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じん【仁】🔗⭐🔉
じん【仁】
(呉音はニン)
①いつくしみ。思いやり。特に、孔子が提唱した道徳観念。礼にもとづく自己抑制と他者への思いやり。忠と恕の両面をもつ。以来、儒家の道徳思想の中心に据えられ、宋学では仁を天道の発現とみなし、一切の諸徳を統すべる主徳とした。封建時代には、上下の秩序を支える人間の自然的本性とされたが、近代、特に中国では、万人の平等を実現する相互的な倫理とみなされるようになった。
②ひと。人物。「その―なら面識がある」
③〔生〕
㋐(→)核小体に同じ。
㋑種子から種皮を取り去ったなかみ。すなわち、胚および胚乳の総称。にん。
[漢]仁🔗⭐🔉
仁 字形
筆順
〔人(亻・
)部2画/4画/教育/3146・3F4E〕
〔音〕ジン(漢) ニン(呉) ニ(慣)
〔訓〕ひと (名)きみ・ひとし
[意味]
①人としての思いやり。いつくしみ。なさけ。「仁愛・仁政・不仁・寛仁大度・仁義礼智ち信・一視同仁」
②ひと。人物。「その仁なら存じています」「奇特な御仁ごじん」「朴念仁ぼくねんじん」
③果実の核の中身。「杏仁きょうにん・亜麻仁油あまにゆ」
[解字]
形声。「人」+音符「二」。人が二人並ぶ意を表し、仲間としての親しみを意味する。孔子はこの仲間意識を広く人に及ぼすことを説き、「仁」を儒教の根本理念とした。
[難読]
仁寿殿じじゅうでん・仁和寺にんなじ
筆順
〔人(亻・
)部2画/4画/教育/3146・3F4E〕
〔音〕ジン(漢) ニン(呉) ニ(慣)
〔訓〕ひと (名)きみ・ひとし
[意味]
①人としての思いやり。いつくしみ。なさけ。「仁愛・仁政・不仁・寛仁大度・仁義礼智ち信・一視同仁」
②ひと。人物。「その仁なら存じています」「奇特な御仁ごじん」「朴念仁ぼくねんじん」
③果実の核の中身。「杏仁きょうにん・亜麻仁油あまにゆ」
[解字]
形声。「人」+音符「二」。人が二人並ぶ意を表し、仲間としての親しみを意味する。孔子はこの仲間意識を広く人に及ぼすことを説き、「仁」を儒教の根本理念とした。
[難読]
仁寿殿じじゅうでん・仁和寺にんなじ
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