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そと【外】🔗🔉

そと】 ①(平安時代までは普通「と」といった)一定の空間的範囲があるとき、その内側でない部分。外方。区域外。出観集「うつぎ垣をの―の細道」。「線の―にはみだす」 ②屋外または屋敷の外部。戸外。「―で遊ぶ」「―回り」「福は内、鬼は―」 ③自分の属する側または身近なものを「内」というのに対して、その反対のもの。ほか。「秘密が―に漏れる」 ④表に現れた部分。表面。外面。「思いを内に秘めて―に表さない」 ⑤〔哲〕意識の外部にある世界。外界。客観的世界。客体性。超越的世界。 ↔うち ⇒外が内 ⇒外を家にする

そ‐と🔗🔉

そ‐と 〔副〕 ①しずかに。ひそかに。そっと。狂言、附子ぶす「―見うか」 ②少し。〈日葡辞書〉

そと‐あげ【外揚げ】🔗🔉

そと‐あげ外揚げ】 衣服の縫揚げを外側にすること。↔内揚げ

そと‐あるき【外歩き】🔗🔉

そと‐あるき外歩き】 外を出歩くこと。

そと‐いれ【外入れ】🔗🔉

そと‐いれ外入れ】 ①鼻紙袋の筒。表は黒または紺の天鵞絨ビロード・羅紗・革などを用いる。 ②外側の容器。狂言、止動方角しどうほうがく「これは結構なお茶と見えまして、―までが結構に御座る」

そ‐とう【俎豆】🔗🔉

そ‐とう俎豆】 中国の祭器。転じて、礼法・祭式。→俎→豆とう

そ‐とう【租稲】‥タウ🔗🔉

そ‐とう租稲‥タウ 田租として納める稲。

そ‐とう【粗糖】‥タウ🔗🔉

そ‐とう粗糖‥タウ 甘蔗の茎を圧搾した汁に石灰乳を加え、不純物の大部分を除去した糖液から結晶させたままの、精製していない蔗糖。糖分96パーセント。↔精糖

そ‐とう【鼠盗】‥タウ🔗🔉

そ‐とう鼠盗‥タウ こそどろ。こぬすびと。鼠賊。

そとうば【卒塔婆】‥タフ‥🔗🔉

そとうば卒塔婆‥タフ‥ ⇒そとば

そ‐とうば【蘇東坡】🔗🔉

そ‐とうば蘇東坡】 蘇軾そしょくの別名。

そと‐うみ【外海】🔗🔉

そと‐うみ外海】 外洋の海。大海。↔内海うちうみ

そと‐えもち【外家持】‥ヘ‥🔗🔉

そと‐えもち外家持‥ヘ‥ (新潟県の一部で)奉公人などが分家して出た家。庭家にわえ持。

そと‐おもて【外表】🔗🔉

そと‐おもて外表】 布や紙を表が外側にくるように重ね合わせること。↔中表

そとおり‐ひめ【衣通姫】‥トホリ‥🔗🔉

そとおり‐ひめ衣通姫‥トホリ‥ (美しい肌の色が衣を通して照り輝いたという)日本書紀で允恭天皇の妃、弟姫おとひめのこと。姉の皇后忍坂大中姫おしさかのおおなかつひめの嫉みを受け、河内国茅渟ちぬに身を隠した。後世、和歌の浦の玉津島神社に祀る。和歌三神の一神。そとおしひめ。古事記では天皇の女むすめの名とする。 ○外が内そとがうち (→)「外を家にする」に同じ。「外を内」とも。浄瑠璃、心中重井筒「旦那殿は―、御神酒おみき過してうかうかと」 ⇒そと【外】

