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しゅら【修羅】🔗⭐🔉
しゅら【修羅】
(スラとも)
①〔仏〕
㋐阿修羅あしゅらの略。今昔物語集4「餓鬼道に堕ぬと見れば―に成りぬ」
㋑修羅道の略。
②あらそい。闘争。曾我物語6「もとより闘諍―をこのむものなりければ」
③(梵語surā)インドの酒の一種。
④(修羅が帝釈(大石)を動かす意からという)
㋐滑道かつどうの一種。丸太を溝状または枕木状に並べるなどして、その上を大石・船などが滑るようにしたもの。
㋑大石や木材などをのせて運ぶ、そり状の道具。「―船」「―車」
⇒しゅら‐おうぎ【修羅扇】
⇒しゅら‐かい【修羅界】
⇒しゅら‐くつ【修羅窟】
⇒しゅら‐じょう【修羅場】
⇒しゅら‐でたち【修羅出立】
⇒しゅら‐どう【修羅道】
⇒しゅら‐の‐ちまた【修羅の巷】
⇒しゅら‐の‐もうしゅう【修羅の妄執】
⇒しゅら‐ば【修羅場】
⇒しゅら‐ばやし【修羅囃子】
⇒しゅら‐もの【修羅物】
⇒修羅を燃やす
しゅら‐おうぎ【修羅扇】‥アフギ🔗⭐🔉
しゅら‐おうぎ【修羅扇】‥アフギ
①(阿修羅王が、手で日輪を覆ったという故事)波に日輪と月輪とを描いた黒骨の軍扇。武者扇。
②能で修羅物のシテや鬼の役に用いる中啓。大きく日輪を描き黒骨。
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐かい【修羅界】🔗⭐🔉
しゅら‐くつ【修羅窟】🔗⭐🔉
しゅら‐くつ【修羅窟】
阿修羅王の住む石窟。太平記24「清弁菩薩は青山の岩をつんざき、―に入り給ひにけり」
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐じょう【修羅場】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
しゅら‐じょう【修羅場】‥ヂヤウ
阿修羅王が帝釈天たいしゃくてんと戦う場所。転じて、血なまぐさい戦乱または勝ち負けを争うはげしい闘争の行われる場所。しゅらば。
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐でたち【修羅出立】🔗⭐🔉
しゅら‐でたち【修羅出立】
死んで修羅道へ行こうとする身仕度。死装束。浄瑠璃、傾城反魂香「私がための―」
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐どう【修羅道】‥ダウ🔗⭐🔉
しゅら‐どう【修羅道】‥ダウ
阿修羅道の略。太平記31「或は―の奴と死なざる前に成りぬらんと」
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐の‐ちまた【修羅の巷】🔗⭐🔉
しゅら‐の‐ちまた【修羅の巷】
激戦の場所。激しい争いの場所。
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐の‐もうしゅう【修羅の妄執】‥マウシフ🔗⭐🔉
しゅら‐の‐もうしゅう【修羅の妄執】‥マウシフ
争闘上のねたみが深く心から離れないこと。
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐ば【修羅場】🔗⭐🔉
しゅら‐ばやし【修羅囃子】🔗⭐🔉
しゅら‐ばやし【修羅囃子】
歌舞伎囃子の一つ。大小の鼓を早めに打ち、立回りや、武家屋敷の幕開きに下僕・女中などの水を打つ場面に用いる。しらばやし。
⇒しゅら【修羅】
しゅら‐もの【修羅物】🔗⭐🔉
しゅら‐もの【修羅物】
武人の霊を主人公とし、戦いを題材とした能。多くは死後に修羅道に落ちて苦しんでいることを述べる。正式の5番立ての能演で2番目に演ぜられるので2番目物ともいう。
⇒しゅら【修羅】
○修羅を燃やすしゅらをもやす🔗⭐🔉
○修羅を燃やすしゅらをもやす
