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広辞苑の検索結果 (23)
いきどおら・し【憤らし】イキドホラシ🔗⭐🔉
いきどおら・し【憤らし】イキドホラシ
〔形シク〕
心がはれない。嘆かわしい。腹立たしい。いきどおろしい。
いきどおり【憤り】イキドホリ🔗⭐🔉
いきどおり【憤り】イキドホリ
いきどおること。怒り。腹立ち。三蔵法師伝延久点「遂に憤イキトホリを発し」。「―をおぼえる」
いきどお・る【憤る】イキドホル🔗⭐🔉
いきどお・る【憤る】イキドホル
〔自五〕
①思いが胸につかえる。思い結ぼれて心が晴れない。不平をいだく。万葉集19「―・る心のうちを思ひのべ」。大唐西域記長寛点「事の成らざるを悲しび憤イキトホリ恚ふつくみて死ぬ」
②恨み怒る。憤慨する。また、奮起する。平家物語3「今汝が所望達せば、山門―・つて世上静かなるべからず」。「暴挙に―・る」「不正を―・る」
いきどおろし・い【憤ろしい】イキドホロシイ🔗⭐🔉
いきどおろし・い【憤ろしい】イキドホロシイ
〔形〕[文]いきどほろ・し(シク)
心がはれない。嘆かわしい。腹立たしい。神功紀「目にし見えねば―・しも」。「―・い思いに駆られた」
いく・む【憤む】🔗⭐🔉
いく・む【憤む】
〔自四〕
(イクブとも)いきどおる。皇極紀「社稷くにをうかがふ権はかりことを挟わきはさむことを―・み」
ふつく・む【恚む・憤む】🔗⭐🔉
ふつく・む【恚む・憤む】
〔自四〕
(後世、フズクムとも)怒る。腹を立てる。大唐西域記長寛点「戒日王殊に忿フツクメる色無く」
ふん‐えん【憤怨】‥ヱン🔗⭐🔉
ふん‐えん【憤怨】‥ヱン
いきどおりうらむこと。
ふん‐がい【憤慨】🔗⭐🔉
ふん‐がい【憤慨】
いきどおりなげくこと。ひどく腹を立てること。「―に堪たえない」「不公平に―する」
ふん‐げき【憤激】🔗⭐🔉
ふん‐げき【憤激】
はげしくいきどおること。「裏切りに―する」「―を買う」
ふん‐こん【忿恨・憤恨】🔗⭐🔉
ふん‐こん【忿恨・憤恨】
いかりうらむこと。
ふん‐し【憤死】🔗⭐🔉
ふん‐し【憤死】
①憤慨して死ぬこと。「世に入れられず―する」
②野球で、ランナーが惜しいところでアウトになること。「本塁寸前で―」
ふん‐ぜん【憤然・忿然】🔗⭐🔉
ふん‐ぜん【憤然・忿然】
いきどおるさま。怒るさま。「―として席を立つ」「―たる面持ち」
ふん‐ど【忿怒・憤怒】🔗⭐🔉
ふん‐ど【忿怒・憤怒】
(ドは漢音)
⇒ふんぬ。夏目漱石、行人「毫も―の念が萌きざさなかつた」
ふん‐ぬ【忿怒・憤怒】🔗⭐🔉
ふん‐ぬ【忿怒・憤怒】
(ヌは呉音)いきどおり怒ること。ふんど。「―の形相」
ふん‐まん【忿懣・憤懣】🔗⭐🔉
ふん‐まん【忿懣・憤懣】
いきどおりもだえること。発散できずに、心中にわだかまる怒り。「―やる方ない」「―をぶちまける」
ふん‐もん【憤悶】🔗⭐🔉
ふん‐もん【憤悶】
(明治期の語)心の中でもだえいきどおること。憤懣ふんまん。幸田露伴、風流仏「癇癪の牙は噛めども食付所なければ、尚一段の―を増して」
ふん‐ゆう【憤勇】🔗⭐🔉
ふん‐ゆう【憤勇】
いきどおり、勇気をふるいたたせること。
