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つく【月】🔗⭐🔉
つく【月】
①「つき」の古形。他の語に冠して、複合語に用いた。「―夜」
②(上代東国方言)つき。万葉集14「うら野の山に―片寄るも」
つく【銑・釻】🔗⭐🔉
つく【銑・釻】
①弓の両端、弦をかける本末の弭はずにかぶせる金物。一説に、握りの上に打つ折釘という。
②凸起物。担い棒の両端の滑り止め、艪ろに艪綱を掛ける凸起部の類。
つく【槻】🔗⭐🔉
つく【槻】
ツキの古名。古事記下「―弓の、こやるこやりも」
つく【木
・木兎】🔗⭐🔉
つく【木
・木兎】
ミミズクの別称。仁徳紀「―産殿うぶとのに入とびいれり」

つ・く【付く・附く・着く・就く・即く】🔗⭐🔉
つ・く【付く・附く・着く・就く・即く】
[一]〔自五〕
➊二つの物が離れない状態になる。
①ぴったり一緒になる。くっつく。古事記下「たこむらに虻あむかき―・き」。万葉集20「旅と云へど真旅になりぬ家の母もが着せし衣に垢―・きにかり」。「よく―・く糊のり」
②㋐しるしが残る。源氏物語帚木「かかる疵さへ―・きぬれば」
㋑書き入れられる。記される。「帳簿に―・いていない」
㋒そまる。万葉集7「倭やまとの宇陀の真赤土まはにのさ丹―・かば」
③沿う。源氏物語末摘花「蔭に―・きて立ち隠れ給へば」。「塀に―・いて曲がる」
④(目に)とまる。注意をひく。万葉集1「へそがたの林のさきの狭野榛さのはりの衣に着くなす眼に―・くわが背」。「耳に―・く」
➋他のもののあとに従いつづく。
①心を寄せる。従う。味方する。万葉集14「高き嶺に雲のつくのすわれさへに君に―・きなな高嶺と思もひて」。伊勢物語「家刀自まめに思はむといふ人に―・きて人の国へいにけり」。平家物語9「平家にそむいて源氏に―・かんとしけるが」。日葡辞書「ヒトノテニツク」。「彼の言葉に―・く」
②あとに続く。随従する。源氏物語若紫「忍びて引き入りたまふに―・きてすべり入りて」「法花三昧行ふ堂の懺法の声山おろしに―・きて聞えくる」。「兄に―・いて行く」
③つきそう。かしずく。平家物語10「是も八つより―・き奉て、重景にも劣らず不便にし給ひければ」
④従いまなぶ。「先生に―・く」
➌あるものが他のところまで及びいたる。
①到着する。届く。万葉集15「家人は待ち恋ふらむに遠の国未だも―・かず大和をも遠くさかりて」。土佐日記「澪標みおつくしのもとよりいでて難波に―・きて河尻に入る」。「目的地に―・く」「荷物が―・く」
②通じる。「道が―・く」
➍その身にまつわる。
①その身にそなわる。源氏物語葵「物になさけおくれてすぐすぐしき所―・き給へるあまりに」。「身に―・いている物」
②わが物となる。すっかりその物となる。「くせが―・く」
③ぴったりする。よくあう。源氏物語桐壺「大殿の君いとをかしげにかしづかれたる人とは見ゆれど心にも―・かず覚え給ひて」
➎感覚や力などが働きだす。
①その気になる。心がきまる。源氏物語若紫「かの人の御かはりに明暮の慰みにも見ばやと思ふ心深う―・きぬ」。平家物語2「他人の口よりもれぬさきに、かへり忠して命生かうど思ふ心ぞ―・きにける」。「決心が―・く」
②力や才能が加わる。源氏物語帚木「寝覚の語らひにも身の才―・き朝廷おおやけに仕うまつるべき道々しき事を教へて」。「力が―・く」
