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○手中に落ちるしゅちゅうにおちる🔗⭐🔉
○手中に落ちるしゅちゅうにおちる
その者の所有となる。その者の意のままになる。
⇒しゅ‐ちゅう【手中】
しゅ‐ちょ【主著】
その人の主な著書。
しゅ‐ちょう【主帳】‥チヤウ
律令制で、郡司・軍団の主典さかん。
しゅ‐ちょう【主張】‥チヤウ
自分の説を強く言いはること。また、その説。「権利を―する」「―を通す」
しゅ‐ちょう【主徴】
おもな症状。おもな特色。
しゅ‐ちょう【主潮】‥テウ
①おもな潮流。
②ある時代または社会において、最も支配的な思想や文化の傾向。
しゅ‐ちょう【主調】‥テウ
〔音〕(Haupttonart ドイツ)楽曲の中心となっている主要な調。基調。
⇒しゅちょう‐おん【主調音】
しゅ‐ちょう【守長】‥チヤウ
番人の長。
しゅちょう【朱鳥】‥テウ
(スチョウ・アカミドリとも)天武天皇朝の最後の年に立てた年号。天武天皇15年7月20日(686年8月14日)に始まるが、いつまで続いたか不明。
しゅ‐ちょう【首長】‥チヤウ
①主宰する者。部族などの集団の統率者。かしら。
②行政機関の独任制の長官。「内閣の―」「地方自治体の―」
⇒しゅちょう‐ほう【首長法】
しゅ‐ちょう【殊寵】
特別にかわいがること。
しゅ‐ちょう【珠帳】‥チヤウ
珠玉を飾った美しいとばり。
しゅ‐ちょう【腫脹】‥チヤウ
腫瘍しゅよう・炎症または充血・液体の貯留などにより身体の一部がはれあがること。はれ。
じゅ‐ちょう【寿冢】
存命中に築いておく墓。寿域。寿蔵。生壙せいこう。
じゅ‐ちょう【竪超】‥テウ
〔仏〕浄土真宗の教判、二双四重の一つで、自力修行によってただちに仏となる教え。華厳・天台・真言等の教えを指すとされる。↔横超おうちょう
しゅちょう‐おん【主調音】‥テウ‥
〔音〕(→)主音に同じ。
⇒しゅ‐ちょう【主調】
しゅちょう‐ずきん【首丁頭巾】‥チヤウヅ‥
僧または法師武者が出陣などの時にかぶった頭巾。黒布でくくり、後方を広くして中を1カ所ほど綴じたもの。「出長(出張)頭巾」とも書く。源平盛衰記12「或は―に腹巻着たりなんどして」
しゅちょう‐ほう【首長法】‥チヤウハフ
(Act of Supremacy)1534年イングランド王ヘンリー8世が議会の協賛を得て制定した法律で、イングランド王をイングランド国教会の唯一最高の首長となし、ローマ教会からの分離を明確に定めたもの。メアリー1世の治世に廃止、エリザベス1世即位後59年に再び制定されて国教会制度が確立。首長令。国王至上法。
⇒しゅ‐ちょう【首長】
しゅ‐ちょく【手勅】
天子親筆の勅書。
シュチン【繻珍・朱珍】
(setim ポルトガル・satijn オランダ 一説に唐音「七糸緞しちんたん」の転)繻子しゅすの地合に数種の絵緯えぬき糸を用い、浮織や斜文織として文様を織り出したもの。主として女の帯・羽織裏・袋物に用いる。シッチン。シチン。
しゅつ【出】
(スイとも)
①内から外へでること。だすこと。↔入。
②ある場所・地位または家系などから出たものであること。生れ。「藤原氏の―」
③でしゃばること。さしでがましいこと。狂言、楽阿弥「もとより楽阿弥は―なるつらざしにて」
