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かく【格】🔗🔉

かく】 (呉音はキャク、慣用音はコウ) ①㋐のり。きまり。法則。規則。やり方。三冊子「四文字四文字に書く、大かたの―也」。東海道中膝栗毛5「江戸の―にて杯をさしたるおやまを」 ㋑⇒きゃく(格)。 ②身分。位。等級。「―が高い」「―づけ」 ③木を四角に組んだもの。組みあわせ。 ④〔言〕(case)名詞や代名詞の文中における文法的・機能的働き。また、それを表す言語形式。主格・対格(目的格)・与格(間接目的格)・属格(所有格)などがある。語形変化や助詞などの語によって示される。 ⑤〔論〕三段論法を構成する大・小前提と結論の主語・述語の組み合せに基づく三段論法の分類。形式的には第1格から第4格まである。↔式

きゃく【格】🔗🔉

きゃく】 (呉音)古代、律令を部分的に改めるために臨時に発せられた詔勅・官符の類。また、それらを編纂した書。→格式きゃくしき

こ【格】🔗🔉

】 ①障子の骨。 ②梯子はしごの足をかける横木。古今著聞集14「階はしの―を斜におり下りて」 ③格天井ごうてんじょうの竿材。 ④碁盤・将棋盤の面に引いた縦横の線。め。

[漢]格🔗🔉

 字形  筆順 〔木部6画/10画/教育/1942・334A〕 〔音〕カク(漢) キャク(呉) コウ〈カウ〉=(慣) 〔訓〕いたる・ただす [意味] ①物事を制限するきまり。法則。標準。「格式かくしき・きゃくしき・格言・規格・適格・破格」 ②人や物などの柄がら。位置づけ。品等。「格が下がる」「格調・人格・性格・資格・価格」 ③方形にきちんと組み合わせた材。骨組み。「格子こうし・格天井ごうてんじょう・骨格」 ④きちんとする。ただす。「格納・厳格」 ⑤いたる。いたす。「格物致知」 ⑥手でなぐる。うち殺す。(同)挌。「格闘・格技」 ⑦文法上、文中の語句の意味関係。「主格・目的格」▶caseの訳語。 [解字] 形声。「木」+音符「各」(=つかえる。いたりとまる)。ひっかかる木、転じて、わくをはめる、制限する意。 [下ツキ 価格・家格・歌格・扞格・規格・欠格・厳格・降格・合格・古格・骨格・詩格・資格・寺格・失格・社格・主格・出格・昇格・神格・人格・性格・正格・体格・適格・同格・破格・品格・賓格・風格・別格・変格・本格

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