③(「点く」とも書く)燃え始める。ともる。万葉集2「冬ごもり春さりくれば野ごとに―・きてある火の風の共むた靡くが如く」。「火が―・く」「電灯が―・く」
④感染して効果を生じる。「種痘が―・く」
⑤植えた木や挿木さしきが根をおろす。猿蓑「さし木―・きたる月の朧夜」(凡兆)
⑥(「憑く」と書く)のりうつる。大鏡伊尹「護法―・きたる法師おはします御屏風のつらにひきつけられて」。日葡辞書「テングガヒトニツク」
⑦(「ついている」の形で)運が向いている。
➏定まる。決まる。
①定められ負う。平治物語「その頼信を打ち返して信頼と―・き給ふ右衛門督殿は」。「名が―・く」
②値が定まる。値する。「値段が―・いていない」「高く―・く」
③おさまる。落ちつく。まとまる。「かたが―・く」「話が―・く」
➐ある位置に身をおく。
①帝位にのぼる。即位する。源氏物語薄雲「御位に―・きおはしまししまで」。「皇位に―・く」
②その場所に安定する。座をしめる。源氏物語桐壺「みこたちの御座の末に源氏―・き給へり」。徒然草「出仕して饗膳などに―・く時も」。「床に―・く」
③任務を負う。仕事を始める。「任に―・く」
④こもる。「鳥屋とやに―・く」「塒ねぐらに―・く」
➑(他の語に付けて用いる。多くヅクとなる)その様子になる。なりかかる。平家物語6「入道相国病ひ―・き給ひし日よりして、水をだに喉へ入れたまはず」→づく。
➒(「つきて」「ついて」の形で)
㋐関して。徒然草「古への聖代すべて起請文に―・きて行はるるまつりごとはなきを」。「一身上の事に―・いて」
㋑…ごとに。「一人に―・き、一点限り」
➓(助詞の「に」に接続して)…により。…だから。「定休日に―・き休業します」
[二]〔他下二〕
⇒つける(下一)
◇➌1や➐2には「着」、➐はふつう「就」で、特に➐1には「即」を使う。
つ・く【吐く】🔗⭐🔉
つ・く【吐く】
〔他五〕
(「突く」と同源)
①呼吸する。吹き出す。古事記中「鳰鳥の潜かずき息づき」。日葡辞書「イキヲツク」。「一息―・く」「ため息を―・く」
②はく。もどす。竹取物語「青へどを―・きてのたまふ」
③排出する。東海道名所記「そのついでに尿ばりを―・きて」
④口外する。言う。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「君傾城をなぶるやうに権三が嘘を―・くものか」。樋口一葉、たけくらべ「黙つて居ろ、生意気は―・くな」。「悪態を―・く」
つ・く【尽く・竭く】🔗⭐🔉
つ・く【尽く・竭く】
〔自上二〕
⇒つきる(上一)
つ・く【突く・衝く・撞く】🔗⭐🔉
つ・く【突く・衝く・撞く】
〔他五〕
抵抗のあるものの1点をめがけて腕・棒・剣などの先端を強くあて、また、つらぬく意。
①一気にあててとおす。万葉集19「鮪しび―・くと海人のともせる漁火の」。日葡辞書「ケンヲモッテヒトヲツク」
②ささえにする。万葉集3「杖策つきも―・かずも行きて」。日葡辞書「カタナヲバウ・ツエニツク」。「ひじを―・く」
③底面にふれる。源氏物語藤裏葉「御階のひだり右に膝を―・きて奏す」。「手を―・いて謝る」
④ぬかずく。礼拝する。源氏物語総角「常不軽をなん―・かせ侍る」
⑤目標を1点に定めはげしく攻撃する。突撃する。「敵の背後を―・く」「意表を―・く」
⑥感覚や感情を強く刺激する。「悪臭が鼻を―・く」「哀れさが胸を―・く」
