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やま‐あらし【山荒らし・豪猪】🔗🔉

やま‐あらし山荒らし・豪猪】 ネズミ目ヤマアラシ科3属約11種とアメリカヤマアラシ科4属約10種の哺乳類の総称。体長30〜80センチメートルほど。毛色は黒褐色の種が多い。ヤマアラシ科はアフリカからヨーロッパ・南アジアに、アメリカヤマアラシ科は南北アメリカに広く分布。いずれも背から腰にとげのようになった剛毛を持ち、敵にあったとき、体を振って音を出したり、敵を刺したりする。昼は穴に隠れ、夜、球根や根のほか、動物質の食物をとる。 やまあらし ヤマアラシ 提供:東京動物園協会

やま‐あらし【山嵐】🔗🔉

やま‐あらし山嵐】 ①山に吹く嵐。山から吹いてくる嵐。 ②柔道の手技の一つ。右手で相手の右襟えりをとらえ、左手で右袖そでを外部から順にとらえ、相手の浮き上がってくる時、吊り上げながら、その右くるぶしのやや上部に右足を当てて、相手の右前隅すみに大きく投げる。

やま‐あららぎ【山蘭】🔗🔉

やま‐あららぎ山蘭】 ①コブシの別称。〈[季]春〉。〈本草和名〉 ②ギョウジャニンニクの別称。

やま‐あり【山蟻】🔗🔉

やま‐あり山蟻】 アリ科ヤマアリ属の昆虫の総称。いずれも山地に多い中形のアリで、クロヤマアリ・アカヤマアリ・エゾアカヤマアリなどがある。〈[季]夏〉。新花つみ「―の覆道造る牡丹かな」 クロヤマアリ 撮影:海野和男 アカヤマアリ 撮影:海野和男

やま‐あるき【山歩き】🔗🔉

やま‐あるき山歩き】 運動または趣味として、山中を歩くこと。山踏み。

やまい【病】ヤマヒ🔗🔉

やまいヤマヒ ①やむこと。病気。いたつき。南海寄帰内法伝平安後期点「疾ヤマヒを去けむことを冀ねがうて」。「―に倒れる」 ②よくない性癖。欠点。短所。きず。 ③気がかり。苦労のたね。 ④(中国の詩学でいう「詩八病」から)和歌・連歌などで修辞上嫌うべきこと。源氏物語玉鬘「和歌の髄脳いとところせう―去るべきところ多かりしかば」→うたのやまい→さりきらい⇒やまい‐け【病気】 ⇒やまい‐だ【病田】 ⇒やまい‐だおれ【病倒れ】 ⇒やまい‐だれ【病垂】 ⇒やまい‐はちまき【病鉢巻】 ⇒やまい‐ばれ【病晴れ】 ⇒やまい‐もの【病者】 ⇒病革まる ⇒病膏肓に入る ⇒病治りて薬忘れる ⇒病は気から ⇒病は口より入り、禍は口より出づ ⇒病を養う

広辞苑 ページ 19834