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か‐とう【火灯・火頭・瓦灯】クワ‥🔗🔉

か‐とう火灯・火頭・瓦灯クワ‥ (ガトウとも) ①近世の照明具の一つ。曲線形で、下が広がった陶製または土製の行灯あんどん。胴に開口部があり、頭部に置いた油皿をここから出し入れする。 火灯 ②火灯形の略。 ③火灯口の略。 ④火灯窓の略。 ⇒かとう‐がき【火灯垣】 ⇒かとう‐がた【火灯形】 ⇒かとう‐ぐち【火灯口】 ⇒かとう‐びたい【火灯額】 ⇒かとう‐まど【火灯窓・花頭窓】

か‐とう【火頭】クワ‥(官職)🔗🔉

か‐とう火頭クワ‥ 律令制で、仕丁の中で炊飯に従事する者。廝丁しちょう

か‐とう【可撓】‥タウ🔗🔉

か‐とう可撓‥タウ たわめることの可能なこと。「―性」

かとう【加東】🔗🔉

かとう加東】 兵庫県中南部の市。灘・伊丹の酒米どころ。人口4万。

か‐とう【仮痘】🔗🔉

か‐とう仮痘】 痘瘡とうそうの軽症のもの。

か‐とう【果糖】クワタウ🔗🔉

か‐とう果糖クワタウ 分子式CH12O 単糖の一つ。ケトヘキソース(ケトン基をもつ六炭糖)の代表的なもの。白色粉末で、水に溶解し糖類中甘味が最も強い。果実・蜂蜜中に存在。化学名をⅮ‐フルクトースといい、またその旋光性により左旋糖ともいう。

か‐とう【河東】(地名)🔗🔉

か‐とう河東】 中国山西省の南西部、南流する黄河の東側の地域の称。

か‐とう【河頭】🔗🔉

か‐とう河頭】 河のほとり。

かとう【河套】‥タウ🔗🔉

かとう河套‥タウ (地名) ⇒オルドス

か‐とう【華東】クワ‥🔗🔉

か‐とう華東クワ‥ (Huadong)中国の東南地方。一般に、上海市と江蘇・浙江・安徽・福建・江西・山東の6省を指す。

か‐とう【掛搭】クワタフ🔗🔉

か‐とう掛搭クワタフ 〔仏〕 ⇒かた

か‐とう【過当】クワタウ🔗🔉

か‐とう過当クワタウ 適当な程度を越えること。分に過ぎること。 ⇒かとう‐きょうそう【過当競争】

か‐とう【賈島】‥タウ🔗🔉

か‐とう賈島‥タウ 中唐の詩人。字は浪仙・仙。范陽(河北琢州)の人。初め出家して無本と称す。のち韓愈に才を認められて還俗。賈長江。(779〜843)→推敲すいこう

か‐とう【寡頭】クワ‥🔗🔉

か‐とう寡頭クワ‥ 少ない人数。「―支配」 ⇒かとう‐せい【寡頭制】

か‐とう【歌頭】🔗🔉

か‐とう歌頭】 踏歌とうかの音頭を取ること。また、その人。源氏物語竹河「四位の侍従右の―なり」

か‐とう【裹頭】クワ‥🔗🔉

か‐とう裹頭クワ‥ 僧侶の、頭を袈裟などで包み眼だけを出す装い。かしらづつみ。 裹頭 ⇒かとう‐しゅう【裹頭衆】 ⇒かとう‐らく【裹頭楽】

かとう‐うまき【加藤宇万伎】🔗🔉

かとう‐うまき加藤宇万伎】 (美樹とも書く)江戸中期の国学者・歌人。幕臣。家号は静舎しずや。国学を賀茂真淵に学び、歌風は古雅。上田秋成はその門人。著「しづ屋のうた集」「土佐日記解」「古事記解」など。(1721〜1777) ⇒かとう【加藤】

かとう‐えなお【加藤枝直】‥ナホ🔗🔉

かとう‐えなお加藤枝直‥ナホ 江戸中期の国学者・歌人。橘氏。千蔭の父。号は芳宜園はぎぞのなど。伊勢の人。江戸に出て南町奉行配下の組与力となり、賀茂真淵を師友として国学を研究。歌風は古今風。(1692〜1785) ⇒かとう【加藤】