(阿修羅が、猜忌さいき・嫉妬の念強く、執着心が深いからいう)激しくねたむ。激しく恨み怒る。
⇒しゅら【修羅】
しゅ‐らん【朱蘭】
〔植〕紫蘭しらんの別称。
しゅ‐らん【朱欄】
朱塗りのらんかん。
しゅ‐らん【酒乱】
酒に酔うとあばれる癖。酒狂。
しゅ‐らん【種卵】
雛ひなをかえすために使う卵。たねたまご。
しゅ‐り【手理】
手のひらのすじ。てすじ。手紋。
しゅ‐り【手裡・手裏】
手のうち。手中。掌中。
⇒しゅり‐けん【手裏剣】
しゅ‐り【侏離】
①[後漢書南蛮伝]蛮夷の言語の形容。音声が聞こえるばかりで、意味が通じないこと。
②[周礼春官疏]西夷の音楽の名。朱離。
しゅり【首里】
沖縄本島南部の旧都。今、那覇市の東部。もと琉球国王尚氏王城の地。外郭に石垣をめぐらす。
⇒しゅり‐じょう【首里城】
しゅ‐り【修理】
(スリとも)
①修繕。なおし。
②修理職しゅりしきの略。
⇒しゅり‐きゅうじょう‐し【修理宮城使】
⇒しゅり‐しき【修理職】
⇒しゅり‐の‐だいぶ【修理大夫】
じゅ‐り【受理】
願書・訴状・辞表などを受けつけること。「届出を―する」
じゅ‐り【豎吏】
(「豎」は小さい意)小役人。小吏。小臣。
ジュリアス‐シーザー【Julius Caesar】
シェークスピアのローマ史劇。1599年頃初演。執政官シーザーの暗殺を企てるアントニーたちの策動が中心となる劇。暗殺に加わったブルータスに向けられる「ブルータス、お前もか」というシーザーの台詞が有名。→カエサル
シュリーヴィジャヤ【Śrī-vijaya 梵・室利仏誓・室利仏逝】
唐代の史書に見える南海の国。7〜14世紀、今のスマトラ島パレンバン地方、のちジャンビ地方に拠り、海上交易の発展と共に強大となる。大乗仏教が行われた。宋代に三仏斉・三仏誓と表記されるのは、シュリーヴィジャヤを含む諸交易国家の総称とする説が有力。スリウィジャヤ。
シュリーマン【Heinrich Schliemann】
ドイツの考古学者。トロイアの遺跡を始め、ミュケナイ・ティリンスなどエーゲ文明の遺跡の発見・発掘に貢献。自叙伝「古代への情熱」。(1822〜1890)
シュリーレン‐ほう【シュリーレン法】‥ハフ
(Schlierenmethode ドイツ)光の屈折を利用して、屈折率の変化している位置を見出す方法。音波、高温気体の流れ、ガラスのひずみなどの観測に用いる。
ジュリエンヌ【julienne フランス】
フランス料理で、せん切りのこと。また、せん切り野菜入りスープ。
しゅり‐きゅうじょう‐し【修理宮城使】‥ジヤウ‥
平安時代以降、宮城の外郭などの修理をつかさどった令外官りょうげのかん。
⇒しゅ‐り【修理】
しゅ‐りく【朱陸】
朱熹しゅきと陸象山。ともに南宋の大儒。前者の性即理説、後者の心即理説と、学説は相対立する。
しゅり‐けん【手裏剣】
手の中に持って敵に投げつける武器。非常臨機の処置として差添さしぞえの脇差わきざしや小刀こがたなを利用したが、近世は先を尖らせた大きな鉄針を使用、十字形のものもある。
⇒しゅ‐り【手裡・手裏】
しゅり‐しき【修理職】
平安時代以降、皇居などの修理・造営をつかさどった令外りょうげの官司。818年(弘仁9)設置。おさめつくるつかさ。すりしき。
⇒しゅ‐り【修理】
しゅり‐じょう【首里城】‥ジヤウ
首里にある旧琉球王朝の城。15世紀より尚氏の居城となり、19世紀の琉球処分の際に明治政府により収公される。1945年の沖縄戦で焼失したが、守礼門・正殿などを復元。
首里城
撮影:関戸 勇
⇒しゅり【首里】
じゅ‐りつ【樹立】
物事がしっかりと立つこと。しっかりと立てること。確立。「新政権を―する」「世界記録の―」
シュリック【Moritz Schlick】
ドイツの哲学者。ウィーン大学教授。ウィーン学団の中心として、論理実証主義を提唱。著「一般的認識論」「倫理学の諸問題」など。(1882〜1936)
しゅり‐の‐だいぶ【修理大夫】
修理職の長官。
⇒しゅ‐り【修理】
