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うら【裏】🔗🔉

うら】 ➊表面と反対の、隠れている方(にあるもの)。↔表。 ①平らな物の、見えない方。裏面。拾遺和歌集「鏡鋳させ侍りける―に」。「コインの―が出る」 ②内部。奥。万葉集15「天地のそこひの―に」 ③物のかげ・うしろの側。背面。表立っていないほう。「家の―」「―の通り」 ④事柄の表に現れない面。内情。内幕。「事件の―」 ⑤着物の内面につける布。裏地。「―は花色木綿」 ⑥裏づけ。「供述の―をとる」 ⑦(家屋の裏にある)便所。せっちん。 ⑧長いものの先端。すえ。 ➋規準と異なるもの。 ①反対。うらはら。日葡辞書「ウラヲイウ」 ②〔論〕(reverse)命題P・Qから形成される「PならばQ」という条件命題に対して、「PでなければQでもない」という条件命題をはじめの条件命題の裏という。最初の条件命題が真であっても、裏は必ずしも真ではない。 ➌1対のものの2番目の方のもの。↔表。 ①連歌・俳諧で、懐紙を二つ折にして綴じた時、裏すなわち偶数ページになる面。 ②野球の試合の各回で、後攻チームが攻撃する番。 ③初会の時と同じ遊女を2回目に揚げること。「裏を返す」から出た語。 ⇒裏には裏がある ⇒裏の裏を行く ⇒裏へ回る ⇒裏を言う ⇒裏を返す ⇒裏をかく ⇒裏を取る ⇒裏を封ず

り【裏・裡】🔗🔉

裏・裡】 字音語の下に付いて、その状態・条件にあることを表す語。「盛会―に終わる」

[漢]裏🔗🔉

 〔亠部11画〕 ⇒衣部

[漢]裏🔗🔉

 字形  筆順 〔衣(衤)部7画/13画/教育/4602・4E22〕 〔音〕(呉)(漢) 〔訓〕うら [意味] ①衣服などのうら。かくれている方の面。(対)表。「裏面・表裏」 ②うち。 ㋐物の内側。心の中。「脳裏・胸裏・内裏だいり」 ㋑ある状態のうち。「暗暗裏・盛会裏・秘密裏」 ▷②にはしばしば俗字の「裡」を用いる。 [解字] 形声。「衣」+音符「里」。 [下ツキ 胸裏・禁裏・庫裏・手裏剣・場裏・心裏・内裏・肚裏・脳裏・表裏

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