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せ‐こ【勢子・列卒】🔗🔉

せ‐こ勢子・列卒】 狩場などで、鳥獣を駆りたてる人夫。かりこ。〈日葡辞書〉

せこ‐いた【勢子板・列卒楯】🔗🔉

せこ‐いた勢子板・列卒楯】 勢子が猟に使用する楯。

つら【連・列】🔗🔉

つら連・列】 ①つらなること。ならぶこと。また、そのもの。なみ。れつ。雄略紀「群臣の―にな預らしめそ」 ②連中。仲間。同類。源氏物語桐壺「ただわが女みこたちと同じ―におもひきこえむと」

つらつら‐つばき【列列椿】🔗🔉

つらつら‐つばき列列椿】 数多く並んで咲いているツバキ。「つらつら」の序に用いた。万葉集1「川の上の―つらつらに見れどもあかず巨勢の春野は」 ○面で人をきるつらでひとをきる 傲慢な顔をして他人の気持を傷つける。 ⇒つら【面・頬】

つら‐な・む【列並む】🔗🔉

つら‐な・む列並む】 〔他下二〕 つらねならべる。万葉集19「布勢ふせの海に小舟―・め」

つら‐な・る【連なる・列なる】🔗🔉

つら‐な・る連なる・列なる】 〔自五〕 ①一列にならびつづく。孝徳紀「百官の、臣・連・国造・伴造・百八十部―・りて匝かさなりて拝みたてまつる」。平家物語2「賓客座に―・つて」。「末席に―・る」「選考委員に―・る」 ②つながる。連繋する。今昔物語集13「骨皆―・りて離れず」。平家物語灌頂「たちまちに釈迦の遺弟に―・り」 ③つれだつ。共に行く。今昔物語集17「同じ郷の者三人と―・りて水銀を掘る所に行きぬ」

つら・ぬ【連ぬ・列ぬ】🔗🔉

つら・ぬ連ぬ・列ぬ】 [一]〔自下二〕 ①一列にならぶ。つらなる。枕草子1「雁などの―・ねたるが、いとちひさくみゆる」 ②つれになる。つれだつ。宇津保物語俊蔭「俊蔭と―・ね給ひて二つといふ山に入り給ふ」 [二]〔他下二〕 ⇒つらねる(下一)

つらね【連ね・列ね】🔗🔉

つらね連ね・列ね】 ①猿楽・延年舞などで、言葉や歌を長々と朗唱すること。つらねごと。 ②歌舞伎で、主として荒事の主役が自分の名乗なのり、物の趣意・由来・功能から名所づくし・名物立などを、縁語・掛詞を使って述べる長いせりふ。「暫しばらく」のつらねは代表的。 ⇒つらね‐うた【連ね歌】 ⇒つらね‐ごと【連ね事・連詞】

つら・ねる【連ねる・列ねる】🔗🔉

つら・ねる連ねる・列ねる】 〔他下一〕[文]つら・ぬ(下二) ①一列にならべつづける。赤染衛門集「紫の袖を―・ねてきたるかな」。「軒を―・ねる」「連判状に名を―・ねる」 ②伴う。ひきつれる。源氏物語空蝉「老人、これを―・ねてありきけると思ひて」 ③つづかせる。つなぐ。つなげる。玉葉集「古に―・ねし枝の」 ④言葉をならべる。特に、詩歌を作る。謡曲、松風「まつとし聞かば今帰り来むと、―・ね給ひし言の葉はいかに」。「美辞麗句を―・ねる」