しゅりはんどく【周利槃特】
(梵語Cūḍapanthaka)釈尊の弟子の一人。兄の摩迦槃特が聡明であったのに比し愚鈍であったが、後に大悟したという。悟りに賢・愚の別がないことのたとえとされる。槃特。
しゅ‐りゅう【主流】‥リウ
①川の主な流れ。本流。
②思想などの支配的な傾向。主潮。「学界の―」
③組織・団体内の中心となる派。「反―派」
しゅ‐りゅう【腫瘤】‥リウ
こぶ。はれもの。
じゅ‐りゅう【豎立】‥リフ
まっすぐに立つこと。しっかり定めること。じゅりつ。
しゅりゅう‐だん【手榴弾】‥リウ‥
手で投げる小形の爆弾。近接戦闘・塹壕ざんごう戦などに用いる。手投げ弾。てりゅうだん。
しゅ‐りょ【首虜】
敵の首と捕虜。
しゅ‐りょう【主領】‥リヤウ
仲間の中でかしらだつ者。首領。
しゅ‐りょう【朱料】‥レウ
俳諧の宗匠が門人の作った句に点をつけて受ける礼金。点料。
しゅ‐りょう【狩猟】‥レフ
種々の猟具を用いて、野生の鳥獣を捕獲すること。狩り。猟。〈[季]冬〉。「―家」
⇒しゅりょう‐き【狩猟期】
⇒しゅりょう‐ちょうじゅう【狩猟鳥獣】
⇒しゅりょう‐ほう【狩猟法】
⇒しゅりょう‐めんきょ【狩猟免許】
⇒しゅりょう‐もん【狩猟文】
しゅ‐りょう【首領】‥リヤウ
①くび。かしら。
②一団の仲間の長。かしら。おさ。頭目。「盗賊の―」
しゅ‐りょう【酒量】‥リヤウ
飲む酒の量。「―が落ちる」
しゅ‐りょう【衆寮】‥レウ
禅宗寺院の建物の一つで、衆僧の居住する寮舎。僧堂が坐禅修行の場であるのに対し、智慧をみがく場であるとされる。奥の細道「われも秋風を聞きて―に臥せば」
しゅ‐りょう【銖両】‥リヤウ
(「銖」も「両」もわずかな目方の単位)軽微なもののたとえ。
じゅ‐りょう【寿陵】
生前に造っておく墓。
じゅ‐りょう【受領】‥リヤウ
①受けおさめること。受けること。領収。「―書」
②江戸時代、優秀と認められた職人や芸人が、国名を付した一種の官位を名乗ることを許されること。竹本筑後掾ちくごのじょうなど。鹿の巻筆「通町に―したる筆屋あり」
③⇒ずりょう。
⇒じゅりょう‐がみ【受領神】
⇒じゅりょう‐しょう【受領証】
⇒じゅりょう‐ちたい【受領遅滞】
じゅりょう‐がみ【受領神】‥リヤウ‥
受領ずりょうとなって生ずる傲慢の心。平家物語12「鎌倉殿に―つき給はずは」
⇒じゅ‐りょう【受領】
しゅりょう‐き【狩猟期】‥レフ‥
狩猟してよい期間。原則として11月15日から翌年2月15日まで(北海道では10月1日から翌年1月31日まで)。狩猟鳥獣の種類・猟区・地域により異なる。
⇒しゅ‐りょう【狩猟】
しゅりょうごん‐いん【首楞厳院】‥ヰン
比叡山横川よかわにある延暦寺の一堂宇。833年(天長10)円仁の創建。楞厳院りょうごんいん。現在は根本如法塔と呼ばれる。また、横川中堂の称ともする。
しゅりょうごん‐ぎょう【首楞厳経】‥ギヤウ
①首楞厳三昧経。鳩摩羅什くまらじゅうの訳。2巻または3巻。菩提をすみやかに得るための行法ぎょうぼうを説いたもの。
②大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経。唐の般剌蜜帝ばんらみったいの訳。10巻。修禅の要義を説いたもので、禅宗などで広く用いられる。楞厳経。大仏頂経。
じゅりょう‐しょう【受領証】‥リヤウ‥
受領した旨を記した文書。受取書。
⇒じゅ‐りょう【受領】
じゅりょう‐ちたい【受領遅滞】‥リヤウ‥
〔法〕債権者が債務の履行を受けることを拒み、またはこれを受けることができないため、債務の履行が完了しないこと。債権者遅滞。
⇒じゅ‐りょう【受領】
しゅりょう‐ちょうじゅう【狩猟鳥獣】‥レフテウジウ
狩猟法により捕獲を許されている鳥獣。鳥類で約30種、獣類で約20種が認められている。
⇒しゅ‐りょう【狩猟】
しゅりょう‐ほう【狩猟法】‥レフハフ