じゅっ【十】
⇒じっ
じゅつ【朮】
山中に自生する一種の薬草。おけらとも山薊やまあざみともいう。→白朮びゃくじゅつ→蒼朮そうじゅつ
じゅつ【戌】
十二支の第11。いぬ。
じゅつ【述】
のべること。また、のべたもの。
じゅつ【術】
①わざ。技芸。学問。
②不思議なわざ。まじない。「―をかける」
③てだて。手段。すべ。
④はかりごと。たくらみ。「―を弄する」
しゅつエジプトき【出埃及記】
(Exodus ラテン)旧約聖書中のモーセ五書の一つ。モーセに導かれたユダヤ人のエジプト脱出について記す。ヤハウェ神とのシナイ契約や十戒の授与が語られる。
しゅつ‐えん【出捐】
①金品を寄付すること。
②〔法〕自己の損失において相手方に財産上の利益を供与すること。
しゅつ‐えん【出演】
映画・テレビや舞台などに出て演ずること。出場して演説・講演をする意にもいう。「音楽会に―する」「―者」
しゅっ‐か【出火】‥クワ
火事を出すこと。火災をおこすこと。「2階から―する」「―原因」
しゅっ‐か【出荷】
荷物を積み出すこと。商品を市場に出すこと。「みかんを―する」↔入荷。
⇒しゅっか‐くみあい【出荷組合】
しゅつ‐が【出芽】
芽が出ること。生物体または細胞の一部に芽・小芽または小突起が生じ、これが成長すること。酵母・原生動物などでは母体から離れて新個体を形成する無性生殖の一種。
しゅつ‐が【出駕】
貴人が駕籠かごや車で出かけること。
しゅっ‐かい【出会】‥クワイ
であうこと。でくわすこと。邂逅かいこう。
じゅっ‐かい【十戒】
⇒じっかい
じゅっ‐かい【述懐】‥クワイ
(江戸時代まではシュッカイ)
①心中のおもいを述べること。古今著聞集4「―の詞をかきすぐせるによりて」。「しみじみと―する」
②愚痴をいいたてること。平家物語11「事あたらしき申状、―に似たりといへども」
⇒じゅっかい‐ぼうこう【述懐奉公】
じゅっかい‐ぼうこう【述懐奉公】‥クワイ‥
不平をいいながら主君に仕えること。毛吹草2「―身を持たず」
⇒じゅっ‐かい【述懐】
しゅっ‐かく【出格】
①昔、中国で応制・表章などを書くとき、敬意を表するために、定まった行より頭をあげて書いたこと。
②格にはずれること。通例からはずれていること。別格。破格。しゅっきゃく。
じゅっ‐かく【熟客】ジユク‥
よく見知った客。熟知の客。なじみの客。
しゅっか‐くみあい【出荷組合】‥アヒ
農業・漁業・林業などの中小生産業者が問屋の介入を排して協同販売をなし、大量販売に伴う利益を得ようとする目的で組織する組合。
⇒しゅっ‐か【出荷】
しゅっ‐かん【出棺】‥クワン
葬式に際して、遺骸を納めた棺をその家から送り出すこと。
しゅっ‐かん【出檻】
おりを出ること。また、出獄。
しゅっ‐かん【宿官】シユククワン
⇒しゅくかん
しゅっ‐かん【宿患】シユククワン
①以前からのうれえ。
②年来の病気。宿痾しゅくあ。
しゅつ‐がん【出願】‥グワン
①願い出ること。願書を提出すること。「―手続き」
②特許・免許・許可・救護、その他、権利の設定、禁止の解除、積極的な給付などに関することを国家機関に願い出ること。
しゅっ‐き【夙起】シユク‥
朝早く起きること。はやおき。早起そうき。