○外が内そとがうち🔗🔉

○外が内そとがうち (→)「外を家にする」に同じ。「外を内」とも。浄瑠璃、心中重井筒「旦那殿は―、御神酒おみき過してうかうかと」 ⇒そと【外】 そと‐がかり外掛り】 外面に現れる有様。みかけ。 そと‐かぎ外鍵】 建物や部屋の外側からかける鍵。↔内鍵 そと‐がけ外掛け】 相撲の手の一つ。自分の足を相手の足の外側からかけて相手を倒すもの。 そとがけ そと‐がこい外囲い‥ガコヒ 庭や建造物などの周囲にめぐらし、外部とのさかいにするもの。垣・塀など。 そと‐が‐はま外ヶ浜・率土浜】 青森市から外ヶ浜町に至る津軽半島の陸奥湾沿岸の古称。また、西方の深浦・大戸瀬・鰺ヶ沢あじがさわ付近の日本海沿岸をもいうことがある。善知鳥うとうの伝説で名高い。 そと‐かべ外壁】 建物の外郭をなす壁。 そと‐がま外釜】 ①浴室の外に風呂釜があること。また、そういう構造の風呂。 ②電気・ガス炊飯器で釜が二重の場合、外側の釜。↔内釜 そと‐がまえ外構え‥ガマヘ 門・塀・垣など、家の外部の構造物。 そと‐がわ外側‥ガハ 外部に面した側。そとのかわ。そとの方。外面。↔内側。 ⇒そとがわ‐じしんたい【外側地震帯】 そとがわ‐じしんたい外側地震帯‥ガハヂ‥ 日本列島の太平洋岸にある地震帯。ここでプレートの沈み込みに伴って巨大地震が起こる。→内側地震帯 ⇒そと‐がわ【外側】 そと‐ぎらい外嫌い‥ギラヒ 外出を嫌って家にばかりいること。でぎらい。↔内嫌い そ‐どく素読】 文章の意味・内容の理解はさておいて、まず文字だけを音読すること。漢文学習の初歩とされた。そよみ。すよみ。「論語を―する」 そと‐くるぶし外踝】 足くびのそと側にあるくるぶし。 そと‐ぐるま外車】 ①そと側に装置した車輪。 ②⇒がいしゃ1 そと‐ぐるわ外郭】 城の最外部にめぐらした郭。がいかく。とぐるわ。↔内郭 そと‐ごうし外格子‥ガウ‥ ①外側へ引き上げる格子。 ②家の外側にある格子。 そと‐さくらだもん外桜田門】 桜田門の別称。桔梗門を内桜田門と称するのに対していう。→江戸城門(図) そと‐さぶらい外侍‥サブラヒ (→)遠侍とおさぶらいに同じ。源平盛衰記39「内侍に九間、―七間、十六間にしつらはれたり」 そと‐ざま外様】 そとの方。外方。 そと‐じろ外城】 ①本丸に対して、外郭そとぐるわの称。 ②根城ねじろに対して端城はじろの称。 そと‐すずめ外雀】 家内に落ち着かないで、外あるきばかりする者。 そと‐ぜい外税】 間接税を表示価格に含めないこと。↔内税 そと‐せん外鑯】 桶などの外側を削るのに用いる、刃のついた面が内側に湾曲した鉋かんな。↔内鑯うちぜん そと‐そで外袖】 袖を2枚の布で作る場合の、袖山線を含む側の布の大きい部分。腕の外側を覆う。↔内袖 そと‐ぞり外反り】 刃が外側へ湾曲している刀身。↔内反り そと‐だんねつ外断熱】 建物の外壁・屋根などの断熱方法で、主要構造体の外気側に断熱材を設置するもの。蓄熱効果が大きい。↔内断熱 そと‐づかい外使‥ヅカヒ (主として明治期に用いた語)外へ使いに出すこと。