⑦物ともせず進む。「悪天候を―・いて出発する」
⑧細長い物の先で打つ、また強く押す。源氏物語末摘花「鐘―・きて閉ぢめむ事はさすがにて」。日葡辞書「カネヲツク」。「まりを―・く」「判を―・く」
⑨とっさに…する。「思いがけない言葉が口を―・いて出る」
◇一般には「突」を使い、5・6・7・9は「衝」も使う。8で鐘や球の場合は、「撞」を用いることも多い。
つ・く【搗く・舂く】🔗⭐🔉
つ・く【搗く・舂く】
〔他五〕
(「突く」と同源)杵きねや棒の先で打っておしつぶす。うすづく。万葉集16「醤酢ひしおすに蒜ひる―・きかてて」。「餅を―・く」
つ・く【漬く】🔗⭐🔉
つ・く【漬く】
[一]〔自五〕
①ひたる。水にぬれる。つかる。万葉集17「河の渡瀬わたりぜ鐙あぶみ―・かすも」
②塩気がしむ。漬物がよく熟する。傾城買四十八手「こいつはよく―・いた」
[二]〔他下二〕
⇒つける(下一)
つ・く【築く】🔗⭐🔉
つ・く【築く】
〔他四〕
(「突く」と同源)土や石をつき固めて積みあげる。きずく。築造する。古事記下「みもろに―・くや玉垣」。日葡辞書「ヤマヲツク・ツキアグル」
つく‐いも【仏掌薯】🔗⭐🔉
つく‐いも【仏掌薯】
ツクネイモの別称。
⇒つくいも‐さんすい【仏掌薯山水】
つくいも‐さんすい【仏掌薯山水】🔗⭐🔉
つくいも‐さんすい【仏掌薯山水】
(岩石・山などがツクイモに似ているからいう)文人画をあざけっていう語。
⇒つく‐いも【仏掌薯】
つくえ【机・案】🔗⭐🔉
つくえ【机・案】
(もと歴史的仮名遣ツクヱとされたが、平安初期にツクエの例があり、ヤ行のエが古形と認められる)
①飲食の器物をのせる台。食卓。万葉集16「高坏たかつきに盛り―に立てて母に奉まつりつや」。願経四分律古点平安初期点「銅盤、若は案ツクエ、若は机たかつくえを用ゐて」
②書を読み、字を書くのに用いる台。ふづくえ。「―を並べた仲」
⇒つくえ‐しろ【机代】
⇒つくえしろ‐の‐もの【机代の物】
⇒つくえ‐つ‐もの【机つ物】
つくえ‐しろ【机代】🔗⭐🔉
つくえしろ‐の‐もの【机代の物】🔗⭐🔉
つくえしろ‐の‐もの【机代の物】
食卓にすえのせる物、すなわち飲食物。古事記下「百取ももとりの―を持たしめて」
⇒つくえ【机・案】
つくえ‐りゅうのすけ【机竜之助】🔗⭐🔉
つくえ‐りゅうのすけ【机竜之助】
中里介山の小説「大菩薩峠」に登場する浪人の剣客で、虚無的なヒーロー。
つくし【土筆】🔗⭐🔉
つくし【土筆】
スギナの地下茎から早春に生じる胞子茎。筆の形をし、食用とする。つくしんぼ。筆の花。古称、つくづくし。〈[季]春〉
ツクシ
撮影:関戸 勇

つくし【筑紫】🔗⭐🔉
つくし【筑紫】
九州の古称。また、筑前ちくぜん・筑後を指す。
⇒つくし‐えびら【筑紫箙】
⇒つくし‐がく【筑紫楽】
⇒つくし‐がた【筑紫潟】
⇒つくし‐がも【筑紫鴨】
⇒つくし‐かん【筑紫館】
⇒つくし‐ぐし【筑紫櫛】
⇒つくし‐ぐら【筑紫鞍】
⇒つくし‐こいし【筑紫恋し】
⇒つくし‐ごと【筑紫箏】
⇒つくし‐じ【筑紫路】
⇒つくし‐じろう【筑紫次郎】
⇒つくし‐そうりょう【筑紫総領】
⇒つくし‐なぎなた【筑紫薙刀】
⇒つくし‐の‐うみ【筑紫の海】
⇒つくし‐の‐おく【筑紫の奥】
⇒つくし‐びと【筑紫人】
⇒つくし‐びわ【筑紫琵琶】
⇒つくし‐ぶね【筑紫船】
⇒つくし‐へいや【筑紫平野】
⇒つくし‐ゆみ【筑紫弓】
