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おしまずき【几】オシマヅキ🔗🔉

おしまずきオシマヅキ ①脇息きょうそく。斉明紀「―自づからに断れぬ」 ②(女房詞)机。 ③牛車の前の横木。軾しょく。〈類聚名義抄〉

き‐あん【几案】🔗🔉

き‐あん几案】 机つくえ

き‐か【机下・几下】🔗🔉

き‐か机下・几下】 (「几」も机)書簡で、宛名に添えて書く語。相手の机の下まで差し出すという意で、敬意を表す。案下。おそば。おてもと。「山田太郎先生―」

き‐ちょう【几帳・木丁】‥チヤウ🔗🔉

き‐ちょう几帳・木丁‥チヤウ (几おしまずきに帳とばりをかけたところからの名)屏障具の一つ。室内に立てて隔てとし、また座側に立ててさえぎるための具。土居つちいと呼ぶ台に2本の円柱を立て、柱の上に1本の長い横木をわたし、その横木に縦はぎのとばりと幅筋のすじを掛けたもの。御帳台、壁代、御簾のつら、女性の座側などに立てる。冬は練絹に朽木形、夏は生絹すずしに花鳥など。また裾濃すそご・香染・綾・白・鈍色にびいろなどがあり、4尺・3尺の几帳、枕几帳・寄几帳・指几帳など、種々ある。 几帳 ⇒きちょう‐ごし【几帳越し】 ⇒きちょう‐じゃく【几帳尺】 ⇒きちょう‐めん【几帳面】

きちょう‐ごし【几帳越し】‥チヤウ‥🔗🔉

きちょう‐ごし几帳越し‥チヤウ‥ 几帳を隔てていること。源氏物語花宴「―に手をとらへて」 ⇒き‐ちょう【几帳・木丁】

きちょう‐じゃく【几帳尺】‥チヤウ‥🔗🔉

きちょう‐じゃく几帳尺‥チヤウ‥ (平安時代以後、几帳の寸法をはかるのに用いたからいう)曲尺かねじゃくの古称。 ⇒き‐ちょう【几帳・木丁】

きちょう‐めん【几帳面】‥チヤウ‥🔗🔉

きちょう‐めん几帳面‥チヤウ‥ ①〔建〕面の一種。方形の角を撫角なでかくに削り、その両側に段をつけたもの。もと几帳の柱に多く用いたからいう。 几帳面 ②物事をすみずみまで気をつけ、きちんとするさま。「―な性格」「―に家計簿をつける」 ⇒き‐ちょう【几帳・木丁】

《几部》🔗🔉

《几部》 (きにょう) 物をのせる台の意を表す。また、「風」の省略形「」(「かぜがまえ」「かぜがしら」と通称)を持つ字もこの部に収める。

[漢]几🔗🔉

 字形 〔几部0画/2画/4960・515C〕 〔音〕キ(呉)(漢) 〔訓〕つくえ [意味] ①つくえ。(同)机。「几案・浄几」 ②ひじかけ。「几杖きじょう」 ③台。腰掛け。「床几」 [解字] 脚付きの四角い台の象形文字。「机」の原字。現代中国語では「幾」の簡体字。

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