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どう‐どう【堂堂】ダウダウ🔗🔉

どう‐どう堂堂ダウダウ ①容儀などのいかめしく立派なさま。衆にすぐれているさま。「―たる態度」「―とした体躯」「威風―」 ②つつみかくしのないさま。公然たるさま。「―と戦う」「―と主張する」「正々―」 ⇒堂堂の陣

○堂堂の陣どうどうのじん🔗🔉

○堂堂の陣どうどうのじん [孫子軍争]隊の規律が整い士気の盛んな陣。「―を張る」 ⇒どう‐どう【堂堂】 とうどう‐ばつい党同伐異タウ‥ [後漢書党錮伝、序](同じきに党くみし異なるを伐つ意)理非にかかわらず、同じ派のものに味方し、違派のものを排撃すること。 どうどう‐めぐり堂堂巡・堂堂回ダウダウ‥ ①祈願のために社寺の堂のまわりをめぐること。 ②遊戯の一つ。多くの人々が手をつなぎ円陣をつくって一所をぐるぐるめぐるもの。また、直立して両手をあげ、目を閉じて体をぐるぐるとまわすもの。 ③同一の場所をぐるぐるめぐること。 ㋐同じ議論などをいつまでも繰り返して、はてしのないこと。 ㋑国会の本会議での票決方法の俗称。各議員が演壇上の投票箱に投票して戻ってくるのでいう。 とう‐とく逃匿タウ‥ にげかくれること。 とう‐とく統督】 まとめ取り締まること。総督。 とう‐どく東独】 東ドイツ(独逸)の略称。↔西独 どう‐とく道徳ダウ‥ ①人のふみ行うべき道。ある社会で、その成員の社会に対する、あるいは成員相互間の行為の善悪を判断する基準として、一般に承認されている規範の総体。法律のような外面的強制力を伴うものでなく、個人の内面的な原理。今日では、自然や文化財や技術品など、事物に対する人間の在るべき態度もこれに含まれる。夏目漱石、断片「―は習慣だ。強者の都合よきものが―の形にあらはれる」→道徳性。 ②老子の説いた恬淡てんたん虚無の学。もっぱら道と徳とを説くからいう。 ③小・中学校における指導の一領域。→道徳教育⇒どうとく‐いしき【道徳意識】 ⇒どうとく‐かがく【道徳科学】 ⇒どうとく‐かん【道徳観】 ⇒どうとく‐かんかく【道徳感覚】 ⇒どうとく‐かんぜい【道徳関税】 ⇒どうとく‐きょう【道徳経】 ⇒どうとく‐きょういく【道徳教育】 ⇒どうとく‐しゃかいがく【道徳社会学】 ⇒どうとく‐しん【道徳心】 ⇒どうとく‐せい【道徳性】 ⇒どうとく‐てき【道徳的】 ⇒どうとくてき‐しょうめい【道徳的証明】 ⇒どうとく‐てつがく【道徳哲学】 ⇒どうとく‐ほうそく【道徳法則】 ⇒どうとく‐りつ【道徳律】 どうとく‐いしき道徳意識ダウ‥ (sittliches Bewusstsein ドイツ)人間の行為・行動について正邪善悪を知り、また正善を志向し邪悪をしりぞけようとする精神。良心と同じ意味に解されるが、良心は自己の行為や心情に関係するものであり、道徳意識は自他を含めた社会全体にも関係するので、良心と同じではない。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐かがく道徳科学ダウ‥クワ‥ ①(science des moeurs フランス)20世紀初頭のフランスで展開された、道徳的事実を社会学的観点から実証的に解明しようとする学問。デュルケムの問題提起を受けてレヴィ=ブリュールが提唱。規範学としての倫理学と対立する。習俗の科学。 ②(moral sciences)イギリスでは、哲学・政治学・経済学などを含んだ広義の人文社会科学を指す。モラル‐サイエンス。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐かん道徳観ダウ‥クワン 各国や各人の、道徳についての考え方。道徳観念。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐かんかく道徳感覚ダウ‥ (moral sense)正邪善悪を直覚的に感知する感覚。シャフツベリー・ハチソンらは人間にこのような感覚があると主張した。道徳官。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐かんぜい道徳関税ダウ‥クワン‥ 贅沢ぜいたく品の輸入に禁止的高税率を課すること。また、その関税。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐きょう道徳経ダウ‥キヤウ 「老子ろうし2」参照。