また、その使いの人。森鴎外、雁「それを学生は―に使ふことが出来た」 そと‐づけ外付け】 機械などに、機能の拡張のため別に付属装置を付けること。また、その装置。「―のディスク‐ドライブ」 そと‐づら外面】 ①外側の面。がいめん。 ②他人との応対・交際の時に見せる顔つきや態度。「―のよい人」↔内面うちづら そと‐で外出】 戸外に出ること。がいしゅつ。 そと‐どい外樋‥ドヒ 軒先にあらわして設けた樋。↔内樋 そと‐ながし外流し】 ①屋外に設けた流し。 ②門付かどづけなどが往来を流して歩くこと。 そと‐にしき外錦】 外観をつくろうこと。体面を飾ること。浄瑠璃、心中天の網島「内裸でも―」 そと‐の‐かんけい外の関係‥クワン‥ 国語学者寺村秀雄の用語。連体修飾節のうち、修飾される名詞と修飾節内の述語の間に格関係を認めることができないもの。「楽器を弾く音」「試合に勝った翌日」などの表現で見られる関係。↔内の関係 そと‐のり外法】 厚みを含めて測った、容器などの縦・横・高さの寸法。↔内法うちのり そとば卒塔婆・卒都婆・率塔婆】 (梵語stūpaの音写。高く顕れる意) ①「塔とう1」参照。 ②供養追善のため墓のうしろに立てる、上部を塔形にした細長い板。梵字・経文・戒名などを記す。板塔婆。 卒塔婆 そとばこまち卒都婆小町】 能。観阿弥作の老女物。高野山の僧が洛外で卒都婆に腰かけた乞食の老女をとがめて、逆に仏理を説かれる。老女は小野小町のなれの果てで、やがて四位の少将の霊につかれ、百夜通いのさまを見せる。 そと‐はちもんじ外八文字】 遊女が郭内を道中する時、いったん内側に向けた爪先をさらに外方に開いて足を運ぶ歩き方。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「見飽かぬ君が―の道中姿」↔内八文字 そと‐ばり外張り】 ①外側に布・紙などを張ること。また、その張った布・紙など。 ②陣営の周辺。 そと‐びらき外開き】 扉・窓などの建具で、内側から外側に向かって開く開閉方式。 そと‐ぶところ外懐】 着物の上前と下前との間のふところ。↔内懐 そと‐ぶみ外文⇒げぶん そと‐ぶろ外風呂】 建物の外にすえつけてある風呂。また、自宅でなく、銭湯や他家にもらい湯に行くこと。外湯。↔内風呂 そと‐べ外方】 そとの方。そとがわ。 そと‐べい外塀】 そとがこいの塀。 そと‐べり外耗】 穀物を搗いた時の耗高へりだかの残高に対する比。玄米1石2斗を搗き白米1石を得た時は、2斗の搗耗つきべりで、残高の2割だから外2割耗という類。外割耗そとわりべり。↔内耗 そと‐ぼう外房‥バウ 千葉県南部、房総半島南端から太平洋に面する一帯。南房総国定公園に属する。↔内房。 ⇒そとぼう‐せん【外房線】 そとぼう‐せん外房線‥バウ‥ 総武本線の千葉から大網・大原を経て安房鴨川に至るJR線。全長93.3キロメートル。 ⇒そと‐ぼう【外房】 そと‐ぼり外堀・外壕・外濠】 城の外郭の堀。↔内堀 ⇒外堀を埋める

