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げ‐た【下駄】🔗🔉

げ‐た下駄】 ①2枚の歯のある台木に三つの穴をあけ、鼻緒をすげたはきもの。歯には差歯さしばと一木作りの連歯れんしとあり、また一本歯や三枚歯のものもある。〈日葡辞書〉 ②(印刷用語)(→)伏字ふせじ2に同じ。 ⇒下駄と焼味噌 ⇒下駄も仏も同じ木のきれ ⇒下駄を預ける ⇒下駄をはかせる ⇒下駄をはく

げた‐いん【下駄印】🔗🔉

げた‐いん下駄印】 印材の中程をくぼませて、下駄の歯のように間を離してつくった印。下駄判。 下駄印

げた‐うち【下駄打ち】🔗🔉

げた‐うち下駄打ち】 先の尖った小さい木を地に立て、同じ形の木を持って遠くから打ちつけて当てる遊戯。撃壌げきじょう

げた‐がけ【下駄掛け】🔗🔉

げた‐がけ下駄掛け】 下駄ばきのままのこと。

げた‐ぐみ【下駄組】🔗🔉

げた‐ぐみ下駄組】 江戸時代、芝居小屋や遊郭などをうろついた、ならず者の一団。

○下駄と焼味噌げたとやきみそ🔗🔉

○下駄と焼味噌げたとやきみそ (味噌を板につけて焼いたものと下駄の、形だけが似ているところから)外形が似て実質の全く相異なることのたとえ。 ⇒げ‐た【下駄】 け‐だに毛蜱】 ケダニ科のダニ。多くはあざやかな赤色、体長1〜3ミリメートル、全身に短毛を密生してビロード状。肢は8本。成虫は寄生せずに小昆虫などを捕食する。アカケダニなど。また、広くは別科のタカラダニ・ツツガムシなどを含む。幼虫は6脚、ツツガムシ科の幼虫は脊椎動物に、その他は節足動物に寄生する。 げた‐ばき下駄履き】 ①下駄をはいていること。ふだんの身なりをいう。転じて、かしこまらず気軽なこと。「―で気軽に入れる店」 ②1階を商店・事務所などにし、2階以上を住宅にした建物の俗称。「―住宅」 ③フロートのついている水上飛行機の俗称。「―飛行機」 げた‐ばこ下駄箱】 下駄・靴などのはきものを入れておく箱・棚。 けた‐ばし桁橋】 桁を主要な支持構造とし、それを橋台・橋脚で支え、板などを敷いた橋梁。材料により、木桁・鉄筋コンクリート桁・鋼桁・軽合金桁などがある。なげわたし。 けた‐はずれ桁外れ‥ハヅレ 規模が標準とはるかにくい違っているさま。けたちがい。「―の広さ」「―に強い」 げた‐ばん下駄判(→)下駄印いんに同じ。 け‐だま毛玉】 ①セーターなど毛糸の衣類で、表面の繊維が寄り集まってできる小さな玉。 ②動物の毛が玉のように丸まったもの。 けたま・し 〔形シク〕 (→)「けたたましい」に同じ。 げた‐め下駄目】 (下駄には穴が三つあるからいう)3の数の隠語。 けだもの】 (「毛の物」の意) ①全身に毛があり、4足である動物。けもの。古今和歌集雑体「―の雲にほえけんここちして」。「―のような振舞い」 ②不人情な人やろくでもない人間をののしっていう称。人でなし。誹風柳多留13「いろいろな―の来る親の留守」。「この―め」

げた‐ばき【下駄履き】🔗🔉

げた‐ばき下駄履き】 ①下駄をはいていること。ふだんの身なりをいう。転じて、かしこまらず気軽なこと。「―で気軽に入れる店」 ②1階を商店・事務所などにし、2階以上を住宅にした建物の俗称。「―住宅」 ③フロートのついている水上飛行機の俗称。「―飛行機」

げた‐ばこ【下駄箱】🔗🔉

げた‐ばこ下駄箱】 下駄・靴などのはきものを入れておく箱・棚。

げた‐ばん【下駄判】🔗🔉

げた‐ばん下駄判(→)下駄印いんに同じ。

げた‐め【下駄目】🔗🔉

げた‐め下駄目】 (下駄には穴が三つあるからいう)3の数の隠語。

○下駄も仏も同じ木のきれげたもほとけもおなじきのきれ🔗🔉

○下駄も仏も同じ木のきれげたもほとけもおなじきのきれ (下駄も仏像も木製で)尊卑の別はあるが、その本は同一である。 ⇒げ‐た【下駄】 けた‐ゆき桁行】 家の桁の通っている方向の長さ。↔梁行はりゆき け‐だる・い気怠い】 〔形〕 なんとなくだるい。「―・い夏の午後」 け‐たれ毛垂れ】 (女房詞)かみそり。おけたれ。→垂れる[二]5