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐きょういく道徳教育ダウ‥ケウ‥ 子供に特定の行動・態度の様式や価値観・規範意識を身につけさせ、一定の価値を志向させ、理想を自覚・志向させる教育。小・中学校では1958年に道徳の時間を特設。修身教育。徳育。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐しゃかいがく道徳社会学ダウ‥クワイ‥ 道徳現象に関する社会学的研究。普通、デュルケム派の研究を指す。レヴィ=ブリュール・フォーコンネ(P. Fauconnet1874〜1938)らの著述に具体化。→道徳科学⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐しん道徳心ダウ‥ 道徳を守り、それに従おうとする心。正邪善悪を判別し、善行を行おうとする心。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐せい道徳性ダウ‥ ①道徳の本質。 ②(Moralität ドイツ)道徳法則にかなっていること。カントは、行為が単に道徳法則に外面的に一致するだけでなく、「道徳法則に対する尊敬」の動機をもって純粋に法則のために「義務から」行われる場合に道徳的価値を認め、適法性から区別した。ヘーゲルの客観的倫理の立場では、道徳性は個人的良心の主観性、すなわち法の外面性に対する内面性であり、総合的な人倫の立場からみれば人倫の一契機にすぎない。→人倫→適法性→道徳法則⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐てき道徳的ダウ‥ ①道徳に関するさま。 ②道徳にかなっているさま。「―な行い」 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとくてき‐しょうめい道徳的証明ダウ‥ (moral argument)神の存在証明の一つ。道徳法則や道徳的世界秩序の源泉として神の存在を証明しようとする試み。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐てつがく道徳哲学ダウ‥ (moral philosophy)道徳の本質や原理を解明する哲学的研究。倫理学に同じとする立場と、倫理学を習俗の事実学とし、道徳哲学を道徳規範の学として区別する立場とがある。また、広義には政治・経済を含んだ社会哲学全般を意味することもある。 ⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐ほうそく道徳法則ダウ‥ハフ‥ 道徳的行為の規準となる普遍妥当的な法則。自然法則と異なり命令の形をとるが、これを理想的な目的(例えば幸福)の実現に必要な手段を規定すると考える立場と、絶対的規範と考え、その命令に服従することを善とする立場とがある。道徳法。→道徳→定言命法⇒どう‐とく【道徳】 どうとく‐りつ道徳律ダウ‥ (→)道徳法則に同じ。 ⇒どう‐とく【道徳】 とうと‐こ貴子タフト‥ (東北地方で)蚕かいこのこと。とどこ。 ⇒とうとこ‐びいろ【貴子びいろ】 とうとこ‐びいろ貴子びいろタフト‥ 蚕の蛹さなぎのこと。 ⇒とうと‐こ【貴子】 とうと・し尊し・貴しタフトシ 〔形ク〕 ⇒とうとい とう‐とつ唐突タウ‥ (本来は突進する意)不意すぎて不自然なさま。だしぬけ。突然。「―に切り出す」「―な発言」「―の感」 とうと・ぶ尊ぶ・貴ぶタフトブ 〔他五〕 (古くは上二段にも活用)うやまって大切に扱う。重んずる。たっとぶ。とうとむ。源氏物語夢浮橋「すぐれ給へる験物し給ひけりと見給ひてより、こよなう―・び給ひて」。新古今和歌集「目をいやしみ、耳を―・ぶるあまり」。「神仏を―・ぶ」「人命を―・ぶ」 ◇あがめ敬う意の場合に「尊」、価値あるものとして大切にする意の場合に「貴」を使うことが多い。 とうと・む尊む・貴むタフトム 〔他五〕 (→)「とうとぶ」に同じ。万葉集18「此をしもあやに―・み」 とう‐どり頭取】 ①音頭を取る人。音頭取。 ㋐雅楽で、各楽器群の首席奏者。音頭おんどう。 ㋑能または歌舞伎で翁・三番叟を演ずる時、3人の小鼓のうち中央の主奏者。↔脇鼓。 ②かしらだつ人。 ㋐演劇や相撲などの興行を統轄する人。わらんべ草3「それがし若く候へども、今度の勧進能の―を仕る」 ㋑一揆や人足などの頭かしら。