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そう【双】サウ🔗🔉

そうサウ ①ならぶもの。匹敵するもの。 ②一対のものを数える語。「屏風一―」

そう【壮】サウ🔗🔉

そうサウ ①30歳の異称。 ②血気盛んなこと。強いこと。勇ましいこと。「意気や―とすべし」

そう【宋】🔗🔉

そう】 ①中国古代、周代の一国。殷の宗族微子啓が封ぜられ、商丘(河南省商丘県)に都した。戦国時代に入って王を称したが、斉に滅ぼされた。 ②中国、南朝の一国。東晋の将軍劉裕(武帝)が建てた。都は建康(南京)。8世で斉王蕭道成に帝位を譲った。劉宋。(420〜479) 宋(歴代世系) ③中国、後周の将軍趙匡胤ちょうきょういんが建てた王朝。べん(開封)に都し、文治主義による官僚政治を樹立したが、外は遼・西夏の侵入に悩まされ、内は財政の窮迫に苦しみ、1127年金の侵入により9代で江南に逃れた。これまでを北宋といい、以後、臨安(杭州)に都して、9代で元に滅ぼされるまでを南宋という。(960〜1276)

そう【姓】サウ🔗🔉

そうサウ ⇒せい(姓)。宇津保物語藤原君「三春といふ―を賜はりて」

そう【宗】🔗🔉

そう】 ①みたまや。転じて、もと。おおもと。祖先。 ②最もすぐれた人。祖に次いで有徳の人。 →しゅう(宗)

そう【宗】(姓氏)🔗🔉

そう】 姓氏の一つ。もと対馬国衙こくがの在庁官人惟宗氏。室町時代、対馬の守護。近世、対馬藩主。朝鮮との交渉・貿易に特権的な地位を保ち、近世、朝鮮通信使の受入れにも当たる。 ⇒そう‐すけくに【宗助国】

そう【奏】🔗🔉

そう】 天子に申し上げること。また、太政官が天皇の裁可を得るために上呈する文書。

そう【相】サウ🔗🔉

そうサウ (呉音) ①すがた。ありさま。外見。形状。 ②物にあらわれた吉凶。また、それを見ること。「水難の―」 ③〔仏〕性質。特徴。現象的なすがた。↔性しょう。 ④〔言〕(→)アスペクト2に同じ。 ⑤〔理〕(phase)物質系の一部がその内部で物理的・化学的に全く同一性質を示す時、その部分が同じ相にあるという。二つ以上の相の間の平衡は相律によって論じられる。 ⑥生花の中段の役枝やくえだの名。 ⑦相模国さがみのくにの略。「相州・武相」 →しょう(相)

そう【草】サウ🔗🔉

そうサウ 草書そうしょの略。また、草仮名そうがなの略。源氏物語「―にも真字まなにも、さまざま珍しきさまに書きまぜ給へり」

そう【荘】サウ🔗🔉

そうサウ (呉音はショウ) ①しもやしき。別宅。「別荘・山荘・旅荘」 ②荘園しょうえん。源氏物語浮舟「因幡守なるが領ろうずる―に」 ③荘周(荘子)のこと。 →しょう(荘・庄)

そう【叟】🔗🔉

そう】 ①おきな。おやじ。老人。宇治拾遺物語6「船に乗りたる―」 ②老人の敬称。

そう【曹】サウ🔗🔉

そうサウ つぼね。部屋。「曹司ぞうし

そう【笙】サウ🔗🔉

そうサウ ⇒しょう(笙)。能因本枕草子関白殿二月十日のほどに「―の音鼓の声にものもおぼえず」

そう【嫂】サウ🔗🔉

そうサウ 兄の妻。あによめ。

そう【喪】サウ🔗🔉

そうサウ 死者を哀悼する礼。も。

そう【惣】🔗🔉

そう】 室町時代、荘園解体期に現れた村人の共同体的結合。村民全体の名によって村の意思を表示し、また行動する場合にいう。惣中。惣村。惣荘。

そう【曾】🔗🔉

そう】 (「層」と通用)かさなること。

そう【葬】サウ🔗🔉

そうサウ 死者をほうむること。

そう【装】サウ🔗🔉

そうサウ (呉音はショウ)装丁。「特―版」

そう【僧】🔗🔉

そう】 (梵語saṃghaの音写「僧伽そうぎゃ」の略。和合衆・衆と訳す) ①仏教の修行者の集団。 ②1に属する修行者。特に中国・日本では、仏門に入って仏道修行する各個人の称。沙門。出家。比丘びく。法師。