⇒つくしりゅう‐そうきょく【筑紫流箏曲】
つくし‐えびら【筑紫箙】🔗⭐🔉
つくし‐がく【筑紫楽】🔗⭐🔉
つくし‐がく【筑紫楽】
鎌倉時代から、北九州に行われた寺院の雅楽。室町末期に衰えたが、筑紫流箏曲の母胎となった。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐がた【筑紫潟】🔗⭐🔉
つくし‐がた【筑紫潟】
有明海ありあけかいの別称。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐がも【筑紫鴨】🔗⭐🔉
つくし‐がも【筑紫鴨】
カモの一種。大形で美しく、日本には冬鳥として渡来し、九州有明海では毎年見られる。
ツクシガモ
撮影:小宮輝之
⇒つくし【筑紫】

つくし‐かん【筑紫館】‥クワン🔗⭐🔉
つくし‐かん【筑紫館】‥クワン
古代、外客を接待するために筑紫に設けた宿舎。後の鴻臚館こうろかん。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐ぐし【筑紫櫛】🔗⭐🔉
つくし‐ぐし【筑紫櫛】
筑紫から産出した櫛。拾遺和歌集別「―さしてみるべき程を知らねば」
⇒つくし【筑紫】
つくし‐ぐら【筑紫鞍】🔗⭐🔉
つくし‐ぐら【筑紫鞍】
木が厚くて山形の高い鞍。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐こいし【筑紫恋し】‥コヒシ🔗⭐🔉
つくし‐こいし【筑紫恋し】‥コヒシ
〔動〕ツクツクボウシの異称。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐ごと【筑紫箏】🔗⭐🔉
つくし‐ごと【筑紫箏】
筑紫の善導寺(今の久留米市内)の僧賢順が室町時代末に大成した箏伴奏による歌曲。また、それに使用した楽器。寺院雅楽に始まり、近世箏曲の母体となった。雅楽の楽箏に対して、八橋検校以後の俗箏を指すこともある。筑紫流箏曲。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐じ【筑紫路】‥ヂ🔗⭐🔉
つくし‐じ【筑紫路】‥ヂ
筑紫へ行く道。また、筑紫の中の国々。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐なぎなた【筑紫薙刀】🔗⭐🔉
つくし‐なぎなた【筑紫薙刀】
薙刀の一種。刀身の棟むねの裾に櫃ひつと呼ぶ輪金を1個または2個付属し、これに長柄の先をすげたもの。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐の‐うみ【筑紫の海】🔗⭐🔉
つくし‐の‐うみ【筑紫の海】
有明海ありあけかいの別称。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐の‐おく【筑紫の奥】🔗⭐🔉
つくし‐の‐おく【筑紫の奥】
狂言。都の領主へ貢物を納める筑紫の奥の百姓と丹波の百姓とが、無事上納を終わって取次の奏者とともに笑いあう。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐びと【筑紫人】🔗⭐🔉
つくし‐びと【筑紫人】