しゅっ‐きゃく【出格】
⇒しゅっかく
じゅっ‐きゅう【恤救】‥キウ
(「恤」は、めぐむ意)すくうこと。すくいめぐむこと。ほどこし。救恤。
しゅっ‐きょ【出挙】
⇒すいこ
しゅっ‐きょ【卒去】
⇒そっきょ
しゅつ‐ぎょ【出御】
天皇・三后がおでましになること。幕府の将軍にも言った。↔入御じゅぎょ
しゅつ‐ぎょ【出漁】
漁に出かけること。しゅつりょう。
しゅっ‐きょう【出京】‥キヤウ
①都を出て地方に行くこと。
②地方から都へ行くこと。上京。
しゅっ‐きょう【出郷】‥キヤウ
故郷を出ること。
しゅっ‐きん【出金】
金銭を出すこと。また、その金銭。でせん。出銀。
⇒しゅっきん‐でんぴょう【出金伝票】
しゅっ‐きん【出勤】
勤務に出かけること。また、勤務に出ていること。狂言、武悪「けふは心も直るか、あすは―をもするかと」。「時差―」
⇒しゅっきん‐ぼ【出勤簿】
しゅつ‐ぎん【出銀】
(→)出金に同じ。
しゅっきん‐でんぴょう【出金伝票】‥ペウ
銀行・会社などで、現金支払取引の内容を、その取引に関係のある部・課に通知するために作成・使用する紙片。仕訳の相手勘定科目・日付・金額などを記入する。支払伝票。
⇒しゅっ‐きん【出金】
しゅっきん‐ぼ【出勤簿】
会社などに出勤したことを記録する帳簿。
⇒しゅっ‐きん【出勤】
じゅっ‐くう【自由っくう】
勝手。きまま。わがまま。浮世風呂2「人間といふものは―なことばつかりいふものよ」
しゅつ‐ぐん【出軍】
①軍隊に加わって戦場に出ること。
②軍隊を戦場にくり出すこと。
しゅつ‐ぐん【出群】
すぐれてぬきんでること。抜群。
しゅっ‐け【出家】
〔仏〕家を出て仏門に入ること。俗世間をすて、仏道修行に入ること。また、その人。僧。↔在家。
⇒しゅっけ‐おち【出家落ち】
⇒しゅっけ‐ぐかい【出家具戒】
⇒しゅっけ‐さむらい【出家侍】
⇒しゅっけ‐とくど【出家得度】
⇒しゅっけ‐とんせい【出家遁世】
じゅっ‐けい【術計】
てだて。はかりごと。たくらみ。〈日葡辞書〉
じゅっ‐けい【熟計】ジユク‥
じっくりと計画を考えること。また、その計画。
しゅっけ‐おち【出家落ち】
僧侶が堕落して還俗げんぞくすること。また、その者。三河物語「―など引きつれて」
⇒しゅっ‐け【出家】
しゅつ‐げき【出撃】
陣地から出て敵を攻撃すること。
しゅっけ‐ぐかい【出家具戒】
出家した僧・尼が戒行を具足すること。
⇒しゅっ‐け【出家】
しゅっけ‐さむらい【出家侍】‥サムラヒ
出家と武士。農・工・商の庶民が特別扱いした身分の者。浄瑠璃、八百屋お七「―仏の使者、位の高いお人ぢやが」
⇒しゅっ‐け【出家】
しゅっ‐けつ【出欠】
出席と欠席。「―をとる」
しゅっ‐けつ【出血】
①血液が血管外に流出すること。血液の体外に出るのを外出血、組織内または体腔内に出るのを内出血という。
②転じて、労力・金銭などに犠牲・損失があること。「―を強いられる」「―大サービス」
⇒しゅっけつ‐じゅちゅう【出血受注】
しゅっけつ‐じゅちゅう【出血受注】
採算のとれない注文を受けること。
⇒しゅっ‐けつ【出血】
しゅっけ‐とくど【出家得度】
仏門に入り度牒どちょうを受けて僧・尼となること。現今は、寺に入って剃髪の式をあげること。僧籍に入ること。
