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おく‐じ【憶持】‥ヂ🔗🔉

おく‐じ憶持‥ヂ 心に念じ、信仰すること。日本霊異記「僧、心経を―し」 ⇒憶持も無し

○憶持も無しおくじもなし🔗🔉

○憶持も無しおくじもなし 思慮がない。義経記5「まことに憶持もなくしなされて候ふものかな」 ⇒おく‐じ【憶持】 おく‐しゃ奥社】 同一祭神で、本社より奥に位置する神社。富士山本宮浅間神社で、静岡県富士宮市宮町の本社に対し富士山頂にあるものの類。奥宮。おくやしろ。 おく‐しゃ屋舎ヲク‥ たてもの。家屋。 オクジャワBulat Sh. Okudzhava】 ロシア(ソ連)の詩人・小説家。父はグルジア人。繊細なユーモアと苦い皮肉に満ちた自作詩に曲をつけ、ギターで弾き語りする「吟遊詩人」として絶大な人気があった。(1924〜1997) おく‐じゅしゃ奥儒者】 江戸幕府で、将軍の侍講に当たった儒者。 おく‐しょいん奥書院‥ヰン 家の奥にある書院。↔表書院 おく‐じょう屋上ヲクジヤウ 屋根のうえ。特に、洋風の建物のうえに設けた、人の出入りのできる平らな場所。 ⇒おくじょう‐ていえん【屋上庭園】 ⇒おくじょう‐りょっか【屋上緑化】 ⇒屋上屋を架す

おく‐せつ【臆説・憶説】🔗🔉

おく‐せつ臆説・憶説】 事実でなしに、推測や仮定にもとづく意見。

おく‐そく【臆測・憶測】🔗🔉

おく‐そく臆測・憶測】 物事の事情や人の心をいいかげんにおしはかること。また、その推測。当て推量。「―をたくましゅうする」「揣摩しま―」

おく‐ねん【憶念】🔗🔉

おく‐ねん憶念】 深く心中に銘記して忘れぬ考え。 ⇒おくねん‐みだぶつ【憶念弥陀仏】

おくねん‐みだぶつ【憶念弥陀仏】🔗🔉

おくねん‐みだぶつ憶念弥陀仏】 阿弥陀仏を心中に絶えず思い念ずること。 ⇒おく‐ねん【憶念】

おぼ・える【覚える】🔗🔉

おぼ・える覚える】 〔自他下一〕[文]おぼ・ゆ(下二) (オモホユの転) ①自ずとそう思われる。感じる。意識する。伊勢物語「わりなく恋しうのみ―・えければ」。日葡辞書「ミノイタミヲヲボユル」。「寒さを―・える」「かつてない親しみを―・えた」 ②心に思い浮かべられる。思い出される。源氏物語夢浮橋「あこが失せにし妹の顔は―・ゆや」 ③似る。源氏物語桐壺「げに御かたち・ありさま、あやしきまでぞ―・え給へる」 ④他人からそのように思われる。伊勢物語「女のまだ世経ずと―・えたるが、人の御もとに忍びてもの聞えて」 ⑤思い出して話す。大鏡「いで―・えたまへ」 ⑥学んで知る。教えられて習得する。狂言、末広がり「いや、末広がりは―・えませぬ」。日葡辞書「オラショヲヲボエタカ」。「仕事を―・える」「やっとこつを―・えた」 ⑦(「憶える」とも書く)忘れず、心にとどめる。記憶する。「何も―・えていない」 ⑧肝に徹する。浄瑠璃、心中天の網島「その阿呆め―・えるほどくらはしや」。「ようく―・えておけ」

おも・う【思う・想う・憶う・念う】オモフ🔗🔉

おも・う思う・想う・憶う・念うオモフ 〔他五〕 (「重い」の語幹オモと同源か。一説に、「面おも」を活用させた語という) ①…の顔つきをする。…という顔をする。表情をする。万葉集4「物悲しらに―・へりし吾子の刀自を」。大鏡師尹「興ありげに―・ひたれば」。平家物語12「よに心苦しげに―・ひ、涙押しのごひ」 ②物事の条理・内容を分別するために心を働かす。判断する。思慮する。心に感ずる。万葉集19「うらうらに照れる春日に雲雀あがり心悲しも独りし―・へば」。竹取物語「翁ことわりに―・ふに」。日葡辞書「タノモシュウヲモウ」。「―・っていることを口に出す」「論旨は正しいと―・う」 ③もくろむ。ねがう。期待する。土佐日記「疾く都へもがなと―・ふ心あれば」。源氏物語紅葉賀「らうらうしうをかしき御心ばへを―・ひしことかなふと思す」。「世の中すべて―・うようにはいかぬ」「―・う目が出る」 ④おしはかる。予想する。想像する。予期する。万葉集5「―・はぬに横風よこしまかぜのにふぶかに覆ひ来れば」。源氏物語帚木「いかではたかかりけむと―・ふよりたがへることなむあやしく心とまるわざなるべき」。「―・ったほどおもしろくなかった」「将来を―・う」 ⑤心に定める。決心する。万葉集3「万世よろずよに絶えじと―・ひて通ひけむ君をば」。「―・うことありげに席を立った」 ⑥心にかける。憂える。心配する。万葉集4「今更に何をか―・はむうち靡き心は君に縁りにしものを」。竹取物語「人の聞き笑はむことを日に添へて―・ひ給ひければ」。「我が子の上を―・う」「君のことを―・って言うのだ」 ⑦愛する。慕う。いつくしむ。大切にする。万葉集17「吾が―・ふ君をなつかしみせよ」。伊勢物語「まめに―・はむといふ人につきて人の国へいにけり」。「子を―・う親の心」 ⑧過去の事を思いおこす。思い出す。回想する。徒然草「逢はでやみにしうさを―・ひ」。「亡き母を―・う」 ⇒思うこと言わぬは腹膨る ⇒思う仲の小いさかい ⇒思うに任せない ⇒思うに別れ思わぬに添う ⇒思う念力岩をも通す

[漢]憶🔗🔉

 字形  筆順 〔心(忄・)部13画/16画/常用/1817・3231〕 〔音〕オク(呉) 〔訓〕おぼえる・おもう [意味] ①おぼえる。心に思って忘れない。「憶念・記憶」 ②心の中でおもいをはせる。思いやる。思いおこす。「憶想・追憶」 ▷「臆」の代用字とする。 [解字] 形声。「心」+音符「意」(=おもう)。外に出さず心中に深くおもう意。

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