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ぎょう【行】ギヤウ🔗🔉

ぎょうギヤウ ①文字などの縦のならび。転じて、横のならびにも。くだり。「ア―」 ②律令制の書式で、位が高く官が低いことを示す字。→位署。 ③〔仏〕(梵語saṃskāra) ㋐(能動的意味で)形成するもの。われわれの存在を成り立たせる潜在的形成力。また、さまざまな心的活動。十二因縁の第2。五蘊の第4。 ㋑(受動的意味で)形成されたもの。生滅変化する一切の現象世界の存在。 ④修行しゅぎょう。「無言の―」 ⑤行書の略。「真草―」 ⑥〔哲〕実践。行為。人間的な働き。↔知。 ⑦数学で、行列または行列式で横のならび。 →こう(行)

くだり【行】🔗🔉

くだり】 ①上から下までの列。縦の線。万葉集14「風の音の遠き吾妹が着せし衣きぬ手本たもとの―まよひ来にけり」 ②文章の一行。また、それを数える語。源氏物語梅枝「ただ三―ばかりに」。「三―半」 ⇒くだり‐せば【行狭】

こう【行】カウ🔗🔉

こうカウ (呉音はギョウ、唐音はアン) ①ゆくこと。旅。「―をともにする」 ②おこなうこと。すること。ふるまい。 ③古詩の一体。もと楽府がふの楽曲の意。唐以後は比較的長編の叙事詩をいうことが多い。「琵琶―」 ④唐・宋以降設けた商工業の同業組合の一種。西洋のギルドに似たもの。また、問屋・仲介業者あるいは単に商店を指す。 →ぎょう(行) ⇒行を壮にする

[漢]行🔗🔉

 〔彳部3画〕 ⇒行部

[漢]行🔗🔉

 字形  筆順 〔行部0画/6画/教育/2552・3954〕 〔音〕コウ〈カウ〉(漢) ギョウ〈ギャウ〉(呉) アン(唐) 〔訓〕く・く・おこなう (名)みち・ゆき・つら [意味] ①ゆく。 ㋐歩いていく。すすむ。「行進・行住坐臥ぎょうじゅうざが・歩行・通行・急行」 ㋑よそへ出かける。旅(にゆく)。「行を共にする」「行程・行李こうり・行在所あんざいしょ・壮行・紀行」 ㋒ゆかせる。すすめる。動かす。「行軍・行文・行脚あんぎゃ・発行・刊行」 ㋓持ちあるく。「行火あんか・行灯あんどん」 ㋔歩きながら。ゆくゆく。「行吟・行商ぎょうしょう」 ②おこなう。 ㋐ある事をする。おこない。ふるまい。「行為・行政ぎょうせい・興行こうぎょう・言行・品行・非行」 ㋑ギョウ〔仏〕悟りにいたるための実践。「無言の行」「行者・勤行ごんぎょう・修行しゅぎょう・難行」 ③とどこおらない。 ㋐ギョウ漢字の書体の一つ。「行書・楷行草かいぎょうそう」 ㋑漢詩の一体。音調がとどこおらない詩。「琵琶びわ行」 ④ギョウ(文字の)たてのならび。「行列・行間・行頭・改行・ア行」 ⑤ギョウ令制で、官位を称する際、官が位に相応せず低い官である場合に挿入する語。(対)守。「正二位行大納言」 ⑥問屋。みせ。「銀行・行員」▶もと、同列に並ぶ意から、中国の唐・宋そう以後に起こった同業組合の称。 [解字] 解字十字路を描いた象形文字。人通りの多い大通り(を歩いて進む)の意。 [下ツキ 悪行・易行道・移行・一行・印行・淫行・運行・横行・汚行・改行・蟹行・角行・寒行・願行・刊行・慣行・敢行・緩行・雁行・奇行・紀行・逆行・急行・躬行・凶行・強行・挙行・吟行・銀行・苦行・径行・携行・決行・血行・兼行・現行・言行・興行・孝行・航行・五行・勤行・山行・私行・試行錯誤・施行・膝行・実行・執行・舟行・醜行・獣行・修行・巡行・順行・所行・諸行・徐行・進行・遂行・水行・随行・性行・盛行・先行・専行・潜行・善行・壮行・操行・走行・遡行・素行・即行・続行・大行・退行・代行・他行・蛇行・単行・断行・知行・直行・通行・同行・徳行・篤行・独行・鈍行・難行・爬行・跛行・発行・板行・版行・犯行・蛮行・非行・飛行・尾行・微行・百行・品行・奉行・併行・平行・並行・暴行・歩行・密行・夜行・遊行・洋行・予行・乱行・力行・陸行・履行・流行・旅行・励行・厲行・連行 [難読] 行纏はばき・行縢むかばき・行方ゆくえ・行衛ゆくえ

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