○下駄を預けるげたをあずける🔗🔉

○下駄を預けるげたをあずける すべてを相手に頼んで、その処理を一任する。 ⇒げ‐た【下駄】

○下駄をはかせるげたをはかせる🔗🔉

○下駄をはかせるげたをはかせる ①物事を実際より良くまたは高く見せる。「成績に―」 ②囲碁で、1間または2間離して石を打ち、相手の石が逃げられないようにすることにいう。「下駄にかける」とも。 ⇒げ‐た【下駄】

○下駄をはくげたをはく🔗🔉

○下駄をはくげたをはく ①中間で値段を高くして利をとる。東海道中膝栗毛8「傘の買手に―あれば」 ②(「下駄をはくまで」の形で)物事が終わる。決着がつく。「勝負は下駄をはくまでわからない」 ⇒げ‐た【下駄】 け‐だん化壇】 〔仏〕死骸をのせる台。涅槃台。 げ‐だん下段】 ①下の段。 ②剣道または槍術で刀の切先きっさきまたは槍の穂先ほさきを低く下げて構える型。→上段→中段⇒げだん‐の‐ま【下段の間】 げだん‐の‐ま下段の間】 書院造で、上段の間に続く次の間。上段の間より一段低くて臣下の伺候する所。 ⇒げ‐だん【下段】 けち ①縁起が悪いこと。また、不吉の前兆。誹風柳多留21「短冊をお寺でもらふ―なこと」。「最初から―がつく」 ②不景気。浄瑠璃、神霊矢口渡「なんぞといや金のないこと、あんまり―なこの時節」 ③金品を必要以上に惜しむこと。しみったれなこと。また、その人。吝嗇りんしょく。「金持ほど―だ」 ④みすぼらしいさま。心がせまく、くだらないさま。「―な店」「―な考え」 ⑤手ぬかり。軽口御前男「一世一代の―であるまいか」 ⑥ある語につけて、いまいましい意を表す。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「―ふとい二才野郎ぢやな」 ⇒けちを付ける けち】 (呉音) ①競技の相手を定めて弓を射、勝負を決すること。また、その時。 ②囲碁で、終局に近づき、駄目を詰めよせること。また、その目。闕けち。源氏物語空蝉「碁打ちはてて―さすわたり、心とげに見えて」 →けつ(結) けち】 ①(→)闕官けっかん1に同じ。宇津保物語蔵開中「大臣―の侍らざらむには」 ②(→)けち2に同じ。 げ‐ち下知⇒げじ けち‐えん血縁⇒けつえん けち‐えん掲焉】 (「焉」は助字)いちじるしいさま。めだつさま。あらわなさま。けつえん。源氏物語少女「夜に入りてはなかなか、今少し―なる火影に」 けち‐えん結縁】 〔仏〕 ①仏道に入る縁を結ぶこと。成仏・得道の因縁を結ぶこと。源氏物語鈴虫「これをだにこの世の―にて」 ②関係がつくこと。縁故を結ぶこと。 ⇒けちえん‐かんじょう【結縁灌頂】 ⇒けちえん‐ぎょう【結縁経】 ⇒けちえん‐はっこう【結縁八講】 けちえん‐かんじょう結縁灌頂‥クワンヂヤウ 密教で、広く一般の人に仏縁を結ばせるために行う灌頂。信者に花を曼荼羅まんだら上に投げさせ、当たった諸尊を宿縁あるものとして、その秘法を授ける。↔伝法灌頂。 ⇒けち‐えん【結縁】 けちえん‐ぎょう結縁経‥ギヤウ 結縁のために人々が集まって経文を書写し供養すること。古今著聞集2「使庁の―を再興の事」 ⇒けち‐えん【結縁】 けちえん‐はっこう結縁八講‥カウ 結縁のために俗人が僧を請じて行う法華八講。 ⇒けち‐えん【結縁】 け‐ちがい蹴違い‥チガヒ ゆきちがい。失策。 け‐ちが・う蹴違ふ‥チガフ [一]〔自四〕 ゆきちがいになる。しくじる。 [二]〔他下二〕 ⇒けちがえる(下一) け‐ちが・える蹴違える‥チガヘル 〔他下一〕[文]けちが・ふ(下二) ①まちがって蹴る。 ②蹴って筋を違える。 け‐ぢか・し気近し】 〔形ク〕 ①近い。近く感じられる。後撰和歌集「―・き声を我に聞かせよ」 ②近づきやすい。親しみやすい。