九州の人。北九州の人。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐ぶね【筑紫船】🔗⭐🔉
つくし‐ぶね【筑紫船】
筑紫地方へ航海する船。筑紫の人の持ち船。万葉集4「―いまだも来ねば」
⇒つくし【筑紫】
つくし‐へいや【筑紫平野】🔗⭐🔉
つくし‐へいや【筑紫平野】
九州の筑後川の下流、福岡県南部と佐賀県東部にひろがる平野。平野前面は有明海の干拓地。水田耕作が盛ん。
⇒つくし【筑紫】
つくし‐ゆみ【筑紫弓】🔗⭐🔉
つくし‐ゆみ【筑紫弓】
筑紫産の弓。閑吟集「和御寮に心―、引くに強の心や」
⇒つくし【筑紫】
つくしりゅう‐そうきょく【筑紫流箏曲】‥リウサウ‥🔗⭐🔉
つくしりゅう‐そうきょく【筑紫流箏曲】‥リウサウ‥
(→)筑紫箏つくしごとに同じ。
⇒つくし【筑紫】
つくしんぼ【土筆ん坊】🔗⭐🔉
つくしんぼ【土筆ん坊】
ツクシの異称。
つく・す【尽くす】🔗⭐🔉
つく・す【尽くす】
〔他五〕
①つきるようにする。なくする。空しくする。万葉集18「御調宝みつきたからは数へ得ず―・しもかねつ」
②あるかぎりを出す。竹取物語「心をくだきて千余日に力を―・したること」。平家物語3「医家薬を―・し、陰陽術をきはめ」。「全力を―・してがんばる」「八方手を―・す」
③きわめる。徒然草「万にきよらを―・していみじと思ひ」
④終わるまで精一杯する。はたす。「義務を―・す」「意を―・す」
⑤他のもののために努力する。尽力する。「世の中のために―・す」
⑥(動詞の連用形に付いて)すっかり…する。…しきる。天草本平家物語「三井寺の大衆は矢種みな射―・いて」。「立ち―・す」「言い―・す」
つく‐だ【佃】🔗⭐🔉
つく‐だ【佃】
①(ツクリダ(作田)の約)耕作する田。熟田。記上「天照大神の営田みつくだ」
②荘園領主が直接に経営する田。種子・農具などを領主が負担し、全収穫を取得。のち地頭その他荘官の佃を生じた。
③佃節の略。
⇒つくだ‐に【佃煮】
⇒つくだ‐びと【佃人】
⇒つくだ‐ぶし【佃節】
つくだ‐じま【佃島】🔗⭐🔉
つくだ‐じま【佃島】
東京都中央区の南東部、隅田川の川口に生じた小島。今では埋立により、石川島・月島に接続。古くシラウオの産地、佃煮・佃祭で名高い。近年住宅地化が進行。近世初期、摂津国佃村の漁民が移住したことに因む名。
佃島(佃小橋からの風景)
撮影:関戸 勇

つくだ‐びと【佃人】🔗⭐🔉
つくだ‐びと【佃人】
佃2を耕作する人。
⇒つく‐だ【佃】
つくだ‐ぶし【佃節】🔗⭐🔉
つくだ‐ぶし【佃節】
①江戸時代、隅田川筋の遊船などで流行した俗謡。「吹けよ川風あがれよ簾、中の芸者の顔みたや」
②下座げざ音楽。隅田川や深川付近の場面に、歌と共に船のさわぎに用いる。
⇒つく‐だ【佃】
つく‐づく【熟・熟々】🔗⭐🔉
つく‐づく【熟・熟々】
〔副〕
①念を入れて、見たり考えたりするさま。つらつら。よくよく。源氏物語竹河「さやかならねど―と見れば桜色のあやめもそれと見きわめつ」。「―思案する」
②物思いに沈むさま。物さびしく。つくねんと。源氏物語幻「―とおはする程、日も暮れにけり」
③深く感ずるさま。「―いやになった」
つくづくし【土筆】🔗⭐🔉
つくづくし【土筆】
ツクシの古称。「つくづくしばな」とも。源氏物語早蕨「蕨―をかしき籠に入れて」
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