⇒しゅっ‐け【出家】
しゅっけとそのでし【出家とその弟子】
倉田百三作の戯曲。6幕。1916年(大正5)12月以降発表、19年初演。親鸞が、己に背いて恋人に走ったわが子の善鸞、愛弟子唯円らを許して大往生を遂げる、他力本願の道を描く。
→文献資料[出家とその弟子]
しゅっけ‐とんせい【出家遁世】
世俗の生活を捨てて仏門に入ること。
⇒しゅっ‐け【出家】
しゅつ‐げん【出現】
①あらわれ出ること。
②〔天〕掩蔽えんぺいが終わって隠された天体が再現すること。
しゅっ‐こ【出庫】
①商品などを倉庫から出すこと。くらだし。
②電車・自動車などが車庫から出ること。また、出すこと。
↔入庫
じゅつ‐ご【述語】
①文の成分の一つ。主語に付いてその動作・状態・性質などを叙述する語。「鳥が飛ぶ」「空が青い」「人間は動物だ」の「飛ぶ」「青い」「動物(だ)」のように、動詞・形容詞または名詞(名詞に指定の助動詞の付いたもの)が用いられる。
②〔論〕
㋐命題(判断)において、主語に対して付加(肯定または否定)される項辞(概念)。「日本は島国である」の「島国」の類。賓辞。賓概念。
㋑現代論理学では、「xはFである」のように、ある個体(x)が一定の性質(F)をもつことを述べる言語表現。個体変項xに具体的な値を与えると真偽が定まる。
⇒じゅつご‐ろんり【述語論理】
じゅつ‐ご【術後】
手術が完了したあと(の時期)。「―の経過は良好だ」
じゅつ‐ご【術語】
(technical term)学術上で、特に限定された意味で用いる語。学術語。専門語。
しゅっ‐こう【出向】‥カウ
①出むくこと。出かけること。
②命令によってある所に行くこと。命令で他の会社や役所の仕事につくこと。「―社員」
しゅっ‐こう【出行】‥カウ
出てゆくこと。
しゅっ‐こう【出校】‥カウ
①勤め先の学校へ行くこと。「休日に―する」
②校正刷りが印刷所から出ること。
しゅっ‐こう【出航】‥カウ
船が航海に出ること。また、飛行機がとびたつこと。
しゅっ‐こう【出港】‥カウ
船舶が港を出ること。↔入港
しゅっ‐こう【出稿】‥カウ
新聞・雑誌、またテレビなどに広告原稿を出すこと。
しゅっ‐こう【出講】‥カウ
出むいて講義をすること。「大学院に―する」
しゅっ‐こう【夙興】シユク‥
朝早く起き出ること。朝早くからつとめること。
しゅっ‐こう【宿好】シユクカウ
①昔からのよしみ。故好。
②前々からの好み。
しゅっ‐こう【宿構】シユク‥
[三国志魏志王粲伝]詩文などを前々からこしらえておくこと。
しゅっ‐こう【淑行】シユクカウ
(「淑」は善の意、また、女性を称美する語)よいおこない。また、女性のよいおこない。
じゅっ‐こう【熟考】ジユクカウ
よくよく考えること。「しばらく―を要する」「―を重ねる」
じゅっ‐こう【熟荒】ジユククワウ
豊年で米価が下がり、農民が困窮すること。
しゅっ‐こく【出国】
国外へ出ること。外国へ行くために、その国を出ること。↔入国
しゅつ‐ごく【出獄】
囚人が釈放されて、牢屋・刑務所を出ること。出所。出牢。↔入獄
しゅっ‐こつ【倏忽・儵忽】シユク‥
たちまち。にわかに。
じゅつご‐ろんり【述語論理】
