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たとえ【譬え・喩え】タトヘ🔗🔉

たとえ譬え・喩えタトヘ ①たとえること。他の物事になぞらえていうこと。万葉集7「宇治人の―の網代あじろ」。「―にいう花より団子とはこのことだ」 ②同じような例。源氏物語若菜上「いにしへの世の―にも」。「―を引く」 ⇒たとえ‐うた【譬え歌・喩え歌】 ⇒たとえ‐ぐさ【譬え種】 ⇒たとえ‐ごと【譬え言】 ⇒たとえ‐ごと【譬え事】 ⇒たとえ‐ばなし【譬え話】

たとえ【縦え・仮令・縦令】タトヘ🔗🔉

たとえ縦え・仮令・縦令タトヘ 〔副〕 タトイの転。「―火の中水の中」

たとえ‐うた【譬え歌・喩え歌】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐うた譬え歌・喩え歌タトヘ‥(→)譬喩歌ひゆかに同じ。 ②和歌六義りくぎの一つ。詩の六義の興きょうに充てたもの。古今和歌集「四つには―」→興⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ぐさ【譬え種】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ぐさ譬え種タトヘ‥ たとえにする材料。 ⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ごと【譬え言】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ごと譬え言タトヘ‥ たとえにすることば。譬喩ひゆ⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ごと【譬え事】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ごと譬え事タトヘ‥ たとえにする事柄。 ⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ば【例えば】タトヘバ🔗🔉

たとえ‐ば例えばタトヘバ 〔副〕 ①例をあげていえば。具体的にいうと。平家物語3「夢に見給ひけるこそ不思議なれ。―いづくとも知らぬ浜路を」 ②てっとり早くいえば。いってみれば。平家物語6「今一日も先に平家を攻め落し、―日本国二人の将軍と言はればや」 ③たとい。たとえ。よしんば。堀河百首「―独りながらへて、過ぎにしばかり過ぐすとも」

たとえ‐ばなし【譬え話】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ばなし譬え話タトヘ‥ ある事物にたとえていう話。寓話。 ⇒たとえ【譬え・喩え】

たと・える【譬える・喩える】タトヘル🔗🔉

たと・える譬える・喩えるタトヘル 〔他下一〕[文]たと・ふ(下二) (室町時代以降、ヤ行にも活用)ある事柄の内容・性質などを、他の事物に擬して言い表す。万葉集3「世の中を何に―・へむ朝開き榜ぎいにし船の跡なきが如」。日葡辞書「エケレジヤ(教会)ヲテンノクニニタトユル」。「美しさを花に―・える」「―・えようもない美味」

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