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ひ‐はん【批判】🔗🔉

ひ‐はん批判】 (criticism イギリス・Kritik ドイツ) ①物事の真偽や善悪を批評し判定すること。ひばん。 ②人物・行為・判断・学説・作品などの価値・能力・正当性・妥当性などを評価すること。否定的内容のものをいう場合が多い。哲学では、特に認識能力の吟味を意味することがある。「強い―を浴びる」 ⇒ひはん‐しゅぎ【批判主義】 ⇒ひはんてき‐かんねんろん【批判的観念論】 ⇒ひはんてき‐ごうりしゅぎ【批判的合理主義】 ⇒ひはんてき‐リアリズム【批判的リアリズム】 ⇒ひはん‐てつがく【批判哲学】 ⇒ひはん‐りろん【批判理論】

ひはん‐しゅぎ【批判主義】🔗🔉

ひはん‐しゅぎ批判主義】 (Kritizismus ドイツ) ①批判の精神をもって独断を排する思想態度。批評主義。 ②人間の認識の可能性の条件、認識能力の超越論的吟味、すなわち認識批判を中心課題とする哲学上の立場。カントおよびカント学派の哲学。 ⇒ひ‐はん【批判】

ひはんてき‐かんねんろん【批判的観念論】‥クワン‥🔗🔉

ひはんてき‐かんねんろん批判的観念論‥クワン‥ (kritischer Idealismus ドイツ)カントおよびカント学派・新カント学派の観念論哲学をいう。超越論的観念論と内容的には同じ。 ⇒ひ‐はん【批判】

ひはんてき‐ごうりしゅぎ【批判的合理主義】‥ガフ‥🔗🔉

ひはんてき‐ごうりしゅぎ批判的合理主義‥ガフ‥ (critical rationalism)ポパーの哲学的立場。科学と非科学の境界を反証可能性の有無に求め、推測と反駁の過程を通じて科学は合理的に進歩すると主張。あらゆる知識は批判可能であるとする。→可謬主義⇒ひ‐はん【批判】

ひはんてき‐リアリズム【批判的リアリズム】🔗🔉

ひはんてき‐リアリズム批判的リアリズム】 (kriticheskii realizm ロシア)ブルジョア階級の立場に制約されながらも、市民社会の矛盾や否定面を批判的に追究して描く文学上・芸術上の手法。ゴーリキーが、19世紀ヨーロッパの文学・芸術に見られるリアリズムを、社会主義リアリズムと区別してこう名づけた。バルザック・レフ=トルストイなどがその代表。→リアリズム2→社会主義リアリズム⇒ひ‐はん【批判】

ひはん‐てつがく【批判哲学】🔗🔉

ひはん‐てつがく批判哲学】 批判主義の立場に立つ哲学。カントおよびカント学派の哲学。先験哲学。 ⇒ひ‐はん【批判】

ひはん‐りろん【批判理論】🔗🔉

ひはん‐りろん批判理論】 フランクフルト学派が唱える社会批判の理論。ホルクハイマー・アドルノ・マルクーゼ・ベンヤミンらがその代表で、現代の技術的合理性が自然支配と社会支配という二重の疎外を惹起していることを批判し、独自のユダヤ的ユートピア意識のもとに理性の復権を目指す。その基本的姿勢はハーバーマスの社会哲学に引き継がれている。 ⇒ひ‐はん【批判】

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