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○腰二重こしふたえ🔗⭐🔉
○腰二重こしふたえ
老人の腰が二重になったように屈むこと。宇治拾遺物語2「―なるものの、杖にすがりて」
⇒こし【腰】
こじ‐ぶっきょう【居士仏教】‥ケウ
出家せず、在家のままで信仰し修行する人々の間に行われる仏教。インドでは大乗仏教における維摩居士など。中国では、東晋の白蓮社をはじめ、明末から現代に至る。日本では明治以降盛んとなる。
こし‐ぶとん【腰蒲団】
保温のため腰にあて用いる小さい蒲団。〈[季]冬〉
こし‐ぶみ【腰文】
(封じ目が書状の腰のあたりにあるのでいう)書状の本紙または上包の端を下から3分の2ほど細く切り込んで紙紐を作り、これを巻いて帯封とし、その上に封じ目(墨引)を加えたもの。切り封。切封じ。
腰文
ご‐じぶん【御自分】
①(代名詞的に相手を敬っていう語。江戸時代、武士階級のものが用いた)あなた。貴公。貴殿。浄瑠璃、傾城反魂香「姫君の御事に付、―さまざま御懇志の趣」
②「自分」の尊敬語。御自身。浮世風呂2「これを―の子のやうになすつてお世話なさりますから」
ごし‐ぶんか‐うんどう【五‐四文化運動】‥クワ‥
1916〜21年のおよそ5年間、五‐四運動を中心に展開された中国の文化運動。儒教的・封建的な旧制度・旧文化に反対して陳独秀・胡適・魯迅らが提唱、反儒教運動・白話運動などを中心に、民主主義と科学精神とを標榜する新文化の樹立、社会の近代化を推進。反封建的性格を持ち、五‐四運動の原動力。新文化運動・五‐四文化革命ともいう。→五‐四運動→文学革命→白話文学
こし‐べ【越辺】
越の国の方。北陸地方。万葉集18「―にやらば人かたはむかも」
こし‐べん【腰弁】
腰弁当の略。
こし‐べんとう【腰弁当】‥タウ
(江戸時代、勤番の下侍が袴の腰に弁当をさげて出仕したことから起こる)
①腰に弁当を下げること。また、その弁当。
②日々弁当を携えて出勤する安月給取り。腰弁。二葉亭四迷、浮雲「―の境界きょうがいなかなか浮み上る程には参らぬが」
こ‐しぼ【小皺】
烏帽子えぼしなどの、しぼの小さいもの。↔大しぼ
こ‐じほ【小四方】
⇒こしほう
こ‐しほう【小四方】‥ハウ
四方5の小さいもの。こじほ。
こし‐ぼそ【腰細】
①腰の細いこと。細腰。美女の形容。→すがる。
②ジガバチの異称。〈日葡辞書〉
こし‐ぼね【腰骨】
①腰部の骨。
②押し通す気力。堪え忍ぶ精力。こしっぽね。
こしほんじきょう【古史本辞経】‥キヤウ
語学書。4巻。平田篤胤著。1839年(天保10)成り、50年(嘉永3)刊。国語が万国にまさっている所以と五十音図の価値および五十音の各行にわたって1字ずつ音義を説く。
こ‐じま【小島】
小さい島。おじま。
こじま【小島】
姓氏の一つ。
⇒こじま‐うすい【小島烏水】
こじま【古島】
姓氏の一つ。
⇒こじま‐かずお【古島一雄】
こじま【児島】
岡山県児島半島南部の地区。古くから海上交通の要地で、水軍の拠点。瀬戸内海国立公園の一部で鷲羽わしゅう山がある。倉敷市に属し、学生服・ジーンズなどの縫製加工業が盛ん。瀬戸大橋の起点。
⇒こじま‐わん【児島湾】
こじま【児島】
姓氏の一つ。
⇒こじま‐いけん【児島惟謙】
⇒こじま‐きくお【児島喜久雄】
⇒こじま‐ぜんざぶろう【児島善三郎】
⇒こじま‐たかのり【児島高徳】
こじま‐いけん【児島惟謙】‥ヰ‥
(名はコレカタとも)司法官。宇和島生れ。大審院長。大津事件に際し、ロシアの報復を恐れて犯人を極刑にしようとした政府の圧力に抵抗、罪刑法定主義と司法権の独立を守った。(1837〜1908)→大津事件。
⇒こじま【児島】
こじま‐うすい【小島烏水】
