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ふた【二】🔗⭐🔉
ふた【二】
数の名。ふたつ。ふう。古事記上「み谷―渡らす」
ふた【蓋】🔗⭐🔉
ふた【蓋】
①容器や箱などの口・穴を覆いふさぐもの。南海寄帰内法伝平安後期点「蓋フタを著つけて口に挿さしはさむ」。「鍋の―」↔身み。
②サザエなど、巻貝類の足の後背部に付着する扁平な板状のもの。かいのふた。へた。厴えん。
③スッポンの異称。浮世風呂2「江戸ぢやあね、すつぽんをしやれて―といひやすよ」
⇒蓋を開ける
ふた‐あい【二藍】‥アヰ🔗⭐🔉
ふた‐あい【二藍】‥アヰ
(2種の藍の意)
①紅くれないと藍とで染めた色。やや赤みのある藍色。「ふたゐ」とも。
Munsell color system: 5P3/3
②襲かさねの色目。山科流では、表裏ともに二藍または裏白。
ふた‐あけ【蓋明け】🔗⭐🔉
ふた‐あけ【蓋明け】
①蓋を明けること。転じて、物事を開始すること。特に、劇場で、初日をあけること。
②手をつけたばかりであること。また、そのもの。
ふた‐あや【二綾】🔗⭐🔉
ふた‐あや【二綾】
2色の糸で織った綾織物。万葉集16「彼方おちかたの―裏沓したくつ」
ふ‐たい【不退】🔗⭐🔉
ふ‐たい【不退】
〔仏〕修行において退歩しないこと。また、すでに得た功徳を失うことのない境地。不退転。今昔物語集14「常に―の行ぎょうを修して」
⇒ふたい‐の‐ど【不退の土】
ふ‐たい【付帯・附帯】🔗⭐🔉
ふたい‐か【不胎化】‥クワ🔗⭐🔉
ふたい‐か【不胎化】‥クワ
ある政策の結果、マネー‐サプライが増減して物価の上昇・下落あるいは金利の下落・上昇が引き起こされる場合、その影響を公開市場操作などによって相殺すること。
ふたい‐こうそ【付帯控訴】🔗⭐🔉
ふたい‐こうそ【付帯控訴】
民事訴訟で、当事者の一方の控訴により開始された控訴審手続内で被控訴人が第一審判決のうち自己に不利益な部分の変更を申し立てる控訴。
⇒ふ‐たい【付帯・附帯】
ふたい‐じ【不退寺】🔗⭐🔉
ふたい‐じ【不退寺】
奈良市法蓮町にある真言律宗の寺。もと平城上皇の離宮(萱の御所)を、在原業平が847年(承和14)に賜って寺としたと伝える。平安後期作の聖観音立像・五大明王像があり、多宝塔・南門は鎌倉時代、本堂は室町時代の建造。不退転法輪寺。業平寺。
ふたい‐しそ【付帯私訴】🔗⭐🔉
ふたい‐しそ【付帯私訴】
犯罪により身体・自由・名誉・財産等を害された者が検察官による公訴に付帯して行う民事上の請求。旧刑事訴訟法が認めていたが1948年の改正法で廃止。
⇒ふ‐たい【付帯・附帯】
ふたい‐じょうこく【付帯上告】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
ふたい‐じょうこく【付帯上告】‥ジヤウ‥
民事訴訟で被上告人が付帯控訴と同様の趣旨で申し立てる上告。
⇒ふ‐たい【付帯・附帯】
ふたい‐ぜい【付帯税】🔗⭐🔉
ふたい‐ぜい【付帯税】
過少申告や延滞をした場合に課される国税。加算税(過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税など)と延滞税・利子税とから成る。↔本税
⇒ふ‐たい【付帯・附帯】
ふ‐たいてん【不退転】🔗⭐🔉
ふ‐たいてん【不退転】
①〔仏〕(→)不退に同じ。
②志をかたく保持して屈しないこと。「―の決意」
ふた‐いとこ【二従兄弟・二従姉妹】🔗⭐🔉
ふた‐いとこ【二従兄弟・二従姉妹】
(→)「またいとこ」に同じ。
ふたい‐の‐ど【不退の土】🔗⭐🔉
ふたい‐の‐ど【不退の土】
極楽浄土のこと。ここに生まれれば再び穢土えどに退転しない。不退の浄土。平家物語10「かの―に往生し給はん事、何の疑ひかあらむや」
⇒ふ‐たい【不退】
ふたいほ‐とっけん【不逮捕特権】‥トク‥🔗⭐🔉
ふたいほ‐とっけん【不逮捕特権】‥トク‥
