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しき【式】🔗🔉

しき】 ①一定の体裁または形状。また、標準となるやり方・作法。規定。式目。千載和歌集「やまとうたの―をつくれりける」。「電動―」 ②形にのっとった行事。「―を挙げる」 ③律令の施行細則。→格式きゃくしき。 ④ありさま。事情。次第。太平記10「此の程の―をば、身にかへても申し宥むべく候」 ⑤(formula; expression)数学その他諸科学で記号を連ねて或る関係を表すのに用いるもの。数式・方程式・関数式・分子式・構造式など。「―を立てる」 ⑥〔論〕三段論法を構成する命題の種類、すなわちその質および量の違いに基づいて分類された三段論法の形式。論式。論理式。↔格。 ⑦式神しきがみの略。 ⑧(多く「しき」と書く。副助詞的に用いて)たかが…くらい。わずか…ほど。日葡辞書「ワレラシキ」。「これ―のこと」

[漢]式🔗🔉

 字形  筆順 〔弋部3画/6画/教育/2816・3C30〕 〔音〕シキ(呉) ショク(漢) 〔訓〕のり [意味] ①きまり。一定のやり方。作法。「式目・形式・古式・略式・ヘボン式・手動式」 ②一定の作法に従って行う改まった行事。「式を挙げる」「式典・式辞・儀式・結婚式・卒業式」 ③数学・論理学などで、ある構造・関係を記号を用いて表したもの。「式を立てる」「数式・方程式・公式」 ④律令りつりょうの施行に関する細則。「格式きゃくしき・延喜えんぎ式」 ⑤発語・接続の助字。もって(=以)。「式歌且舞=もって歌いかつ舞う」〔詩経〕「式微しきび・しょくび」 ⑥車の手すりに寄りかか(って頭を下げてあいさつをす)る。(同)軾。「夫子式而聴之=夫子ふうししょくしてこれを聴く」〔礼記〕 [解字] 形声。「工」(=仕事)+音符「弋」。道具を用いて仕事をする、転じて、道具の使い方、行事のやり方の意。 [下ツキ 違式・一式・会式・皆式・格式・儀式・旧式・胸式呼吸・挙式・型式・形式・公式・硬式・古式・祭式・司式・書式・諸式・新式・神式・数式・図式・制式・正式・葬式・単式・定式・等式・軟式・年式・版式・範式・複式・腹式呼吸・仏式・方式・法式・本式・様式・洋式・要式・略式・礼式・和式

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