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いきどおら・し【憤らし】イキドホラシ🔗🔉

いきどおら・し憤らしイキドホラシ 〔形シク〕 心がはれない。嘆かわしい。腹立たしい。いきどおろしい。

いきどおり【憤り】イキドホリ🔗🔉

いきどおり憤りイキドホリ いきどおること。怒り。腹立ち。三蔵法師伝延久点「遂に憤イキトホリを発し」。「―をおぼえる」

いきどお・る【憤る】イキドホル🔗🔉

いきどお・る憤るイキドホル 〔自五〕 ①思いが胸につかえる。思い結ぼれて心が晴れない。不平をいだく。万葉集19「―・る心のうちを思ひのべ」。大唐西域記長寛点「事の成らざるを悲しび憤イキトホリふつくみて死ぬ」 ②恨み怒る。憤慨する。また、奮起する。平家物語3「今汝が所望達せば、山門―・つて世上静かなるべからず」。「暴挙に―・る」「不正を―・る」

いきどおろし・い【憤ろしい】イキドホロシイ🔗🔉

いきどおろし・い憤ろしいイキドホロシイ 〔形〕[文]いきどほろ・し(シク) 心がはれない。嘆かわしい。腹立たしい。神功紀「目にし見えねば―・しも」。「―・い思いに駆られた」

いく・ぶ【憤ぶ】🔗🔉

いく・ぶ憤ぶ】 〔自四〕 ⇒いくむ

いく・む【憤む】🔗🔉

いく・む憤む】 〔自四〕 (イクブとも)いきどおる。皇極紀「社稷くにをうかがふ権はかりことを挟わきはさむことを―・み」

ふつく・む【恚む・憤む】🔗🔉

ふつく・む恚む・憤む】 〔自四〕 (後世、フズクムとも)怒る。腹を立てる。大唐西域記長寛点「戒日王殊に忿フツクメる色無く」

ふん‐えん【憤怨】‥ヱン🔗🔉

ふん‐えん憤怨‥ヱン いきどおりうらむこと。

ふん‐がい【憤慨】🔗🔉

ふん‐がい憤慨】 いきどおりなげくこと。ひどく腹を立てること。「―に堪えない」「不公平に―する」

ふん‐げき【憤激】🔗🔉

ふん‐げき憤激】 はげしくいきどおること。「裏切りに―する」「―を買う」

ふん‐こん【忿恨・憤恨】🔗🔉

ふん‐こん忿恨・憤恨】 いかりうらむこと。

ふん‐し【憤死】🔗🔉

ふん‐し憤死】 ①憤慨して死ぬこと。「世に入れられず―する」 ②野球で、ランナーが惜しいところでアウトになること。「本塁寸前で―」

ふん‐ぜん【憤然・忿然】🔗🔉

ふん‐ぜん憤然・忿然】 いきどおるさま。怒るさま。「―として席を立つ」「―たる面持ち」

ふん‐ど【忿怒・憤怒】🔗🔉

ふん‐ど忿怒・憤怒】 (ドは漢音) ⇒ふんぬ。夏目漱石、行人「毫も―の念が萌きざさなかつた」

ふん‐ぬ【忿怒・憤怒】🔗🔉

ふん‐ぬ忿怒・憤怒】 (ヌは呉音)いきどおり怒ること。ふんど。「―の形相」

ふん‐まん【忿懣・憤懣】🔗🔉

ふん‐まん忿懣・憤懣】 いきどおりもだえること。発散できずに、心中にわだかまる怒り。「―やる方ない」「―をぶちまける」

ふん‐もん【憤悶】🔗🔉

ふん‐もん憤悶】 (明治期の語)心の中でもだえいきどおること。憤懣ふんまん。幸田露伴、風流仏「癇癪の牙は噛めども食付所なければ、尚一段の―を増して」

ふん‐ゆう【憤勇】🔗🔉

ふん‐ゆう憤勇】 いきどおり、勇気をふるいたたせること。

むずか・る【憤る】ムヅカル🔗🔉

むずか・る憤るムヅカル 〔自五〕 (ムツカルとも) ①機嫌をわるくする。ぶつぶつ文句を言う。源氏物語玉鬘「若き人は苦しとて―・るめり」 ②子供がじれて泣く。すねてさからう。「―・る赤ん坊」

むつか・る【憤る】🔗🔉

むつか・る憤る】 〔自四〕 ⇒むずかる

むつ・く【憤く】🔗🔉

むつ・く憤く】 〔自下二〕 ⇒むつける(下一)

むつ・ける【憤ける】🔗🔉

むつ・ける憤ける】 〔自下一〕[文]むつ・く(下二) ①(→)「むずかる」に同じ。新撰六帖5「我思はずと妹―・けたり」 ②健康を損ねる。気分がすぐれず衰弱する。日葡辞書「ムツクル」。武家義理物語「醒き風吹かよひ、人の身にあたるといなや、―・ける程に草臥つきて」

[漢]憤🔗🔉

 字形  筆順 〔心(忄・)部12画/15画/常用/4216・4A30〕 〔音〕フン(漢) 〔訓〕いきどおる [意味] ①心に不平・いかりをいだく。いきどおる。いきどおり。「憤慨・憤然・私憤・義憤」 ②心にふくらみ盛り上がる思い。「発憤」 [解字] 形声。「心」+音符「賁」(=盛り上がる)。胸いっぱいにふくらむ感情の意。 [下ツキ 鬱憤・義憤・激憤・公憤・私憤・痛憤・発憤・悲憤・余憤

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