むずか・る【憤る】ムヅカル🔗⭐🔉
むずか・る【憤る】ムヅカル
〔自五〕
(ムツカルとも)
①機嫌をわるくする。ぶつぶつ文句を言う。源氏物語玉鬘「若き人は苦しとて―・るめり」
②子供がじれて泣く。すねてさからう。「―・る赤ん坊」
むつ・ける【憤ける】🔗⭐🔉
むつ・ける【憤ける】
〔自下一〕[文]むつ・く(下二)
①(→)「むずかる」に同じ。新撰六帖5「我思はずと妹―・けたり」
②健康を損ねる。気分がすぐれず衰弱する。日葡辞書「ムツクル」。武家義理物語「醒き風吹かよひ、人の身にあたるといなや、―・ける程に草臥つきて」
[漢]憤🔗⭐🔉
憤 字形
筆順
〔心(忄・
)部12画/15画/常用/4216・4A30〕
〔音〕フン(漢)
〔訓〕いきどおる
[意味]
①心に不平・いかりをいだく。いきどおる。いきどおり。「憤慨・憤然・私憤・義憤」
②心にふくらみ盛り上がる思い。「発憤」
[解字]
形声。「心」+音符「賁」(=盛り上がる)。胸いっぱいにふくらむ感情の意。
[下ツキ
鬱憤・義憤・激憤・公憤・私憤・痛憤・発憤・悲憤・余憤
筆順
〔心(忄・
)部12画/15画/常用/4216・4A30〕
〔音〕フン(漢)
〔訓〕いきどおる
[意味]
①心に不平・いかりをいだく。いきどおる。いきどおり。「憤慨・憤然・私憤・義憤」
②心にふくらみ盛り上がる思い。「発憤」
[解字]
形声。「心」+音符「賁」(=盛り上がる)。胸いっぱいにふくらむ感情の意。
[下ツキ
鬱憤・義憤・激憤・公憤・私憤・痛憤・発憤・悲憤・余憤
大辞林の検索結果 (27)
いきどおり【憤り】🔗⭐🔉
いきどおり イキドホリ [0] 【憤り】
いきどおること。怒り。腹立ち。「―を覚える」「世人の―を買う」
いきどお・る【憤る】🔗⭐🔉
いきどお・る イキドホル [3] 【憤る】 (動ラ五[四])
(1)腹を立てる。怒る。憤慨する。「世の不正を―・る」
(2)不満をいだく。「―・る心の内を思ひ延べ/万葉 4154」
〔漢文訓読系の語〕
[可能] いきどおれる
いきどおろ・し【憤ろし】🔗⭐🔉
いきどおろ・し イキドホロシ 【憤ろし】 (形シク)
心がはればれとしない。不満だ。「目にし見えねば―・しも/日本書紀(神功)」
ふずく・む【憤む・慍む】🔗⭐🔉
ふずく・む フヅクム 【憤む・慍む】 (動マ四)
⇒ふつくむ
ふつ・く【憤く・恚く】🔗⭐🔉
ふつ・く 【憤く・恚く】 (動カ四)
〔「ふづく」とも〕
腹を立てる。いきどおる。「此の神,性(ヒトトナリ)悪(サカナ)うして,常に哭(ナ)き―・くことを好む/日本書紀(神代上訓)」
ふつく・む【憤む・慍む】🔗⭐🔉
ふつく・む 【憤む・慍む】 (動マ四)
〔近世には「ふづくむ」とも〕
腹を立てる。いきどおる。「句々いかり―・みて,なんぞして出る事有るに似たぞ/四河入海 11」
ふん-えん【憤怨・忿怨】🔗⭐🔉
ふん-えん ―
ン [0] 【憤怨・忿怨】 (名)スル
いかり,うらむこと。立腹すること。「貨物を掠(カス)められしを見て更に―せざる歟/緑簑談(南翠)」
ン [0] 【憤怨・忿怨】 (名)スル