源氏物語末摘花「―・くなつかしかりしあはれに」 ↔気遠し けち‐がん結願‥グワン 〔仏〕日を定めて催した法会・修法の終了すること。また、その日。けつがん。源氏物語賢木「果ての日は我が御事を―にて、世をそむき給ふ由仏に申させ給ふに」↔開白かいびゃく⇒けちがん‐にち【結願日】 けちがん‐にち結願日‥グワン‥ 結願にあたる日。 ⇒けち‐がん【結願】 け‐ちぎり仮契・化契】 下級の遊女。端はし女郎。けち。浮世草子、御前義経記「端女郎は鹿恋かこいより下、見世みせ女郎をいふなり。替名を―とも、火打とも」 けち‐くさ・い 〔形〕 いかにもけちである。小心で、こせこせしている。「―・い料簡りょうけんけち‐けち ①細かいことを口うるさく言うさま。歌舞伎、与話情浮名横櫛「男は外を歩くのが商売だ。そんなに―いふなへ」 ②けちなさま。「わずかな金にも―する」 けち‐じゅう結集‥ジフ ⇒けつじゅう けち‐じょう決定‥ヂヤウ ⇒けつじょう げち‐じょう下知状‥ジヤウ (ゲジジョウとも)鎌倉・室町時代、将軍の家臣が上意を奉じて命令を伝えた文書。本文の末尾に「下知如件くだんのごとし」とある。 けち‐ず血途‥ヅ 〔仏〕「三途さんず参照。 けち‐ずん闕巡⇒けつずん けち‐つ・く 〔自四〕 けちなまねをする。ほしがってまつわりつく。浮世床2「地者に―・く奴は根性のあつかましいものだから」 けち‐ばん結番⇒けつばん けち‐ぶと・いけち太い】 〔形〕 ずぶとい。ずうずうしい。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「ヱヽ―・い女め」 けち‐みゃく血脈】 〔仏〕 ①師から弟子に法灯がうけつがれていくこと。密教・禅で重んずる。宗脈。法脈。戒脈。 ②師から弟子に与える相承の系図。 ③在家結縁の者に与える法門相承の略譜。 →けつみゃく⇒けちみゃく‐そうじょう【血脈相承】 ⇒けちみゃく‐ぶくろ【血脈袋】 けちみゃく‐そうじょう血脈相承‥サウ‥ 祖先の血統が子孫に伝わるように、師から弟子へ法脈を伝えること。 ⇒けち‐みゃく【血脈】 けちみゃく‐ぶくろ血脈袋】 在家結縁の者に与える法門相承の略譜を入れた袋。 ⇒けち‐みゃく【血脈】 ケチャkechak インドネシア】 20世紀に構成されたバリ島の儀式・舞踏劇などで歌われる男声合唱。激しい叫び声と複雑なリズムが特色。 け‐ちゃく家嫡】 本家の嫡子。 げ‐ちゃく下着】 都また著名な地から地方へ下り、目的地に到着すること。狂言、釣狐「那須野の原に―して」 ケチャップketchup】 西洋料理の調味料の一種。野菜などを裏漉うらごしし、調味して煮つめたもの。普通、トマトを使ったトマト‐ケチャップをさす。 ケチュアQuechua】 南アメリカのペルー・ボリビアなど中央アンデス山地に住むインディオ。ケチュア語を話す。インカ帝国の従属民の子孫。 け‐ちょう怪鳥・化鳥‥テウ ばけものの鳥。狂言、禁野「―なれば退治あるべしとて」 ⇒けちょう‐ふう【化鳥風】 けちょう‐ふう化鳥風‥テウ‥ 江戸中期の正徳(1711〜1716)頃、立羽たちば不角ら貞門末流の垢ぬけしない俳風の蔑称。掛言葉・譬喩ひゆを用いて謎のような滑稽をもてあそんだ。 ⇒け‐ちょう【怪鳥・化鳥】 けちょん‐けちょん 徹底的にけなされたりやりこめられたりして体を成さないさま。「―に打ち負かされる」 け‐ちらか・す蹴散らかす】 〔他五〕 (→)「けちらす」に同じ。 け‐ちら・す蹴散らす】 〔他五〕 ①蹴って散乱させる。 ②追い散らす。けちらかす。「敵兵を―・す」 けち‐りん 極めてわずかなさま。いささか。浮世風呂4「―も間違えはねえ」 けち・る 〔自五〕 (名詞「けち」の動詞化)金銭を出し惜しみする。「わずかな金を―・る」

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