そと‐がかり【外掛り】🔗🔉

そと‐がかり外掛り】 外面に現れる有様。みかけ。

そと‐かぎ【外鍵】🔗🔉

そと‐かぎ外鍵】 建物や部屋の外側からかける鍵。↔内鍵

そと‐がけ【外掛け】🔗🔉

そと‐がけ外掛け】 相撲の手の一つ。自分の足を相手の足の外側からかけて相手を倒すもの。 そとがけ

そと‐がこい【外囲い】‥ガコヒ🔗🔉

そと‐がこい外囲い‥ガコヒ 庭や建造物などの周囲にめぐらし、外部とのさかいにするもの。垣・塀など。

そと‐が‐はま【外ヶ浜・率土浜】🔗🔉

そと‐が‐はま外ヶ浜・率土浜】 青森市から外ヶ浜町に至る津軽半島の陸奥湾沿岸の古称。また、西方の深浦・大戸瀬・鰺ヶ沢あじがさわ付近の日本海沿岸をもいうことがある。善知鳥うとうの伝説で名高い。

そと‐かべ【外壁】🔗🔉

そと‐かべ外壁】 建物の外郭をなす壁。

そと‐がま【外釜】🔗🔉

そと‐がま外釜】 ①浴室の外に風呂釜があること。また、そういう構造の風呂。 ②電気・ガス炊飯器で釜が二重の場合、外側の釜。↔内釜

そと‐がまえ【外構え】‥ガマヘ🔗🔉

そと‐がまえ外構え‥ガマヘ 門・塀・垣など、家の外部の構造物。

そと‐がわ【外側】‥ガハ🔗🔉

そと‐がわ外側‥ガハ 外部に面した側。そとのかわ。そとの方。外面。↔内側。 ⇒そとがわ‐じしんたい【外側地震帯】

そとがわ‐じしんたい【外側地震帯】‥ガハヂ‥🔗🔉

そとがわ‐じしんたい外側地震帯‥ガハヂ‥ 日本列島の太平洋岸にある地震帯。ここでプレートの沈み込みに伴って巨大地震が起こる。→内側地震帯 ⇒そと‐がわ【外側】

そと‐ぎらい【外嫌い】‥ギラヒ🔗🔉

そと‐ぎらい外嫌い‥ギラヒ 外出を嫌って家にばかりいること。でぎらい。↔内嫌い

そと‐くるぶし【外踝】🔗🔉

そと‐くるぶし外踝】 足くびのそと側にあるくるぶし。

そと‐ぐるま【外車】🔗🔉

そと‐ぐるま外車】 ①そと側に装置した車輪。 ②⇒がいしゃ1

そと‐ぐるわ【外郭】🔗🔉

そと‐ぐるわ外郭】 城の最外部にめぐらした郭。がいかく。とぐるわ。↔内郭

そと‐ごうし【外格子】‥ガウ‥🔗🔉

そと‐ごうし外格子‥ガウ‥ ①外側へ引き上げる格子。 ②家の外側にある格子。

そと‐さくらだもん【外桜田門】🔗🔉

そと‐さくらだもん外桜田門】 桜田門の別称。桔梗門を内桜田門と称するのに対していう。→江戸城門(図)

そと‐さぶらい【外侍】‥サブラヒ🔗🔉

そと‐さぶらい外侍‥サブラヒ (→)遠侍とおさぶらいに同じ。源平盛衰記39「内侍に九間、―七間、十六間にしつらはれたり」

そと‐ざま【外様】🔗🔉

そと‐ざま外様】 そとの方。外方。

そと‐じろ【外城】🔗🔉

そと‐じろ外城】 ①本丸に対して、外郭そとぐるわの称。 ②根城ねじろに対して端城はじろの称。

そと‐すずめ【外雀】🔗🔉

そと‐すずめ外雀】 家内に落ち着かないで、外あるきばかりする者。

そと‐ぜい【外税】🔗🔉

そと‐ぜい外税】 間接税を表示価格に含めないこと。↔内税

そと‐せん【外鑯】🔗🔉

そと‐せん外鑯】 桶などの外側を削るのに用いる、刃のついた面が内側に湾曲した鉋かんな。↔内鑯うちぜん

そと‐そで【外袖】🔗🔉

そと‐そで外袖】 袖を2枚の布で作る場合の、袖山線を含む側の布の大きい部分。腕の外側を覆う。↔内袖

そと‐ぞり【外反り】🔗🔉

そと‐ぞり外反り】 刃が外側へ湾曲している刀身。↔内反り

そと‐だんねつ【外断熱】🔗🔉

そと‐だんねつ外断熱】 建物の外壁・屋根などの断熱方法で、主要構造体の外気側に断熱材を設置するもの。蓄熱効果が大きい。↔内断熱

そと‐づかい【外使】‥ヅカヒ🔗🔉

そと‐づかい外使‥ヅカヒ (主として明治期に用いた語)外へ使いに出すこと。また、その使いの人。森鴎外、雁「それを学生は―に使ふことが出来た」

そと‐づけ【外付け】🔗🔉

そと‐づけ外付け】 機械などに、機能の拡張のため別に付属装置を付けること。また、その装置。「―のディスク‐ドライブ」

そと‐づら【外面】🔗🔉

そと‐づら外面】 ①外側の面。がいめん。 ②他人との応対・交際の時に見せる顔つきや態度。「―のよい人」↔内面うちづら

そと‐で【外出】🔗🔉

そと‐で外出】 戸外に出ること。がいしゅつ。

そと‐どい【外樋】‥ドヒ🔗🔉

そと‐どい外樋‥ドヒ 軒先にあらわして設けた樋。↔内樋

そと‐ながし【外流し】🔗🔉

そと‐ながし外流し】 ①屋外に設けた流し。 ②門付かどづけなどが往来を流して歩くこと。

そと‐にしき【外錦】🔗🔉

そと‐にしき外錦】 外観をつくろうこと。体面を飾ること。浄瑠璃、心中天の網島「内裸でも―」

そと‐の‐かんけい【外の関係】‥クワン‥🔗🔉

そと‐の‐かんけい外の関係‥クワン‥ 国語学者寺村秀雄の用語。連体修飾節のうち、修飾される名詞と修飾節内の述語の間に格関係を認めることができないもの。「楽器を弾く音」「試合に勝った翌日」などの表現で見られる関係。↔内の関係

そと‐のり【外法】🔗🔉

そと‐のり外法】 厚みを含めて測った、容器などの縦・横・高さの寸法。↔内法うちのり

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