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はり【張り】🔗⭐🔉
はり【張り】
①はること。ひらきのばすこと。また、その具合。好色五人女3「目の―りんとして」
②ひっぱる力。つっぱる程度。「弓の―が強い」
③意気地。いきはり。また、はりあい。宇津保物語藤原君「われを―なしとおぼして」。好色一代男6「京の女郎に江戸の―を持たせ」。「―のある生活」
④たるみがなく、ひきしまっていること。「―のある声」
⑤弓・幕・提灯などを数える語。「提灯二―」
ばり【張り】🔗⭐🔉
ばり【張り】
〔接尾〕
①(人数を表す語につけて)弓の強弱を表す語。「二人―の弓」
②まねること。気取ること。「ピカソ―の絵」
はり‐あ・う【張り合う】‥アフ🔗⭐🔉
はり‐あ・う【張り合う】‥アフ
〔自五〕
①互いになぐりあうなどして争う。平家物語1「打ち合ひ―・ひしけるほどに」
②互いにきそう。せりあう。競争する。(他動詞的にも使う)傾城禁短気「八雲といふ女郎を、都の奈葉法師と―・ひ」。「ポストをめぐって―・う」
はり‐あ・げる【張り上げる】🔗⭐🔉
はり‐あ・げる【張り上げる】
〔他下一〕[文]はりあ・ぐ(下二)
声を強く高く出す。「大声を―・げる」
はり‐おこな・う【張り行ふ】‥オコナフ🔗⭐🔉
はり‐おこな・う【張り行ふ】‥オコナフ
〔他四〕
押し切ってする。わがもの顔にふるまう。平家物語8「兵衛の佐は東国に、木曾は都に―・ふ」
はり‐か・える【張り替える】‥カヘル🔗⭐🔉
はり‐か・える【張り替える】‥カヘル
〔他下一〕[文]はりか・ふ(下二)
古いものを除き去り、新しいものを改めて張る。はりなおす。貼り替える。「障子を―・える」
はり‐かべ【張り壁・貼り壁】🔗⭐🔉
はり‐かべ【張り壁・貼り壁】
紙・布の類を張りつけて仕上げた壁。
はり‐がみ【張り紙・貼り紙】🔗⭐🔉
はり‐がみ【張り紙・貼り紙】
①糊ではりつけた紙。
②紙に命令・注意・宣伝などの事項を記して衆人の目につく所に貼り掲げるもの。壁書。「―厳禁」
③注意または意見などを記して、書類などにはりつけておく紙。付箋ふせん。
⇒はりがみ‐ねだん【張紙値段】
はり‐き・る【張り切る】🔗⭐🔉
はり‐き・る【張り切る】
[一]〔自五〕
①十分に張る。「ぴんと―・った弓のつる」
②元気がみちみちている。十分に緊張している。意気ごむ。「新生活で―・っている」
[二]〔他五〕
①ひっぱって切る。
②過度に張って切り裂く。
[三]〔自下二〕
⇒はりきれる(下一)
はり‐き・れる【張り切れる】🔗⭐🔉
はり‐き・れる【張り切れる】
〔自下一〕[文]はりき・る(下二)
過度に張りふくれて切れる。
○馬力を掛けるばりきをかける
精出して仕事をする。馬力を出す。
⇒ば‐りき【馬力】
はり‐こく・る【張りこくる】🔗⭐🔉
はり‐こく・る【張りこくる】
〔他四〕
思い切りなぐる。
はり‐こ・む【張り込む】🔗⭐🔉
はり‐こ・む【張り込む】
[一]〔他五〕
①やりこめる。へこます。言いまかす。浮世床2「縫ひ物がひとつ出来ねへ癖に、といつぱいに―・まれて」
②大金を投ずる。奮発して散財する。おごる。「お祝いを―・む」
③紙片や写真などを張って固定する。貼り込む。
[二]〔自五〕
①力を入れる。力をこめる。
②張り番をする。見張りのためにある場所に待機する。「アジトに―・む」
はり‐ころ・す【張り殺す・撲り殺す】🔗⭐🔉
はり‐ころ・す【張り殺す・撲り殺す】
〔他五〕
なぐり殺す。
はり‐さ・ける【張り裂ける】🔗⭐🔉
はり‐さ・ける【張り裂ける】