登山家・紀行文家。本名、久太。高松市生れ。横浜正金銀行に勤め、日本山岳会の中心メンバーとして活動。著「日本山水論」「日本アルプス」など。(1873〜1948)
小島烏水
提供:毎日新聞社
⇒こじま【小島】
こし‐まえだれ【腰前垂れ】‥マヘ‥
京都の大原女おはらめなどの用いる、衣服の上から腰のまわりにまとう布。
こじま‐かずお【古島一雄】‥ヲ
政治家。豊岡藩士の子。新聞記者から犬養毅に従い政界に入り、立憲国民党・革新倶楽部に属す。第二次大戦後、保守政党の再建に尽くし、吉田茂の政治指南役といわれた。(1865〜1952)
古島一雄
撮影:田村 茂
⇒こじま【古島】
こし‐まき【腰巻】
①女性の服装の一つ。小袖の上に打掛うちかけを着て帯を締め、肩を脱いで、腰のあたりに巻きつけたもの。室町時代、宮中の女房が、夏の祝儀に着用、武家では形式化されて、上臈が礼装に用い、江戸時代には将軍および三家・大名夫人の夏の礼装となった。能楽の女装束、また、その着装法として現代でも行われる。
腰巻
②女性が和服の下に腰から脚部にかけてまとう布帛。ゆもじ。おこし。また、「蹴出けだし」にもいう。
③土蔵の外回りの礎の上部に一層厚く土を塗りまわした部分。
④兜かぶとの鉢の裾廻しの板。錏しころを接続するための部分。腰巻の板。
⑤(→)帯紙2の俗称。
⇒こしまき‐ばおり【腰巻羽織】
⇒こしまき‐みの【腰巻蓑】
こじま‐きくお【児島喜久雄】‥ヲ
美術史家・批評家。東京生れ。東大卒。東北大・東大教授を歴任。著「レオナルド研究」「美術概論」など。(1887〜1950)
⇒こじま【児島】
こしまき‐ばおり【腰巻羽織】
羽織の裾すそを腰に巻きつけること。また、その姿。
⇒こし‐まき【腰巻】
こしまき‐みの【腰巻蓑】
(→)「こしみの」に同じ。浄瑠璃、浦島年代記「猟師一人―に竹の笠」
⇒こし‐まき【腰巻】
こじま‐ぜんざぶろう【児島善三郎】‥ラウ
洋画家。福岡市生れ。渡仏し、ドランに傾倒。帰国後、独立美術協会創立に加わる。作「アルプスへの道」「春遠からじ」など。(1893〜1962)
児島善三郎
撮影:田沼武能
⇒こじま【児島】
こじま‐たかのり【児島高徳】
鎌倉末〜南北朝期の備前の武将。太平記によれば、後醍醐天皇の隠岐配流の際、天皇を救い出そうとして果たさず、美作院庄いんのしょうに至り、桜樹を削って「天勾践こうせんを空しうすること莫なかれ、時に范蠡はんれい無きにしも非ず」の詩を書して志を述べたという。
⇒こじま【児島】
こし‐まど【腰窓】
①通風・採光などのため、部屋や廊下の床面に接して設けた小さな窓。
②下端が人の腰の高さのあたりにつくられている窓。
こじま‐ほうし【小島法師】‥ホフ‥
洞院公定日次記とういんきんさだひなみきの記載によって太平記の作者に擬せられる人。( 〜1374)
こじま‐まんだら【子島曼荼羅】
紺綾地に金銀泥で描いた両界曼荼羅。奈良県高市郡高取町子島寺にある。同寺中興の真興(935〜1004)と関係があるといわれ、11世紀初めごろの大作。高雄曼荼羅とならぶ貴重な遺品。
こし‐まわり【腰回り】‥マハリ
①腰部の周囲。また、その長さ。ヒップ。
②(→)小具足こぐそく3に同じ。
こじま‐わん【児島湾】
岡山県南部、児島半島に抱かれた湾。近世以降、特に明治期にオランダの技術を導入して以来干拓が進み、耕地化。1962年の締切り堤防設置により大半が淡水の児島湖となった。
⇒こじま【児島】
こじみ【昏鐘鳴】
夕方の鐘を鳴らすこと。また、その時分。いりあい。〈伊京集〉→昏鐘こんしょう
こし‐みず【濾水】‥ミヅ
砂または布で濾こして、塵埃などを除いた清浄な水。
こしみず‐げんせいかえん【小清水原生花園】‥ミヅ‥クワヱン
北海道北東部、オホーツク海と濤沸とうふつ湖に挟まれた長さ約8キロメートルの砂丘。エゾスカシユリやハマナスが群生するほか、カラフトキリギリスなど稀少生物も生息する。