つらら【列】🔗🔉

つらら】 (ツラツラの約)ならびつらなるさま。つらなりつづくさま。万葉集15「小船乗り―に浮けり」

つらら・く【列く】🔗🔉

つらら・く列く】 〔自四〕 ならびつづく。つらなる。古事記「沖へにはをぶね―・く」

れち【列】🔗🔉

れち⇒れつ。宇津保物語祭使「博士、文人―引きて着き並みぬ」

れつ【列】🔗🔉

れつ】 ①つらなること。ならんだもの。「―をくずす」「横の―」 ②〔数〕行列または行列式で縦の並び。

れつ‐い【列位】‥ヰ🔗🔉

れつ‐い列位‥ヰ 居並ぶ順序、また位置。席次。

れっ‐か【列火】‥クワ🔗🔉

れっ‐か列火‥クワ (→)連火れんがに同じ。

れっ‐き【列記】🔗🔉

れっ‐き列記】 並べてしるすこと。列叙。「該当者の名前を―する」

れっ‐きょ【列居】🔗🔉

れっ‐きょ列居】 ならびいること。列をなしていること。

れっ‐きょ【列挙】🔗🔉

れっ‐きょ列挙】 ならべあげること。数え立てること。「人名を―する」

れっ‐きょう【列強】‥キヤウ🔗🔉

れっ‐きょう列強‥キヤウ 強大な国々。「―による植民地政策」「西欧―」

れつ‐ぎょこう【列禦寇】🔗🔉

れつ‐ぎょこう列禦寇(→)列子1の本名。

れっ‐けん【列見】🔗🔉

れっ‐けん列見】 (レケンとも)列立させて点検すること。奈良・平安時代、毎年2月11日に、式部・兵部両省が勤務成績を考査して選んだ六位以下の下級官人の叙位すべき者を太政官に召集し、大臣以下のものがその器量・容儀を見定めた行事。定考こうじょうとともに太政官の二大行事。

れつ‐ご【列伍】🔗🔉

れつ‐ご列伍】 列を組んで並ぶこと。また、その隊伍。 ⇒れつご‐うんどう【列伍運動】

れっ‐こう【列侯】🔗🔉

れっ‐こう列侯】 多くの大名。諸侯。

れつご‐うんどう【列伍運動】🔗🔉

れつご‐うんどう列伍運動】 (明治期の語)大衆的な示威行進。 ⇒れつ‐ご【列伍】

れっ‐こく【列国】🔗🔉

れっ‐こく列国】 多くの国。諸国。列邦。「―会議」

れつ‐ざ【列座】🔗🔉

れつ‐ざ列座】 その座につらなること。列席。

れっ‐さん【列参】🔗🔉

れっ‐さん列参】 つらなって参集すること。参内して列席すること。平家物語2「いかに内侍どもは何事の―ぞ」

れっし【列子】🔗🔉

れっし列子】 ①春秋戦国時代の道家。名は禦寇ぎょこう。鄭の人。老子よりややおくれ、荘子より前、孔孟の中間の頃の人ともいうが、伝未詳。唐の玄宗は冲虚真人と諡おくりなした。 ②書名。8巻8編。列子1の撰とするが、異説が多い。列子死後の事項が多いので、後人の偽作ともいう。老子の清虚・無為に基づき、寓言が多い。冲虚真経。冲虚至徳真経。

れっ‐し【烈士・列士】🔗🔉

れっ‐し烈士・列士】 節義の固い士。烈夫。「勇婦―」

れつ‐じ【列次】🔗🔉

れつ‐じ列次】 ついで。順序。次第。

れっし‐おんど【列氏温度】‥ヲン‥🔗🔉

れっし‐おんど列氏温度‥ヲン‥ 水の氷点を0度、沸点を80度とした温度目盛。フランスの物理学者レオミュール(R. A. Ferchault de Réaumur1683〜1757)が1730年に創始。現在では使われていない。