(predicate logic)命題論理と共に現代論理学の中核をなす分野。命題論理がその基本構成単位として文よりも小さな単位を認めないのに対し、文が主語と述語とからできているという分析をもとに、文の内部構造にも立ち入った推論の形式化を行う。変項と量化子という仕組みによって、「すべての」「少なくともひとつの」といった量化表現を扱うことができる。↔命題論理
⇒じゅつ‐ご【述語】
しゅっ‐こん【宿恨】シユク‥
年来のうらみ。宿怨。
しゅっ‐こん【宿根】シユク‥
①〔仏〕前世の業ごうによって定まった機根。
②㋐根が枯れずに生き残ること。
㋑宿根草の略。
⇒しゅっこん‐そう【宿根草】
じゅっ‐こん【入魂】
⇒じゅこん。甲陽軍鑑14「信長と二世までの―につき」
じゅっ‐こん【熟根】ジユク‥
(「宿根」からできた語か)生れ。素性すじょう。平家物語1「―賤しき下臈なり」
しゅっこん‐そう【宿根草】シユク‥サウ
地上部はその年に枯れるが、地下茎または根が残って、翌年、芽を出す草本。宿草。多年草。
⇒しゅっ‐こん【宿根】
しゅっ‐さ【出差】
〔天〕月が太陽の影響を受けてその軌道運行の速度が周期的に変わる現象の一つ。月の軌道上における位置に関係する。
しゅつ‐ざ【出座】
その座に出ること。
じゅっ‐さく【述作】
①先人の教えや説を述べ伝えることと自分の新しい説を作ること。
②著述。また、著述した物。
じゅっ‐さく【術策】
はかりごと。謀計。「―をめぐらす」
しゅっ‐さつ【出札】
札を出すこと。入場券や乗車券などの切符を売ること。「―係」
⇒しゅっさつ‐ぐち【出札口】
しゅっさつ‐ぐち【出札口】
切符を売る窓口。切符売り場。
⇒しゅっ‐さつ【出札】
しゅっ‐さん【出産】
①産物をつくりだすこと。産出。
②子が生まれること。子を分娩すること。「―休暇」
⇒しゅっさん‐りつ【出産率】
しゅつ‐ざん【出山】
(シュッサンとも)
①山を出ること。隠者の出仕にたとえる。
②山寺を出ること。山にこもって修行していた僧が、その山を出ること。
しゅっさん‐しゃか【出山釈迦】
(画題)6年の苦行ののち、更に独自の道を求めて雪山を出る釈尊。
しゅつさんぞうきしゅう【出三蔵記集】‥ザウ‥シフ
中国における現存最古の経典目録。南北朝時代梁の僧、僧祐(445〜518)の撰。15巻。後漢から梁までの訳経の記録、経序・経後記、訳経僧の伝記などを収める。僧祐録。
しゅっさん‐りつ【出産率】
「出生率しゅっしょうりつ」参照。
⇒しゅっ‐さん【出産】
しゅっ‐し【出仕】
①民間から出て官に仕えること。仕官。
②勤務に出ること。出勤。平家物語8「直垂で―せんことあるべうもなかりけりとて」
③明治初年、官庁の試補。のちに、臨時の員外官。
しゅっ‐し【出資】
①資金を出すこと。
②〔法〕民法上、社団法人の社員や組合員が事業の遂行に必要な財産や労務を拠出すること。
⇒しゅっし‐ほう【出資法】
しゅつ‐じ【出自】
①出どころ。うまれ。
②(descent)出生と同時に血縁に基づいて制度的に認知・規定される系譜上の帰属。
じゅっ‐し【十指】
⇒じっし
じゅつ‐し【術士】
巧みに計をめぐらす人。策士。
しゅっし‐かん【出糸管】‥クワン
クモ類が糸を出す管。腹端の糸疣いといぼの上に多数開口する。種類によって数や形が異なるが、ジョロウグモで約500本。吐糸管。紡績管。→蜘蛛くも(図)