いかり,うらむこと。立腹すること。「貨物を掠(カス)められしを見て更に―せざる歟/緑簑談(南翠)」
ふん-がい【憤慨】🔗⭐🔉
ふん-がい [0] 【憤慨】 (名)スル
非常に怒ること。「ひどい仕打ちに―する」
ふん-げき【憤激】🔗⭐🔉
ふん-げき [0] 【憤激】 (名)スル
大いにいきどおること。激しく怒ること。「時世に―する」
ふん-こん【憤恨・忿恨】🔗⭐🔉
ふん-こん [0] 【憤恨・忿恨】 (名)スル
いきどおり,うらむこと。「屈を受けて自ら―する者は/三酔人経綸問答(兆民)」
ふん-し【憤死】🔗⭐🔉
ふん-し [0] 【憤死】 (名)スル
(1)憤慨のあまり死ぬこと。「姦臣(カンシン)の讒(ザン)にあって―する」
(2)野球で,走者が惜しいところで塁上でアウトになること。「本塁で―する」
ふん-しつ【憤嫉】🔗⭐🔉
ふん-しつ [0] 【憤嫉】 (名)スル
いきどおりねたむこと。「燃ゆるが如き―を胸に畳みつつ/不如帰(蘆花)」
ふん-ぜん【憤然・忿然】🔗⭐🔉
ふん-ぜん [0] 【憤然・忿然】 (ト|タル)[文]形動タリ
怒るさま。いきどおるさま。「―として怒りて曰く/日本開化小史(卯吉)」
ふん-ど【憤怒・忿怒】🔗⭐🔉
ふん-ど [1] 【憤怒・忿怒】 (名)スル
大いに怒ること。ふんぬ。「―の念をおぼえる」「卑劣な行為に対して―する」
ふん-ぬ【憤怒・忿怒】🔗⭐🔉
ふん-ぬ [1] 【憤怒・忿怒】 (名)スル
〔「ぬ」は呉音〕
「ふんど(憤怒)」に同じ。「―の形相」
ふんぬ-そう【憤怒相】🔗⭐🔉
ふんぬ-そう ―サウ [3] 【憤怒相】
〔仏〕 激しい怒りを示す仏像や仏画の表情。不動などの明王や蔵王権現に見られる。
ふん-まん【憤懣・忿懣】🔗⭐🔉
ふん-まん [0] 【憤懣・忿懣】 (名)スル
いきどおりもだえること。腹が立っていらいらすること。「―やる方がない」「―する如く肩を怒らし/社会百面相(魯庵)」
ふん-もん【憤悶】🔗⭐🔉
ふん-もん [0] 【憤悶】 (名)スル
いきどおり,もだえること。憤懣(フンマン)。「気も狂わんばかりに―する」
ふん-ゆう【憤勇】🔗⭐🔉
ふん-ゆう [0] 【憤勇】
大いに怒って勇み立つこと。「―を震ひ死力を尽して/近世紀聞(延房)」
むずか・る【憤る】🔗⭐🔉
むずか・る ムヅカル [3][0] 【憤る】 (動ラ五[四])
〔近世末頃まで「むつかる」〕
(1)幼児などが機嫌が悪く泣いたりすねたりする。「赤ん坊が―・る」
(2)不機嫌になる。不平を言う。「萩原様に逢ひたいと私をお責め遊ばし,お―・つて/怪談牡丹灯籠(円朝)」「御車共せかれて…雑色ども―・る/落窪 2」
むつ・く【憤く】🔗⭐🔉
むつ・く 【憤く】 (動カ下二)
(1)不満に思う。不快になる。「御気色実にすさまじげに―・けたる体に御座ければ/雑談 10」
(2)衰弱する。「醒(ナマグサ)き風吹きかよひ,人の身にあたるといなや,―・ける程に/浮世草子・武家義理物語 1」
ふんがい【憤慨】(和英)🔗⭐🔉
ふんど【憤怒】(和英)🔗⭐🔉
ふんまん【憤懣】(和英)🔗⭐🔉
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