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けし‐がね【芥子金】🔗🔉

けし‐がね芥子金】 江戸時代の2朱または1朱の貨幣の俗称。

けし‐がら【芥子殻】🔗🔉

けし‐がら芥子殻】 ①ケシの果実の外皮。 ②武具の指物さしものの一種。ケシの実に葉を配した形のもの。

けしから‐ず【怪しからず】🔗🔉

けしから‐ず怪しからず】 (打消の助動詞ズが加わってケシの、普通と異なった状態であるという意味が強調された語とも、ズの打消の作用が「…どころではない」の意となった語ともいう) ①あやしい。異様である。常軌を逸している。大鏡伊尹「御本性のけしからぬさまに見えさせ給へば」。日葡辞書「ケシカラヌテイ」 ②よくない。感心できない。わるい。宇津保物語忠乞「けしからぬ所に通ひいきて」。日葡辞書「ケシカラヌテンキ」 ③不法である。不都合である。不当である。落窪物語3「何か―侍らむ、道理なきことにも侍らばこそあらめ」。「けしからぬ言い方だ」 ④はなはだしい。謡曲、土蜘蛛「―血の流れて候」 ⑤並はずれている。すごい。狂言、蚊相撲「この間のいずれもの御参会は、けしからぬことではないか」

けしから‐ぬ【怪しからぬ】🔗🔉

けしから‐ぬ怪しからぬ】 (ケシカランとも) ⇒けしからず

けしかり【怪しかり】🔗🔉

けしかり怪しかり】 (形容詞ケシの連用形ケシクに動詞アリの結合したもの) ①不思議である。異様である。平家物語2「けしかるかきすゑ屋形舟に大幕引かせ」 ②わるくはない。ひとかど面白い。増鏡「これもけしかるわざかなとて、御衣ぬぎてかづけさせ給ふ」

け‐しき【化色】🔗🔉

け‐しき化色】 仏・菩薩が神通力で種々に変ずる姿。

け‐しき【気色】🔗🔉

け‐しき気色】 ①ようす。ありさま。枕草子5「霞も霧もへだてぬ空の―の」 ②きざし。前兆。枕草子160「子産むべき人の、そのほど過ぐるまでさる―もなき」 ③きしょく。機嫌きげん。源氏物語夕顔「解けがたかりし御―を」 ④気うけ。おぼえ。古今著聞集16「小川滝口定継といふ御―よきぬし侍りけり」 ⑤おぼしめし。おおせ。御意。源氏物語桐壺「春宮よりも御―あるを」 ⑥様子をつくろうこと。そぶりをすること。源氏物語空蝉「この小さき上人などにつたへ聞えむ。―なくもてなし給へ」 ⑦少し。いささか。源氏物語若菜下「―にても漏り聞かせ給ふことあらばと」 ⑧情趣。おもむき。徒然草「ことばの外に、あはれに、―覚ゆるはなし」 ⇒けしき‐ざけ【気色酒】 ⇒けしき‐だ・つ【気色立つ】 ⇒けしき‐づ・く【気色付く】 ⇒けしき‐ど・る【気色取る】 ⇒けしき‐ばかり【気色許り】 ⇒けしき‐ば・む【気色ばむ】 ⇒気色あり ⇒気色覚ゆ ⇒気色給わる ⇒気色に入る

広辞苑 ページ 6164