かとう‐がき【火灯垣】クワ‥🔗🔉

かとう‐がき火灯垣クワ‥ 火灯形の出入口のある垣。 ⇒か‐とう【火灯・火頭・瓦灯】

かとう‐がた【火灯形】クワ‥🔗🔉

かとう‐がた火灯形クワ‥ 火灯窓などに用いる、上がとがったアーチ形で、下の広がった形。 ⇒か‐とう【火灯・火頭・瓦灯】

かとう‐かんじゅう【加藤勘十】‥ジフ🔗🔉

かとう‐かんじゅう加藤勘十‥ジフ 労働運動家。愛知県生れ。日本大学中退。日本労働組合全国評議会・日本無産党委員長。第二次大戦後、日本社会党結成に参加。芦田内閣労相。(1892〜1978) 加藤勘十 撮影:田村 茂 ⇒かとう【加藤】

かとう‐きょうそう【過当競争】クワタウキヤウサウ🔗🔉

かとう‐きょうそう過当競争クワタウキヤウサウ 多数の同業種企業が市場占有率を高めようとして激しい競争を展開して正常以下の利潤しか得られないような状態。 ⇒か‐とう【過当】

かとう‐きょうたい【加藤暁台】‥ケウ‥🔗🔉

かとう‐きょうたい加藤暁台‥ケウ‥ 江戸中期の俳人。久村くむら氏とも。別号、暮雨巷など。名古屋の人。武藤白尼の門人。天明俳諧中興の士を以て任じ、二条家から花の下宗匠の免許を受けた。蕪村らと交遊。編著「秋の日」「風羅念仏」など。桜田臥央編「暁台句集」がある。(1732〜1792) ⇒かとう【加藤】

かとう‐きよまさ【加藤清正】🔗🔉

かとう‐きよまさ加藤清正】 安土桃山時代の武将。尾張の人。豊臣秀吉の臣。通称虎之助と伝える。賤ヶ岳七本槍の一人。文禄の役に先鋒、慶長の役で蔚山ウルサンに籠城、関ヶ原の戦では家康に味方し、肥後国を領有。(1562〜1611) ⇒かとう【加藤】

かとう‐ぐち【火灯口】クワ‥🔗🔉

かとう‐ぐち火灯口クワ‥ 火灯形の出入口。ただし上部を単純なアーチ形にしたものが多く、茶室の勝手口に用いる。 火灯口 ⇒か‐とう【火灯・火頭・瓦灯】

かとう‐しげし【加藤繁】🔗🔉

かとう‐しげし加藤繁】 中国史学者。島根県松江生れ。東大教授。中国経済史の開拓者。著「唐宋時代に於ける金銀の研究」「支那経済史考証」など。(1880〜1946) ⇒かとう【加藤】

かとう‐しずえ【加藤シヅエ】🔗🔉

かとう‐しずえ加藤シヅエ】 女性解放運動家・政治家。東京出身。本名、静枝。旧姓、広田。M.サンガーに共鳴し、産児調節運動に従事。1937年(昭和12)人民戦線事件で検挙。44年加藤勘十と結婚。46年戦後初の総選挙で社会党から当選。のち参議院議員・日本家族計画連盟会長などを歴任。(1897〜2001) ⇒かとう【加藤】

かとう‐しゅう【裹頭衆】クワ‥🔗🔉

かとう‐しゅう裹頭衆クワ‥ 平安末期、延暦寺などの裹頭姿をした衆徒。 ⇒か‐とう【裹頭】

かとう‐しゅうそん【加藤楸邨】‥シウ‥🔗🔉

かとう‐しゅうそん加藤楸邨‥シウ‥ 俳人。本名、健雄。東京生れ。東京文理大卒。初期は「馬酔木あしび」同人、のち「寒雷」を主宰、人間探究派と称された。句集「寒雷」「まぼろしの鹿」など。芭蕉関係の著も多い。(1905〜1993) ⇒かとう【加藤】

かとう‐しょうがく【下等小学】‥セウ‥🔗🔉

かとう‐しょうがく下等小学‥セウ‥ 1872年(明治5)の学制による小学校の一つ。児童が初めて受ける基礎段階の教育(修業年限8年)の前半4年(8級制)の学校。上等小学が上に続いた。 ⇒か‐とう【下等】

かとう‐しょくぶつ【下等植物】🔗🔉

かとう‐しょくぶつ下等植物】 維管束をもたない植物。菌類を含めることもある。藻類・コケ植物などのように胞子で繁殖する。↔高等植物。 ⇒か‐とう【下等】

かとう‐せい【寡頭制】クワ‥🔗🔉

かとう‐せい寡頭制クワ‥ (oligarchy)少数者の支配。権力が少数の手に集中している体制。古代ギリシアでは貴族制の堕落形態。寡頭政治。オリガーキー。 ⇒か‐とう【寡頭】

かとう‐たい【加藤泰】🔗🔉

かとう‐たい加藤泰】 映画監督・脚本家。本名、泰通。神戸生れ。「瞼の母」「沓掛時次郎」「人生劇場」「男の顔は履歴書」など、娯楽時代劇や仁侠映画を独特の映像美で描く。(1916〜1985) ⇒かとう【加藤】