首領。頭目。三河物語「其の中に―の族やからを御手打に成されければ」 ㋒銀行などの取締役の首席。黒岩涙香、片手美人「商家の丁稚でっちより勤め上げて今は私立銀行の―とまで仕上し身なり」 ⇒とうどり‐ざ【頭取座】 どう‐とり胴取・筒取】 博奕ばくちの場所を貸してその収入高の歩合を取ること。また、その人。 とうどり‐ざ頭取座】 劇場で、楽屋頭取の居室。楽屋に入ってすぐの、楽屋稲荷を祀った下の辺。 ⇒とう‐どり【頭取】 とう‐ど・る頭取る】 〔自四〕 音頭をとる。また、頭かしらになる。田植草紙「赤熊しゃぐまかずきて―・る殿がいとほし」 とう‐とん逃遁タウ‥ のがれること。にげること。 どうとん‐ぼり道頓堀ダウ‥ 大阪市中央区にある市中第一の盛り場。安井道頓の開削した道頓堀川の南、東は日本橋詰から西は戎えびす橋筋にいたる。動くカニの看板で有名。 道頓堀 撮影:山梨勝弘 とう‐な唐菜タウ‥ ハクサイ・コマツナなどと同じく、アブラナの一変種とされる二年生葉菜。葉は大形平滑で肥厚し、柔軟で浅緑、香味を有し漬菜とする。冬菜。ちりめんはくさい。唐人菜。 どうなダウナ (ダクナの転)接尾語的に用いて、無益についやす意を表す語。空費。平家物語9「罪つくりに矢―に」 とうな‐うんが東名運河】 宮城県東松島市南部にある運河。1881年(明治14)開削。長さ約3.2キロメートル。鳴瀬川河口の野蒜と松島湾岸の東名とを連絡。 どう‐なか胴中】 ①身体の胴のなかほどの部分。 ②まんなか。中央。最中。 ③正味しょうみの部分。 どう‐なが胴長】 ①身体の他の部分に比べて胴の部分が長いこと。 ②胸当て・ズボン・靴が一続きになったゴム製の衣服。下半身の濡れる作業などに着用。胴長靴。 どう‐な・し動無し】 〔形ク〕 動ずる様子がない。心を動かす気色がない。源氏物語明石「更に例の―・きに、せめていはれて」 とう‐なす唐茄子・蕃南瓜タウ‥ ①東京地方で、南瓜かぼちゃ類の総称。 ②カボチャの一品種。果体は長く瓢箪形を呈し、表面は平滑または瘤質をなすもの。京都付近に栽培。カラウリ。〈[季]秋〉 どうな‐と 〔副〕 どのようにも。どうなりと。「―勝手にせい」 どう‐なり胴鳴り】 山や海が鳴動すること。また、その音。雪の降る前触れという。 どうなり‐と 〔副〕 多く命令文に用いて、放任の意を表す。どのようにも。どうなと。「―好きなようにしろ」 どう‐なわ胴縄‥ナハ 胴をしばる縄。 とう‐なん刀難タウ‥ 刀で斬られる災難。日葡辞書「タウナンニワ(遭)ウ」 とう‐なん東南】 東と南との間に当たる方角。ひがしみなみ。南東。巽たつみ⇒とうなん‐アジア【東南アジア】 ⇒とうなん‐アジア‐じょうやく‐きこう【東南アジア条約機構】 とう‐なん盗難タウ‥ 金品を盗まれる災難。「―にあう」 ⇒とうなん‐ほけん【盗難保険】 どう‐なん道南ダウ‥ 北海道の南部、一般には渡島おしま・桧山ひやま両支庁の地域をいう。↔道北 どう‐なん童男】 男の子供。男のわらわ。 とうなん‐アジア東南アジア】 アジアの東南部。ベトナム・ラオス・カンボジア・タイ・ミャンマー(ビルマ)・フィリピン・ブルネイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・東ティモールを含む。 東南アジアの国々 ⇒とう‐なん【東南】 とうなん‐アジア‐じょうやく‐きこう東南アジア条約機構‥デウ‥ ⇒シアトー(SEATO) ⇒とう‐なん【東南】 とう‐なんとう東南東】 東と南東との間に当たる方角。 とうなん‐ほけん盗難保険タウ‥ 損害保険の一種。盗難によって生ずる損害の填補てんぽを目的とする保険。 ⇒とう‐なん【盗難】 とう‐に疾うに】 〔副〕 (トクニの音便)早くに。つとに。歌舞伎、お染久松色読販「―噂も聞きました」。「―出かけた」

どうどう‐めぐり【堂堂巡・堂堂回】ダウダウ‥🔗🔉

どうどう‐めぐり堂堂巡・堂堂回ダウダウ‥ ①祈願のために社寺の堂のまわりをめぐること。 ②遊戯の一つ。多くの人々が手をつなぎ円陣をつくって一所をぐるぐるめぐるもの。また、直立して両手をあげ、目を閉じて体をぐるぐるとまわすもの。 ③同一の場所をぐるぐるめぐること。 ㋐同じ議論などをいつまでも繰り返して、はてしのないこと。 ㋑国会の本会議での票決方法の俗称。各議員が演壇上の投票箱に投票して戻ってくるのでいう。

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