「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」の通称。鳥獣の濫獲を防ぎ、その保護・繁殖を図り、かつ猟具の種類・猟法などを制限して、一般保安の目的を全うするための法律。1918年(大正7)制定、2002年に全面改正。
⇒しゅ‐りょう【狩猟】
じゅりょう‐ぼん【寿量品】‥リヤウ‥
法華経二十八品中の第16。久遠実成くおんじつじょうの釈迦仏、永遠の仏陀を説き、本門の中心をなす。如来寿量品。
しゅりょう‐めんきょ【狩猟免許】‥レフ‥
狩猟法による一定の狩猟を行うことのできる免許。
⇒しゅ‐りょう【狩猟】
しゅりょう‐もん【狩猟文】‥レフ‥
人が野生の鳥獣を狩猟する図を文様化したもの。「―鏡」
⇒しゅ‐りょう【狩猟】
しゅ‐りょく【主力】
おもな力。中心となる勢力。「―部隊」「―商品」「英語に―を注ぐ」
⇒しゅりょく‐かん【主力艦】
じゅ‐りょく【呪力】
(シュリョクとも)呪術の基礎となる超自然的・非人格的な力の観念。太平記12「内海・外海の竜神共悉く守敏の―を以て」
しゅりょく‐かん【主力艦】
軍艦中で最も攻撃力・防御力のすぐれた戦艦・巡洋戦艦の称。
⇒しゅ‐りょく【主力】
しゅ‐りん【朱輪】
中国漢代の、朱塗りの輪のついた車。身分の高い人の乗物。「―華轂かこく」
じゅ‐りん【儒林】
儒者の仲間。
じゅ‐りん【樹林】
樹木の密生しているもの。高木から成るものは森林という。群落分類の最大単位である群系族の一つ。熱帯雨林・照葉樹林・硬葉樹林などの群系に分類。
じゅりんがいし【儒林外史】‥グワイ‥
中国清代の長編小説。呉敬梓ごけいしの作。全55回。科挙制度の矛盾を暴露し、これをめぐる読書人たちの腐敗堕落ぶりを諷刺。
シュリンク【shrink】
縮むこと。萎縮すること。収縮。
シュリンクス【Syrinx】
ギリシア神話のニンフ。牧神パンの求愛を逃れて葦あしに変身。また、その葦で作った笛の名。
シュリンプ【shrimp】
普通は小形のエビ類のこと。また、エビに似た小形の甲殻類を指すこともある。観賞魚の餌ブライン‐シュリンプは高塩分水にすむシュリンプの意で、ミジンコ類のアルテミアのこと。
しゅ‐るい【殊類】
特殊な種類。異類。
しゅ‐るい【酒類】
酒の種類。日本の酒税法では、アルコール分1度以上の飲料で、清酒・合成清酒・焼酎しょうちゅう・味醂みりん・ビール・果実酒類・ウィスキー類・スピリッツ類・リキュール類・雑酒の10種類に分類。
しゅ‐るい【種類】
いくつかの個体に共通の性質によって分類しまとめたもの。また、そのようにして総体を分類したときに生ずるまとまり。「花の―」
⇒しゅるい‐かぶしき【種類株式】
⇒しゅるい‐さいけん【種類債権】
しゅるい‐かぶしき【種類株式】
特定の権利の種類を定めた株式。優先株式や議決権制限株式のほか、譲渡制限株式、取得請求権付株式、取得条項付株式、取締役・監査役の選解任権付株式など。
⇒しゅ‐るい【種類】
しゅるい‐さいけん【種類債権】
〔法〕給付の目的物がその種類と数量とによって定められている債権。不特定物債権。
⇒しゅ‐るい【種類】
シュルツ【Bruno Schulz】
ポーランドのユダヤ系作家。西ウクライナに住む。短編集「肉桂色の店」「クレプシドラ‐サナトリウム」で幻想と抒情に満ちた独自の小宇宙を築く。ゲシュタポにより射殺。(1892〜1942)
シュルント【Schrund ドイツ】
(登山用語)氷河や雪渓の割れ目。クレバス。
しゅ‐れい【守令】
中国で、郡守と県令。郡県の長官。
しゅ‐れい【酒醴】
[左伝桓公6年]酒とあまざけ。
じゅ‐れい【寿齢】
ながいいのち。長命。長寿。
じゅ‐れい【樹齢】
樹木の年齢。年輪の数と一致する。
しゅれい‐もん【守礼門】
那覇市東部、首里城址の大手にある門。尚清王時代(1527〜1555)に建立。4本柱に、赤瓦葺きの二層の屋根を持ち、「守礼之邦」の扁額を掲げる。→首里城
シュレーゲル【August Wilhelm von Schlegel】
