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広辞苑の検索結果 (9)

たとえ【譬え・喩え】タトヘ🔗🔉

たとえ譬え・喩えタトヘ ①たとえること。他の物事になぞらえていうこと。万葉集7「宇治人の―の網代あじろ」。「―にいう花より団子とはこのことだ」 ②同じような例。源氏物語若菜上「いにしへの世の―にも」。「―を引く」 ⇒たとえ‐うた【譬え歌・喩え歌】 ⇒たとえ‐ぐさ【譬え種】 ⇒たとえ‐ごと【譬え言】 ⇒たとえ‐ごと【譬え事】 ⇒たとえ‐ばなし【譬え話】

たとえ【縦え・仮令・縦令】タトヘ🔗🔉

たとえ縦え・仮令・縦令タトヘ 〔副〕 タトイの転。「―火の中水の中」

たとえ‐うた【譬え歌・喩え歌】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐うた譬え歌・喩え歌タトヘ‥(→)譬喩歌ひゆかに同じ。 ②和歌六義りくぎの一つ。詩の六義の興きょうに充てたもの。古今和歌集「四つには―」→興⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ぐさ【譬え種】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ぐさ譬え種タトヘ‥ たとえにする材料。 ⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ごと【譬え言】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ごと譬え言タトヘ‥ たとえにすることば。譬喩ひゆ⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ごと【譬え事】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ごと譬え事タトヘ‥ たとえにする事柄。 ⇒たとえ【譬え・喩え】

たとえ‐ば【例えば】タトヘバ🔗🔉

たとえ‐ば例えばタトヘバ 〔副〕 ①例をあげていえば。具体的にいうと。平家物語3「夢に見給ひけるこそ不思議なれ。―いづくとも知らぬ浜路を」 ②てっとり早くいえば。いってみれば。平家物語6「今一日も先に平家を攻め落し、―日本国二人の将軍と言はればや」 ③たとい。たとえ。よしんば。堀河百首「―独りながらへて、過ぎにしばかり過ぐすとも」

たとえ‐ばなし【譬え話】タトヘ‥🔗🔉

たとえ‐ばなし譬え話タトヘ‥ ある事物にたとえていう話。寓話。 ⇒たとえ【譬え・喩え】

たと・える【譬える・喩える】タトヘル🔗🔉

たと・える譬える・喩えるタトヘル 〔他下一〕[文]たと・ふ(下二) (室町時代以降、ヤ行にも活用)ある事柄の内容・性質などを、他の事物に擬して言い表す。万葉集3「世の中を何に―・へむ朝開き榜ぎいにし船の跡なきが如」。日葡辞書「エケレジヤ(教会)ヲテンノクニニタトユル」。「美しさを花に―・える」「―・えようもない美味」

大辞林の検索結果 (13)

たとえ【例え・譬え・喩え】🔗🔉

たとえ タトヘ [3][2] 【例え・譬え・喩え】 (1)たとえること。また,たとえられた事柄や話。「―にもあるとおり,…」「―を引く」 (2)同じ種類の物事。例。ためし。「世の―に漏れず」

たとえ-うた【譬え歌・喩え歌】🔗🔉

たとえ-うた タトヘ― [3] 【譬え歌・喩え歌】 (1)「譬喩歌(ヒユカ)」に同じ。 (2)自然の事物に託して自分の心情を詠んだ歌。和歌の六義の一つで,漢詩の六義の「興」にあたるもの。

たとえ-ごと【譬え事・譬え言】🔗🔉

たとえ-ごと タトヘ― [0][5] 【譬え事・譬え言】 たとえにする事柄。また話。

たとえ-の-ごびゅう【譬えの誤謬】🔗🔉

たとえ-の-ごびゅう タトヘ―ゴビウ [5] 【譬えの誤謬】 〔論〕 〔fallacy of metaphor〕 論証にたとえを用いるために生ずる誤謬。譬えの虚偽。

たとえ-ばなし【譬え話】🔗🔉

たとえ-ばなし タトヘ― [4] 【譬え話】 ある物事にたとえて述べる話。寓話。

たとえ【仮令・縦】🔗🔉

たとえ タトヘ [0][2] 【仮令・縦】 (副) 〔「たとい」の転か〕 「ても」「とも」「せよ」などと呼応して,逆接仮定条件を表す。かりに。よしんば。たとい。「―わが身がどうなろうとも,助け出さなければ」「―行ったとしても,会えないだろう」

たとえづくし【譬喩尽】🔗🔉

たとえづくし タトヘ― 【譬喩尽】 ことわざ集。八巻。松葉軒東井編。1787年成立。ことわざのほか,和歌・俳句・流行語・方言なども収める。

たとえ-ば【例えば】🔗🔉

たとえ-ば タトヘ― [2] 【例えば】 (副) (1)前に述べたことに対して,具体的な事例を示す時に用いる語。例をあげれば。「このごろはみんな怠けている。―君だ」 (2)比喩をいう時に用いる語。たとえていえば。「命のはかなさは―蜻蛉(カゲロウ)のようなものだ」 (3)仮定を設ける時に用いる語。かりに。もしも。「―僕が君だったら,そうはしない」「―これを A とし,それを B としよう」 (4)「とも」などと呼応して逆接仮定条件を表す。たとえ。よしんば。「―独りながらへて,過ぎにしばかり過ぐすとも/千載(雑下)」 (5)仮定の事柄を例示するのに用いる。言ってみれば。「今一日も先に平家をせめおとし,―日本国ふたりの将軍といはればや/平家 6」

たと・える【例える・譬える・喩える】🔗🔉

たと・える タトヘル [3] 【例える・譬える・喩える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たと・ふ 物事・道理などをわかりやすく説明するために,似ていることや具体的なことに置き換えて話す。引き合いに出す。「動物に―・えた話」「花といはば桜に―・へてもなほものよりすぐれたるけはひ/源氏(若菜上)」

たとえ【例え】(和英)🔗🔉

たとえ【例え】 a simile;→英和 a metaphor;→英和 an example (例);→英和 [寓話]a fable;→英和 a parable.→英和

たとえ【仮令】(和英)🔗🔉

たとえ【仮令】 even if[though];→英和 if;(al)though.→英和 〜どんな事があっても whatever may happen.

たとえば【例えば】(和英)🔗🔉

たとえば【例えば】 for instance;for example;e.→英和 g.→英和

たとえる【例える】(和英)🔗🔉

たとえる【例える】 compare[liken].→英和 例えようもない incomparable;→英和 indescribable (名状し難い).→英和

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