しゅっし‐せん【出糸腺】
(→)糸腺に同じ。
しゅっし‐とっき【出糸突起】
(→)糸疣いといぼに同じ。
しゅっし‐ほう【出資法】‥ハフ
いわゆるサラ金などの貸金業者を規制する法律。高利などを取り締まる。1954年公布。
⇒しゅっ‐し【出資】
しゅっ‐しゃ【出社】
会社へ出勤すること。「定時に―する」
じゅつ‐しゃ【術者】
手術・技術・忍術などを実際に施す人。
しゅっ‐しゅっ
①蒸気などがすきまから断続的にふき出る音。「香水を―とふりまく」「―ぽっぽ」
②強くこすり合わせる時に出る音。「―とかんなをかける」
しゅっ‐しょ【出所・出処】
①(「出処」と書く。「処」はとどまる意)出て仕えることと退いて野にいること。仕官することとしないこと。
②事の起こった所。出どころ。「―を明らかにする」
③生まれたところ。出生地。また、生まれた境遇。浮世草子、御前義経記「この客の―知れず」
④(「出所」と書く)刑を終わって刑務所から出ること。出獄。
⇒しゅっしょ‐しんたい【出処進退】
しゅっ‐しょう【出生】‥シヤウ
①胎児が生まれ出ること。
②生まれた土地や境遇。
③才能などが現れ出ること。至花道「おのづから上手に―したる瑞力ずいりき」
④〔法〕自然人が権利能力を享有する始期。
⇒しゅっしょう‐がいしょう【出生外傷】
⇒しゅっしょう‐ち【出生地】
⇒しゅっしょうち‐しゅぎ【出生地主義】
⇒しゅっしょう‐とどけ【出生届】
⇒しゅっしょう‐りつ【出生率】
しゅっ‐しょう【出象】‥シヤウ
〔天〕(→)「しゅつり(出離)」2に同じ。
しゅつ‐じょう【出定】‥ヂヤウ
〔仏〕禅定ぜんじょうを終えて出ること。↔入定
しゅつ‐じょう【出場】‥ヂヤウ
①その場所に出ること。
②運動競技・演技などに参加すること。「大会に―する」
しゅっしょう‐がいしょう【出生外傷】‥シヤウグワイシヤウ
子供自身が生まれるときに経験すると考えられる苦しみと恐れ。夢や神経症的不安の形で再現するとされる。精神分析の用語。
⇒しゅっ‐しょう【出生】
しゅつじょうごご【出定後語】‥ヂヤウ‥
(シュツジョウコウゴとも)富永仲基とみながなかもと著の仏教思想発達史論。2巻。1745年(延享2)刊。仏教経典の成立を初めて歴史的・批判的に論じた。→大乗非仏説論
→文献資料[出定後語]
しゅつじょうしょうご【出定笑語】‥ヂヤウセウ‥
平田篤胤あつたねの著。3巻・付録3巻。1811年(文化8)成り、49年(嘉永2)刊行。出定後語の説などに基づいた仏教排撃の書。別名、仏道大意。
しゅっしょう‐ち【出生地】‥シヤウ‥
その人の生まれた土地。
⇒しゅっ‐しょう【出生】
しゅっしょうち‐しゅぎ【出生地主義】‥シヤウ‥
〔法〕(→)生地せいち主義に同じ。
⇒しゅっ‐しょう【出生】
しゅっしょう‐とどけ【出生届】‥シヤウ‥
人が出生した時、14日以内に出生地の市区町村長に届け出ること。また、その書類。一定の事項を記載した届書に、医師・助産婦または出産に立ち会った者の出生証明書を添え、父・母などが届け出る。
⇒しゅっ‐しょう【出生】
しゅっしょう‐りつ【出生率】‥シヤウ‥
人口1000人に対する1年間の生産児数の割合。日本では10月1日現在の人口を算定の基準とする。死産を含む場合は出産率という。
