果】 げっか‐てん月下点】 月を天頂に見る地点。 ⇒げっ‐か【月下】 けっか‐の‐いきおい決河の勢い‥イキホヒ 決潰した堤防から河水が流れ出すような激しい勢い。 ⇒けっ‐か【決河】 げっかのいちぐん月下の一群】 訳詩集。堀口大学編訳。1925年(大正14)刊。フランス近代・現代詩人の詩340篇を収め、昭和新詩運動を導いた。 けっか‐の‐びょうどう結果の平等‥クワ‥ビヤウ‥ 結果が平等で、著しい格差がないこと。機会の平等に対置される理念。 ⇒けっ‐か【結果】 けっか‐はん結果犯‥クワ‥ 犯罪の構成要件上、行為のほかに一定の外部的結果の発生を必要とする犯罪。殺人罪・窃盗罪の類。↔挙動犯。 ⇒けっ‐か【結果】 げっか‐びじん月下美人】 ①サボテン科クジャクサボテン類の一品種。茎は平らで葉状。夏の夜、純白大輪の美しく香りのよい花が咲き、4時間くらいでしぼむ。 ②月下香、すなわちチュベローズの別称。 ⇒げっ‐か【月下】 げっか‐ひょうじん月下氷人】 (「月下老人」と「氷人」との合成語)男女の縁をとりもつ人。なこうど。媒妁人。 ⇒げっ‐か【月下】 けっかふ‐ざ結跏趺坐】 (「跏」は足の裏、「趺」は足の甲。足の表裏を結んで坐する意)如来または禅定ぜんじょう修行の坐相。足背で左右それぞれのももを押さえる形で2種ある。右の足をまず左のももの上に乗せるのを降魔坐といい、この反対を吉祥坐という。蓮華坐。 結跏趺坐 ⇒けっ‐か【結跏】 げっか‐もん月華門‥クワ‥ 平安京内裏の内郭、紫宸殿前の大庭の西側にある門。日華門に相対する。→内裏(図) けつか・る 〔自四〕 ①「在る」「居る」などの卑語。居やがる。浄瑠璃、新版歌祭文「嬉しう存じ参せそろと―・るわい」 ②動詞の連用形に直接、または、助詞「て」を介して続き、その動作をののしっていう。浄瑠璃、生玉心中「頬を洗うて―・つた」 げっか‐ろうじん月下老人‥ラウ‥ [続幽怪録](唐の韋固いごが月夜に逢った老人に将来の妻を予言された故事から)男女の仲をとりもつ人。月下氷人。 ⇒げっ‐か【月下】 けっか‐ろん結果論‥クワ‥ 原因や経過を無視して、ただ結果だけを見てする議論。 ⇒けっ‐か【結果】 けっ‐かん欠巻‥クワン (→)欠本けっぽんに同じ。 けっ‐かん欠陥】 かけて足りないもの。不足。不備。欠点。「―車」 けっ‐かん血管‥クワン 血液の通る管。脊椎動物では内腔が内皮で覆われ、壁の中層の平滑筋と弾性繊維が血管の径を変化させて血流を調節する。動脈・静脈および毛細血管の別がある。 ⇒けっかん‐けい【血管系】 ⇒けっかん‐しゅ【血管腫】 ⇒けっかん‐ぞうえい【血管造影】 けっ‐かん結巻‥クワン 経典や書物の最終の巻。 けっ‐かん闕官・欠官‥クワン ①現任者の欠けている官。闕けち。 ②(→)解官げかんに同じ。 けつ‐がん頁岩】 堆積岩の一種。泥が固結した岩石のうち、薄くはげる性質のあるもの。色は淡灰・暗灰・黒褐など。石灰岩・砂岩などと相重なり、中生層・第三紀層などの地層をなす。泥板岩。 ⇒けつがん‐ゆ【頁岩油】 けつ‐がん結願‥グワン ⇒けちがん。日葡辞書「ケッグヮンジャウジュスル」 げっ‐かん月刊】 定期的に毎月1回刊行すること。また、その出版物。「―誌」 げっ‐かん月間】 1カ月の期間。「―売上げ」「交通安全―」 けっかん‐けい血管系‥クワン‥ 血液の通路をなす脈管の系。心臓を含める場合もある。脊椎動物などの閉鎖血管系では、動脈系・静脈系・毛細血管系の別があり、心臓から発する動脈は走行の過程で無数の枝に分かれて毛細血管となり、これが再び合して静脈となり心臓に帰る。節足動物・軟体動物にみられる開放血管系では、毛細血管を欠き、動脈系・静脈系の末端は開放され、その間の血液は組織の空隙を流れる。→循環系⇒けっ‐かん【血管】 けっかん‐しゅ血管腫‥クワン‥ 血管の局所的増生巣。多くは良性腫瘍であるが、組織奇形と見られるものもある。毛細血管腫・血管内皮腫・血管周皮腫・海綿状血管腫・蔓状血管腫などの種類がある。→赤痣あかあざ⇒けっ‐かん【血管】 けっかん‐ぞうえい血管造影‥クワンザウ‥ 血管の中にヨードを含む造影剤を注入し、X線撮影を行う方法。経皮的に直接穿刺する方法、カテーテル法、静脈性動脈造影法などがある。病変に伴う血管分布の異常から病変自体を診断し、血管の異常を調べる。 ⇒けっ‐かん【血管】 けつがん‐ゆ頁岩油】 油母頁岩(オイル‐シェール)を乾留して製した油。その性質はほぼ石油に近い。 ⇒けつ‐がん【頁岩】 けっ‐き血気】 ①血液と気力。生命を維持する身体の力。 ②激しやすい意気。血の気。客気かっき。「―にまかせる」「―盛ん」 ⇒けっき‐ざかり【血気盛り】 ⇒けっき‐の‐ゆう【血気の勇】 ⇒けっき‐もの【血気者】 ⇒血気に逸る けっ‐き譎詭】 ①いつわりあざむくこと。譎詐けっさ。 ②変わっていること。奇異。変化。 ③(文筆の)変化の測り知れないこと。 けっ‐き蹶起・決起】 思いきって立ち上がること。決然と行動を起こすこと。「―集会」 けつ‐ぎ決議】 会議で、ある事項を決定すること。また、その決定した事項。議決。「満場一致で―する」 ⇒けつぎ‐あん【決議案】 げっ‐き月気】 月の光のさしているありさま。月光。 けつぎ‐あん決議案】 決議にかける議案。 ⇒けつ‐ぎ【決議】 げっき‐か月季花‥クワ 〔植〕コウシンバラの漢名。 けっき‐ざかり血気盛り】 血気の最も盛んな年ごろ。「―の若者」 ⇒けっ‐き【血気】

広辞苑 ページ 6199 での○けちを付ける単語。