れっ‐しゃ【列車】🔗🔉

れっ‐しゃ列車】 鉄道の本線路を運転する車両または車両の連なり。「貨物―」 ⇒れっしゃ‐ダイヤ【列車ダイヤ】 ⇒れっしゃ‐ひょうしき【列車標識】

れっしゃ‐ダイヤ【列車ダイヤ】🔗🔉

れっしゃ‐ダイヤ列車ダイヤ】 特定線区の全列車の運行をグラフであらわし列車の待ち合せなどが視覚的にわかるようにしたもの。ダイヤグラム。 ⇒れっ‐しゃ【列車】

れっしゃ‐ひょうしき【列車標識】‥ヘウ‥🔗🔉

れっしゃ‐ひょうしき列車標識‥ヘウ‥ 列車運転の保安のため、列車の前部および後部に掲示する標識。 ⇒れっ‐しゃ【列車】

れっ‐しゅく【列宿】🔗🔉

れっ‐しゅく列宿】 (「宿」は星座の意)天空につらなる多くの星。

れつ‐じょ【列叙】🔗🔉

れつ‐じょ列叙】 並べて書くこと。列記。

れつ‐じょ【烈女・列女】‥ヂヨ🔗🔉

れつ‐じょ烈女・列女‥ヂヨ 節操堅固で気性のはげしい女。烈婦。 ⇒れつじょ‐でん【列女伝】

れつじょう‐かんばつ【列状間伐】‥ジヤウ‥🔗🔉

れつじょう‐かんばつ列状間伐‥ジヤウ‥ 立木を列状に抜き切りする間伐方法。機械の導入が容易で、間伐の低コスト化につながる。

れつじょ‐でん【列女伝】‥ヂヨ‥🔗🔉

れつじょ‐でん列女伝‥ヂヨ‥ 烈女の伝記。(書名別項) ⇒れつ‐じょ【烈女・列女】

れつじょでん【列女伝】‥ヂヨ‥(作品名)🔗🔉

れつじょでん列女伝‥ヂヨ‥ 中国古来の列女の伝記を、母儀・賢明・仁智・貞順・節義・弁通・孼嬖げっぺいの7目に分けて記した書。前漢の劉向著。7巻。古列女伝。

れっ・する【列する】🔗🔉

れっ・する列する】 〔自他サ変〕[文]列す(サ変) ならぶ。つらなる。仲間に加わる。また、つらねる。今昔物語集28「馬の左右に―・しつつ」。「式典に―・する」

れっ‐せい【列世】🔗🔉

れっ‐せい列世】 世々よよ。代々。歴代。

れっ‐せい【列星】🔗🔉

れっ‐せい列星】 天空につらなる星。

れっ‐せい【列聖】🔗🔉

れっ‐せい列聖】 ①代々の天皇。歴代の聖主。 ②(canonization)カトリックで、聖人の位に列すること。

れっ‐せき【列席】🔗🔉

れっ‐せき列席】 その席につらなること。列座。「祝典に―する」

れっ‐そ【列祖】🔗🔉

れっ‐そ列祖】 代々の先祖。歴代の祖先。

れっ‐そ【列訴】🔗🔉

れっ‐そ列訴】 多人数が揃ってうったえること。

れっ‐そつ【列卒】🔗🔉

れっ‐そつ列卒(→)勢子せこに同じ。

れつ‐だい【列代】🔗🔉

れつ‐だい列代】 代々。歴代。

れっ‐ち【列置】🔗🔉

れっ‐ち列置】 並べおくこと。

れっ‐ちゅう【列柱】🔗🔉

れっ‐ちゅう列柱】 何本も並んだ柱。

れっちょう‐そう【列帖装】‥テフサウ🔗🔉

れっちょう‐そう列帖装‥テフサウ (→)綴葉装てっちょうそうに同じ。

れつ‐でん【列伝】🔗🔉

れつ‐でん列伝】 ①紀伝体の歴史で、人臣の伝記や諸外国の事をつらね記した部分。→本紀→世家。 ②人々の伝記をつらね記した書。「武将―」 ⇒れつでん‐たい【列伝体】

れつでん‐たい【列伝体】🔗🔉

れつでん‐たい列伝体】 記述の方法を列伝の形式にしたもの。司馬遷の「史記」はこの体の始め。 ⇒れつ‐でん【列伝】

れっ‐とう【列島】‥タウ🔗🔉

れっ‐とう列島‥タウ 多くの島が列をなして連なっているもの。「日本―」

れっ‐ぱい【列拝】🔗🔉

れっ‐ぱい列拝】 ならんでおがむこと。

れっ‐ぱん【列藩】🔗🔉

れっ‐ぱん列藩】 ならび立つ多くの藩。諸藩。

れっ‐ぴん【列品】🔗🔉

れっ‐ぴん列品】 陳列してある品物。陳列品。「―館」

れっ‐ぷく【列福】🔗🔉

れっ‐ぷく列福】 (beatification)カトリックで、福者の位に列すること。

れっ‐ぽう【列邦】‥パウ🔗🔉

れっ‐ぽう列邦‥パウ 多くの国。列国。

れつ‐りつ【列立】🔗🔉

れつ‐りつ列立】 ならび立つこと。列をなして立つこと。

[漢]列🔗🔉

 字形  筆順 〔刀(刂・)部4画/6画/教育/4683・4E73〕 〔音〕レツ(漢) 〔訓〕ならべる・つらなる [意味] ①ならべる。順にならぶ。ならび。つらなり。「列をみだす」「並列・陳列・系列・戦列・序列」▶横のならびを「列」、縦のならびを「行」という場合もある。 ②つらなる。そこにならんで参加する。「内閣に列する」「列席・参列」 ③多数ならんでいる。「列島・列強・列伝」 ④はげしい。(同)烈。「列女」 [解字] 会意。「歹」(=ほね)+「刀」。ほねを刀で切り離して順に並べる意。 [下ツキ 行列・系列・参列・順列・序列・歯列・陣列・整列・戦列・葬列・第五列・隊列・直列・陳列・同列・堵列・排列・配列・分列・並列・放列・砲列・羅列

[漢]列🔗🔉

 〔歹部2画〕 ⇒刀部

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