⇒しゅっ‐しょう【出生】
しゅっ‐しょく【出色】
他より際立ってすぐれていること。「―のできばえ」「彼の演技が―だった」
じゅっ‐しょく【述職】
[孟子梁恵王下]諸侯が天子に謁して職事の状況を報告すること。朝覲ちょうきん。
しゅっしょ‐しんたい【出処進退】
官職や地位にとどまるかやめて退くかということ。身の処し方・振り方。「―を誤る」
⇒しゅっ‐しょ【出所・出処】
しゅっ‐しん【出身】
①律令制で、官職に挙げ用いられること。出仕を命ぜられること。類聚三代格17「―を賜ふ」
②生まれた土地、卒業した学校、属していた身分などが、そこであること。「長野県―」「―校」「技術畑―」
しゅつ‐じん【出陣】‥ヂン
戦場に出ること。戦争に行くこと。「学徒―」
⇒しゅつじん‐しき【出陣式】
しゅつ‐じん【出塵】‥ヂン
俗世間を捨てること。出家すること。
しゅつじん‐しき【出陣式】‥ヂン‥
出陣を祝って行う儀式。武家時代には小具足に鎧直垂よろいひたたれを着し、三組みつぐみの杯を三方に載せ、「打って勝って喜ぶ」の縁起から、うちあわび・勝栗・昆布の3種の肴で献酬した。出陣祝。
⇒しゅつ‐じん【出陣】
しゅっ・す【卒す】
〔自サ変〕
(四位・五位の人および天皇の親族が)死ぬ。中国では大夫の死にいう。
しゅっ‐すい【出水】
大水がでること。洪水。でみず。「坑内に―する」
⇒しゅっすい‐かん【出水管】
⇒しゅっすい‐ざい【出水罪】
しゅっ‐すい【出穂】
稲などの穂ほが出ること。
しゅっすい‐かん【出水管】‥クワン
〔生〕二枚貝類の2本の水管のうち、背側にある排水管。もう一方は入水管と呼び、ともに貝類の呼吸・採餌の器官。
⇒しゅっ‐すい【出水】
しゅっすい‐ざい【出水罪】
水を氾濫させて、現に人が住居に使用するかまたは現に人のいる建造物・汽車・電車・鉱坑の効用を失わせる罪。→溢水いっすい罪
⇒しゅっ‐すい【出水】
じゅっ‐すう【術数】
①はかりごと。たくらみ。策略。計略。「権謀―」
②陰陽家・卜筮ぼくぜい家などの暦数の術。
しゅっ‐せ【出世】
①〔仏〕
㋐諸仏が衆生済度しゅじょうさいどのためこの世に出現すること。しゅっせい。
㋑世俗を捨てて仏道に入ること。また、その人。出世間。出家。僧侶。
㋒叡山で、公卿の子息が受戒・剃髪して僧となったもの。
㋓禅宗で、寺院の住持となること、高位の寺に転住すること、黄衣・紫衣を賜ること、和尚の位階を受けることなどをいう。
②この世に生まれ出ること。出生。
③(出世1㋒が特に昇進が早かったところからいう)世の中に出て立派な地位・身分となること。しゅっせい。「―して故郷に帰る」「立身―」
⇒しゅっせ‐うお【出世魚】
⇒しゅっせ‐がしら【出世頭】
⇒しゅっせ‐さく【出世作】
⇒しゅっせ‐しゃ【出世者】
⇒しゅっせ‐しょうもん【出世証文】
⇒しゅっせ‐ばらい【出世払い】
⇒しゅっせ‐ほんがい【出世本懐】
⇒しゅっせ‐りきし【出世力士】
しゅっ‐せい【出生】
⇒しゅっしょう
しゅっ‐せい【出征】
軍隊の一員として戦地に行くこと。「―兵士」
しゅっ‐せい【出精】
精を出して事に励むこと。精励。
⇒しゅっせい‐ねびき【出精値引き】
しゅっせい‐ねびき【出精値引き】