そう【想】サウ🔗🔉

そうサウ (呉音。慣用音はソ) ①おもうこと。考えること。考え。 ②文学・芸術などの組立てについての考え。「―を練る」 ③〔仏〕(梵語saṃjñā) ㋐五蘊ごうんの一つ。感受したものを表象する作用。 ㋑対象を心に思い浮かべること。

そう【層】🔗🔉

そう】 ①かさなること。かさなり。「―をなす」 ②建物の階が重なること。また、その階。「超高―」 ③かさなりをなすものの一つ。「―が厚い」

そう【箏】サウ🔗🔉

そうサウ 中国・日本などの撥弦楽器。中国では12・16・21弦など各種あるが、日本では、細長い桐の胴の上に13弦を張り、柱で調弦し、右手の親指・人差指・中指に義甲をはめて弦を弾く。弦は向うから順に、一・二・三・四・五・六・七・八・九・十・斗・為・巾きんという。奈良時代に中国から伝来。用いられる音楽の種類によって楽箏・筑紫箏・俗箏の別があり、奏法・音色などが違う。古くは「箏のこと」と称したが、近世以降は単に「こと」というようになり、「琴」の字をあてることも多い。→琴こと

そう【総】🔗🔉

そう】 ①すべて。全体。源平盛衰記35「―を力にして渡るべし」 ②上総国かずさのくに・下総国しもうさのくにの略。「房―」

そう【槽】サウ🔗🔉

そうサウ ①液体を入れる容器。ふね。おけ。「貯水―」 ②琵琶の胴。源平盛衰記31「この琵琶の造り様、紫藤の―に抜ばちの腹」

そう【瘡】サウ🔗🔉

そうサウ できもの。はれもの。かさ。

そう【操】サウ🔗🔉

そうサウ ①手にしっかり持つこと。手であやつること。 ②堅く守る節義。みさお。「―を守る」

そう【艘】サウ🔗🔉

そうサウ 舟を数えるのに用いる語。

そう【甑】🔗🔉

そう】 古代中国で用いた蒸し器の一種。土製・青銅製の鉢形容器の底に数個の孔をあけたもの。→鬲れき→こしき

そう【騒】サウ🔗🔉

そうサウ 漢詩の一体。中国、戦国時代の楚辞の代表作「離騒」の形式に基づくもの。楚辞の体。騒体。

そう【躁】サウ🔗🔉

そうサウ あわただしいこと。さわがしいこと。「―状態」

そう【左右】サウ🔗🔉

そう左右サウ ①みぎとひだり。さゆう。かたわら。源氏物語若菜上「山の―より月日の光さやかに差し出でて」 ②とかくのしらせ。たより。太平記21「御―遅しとぞ責めたりける」 ③かれこれと言うこと。とやかく言うこと。保元物語「人柄も―に及ばぬ上」 ④決着。決定。平治物語(金刀比羅本)「いくさの―を待つと見るはひがごとか」 ⑤さしず。命令。源平盛衰記39「御所へ申し入れてその御―によるべし」

そ‐う【疎雨】🔗🔉

そ‐う疎雨】 まばらに降る雨。大粒の雨。

そ・う【沿う・添う・副う】ソフ🔗🔉

そ・う沿う・添う・副うソフ [一]〔自五〕 線条的なもの、または線条的に移動するものに、近い距離を保って離れずにいる意。 ①側近く寄る。ぴったりとついている。万葉集11「埴生の小屋に小雨ふり床さへぬれぬ身に―・へわぎも」。宇津保物語吹上上「樺桜一列なみなみ立ちたり。それに―・ひて紅梅なみ立ちたり。それに―・ひてつつじの木ども北になみ立ちて」。枕草子180「立蔀たてじとみの間に陰に―・ひて立ちて」。「川に―・った道」「影が形に―・う」 ②基準となるものから離れないようにする。「既定方針に―・って行う」 ③かなう。適応する。「御期待に―・うよう努力します」 ④あるが上に加わる。つけ加わる。源氏物語「御息所は物をおぼし乱るること、年頃よりも多く―・ひにけり」 ⑤つきそう。同伴する。源氏物語賢木「親―・ひてくだり給ふ例も殊になけれど」 ⑥夫婦として共に居る。つれそう。万葉集11「身に―・ふ妹し思ひけらしも」。狂言、猿座頭「身共が所へ連れていて、千年も万年も―・はうぞ」。「―・われぬ縁をなげく」 ⑦交わる。交際する。日葡辞書「ヒトニハソウテミヨ、ウマニハノッテミヨトイウ」「ソイヨイヒト」 [二]〔他下二〕 ⇒そえる(下一) ◇長く連なるものから離れずに進んだり続いたりする場合に「沿」を使う。「線路に沿って歩く」「街道に沿って建ち並ぶ商家」。また、[一]2の意でも多く「沿」を使うが「添」も用いる。それ以外は、今は「添」がふつう。

