複数辞典一括検索+

つく‐づく【熟・熟々】🔗🔉

つく‐づく熟・熟々】 〔副〕 ①念を入れて、見たり考えたりするさま。つらつら。よくよく。源氏物語竹河「さやかならねど―と見れば桜色のあやめもそれと見きわめつ」。「―思案する」 ②物思いに沈むさま。物さびしく。つくねんと。源氏物語「―とおはする程、日も暮れにけり」 ③深く感ずるさま。「―いやになった」

にき【和・熟】🔗🔉

にき和・熟】 〔接頭〕 (ニコと同根。奈良・平安時代には清音。後世はニギとも)「おだやかな」「やわらかな」「こまかい」「精熟した」などの意を表す。「―膚はだ」「―みたま(和魂)」↔あら(荒)

[漢]熟🔗🔉

 字形  筆順 〔火(灬)部11画/15画/教育/2947・3D4F〕 〔音〕ジュク(呉) 〔訓〕れる・こなれる・つらつら [意味] ①火にかけて十分にやわらかくする。煮る。煮える。「半熟」 ②うれる。果実などが十分にみのってやわらかくなる。心身が十分に発育する。「梅の実が熟する」「熟柿じゅくし・成熟・完熟・未熟・早熟」 ③十分こなれた状態になる。「機運が熟する」「日本語として熟していない」「熟成・熟語」 ④よく慣れて巧みになる。「熟練・熟達・習熟・円熟」 ⑤十分に。つくづく。つらつら。「熟睡・熟慮・熟読」「熟視笑曰=つらつら視て笑っていわく」 [解字] 形声。「火」+音符「孰」(=やわらかくにる)。「孰」がもっぱら助字として用いられるようになったので、「火」を加えて区別した。は異体字。 [下ツキ 円熟・黄熟・完熟・慣熟・習熟・成熟・早熟・追熟・半熟・晩熟・豊熟・未熟・爛熟・練熟・老熟 [難読] 熟寝うまい

広辞苑で完全一致するの検索結果 1-3