精一杯の値引きであることを強調して、見積書に記す語。
⇒しゅっ‐せい【出精】
しゅっせ‐うお【出世魚】‥ウヲ
成長するに従って、名のかわる魚。鯔ぼら・鱸すずき・鰤ぶりの類。
⇒しゅっ‐せ【出世】
しゅっせかげきよ【出世景清】
浄瑠璃。近松門左衛門作の時代物。1685年(貞享2)竹本座初演。平景清が源頼朝および畠山重忠を討とうとして失敗し、入牢を命ぜられたが、観世音の功力によって一命を助けられ、両眼をえぐって日向に下るまでを脚色。竹本義太夫のために初めて執筆したもの。
→文献資料[出世景清]
しゅっせ‐がしら【出世頭】
親族・同級生などの仲間のうちで最も出世した者。
⇒しゅっ‐せ【出世】
しゅっ‐せき【出席】
授業や会合などに出ること。「―をとる」「ぜひ御―下さい」
⇒しゅっせき‐ていし【出席停止】
⇒しゅっせき‐ぼ【出席簿】
しゅっせき‐ていし【出席停止】
(→)登院とういん停止に同じ。
⇒しゅっ‐せき【出席】
しゅっせき‐ぼ【出席簿】
出欠を記録する帳簿。特に、学校で生徒・学生の出欠・遅刻・早退を記録する帳簿。
⇒しゅっ‐せき【出席】
しゅっ‐せけん【出世間】
〔仏〕世俗を離れて悟りの世界に入ること。また、その境地。また、その教えを説いた仏法のこと。出世。↔世間
しゅっせ‐さく【出世作】
世に認められるようになった最初の作品。
⇒しゅっ‐せ【出世】
しゅっせ‐しゃ【出世者】
①仏道に入った者。出家。僧侶。
②(→)世捨人よすてびとに同じ。
⇒しゅっ‐せ【出世】
しゅっせ‐しょうもん【出世証文】
「出世の上は必ず弁済仕つかまつるべく」といった類の記載のある借用証書。
⇒しゅっ‐せ【出世】
しゅっせ‐ばらい【出世払い】‥バラヒ
借金の返済期限を借主が将来出世した時と定めること。→出世証文。
⇒しゅっ‐せ【出世】
しゅっせ‐ほんがい【出世本懐】‥グワイ
〔仏〕釈尊がこの世に生まれた真の目的。天台宗・日蓮宗では法華経、浄土教では浄土三部経を出世本懐の経とする。
⇒しゅっ‐せ【出世】
しゅっせ‐りきし【出世力士】
前相撲で規定の勝星をあげ、翌場所序の口に上がって初めて番付に名前が載ることになった新弟子。
⇒しゅっ‐せ【出世】
ジュッセルドルフ【Düsseldorf】
⇒デュッセルドルフ
しゅっ‐せん【出船】
船が港を出ること。ふなで。でふね。
じゅつ‐ぜん【術前】
手術をする前。また、その時期。
しゅっ‐そ【出訴】
訴え出ること。訴訟を提起すること。提訴。
しゅっ‐そう【出走】
①[史記孔子世家]出ていってしまうこと。逃げ出すこと。出奔しゅっぽん。
②競馬などで、走り出すこと。また、競走に出ること。「―馬」
しゅつ‐ぞく【出俗】
俗世間を脱すること。脱俗。
しゅっ‐たい【出来】
(シュツライの転)
①事件の起こること。もち上がること。「珍事が―する」
②物事のでき上がること。成就。完成。「近日―の予定」
しゅつ‐だい【出題】
詩歌の題や試験の問題などを出すこと。「懸賞問題を―する」
しゅっ‐たつ【出立】
出発すること。旅立ち。門出。「早朝に―する」
しゅっ‐たん【出炭】
①石炭を掘り出すこと。
②木炭を生産すること。
じゅっ‐ちゅう【術中】
計略の中。てくだのうち。
⇒術中に陥る
広辞苑 ページ 9460 での【○手中に落ちる】単語。