議員特典の一つ。院外における現行犯罪、または所属する議院の許諾のある場合を除き、国会の会期中は国会議員は逮捕されないこと。
ふた‐え【二重】‥ヘ🔗⭐🔉
ふた‐え【二重】‥ヘ
①二つかさなっていること。また、そのもの。にじゅう。「ひもを―にかける」
②二つに折れ曲がること。腰がひどく曲がっているさまにもいう。大和物語「このをば、いといたう老いて、―にてゐたり」
③襲かさねの色目。表も裏も同じ色のもの。多く、紫・萌葱もえぎなどにいう。
⇒ふたえ‐あご【二重顎】
⇒ふたえ‐おりもの【二重織物・二倍織物】
⇒ふたえ‐かぎ【二重鉤】
⇒ふたえ‐がき【二重書】
⇒ふたえ‐ごし【二重腰】
⇒ふたえ‐じ【二重字】
⇒ふたえ‐まぶた【二重瞼】
⇒ふたえ‐まぶち【二重瞼】
⇒ふたえ‐もの【二重物】
ふたえ‐あご【二重顎】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐あご【二重顎】‥ヘ‥
肉が多量についてくびれができ、二重になっているあご。
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐おりもの【二重織物・二倍織物】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐おりもの【二重織物・二倍織物】‥ヘ‥
綾地で、地文の上に別糸で数色の散らし模様を浮織りとしたもの。唐織。大鏡道隆「上の御袴、りんだうの―にて」
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐かぎ【二重鉤】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐かぎ【二重鉤】‥ヘ‥
和文中で用いる記号の一つ。二重になっている鉤括弧。『 』。にじゅうかぎ。
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐がき【二重書】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐がき【二重書】‥ヘ‥
(→)「籠かご写し」に同じ。
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐ごし【二重腰】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐ごし【二重腰】‥ヘ‥
老人などの折れ曲がった腰。
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐じ【二重字】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐じ【二重字】‥ヘ‥
籠写しにした文字。双鉤。ふたえもじ。
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐まぶた【二重瞼】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐まぶた【二重瞼】‥ヘ‥
瞼の皮にひだがあって二重になっているもの。ふたかわめ。重瞼。↔一重瞼。
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐まぶち【二重瞼】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐まぶち【二重瞼】‥ヘ‥
(→)「ふたえまぶた」に同じ。夏目漱石、彼岸過迄「―の痩せぎすな森本の顔丈は」
⇒ふた‐え【二重】
ふたえ‐もの【二重物】‥ヘ‥🔗⭐🔉
ふたえ‐もの【二重物】‥ヘ‥
一度染めた地色の上に、紋・唐草などを別の色で染め出したもの。ふたえぞめ。
⇒ふた‐え【二重】
ふた‐おき【蓋置】🔗⭐🔉
ふた‐おき【蓋置】