ドイツの文芸評論家。F.v.シュレーゲルの兄。シェークスピアのドイツ語訳のほか、「文学・芸術の講義」などでロマン主義の代表的論客。(1767〜1845)
シュレーゲル【Friedrich von Schlegel】
ドイツの評論家・言語学者。A.W.v.シュレーゲルの弟。兄やノヴァーリスらと「アテネーウム」誌を刊行。のち「インド人の言語と英知」で比較言語学を開拓。小説「ルチンデ」。(1772〜1829)
シュレーゲル‐あおがえる【シュレーゲル青蛙】‥アヲガヘル
アオガエル科のカエル。体長約5センチメートル。アマガエルに似るが、眼の前後に黒い部分がない。5〜6月頃、水田のあぜなどに穴を掘り、白い泡状の卵塊を産む。本州・四国・九州の平地や丘陵にすむ。シーボルトが採集した日本産標本を研究したオランダのシュレーゲル(Hermann Schlegel1804〜1884)の名に因む。
シュレーゲルアオガエル
提供:東京動物園協会
シュレースヴィヒ‐ホルシュタイン【Schleswig-Holstein】
ドイツ北端部の州。19世紀にデンマークとの間で帰属が争われた。州都キール。
シュレーダー【Gerhard Schröder】
ドイツの政治家。社会民主党所属。1998〜2005年、連邦共和国首相。(1944〜)
シュレーディンガー【Erwin Schrödinger】
オーストリアの理論物理学者。波動力学の理論を発表。量子力学で波動関数の時間的・空間的発展を記述する基礎方程式(シュレーディンガー方程式)を導く。のち生物物理学を先導。ノーベル賞。(1887〜1961)
シュレーディンガー
提供:毎日新聞社
シュレーマン【Süleyman トルコ】
⇒スレイマン
シュレジエン【Schlesien】
シレジアのドイツ語名。
シュレッダー【shredder】
機密保持のため不用な文書などを細断する機械。
しゅ‐れん【手練】
熟練した巧みな手ぎわ。「―の早わざ」→てれん
しゅ‐れん【首聯】
律詩の第1・第2の両句。起聯。→頷聯がんれん→頸聯けいれん→尾聯
しゅ‐れん【修錬・修練】
⇒しゅうれん
しゅ‐れん【珠簾】
珠玉で飾ったすだれ。また、すだれの美称。たますだれ。たまだれ。
しゅ‐ろ【手炉】
手あぶりの火鉢。しゅうろ。〈[季]冬〉。「誰が子ぞ―の布団の唐錦」(蝶夢)
しゅ‐ろ【朱鷺】
〔動〕トキの異称。
しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
①ヤシ科シュロ属の常緑高木の総称。特に、日本原産のワジュロをいう。幹は高さ6メートル余、円柱状で直立。幹頂に葉を束生、葉柄は長く、葉身はほぼ円形、掌状に深裂。雌雄異株。5月頃、葉腋に分岐した花序を生じ、黄色の小花をつけ、小球状の核果を結ぶ。材は柱・器皿・鉢・盆または撞木しゅもくとする。毛苞は縄・刷毛はけ・箒ほうきとし、葉は晒して毛払い・夏帽子・敷物などとする。同属で中国原産のトウジュロと共に、庭園などに植栽。「棕櫚の花」は〈[季]夏〉。〈倭名類聚鈔20〉
シュロ
撮影:関戸 勇
②紋所の名。シュロの葉を描いたもの。
⇒しゅろ‐うちわ【棕櫚団扇】
⇒しゅろ‐がさ【棕櫚笠】
⇒しゅろ‐げ【棕櫚毛】
⇒しゅろ‐そう【棕櫚草】
⇒しゅろ‐ちく【棕櫚竹】
⇒しゅろ‐なわ【棕櫚縄】
⇒しゅろ‐ぼうき【棕櫚箒】
しゅ‐ろう【朱廊】‥ラウ
朱塗りの廊下。
しゅ‐ろう【朱楼】
朱塗りの楼閣。
しゅ‐ろう【酒楼】
料理茶屋。料理屋。
しゅ‐ろう【鐘楼】
⇒しょうろう
じゅ‐ろう【入牢】‥ラウ
牢に入ること。入獄。にゅうろう。
じゅ‐ろう【寿老】‥ラウ
命のながいこと。また、その人。
じゅろうじん【寿老人】‥ラウ‥
中国、宋の元祐(1086〜1093)年中の人。長頭の老人で杖をたずさえ、杖の頭に巻物をつけ、うちわを持ち、鹿をつれていたという。日本では七福神の一神。長寿を授けるという。南極老人。
しゅろ‐うちわ【棕櫚団扇】‥ウチハ
シュロの葉で作った円形のうちわ。〈日葡辞書〉
⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
しゅろ‐がさ【棕櫚笠】
薩摩産のシュロの葉をさらして編んだ笠。一説に、ビンロウジュの葉という。元禄頃流行。
棕櫚笠
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
しゅ‐ろく【手録】
手ずから記録すること。また、その記録。手記。
しゅろ‐げ【棕櫚毛】
シュロの葉柄の基部にある褐色の繊維。縄・たわしの材料。
⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
しゅろ‐そう【棕櫚草】‥サウ
ユリ科の多年草。山地の草原に自生。茎は直立し、高さ30〜100センチメートル。葉は細長い披針形。根茎や茎の基部が棕櫚毛に似た黒褐色の毛で被われる。夏、紫褐色6弁の小花を多数総状につける。根茎は有毒。花が緑色の変種をアオヤギソウという。
⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
しゅろ‐ちく【棕櫚竹】
ヤシ科の常緑低木。原産は中国大陸南部。観葉植物として温室などで栽培。高さ約2メートル。葉はシュロに似るが、小形で柔らかい。夏、葉腋に淡黄色の細花をつける。
しゅろちく
⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
しゅろ‐なわ【棕櫚縄】‥ナハ
シュロの毛を綯なってつくった縄。耐水性に富む。しゅろづな。
⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
しゅろ‐ぼうき【棕櫚箒】‥バウキ
シュロの毛を束ねてつくった箒。
⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】
しゅ‐わ【手話】
聾者によって用いられる、手の形・動き・位置などによって意味を伝える言語。非手指動作と呼ばれる顔の表情やあごの動きなどが文法的機能を持つ。
ジュワー‐びん【ジュワー瓶】
〔化〕
⇒デュワーびん
シュワーベ‐の‐ほうそく【シュワーベの法則】‥ハフ‥
ドイツの経済学者シュワーベ(H. Schwabe1830〜1874)の、「人は貧しくなるに従って、その所得中、居住費に支出する割合が総支出額に対してますます大となる」という法則。1868年発表。
しゅ‐わおん【主和音】
〔音〕音階の主音の上に組み立てた三和音。トニカ。
じゅわ‐き【受話器】
①振動電流を音声に変える装置で、直接耳に当てて聞く型のもの。レシーバー。
②送受話器のこと。
しゅ‐わく【修惑】
〔仏〕(→)思惑しわくに同じ。
シュワルツシルト【Karl Schwarzschild】
ドイツの天文学者・数理物理学者。一般相対性理論に基づいてブラック‐ホールの限界をきめるシュワルツシルト半径を導くなど、業績は多方面にわたる。第一次大戦に志願従軍し戦病死。(1873〜1916)
しゅ‐わん【手腕】
うでまえ。はたらき。技量。「改革に―を振るう」
⇒しゅわん‐か【手腕家】
しゅ‐わん【朱椀】
朱塗りの椀。
シュワン【Theodor Schwann】
ドイツの動物学者。シュライデンと共に生体の細胞説を主唱。また、胃液中に消化酵素を発見し、ペプシンと命名。(1810〜1882)
⇒シュワン‐さいぼう【シュワン細胞】
しゅわん‐か【手腕家】
腕前のある人。実力のある人。
⇒しゅ‐わん【手腕】
シュワン‐さいぼう【シュワン細胞】‥バウ
脊椎動物で、末梢神経系を構成する細胞の一つ。グリア細胞の一種で、薄くのびて神経線維に何重にも巻き付き髄鞘ずいしょうや神経鞘を形成する。
⇒シュワン【Theodor Schwann】






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