そ・う【障ふ】サフ🔗🔉

そ・う障ふサフ 〔自他下二〕 ⇒さう

そう【然う】サウ🔗🔉

そう然うサウ (サ(然)の転) [一]〔副〕 そのように。それほど。そんなに。しか。狂言、鹿狩「いかほど―いふとも」。「―して下さい」「―高い品ではない」 [二]〔感〕 口語で、相手の言葉を肯定したり、自分が思い出した事を切り出す予告としたりするのに使う語。「―、こんな事もありましたよ」 ⇒然うは問屋が卸さない

そう【候】サウ🔗🔉

そうサウ 〔助動〕 (サフ・ソウとも表記される)「さうらふ」の略。平家物語9「腹帯はるびののびて見え―ぞ」

そうサウ🔗🔉

そうサウ 〔接尾〕 (「さま(様)」の転とも、「相」の字音ともいう。指定の助動詞「だ」との複合形を助動詞とする説も一般に行われる) ①動詞および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形(江戸時代には終止形にも)、体言、形容詞および助動詞「ない」「たい」の語幹に接続して(形容詞の語幹が1音節の場合には、「さ」を介して接続)、状態を推量する意を表す。…の様子だ。見受けるところ…らしい。「長くかかり―です」「心配―な顔」「よさ―」 ②活用語の終止形に接続して、伝聞の意を表す。聞くところによると…ということだ。…という話だ。「長くかかる―です」「転勤した―だ」→そうだ

そう‐あい【相愛】サウ‥🔗🔉

そう‐あい相愛サウ‥ 互いに愛し合うこと。「相思―の仲」

そう‐あい【草鞋】サウ‥🔗🔉

そう‐あい草鞋サウ‥ (ソウカイとも)わらじ。

そう‐あげ【総揚げ】🔗🔉

そう‐あげ総揚げ】 ありったけの芸妓や遊女を揚げて遊ぶこと。

そう‐あたり【総当り】🔗🔉

そう‐あたり総当り】 リーグ戦で、参加各チーム・各選手がもれなく勝負する形式。

そうあみ【相阿弥】サウ‥🔗🔉

そうあみ相阿弥サウ‥ 室町後期の画家。真相とも称した。号は松雪斎・鑑岳。能阿弥の孫、芸阿弥の子で、3代続いて将軍に仕え、同朋衆となる。牧谿もっけいを学んだ絵画は墨画・淡彩いずれにも秀で、また書画の鑑定や生花・香道・連歌などに通じた。大徳寺大仙院山水図襖絵がその作とされるが不明。著「君台観左右帳記くんだいかんそうちょうき」「御飾おかざり記」。( 〜1525) ⇒そうあみ‐りゅう【相阿弥流】

そうあみ‐りゅう【相阿弥流】サウ‥リウ🔗🔉

そうあみ‐りゅう相阿弥流サウ‥リウ ①室町末期の香道の流派。相阿弥を祖とする。香書に散見するが内容は未詳。 ②生花の流派。 ⇒そうあみ【相阿弥】

そう‐あん【奏案】🔗🔉

そう‐あん奏案】 ①上奏のしたがき。 ②上奏文をのせる机。

そう‐あん【草案】サウ‥🔗🔉

そう‐あん草案サウ‥ したがき。草稿。合議して決めるために、まず作られた案。「憲法―」

そう‐あん【草庵】サウ‥🔗🔉

そう‐あん草庵サウ‥ 草ぶきのいおり。粗末な家。くさのいおり。

そう‐あん【創案】サウ‥🔗🔉

そう‐あん創案サウ‥ 初めて考え出すこと。また、その考案。「―者」

そう‐あん【僧庵】🔗🔉

そう‐あん僧庵】 僧の住むいおり。

🄰SAW🔗🔉

SAW(ソウ) [surface acoustic wave]表面弾性波.弾性表面波.

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