茶道で、釜の蓋または柄杓をのせる具。古銅・竹・木・陶器などで作る。
ふた‐おも【両面・二面】🔗⭐🔉
ふた‐おも【両面・二面】
(→)「ふたおもて(両面)」に同じ。春雨物語「御供つかふまつる臣達、いかで―ならん」
ふた‐おもて【両面・二面】🔗⭐🔉
ふた‐おもて【両面・二面】
裏面と表面。また、表面と裏面とにはなはだしい差のあること。ふたごころあること。万葉集16「奈良山の児の手柏の―にかにもかくにも佞人ねじけひとのとも」
ふた‐おもて【双面】🔗⭐🔉
ふた‐おもて【双面】
浄瑠璃・歌舞伎舞踊の演出様式。扮装の全く同じ二人の人物が現れて惑わすが、のちに一方が正体を現す趣向。能の「二人静」に原型が見える。歌舞伎では「隅田川続俤すみだがわごにちのおもかげ」で、法界坊がお組の霊になって現れ、お組と松若丸とを悩ます場面が有名。常磐津では「両顔月姿絵ふたおもてつきのすがたえ」が現存。
ふた‐おや【二親】🔗⭐🔉
ふた‐おや【二親】
父と母。両親。双親。↔片親
○札が落ちるふだがおちる
入札して求めようとする権利を得る。落札する。誹風柳多留11「ばいしよくを一わり入れて札が落ち」
⇒ふだ【札・簡】
ふた‐かた【二方】🔗⭐🔉
ふた‐かた【二方】
①二つの方面。源氏物語行幸「―にいひもて行けば」
②二人の尊敬語。おふたり。
○札が付くふだがつく
悪い評判が世間に知れ渡る。札付きになる。レッテルが貼られる。
⇒ふだ【札・簡】
ふたかみ‐やま【二上山】🔗⭐🔉
ふたかみ‐やま【二上山】
奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町にまたがる山。雄岳(517メートル)と雌岳(474メートル)の2峰から成る。万葉集にも歌われ、大津皇子墓と伝えるものや葛城二上神社がある。にじょうさん。
二上山
撮影:的場 啓
ふたがり【塞がり】🔗⭐🔉
ふたがり【塞がり】
ふさがること。「方かた―」
ふたが・る【塞がる】🔗⭐🔉
ふたが・る【塞がる】
〔自四〕
①ふさがる。源氏物語桐壺「御胸のみつと―・りて」
②方かた塞がりになる。源氏物語帚木「今宵中神、内裏うちよりは―・りて侍りけり」
ふた‐かわ【二皮】‥カハ🔗⭐🔉
ふた‐かわ【二皮】‥カハ
「ふたかわめ」の略。
⇒ふたかわ‐め【二皮眼】
ふたかわ‐め【二皮眼】‥カハ‥🔗⭐🔉
ふたかわ‐め【二皮眼】‥カハ‥
ふたえまぶたの目。
⇒ふた‐かわ【二皮】
ふたき‐ぐさ【二季草】🔗⭐🔉
ふたき‐ぐさ【二季草】
藤の異称。蔵玉集「ときはなる花とも見ばや―松にのみただかかる名なれば」
ふたき‐どり【二季鳥】🔗⭐🔉
ふたき‐どり【二季鳥】
雁の異称。蔵玉集「いづ方を故郷とてか―年に二度往き帰るらむ」
ふ‐たく【付託】🔗⭐🔉
ふ‐たく【付託】
①たのみまかせること。依頼。
②議会などで、ある議案を本会議の議決に先だち委員会などの審査にゆだねること。
ふ‐たく【負託】🔗⭐🔉
ふ‐たく【負託】
人に引きうけさせて、任せること。「国民の―にこたえる」
ふたくち‐や【二口屋】🔗⭐🔉
ふたくち‐や【二口屋】
京都室町にあった有名な菓子屋。二口屋能登。
ふた‐け【二毛】🔗⭐🔉
ふた‐け【二毛】
鹿の毛の地色に、他の色つやの増してきたもの。夏は赤みを帯び、秋は黒みを帯びる。夫木和歌抄7「落ちかはる―の鹿のくもり星」
○札削るふだけずる
殿上の日給の簡ふだから姓名を除かれる。殿上人の籍を除かれる。宇津保物語国譲上「御返りもて参らずは、ふだ削らむ」
⇒ふだ【札・簡】
ふた‐こ【二子・双子】🔗⭐🔉
ふた‐ご【二子・双子】🔗⭐🔉
ふたこ‐いと【二子糸】🔗⭐🔉
ふたこ‐いと【二子糸】
片撚かたより糸を2本引き合わせ、反対の撚りを加えた諸撚もろより綿糸。
⇒ふた‐こ【二子・双子】
ふたこえ‐どり【二声鳥】‥コヱ‥🔗⭐🔉
ふたこえ‐どり【二声鳥】‥コヱ‥
鳩の異称。
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