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広辞苑の検索結果 (10)

おしまずき【几】オシマヅキ🔗🔉

おしまずきオシマヅキ ①脇息きょうそく。斉明紀「―自づからに断れぬ」 ②(女房詞)机。 ③牛車の前の横木。軾しょく。〈類聚名義抄〉

き‐あん【几案】🔗🔉

き‐あん几案】 机つくえ

き‐か【机下・几下】🔗🔉

き‐か机下・几下】 (「几」も机)書簡で、宛名に添えて書く語。相手の机の下まで差し出すという意で、敬意を表す。案下。おそば。おてもと。「山田太郎先生―」

き‐ちょう【几帳・木丁】‥チヤウ🔗🔉

き‐ちょう几帳・木丁‥チヤウ (几おしまずきに帳とばりをかけたところからの名)屏障具の一つ。室内に立てて隔てとし、また座側に立ててさえぎるための具。土居つちいと呼ぶ台に2本の円柱を立て、柱の上に1本の長い横木をわたし、その横木に縦はぎのとばりと幅筋のすじを掛けたもの。御帳台、壁代、御簾のつら、女性の座側などに立てる。冬は練絹に朽木形、夏は生絹すずしに花鳥など。また裾濃すそご・香染・綾・白・鈍色にびいろなどがあり、4尺・3尺の几帳、枕几帳・寄几帳・指几帳など、種々ある。 几帳 ⇒きちょう‐ごし【几帳越し】 ⇒きちょう‐じゃく【几帳尺】 ⇒きちょう‐めん【几帳面】

きちょう‐ごし【几帳越し】‥チヤウ‥🔗🔉

きちょう‐ごし几帳越し‥チヤウ‥ 几帳を隔てていること。源氏物語花宴「―に手をとらへて」 ⇒き‐ちょう【几帳・木丁】

きちょう‐じゃく【几帳尺】‥チヤウ‥🔗🔉

きちょう‐じゃく几帳尺‥チヤウ‥ (平安時代以後、几帳の寸法をはかるのに用いたからいう)曲尺かねじゃくの古称。 ⇒き‐ちょう【几帳・木丁】

きちょう‐めん【几帳面】‥チヤウ‥🔗🔉

きちょう‐めん几帳面‥チヤウ‥ ①〔建〕面の一種。方形の角を撫角なでかくに削り、その両側に段をつけたもの。もと几帳の柱に多く用いたからいう。 几帳面 ②物事をすみずみまで気をつけ、きちんとするさま。「―な性格」「―に家計簿をつける」 ⇒き‐ちょう【几帳・木丁】

《几部》🔗🔉

《几部》 (きにょう) 物をのせる台の意を表す。また、「風」の省略形「」(「かぜがまえ」「かぜがしら」と通称)を持つ字もこの部に収める。

[漢]几🔗🔉

 字形 〔几部0画/2画/4960・515C〕 〔音〕キ(呉)(漢) 〔訓〕つくえ [意味] ①つくえ。(同)机。「几案・浄几」 ②ひじかけ。「几杖きじょう」 ③台。腰掛け。「床几」 [解字] 脚付きの四角い台の象形文字。「机」の原字。現代中国語では「幾」の簡体字。

大辞林の検索結果 (8)

おしまずき【几】🔗🔉

おしまずき オシマヅキ 【几】 (1)脇息(キヨウソク)。[和名抄] (2)机のこと。「ただ―にかかりて夕の空に向ふのみ/笈日記」 (3)牛車(ギツシヤ)の前後の口の下に張った低い仕切りの板。軾(シヨク)。戸閾(トジキミ)。[名義抄]

き-あん【几案・机案】🔗🔉

き-あん [0] 【几案・机案】 〔「几」「案」とも机(ツクエ)の意〕 机。

き-か【机下・几下】🔗🔉

き-か [1][2] 【机下・几下】 〔相手の机の下に差し出す意〕 書簡文で,相手を敬ってあて名に添える脇付(ワキヅケ)の一。案下。

き-ちょう【几帳】🔗🔉

き-ちょう ―チヤウ [0] 【几帳】 〔「几(オシマズキ)にかけた帳(トバリ)」の意〕 寝殿造りに用いた室内調度の一。室内に立てて間仕切りとし,また座のわきに立てて隔てとした。台に二本の柱を立て,その上に一本の横木をわたし,帳を垂らしたもの。高さ三尺のものと四尺のものとがあり,三尺には四幅(ヨノ),四尺には五幅(イツノ)の帳を垂らす。基帳。木丁。 几帳 [図]

きちょう-じゃく【几帳尺】🔗🔉

きちょう-じゃく ―チヤウ― [2] 【几帳尺】 曲尺(カネジヤク)の古称。平安時代以降,几帳の寸法を測るのに用いたのでいう。

きちょう-めん【几帳面】🔗🔉

きちょう-めん ―チヤウ― [4][0] 【几帳面】 ■一■ (形動)[文]ナリ きちんとしているさま。すみずみまで規則正しくするさま。「―な性格」 ■二■ (名) 柱などの角に施した面の一。方形の角を落として鋭角に削り,その両側に刻みを入れたもの。もと几帳の柱に用いられたことからいう。 几帳面■二■ [図]

きとう【几董】🔗🔉

きとう 【几董】 ⇒高井(タカイ)几董

きちょうめん【几帳面な(に)】(和英)🔗🔉

きちょうめん【几帳面な(に)】 exact(ly);→英和 methodical(ly);→英和 punctual(ly).→英和

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