〔自下一〕[文]はりさ・く(下二)
①張りふくれて裂ける。
②悲嘆・憤怒・苦痛などにたえきれないたとえにいう。「胸が―・ける思い」
はり‐さし【張り差し】🔗⭐🔉
はり‐さし【張り差し】
相撲で、立ち上がった途端に相手の顔面を張り、相手がひるむ隙に有利な差し手をすること。
○針刺すばかりはりさすばかり
針をやっと刺せるほど狭いこと。宇治拾遺物語15「その子孫、世に―の所をしらず」
⇒はり【針】
はり‐たお・す【張り倒す・撲り倒す】‥タフス🔗⭐🔉
はり‐たお・す【張り倒す・撲り倒す】‥タフス
〔他五〕
平手で打って倒す。なぐりたおす。
はり‐だ・す【張り出す】🔗⭐🔉
はり‐だ・す【張り出す】
〔自他五〕
①外側へ出っぱる。また、出っぱらせる。「道路に―・した枝」
②広く示すために、紙や札に記してかかげる。貼り出す。
はり‐つ・く【張り付く・貼り付く】🔗⭐🔉
はり‐つ・く【張り付く・貼り付く】
[一]〔自五〕
①はりつけた状態になる。はりつけたようにくっつく。
②「張付け」2をする。
[二]〔他下二〕
⇒はりつける(下一)
はり‐つ・ける【張り付ける・貼り付ける】🔗⭐🔉
はり‐つ・ける【張り付ける・貼り付ける】
〔他下一〕[文]はりつ・く(下二)
①ひろげて他の物につける。
②糊などでくっつける。
③「張付け」2をさせる。「現場に記者を―・ける」
④磔はりつけにする。
はり‐つ・める【張り詰める】🔗⭐🔉
はり‐つ・める【張り詰める】
〔自他下一〕[文]はりつ・む(下二)
①一面に残す所なく張る。「氷が―・める」
②気持を十分に張る。緊張する。二葉亭四迷、平凡「―・めて破裂はちきれさうになつてゐた気がサツと退ひいて」
はり‐とば・す【張り飛ばす・撲り飛ばす】🔗⭐🔉
はり‐とば・す【張り飛ばす・撲り飛ばす】
〔他五〕
平手でなぐりとばす。二葉亭四迷、其面影「乱暴にも其人を―・し、後で謝罪書を取られるなど」
はり‐ぬ・く【張り抜く】🔗⭐🔉
はり‐ぬ・く【張り抜く】
〔他四〕
張抜きに作る。鹿の子餅「美しいきれで―・いた上り兜」
はり‐ばん【張り番】🔗⭐🔉
はり‐ばん【張り番】
見張って番をすること。また、その人。見張り番。〈日葡辞書〉。「―に立つ」
はり‐ふだ【貼り札・張り札】🔗⭐🔉
はり‐ふだ【貼り札・張り札】
知らせるべき事を記して衆人の目につく所に貼りだす札。「壁に―をする」
はり‐ぶみ【貼り文・張り文】🔗⭐🔉
はり‐ぶみ【貼り文・張り文】
禁止・注意・命令などをしるして壁などに貼りかかげるもの。はりがみ。
はり‐ぼて【張りぼて】🔗⭐🔉
はり‐ぼて【張りぼて】
張子で作った物。特に、張子で作った芝居の小道具。「―の人形」
○針ほどの事を棒ほどに言うはりほどのことをぼうほどにいう
小さな物事をおおげさに言う。針小棒大。
⇒はり【針】
はり‐まわ・す【張り回す】‥マハス🔗⭐🔉
はり‐まわ・す【張り回す】‥マハス
〔他五〕
①まわり一面に張る。はりめぐらす。
②所かまわずなぐる。
はり‐め【貼り目・張り目】🔗⭐🔉
はり‐め【貼り目・張り目】
はり合わせたつぎ目。
はり‐めぐら・す【張り巡らす】🔗⭐🔉
はり‐めぐら・す【張り巡らす】
〔他五〕
取り囲むようにまわりに張る。「周囲に鉄条網を―・す」
はり‐や・る【張り破る】🔗⭐🔉
はり‐や・る【張り破る】
〔他四〕
強く張ってやぶる。伊勢物語「上のきぬの肩を―・りてけり」
はり‐わた・す【張り渡す】🔗⭐🔉
はり‐わた・す【張り渡す】
〔他五〕
二つのものの間に渡して張る。
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