こし‐みの【腰蓑】
腰にまとう短い蓑。腰巻蓑。
こし‐むかえ【輿迎え】‥ムカヘ
輿入れの時、輿を迎えること。また、その人。
ごじ‐め・く
〔自四〕
なまの物や固い物をかみ砕くとき音がする。犬筑波「かぎわらび生煮えなるは―・きて」
こし‐め・す
〔他四〕
(「きこしめす」の約)召し上がる。狂言、丼礑どぶかっちり「今のほど―・してから」
こし‐も【腰裳】
上代女性の衣服。腰のあたりにまとう裳か。古事記中「―服きたる少女」
こ‐じもく【小除目】‥ヂ‥
(→)臨時除目りんじのじもくに同じ。
こし‐もと【腰元】
①腰のあたり。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「足本、―、身のまはり」
②身のまわり。身辺。仮名草子、犬枕「小さくてよきもの、―にて使ふ小姓」
③貴人のそばに仕えて雑用をする侍女。狂言、菊の花「―はしたなどを」
④吉原の遊女屋で、居間や帳場で使われる女。
⇒こしもと‐がね【腰元金】
⇒こしもと‐しゅう【腰元衆】
⇒こしもと‐づかい【腰元使い】
⇒こしもと‐ぼり【腰元彫】
こしもと‐がね【腰元金】
腰刀の鞘さやの腰元に当たる辺りに付けた胴金。
⇒こし‐もと【腰元】
こしもと‐しゅう【腰元衆】
腰元の人々。腰元たち。
⇒こし‐もと【腰元】
こしもと‐づかい【腰元使い】‥ヅカヒ
身のまわりに置いて使うこと。また、その使われる人。浮世草子、俗つれづれ「―の若葉といふ女」
⇒こし‐もと【腰元】
こしもと‐ぼり【腰元彫】
刀剣の付属用品を彫刻すること。また、その彫刻したもの。また、その職人をもいう。
⇒こし‐もと【腰元】
こし‐もの【腰物】
大小の刀。こしのもの。
こし‐もよう【腰模様】‥ヤウ
衣服の腰のあたりに施した模様。
こ‐しゃ【鼓車】
中国の軍列で鼓をのせる車。太平記13「光武是を珍とせずして、馬をば―に駕し」
こ‐しゃ【瞽者】
盲目の人。
こし‐や【輿屋】
①輿・駕籠かごなどを製造する家・人。
②棺などを売り、また、貸す家・人。葬儀屋。誹風柳多留96「引札もされず―の店開き」
ご‐しゃ【五車】
[荘子天下「恵施は多方にして、其の書は五車」]5台の車にのせるほどの多くの書籍。書物の多いことにいう。いつつのくるま。
ご‐しゃ【五舎】
「後宮こうきゅう1」参照。
ご‐しゃ【誤写】
書写などで、うつしちがえること。
ご‐しゃ【誤射】
銃などを誤ってうつこと。
ごしゃいんずい【五車韻瑞】‥ヰン‥
中国の類書。明の凌稚隆撰。160巻。経・史・子・集・賦の5部に分けて熟語を配列し、その出典を明示する。元の「韻府群玉」にならってその遺漏を補ったもの。
こ‐しゃきょう【古写経】‥キヤウ
昔の人の書写した経文。多く室町時代以前のものをいう。
こ‐しゃく【小癪】
(コは接頭語)こざかしいこと。生意気なこと。浄瑠璃、浦島年代記「ええ―な、そこ退のけ」。「―な小僧だ」
⇒小癪に障る
こ‐しゃく【古借】
以前からある借金。東海道中膝栗毛初「大屋へ―をすましたかはり」
こ‐じゃく【孤弱】
みなしごで年のいかないこと。孤立でかよわいこと。また、そのような人。
ご‐しゃく【五尺】
①長さ1尺の5倍。
②荷船のへさきから垣立かきたつの間に設けた、取り外しのできる舷側材。→和船。
③(周代に8寸を1尺とした長さに基づく)短い身長。
④高さ5尺の屏風。栄華物語御裳着「―に本文を書かせ給へり」
⇒ごしゃく‐てぬぐい【五尺手拭】
⇒ごしゃく‐の‐どうじ【五尺の童子】
⇒ごしゃく‐の‐み【五尺の身】
ご‐しゃく【五爵】
公・侯・伯・子・男の五等の爵位。→華族
ご‐しゃく【語釈】
ことばの意義の解釈。
ごしゃく‐てぬぐい【五尺手拭】‥ヌグヒ
5尺の長さの手拭。
⇒ご‐しゃく【五尺】





広辞苑 ページ 7136 での【○腰二重】単語。