かとう‐たかあき【加藤高明】🔗🔉

かとう‐たかあき加藤高明】 外交官・政治家。名古屋藩士の子。岩崎弥太郎の女婿。駐英公使・外相をつとめ、第一次大戦中、対華二十一カ条要求を提出。憲政会総裁となり原敬と対抗。第2次護憲運動の結果、1924年(大正13)首相、在任中に没。伯爵。(1860〜1926) ⇒かとう【加藤】

かとう‐ちかげ【加藤千蔭】🔗🔉

かとう‐ちかげ加藤千蔭】 江戸中期の歌人・国学者。橘氏。枝直の子。号はうけらぞの・芳宜園はぎぞの。江戸の人。江戸町奉行所与力。賀茂真淵に師事し、村田春海と共に双璧と称され、書画にも長じた。著「万葉集略解」「うけらが花」など。(1735〜1808) ⇒かとう【加藤】

かとうど【方人】カタウド🔗🔉

かとうど方人カタウド ⇒かたうど

かとう‐とうくろう【加藤唐九郎】‥タウ‥ラウ🔗🔉

かとう‐とうくろう加藤唐九郎‥タウ‥ラウ 陶芸家。愛知県生れ。中世から桃山時代の陶芸の研究・再現に努め、広い作風で卓越した技量を示した。著「黄瀬戸」。(1897〜1985) 加藤唐九郎 提供:毎日新聞社 ⇒かとう【加藤】

かとう‐どうぶつ【下等動物】🔗🔉

かとう‐どうぶつ下等動物】 体制の簡単な動物のやや俗な総称。↔高等動物 ⇒か‐とう【下等】

かとう‐ともさぶろう【加藤友三郎】‥ラウ🔗🔉

かとう‐ともさぶろう加藤友三郎‥ラウ 軍人・政治家。海軍大将・元帥。広島藩士の子。日露戦争時、連合艦隊参謀長。海相として八八艦隊計画の決定に努めるが、ワシントン会議では首席全権として軍縮条約をまとめる。のち首相。子爵。(1861〜1923) ⇒かとう【加藤】

かとう‐ばんさい【加藤磐斎】🔗🔉

かとう‐ばんさい加藤磐斎】 (盤斎とも書く)江戸前期の国学者。晩年は摂津に住む。松永貞徳に学び俳諧にも通じた。著「徒然草抄」「伊勢物語新抄」「清少納言枕草紙抄」など。(1625〜1674) ⇒かとう【加藤】

かとう‐びたい【火灯額】クワ‥ビタヒ🔗🔉

かとう‐びたい火灯額クワ‥ビタヒ 髪のはえぎわが火灯形に見える、女の額つき。かりがねびたい。ふじびたい。 ⇒か‐とう【火灯・火頭・瓦灯】

かとう‐ひろゆき【加藤弘之】🔗🔉

かとう‐ひろゆき加藤弘之】 哲学者・教育家。但馬国出石いずし藩士。男爵。東大総長・帝国学士院長・国語調査委員会長などを歴任。初め天賦人権・自由平等を説き、のち社会進化論を唱えて平等説に反対。著「真政大意」「国体新論」「人権新説」など。(1836〜1916) 加藤弘之 提供:毎日新聞社 ⇒かとう【加藤】

かとう‐ぶし【河東節】🔗🔉

かとう‐ぶし河東節】 浄瑠璃の一流派。1717年(享保2)に江戸の初世十寸見ますみ河東が半太夫節から分派独立して創始。主に座敷芸として伝承。曲風は生粋の江戸風で優美華麗。代表曲「松の内」「水調子」「助六」。河東。 ⇒かとう【河東】

かとう‐まど【火灯窓・花頭窓】クワ‥🔗🔉

かとう‐まど火灯窓・花頭窓クワ‥ 上部が曲線状になっている形の窓。禅宗建築とともに日本にもたらされた形式。 火灯窓 ⇒か‐とう【火灯・火頭・瓦灯】

かとう‐よしあき【加藤嘉明】🔗🔉

かとう‐よしあき加藤嘉明】 安土桃山時代の武将。豊臣秀吉の臣。賤ヶ岳七本槍の一人。文禄の役に水軍の将。関ヶ原の戦に家康に応じ、伊予松山、ついで会津40万石に封ぜられる。(1563〜1631) ⇒かとう【加藤】

かとう‐らく【裹頭楽】クワ‥🔗🔉

かとう‐らく裹頭楽クワ‥ 雅楽の唐楽、平調ひょうじょうの曲。斉の明帝の作とも唐の李徳裕の作ともいう。四人舞。 ⇒か‐とう【裹頭】

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