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し‐もく【撞木・杵】🔗🔉

し‐もく撞木・杵】 シュモクの訛。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「鐘の―とわれとわが身をけづらるる憂きつとめ」 ⇒しもく‐まち【撞木町】

しもく‐まち【撞木町】🔗🔉

しもく‐まち撞木町⇒しゅもくまち。好色一代男1「東福寺の入相程なく―」 ⇒し‐もく【撞木・杵】

しゅ‐もく【撞木】🔗🔉

しゅ‐もく撞木】 ①仏具の一種。鐘・鉦たたきがね・磬けいなどを打ち鳴らす棒。多くは丁字形をなす。しもく。かねたたき。太平記15「その儀ならば鳴るやうに撞けとて、―を大きにこしらへて」 撞木 撞木 撮影:関戸 勇 ②突棒つくぼうの異称。 ⇒しゅもく‐がた【撞木形】 ⇒しゅもく‐ざめ【撞木鮫】 ⇒しゅもく‐ざや【撞木鞘】 ⇒しゅもく‐づえ【撞木杖】 ⇒しゅもく‐まち【撞木町】

しゅもく‐がた【撞木形】🔗🔉

しゅもく‐がた撞木形】 撞木の形。丁字形。 ⇒しゅ‐もく【撞木】

しゅもく‐ざめ【撞木鮫】🔗🔉

しゅもく‐ざめ撞木鮫】 シュモクザメ科の軟骨魚の総称。頭骨が横に張り出して、眼は側方にあり、撞木形をなす。太平洋・大西洋の温帯および熱帯部に産し、獰猛。胎生。かまぼこの材料。カセブカ。 しゅもくざめ アカシュモクザメ 提供:東京動物園協会 ⇒しゅ‐もく【撞木】

しゅもく‐ざや【撞木鞘】🔗🔉

しゅもく‐ざや撞木鞘】 撞木形につくった槍のさや。 ⇒しゅ‐もく【撞木】

しゅもく‐づえ【撞木杖】‥ヅヱ🔗🔉

しゅもく‐づえ撞木杖‥ヅヱ 頭部が撞木形の杖。かせづえ。 ⇒しゅ‐もく【撞木】

しゅもく‐まち【撞木町】🔗🔉

しゅもく‐まち撞木町】 江戸時代、京都伏見の遊郭のあった町。本名は夷町であるが、町並が撞木形をしていたのでこの名で呼ばれた。歌舞伎、けいせい仏の原「伏見の―へ預け置きました所に」 ⇒しゅ‐もく【撞木】

つき‐がね【撞鐘】🔗🔉

つき‐がね撞鐘】 ついて鳴らす鐘。つりがね。梵鐘。 ○付きが回るつきがまわる よいめぐりあわせとなる。「やっとつきが回ってきた」 ⇒つき【付き・附き】

つき‐ざ【撞座】🔗🔉

つき‐ざ撞座】 梵鐘・磬けいなどを打ち鳴らす時、撞木しゅもくが当たるところ。蓮華文などで装飾する。→梵鐘(図)

つき‐さかき【撞賢木】🔗🔉

つき‐さかき撞賢木】 (「つき」は「いつき(斎)」の意)神事に用いるサカキ。神功紀「神、名は―厳御魂いつのみたま天疎向津媛命あまさかるむかつひめのみこと

つ・く【突く・衝く・撞く】🔗🔉

つ・く突く・衝く・撞く】 〔他五〕 抵抗のあるものの1点をめがけて腕・棒・剣などの先端を強くあて、また、つらぬく意。 ①一気にあててとおす。万葉集19「鮪しび―・くと海人のともせる漁火の」。日葡辞書「ケンヲモッテヒトヲツク」 ②ささえにする。万葉集3「杖策つきも―・かずも行きて」。日葡辞書「カタナヲバウ・ツエニツク」。「ひじを―・く」 ③底面にふれる。源氏物語藤裏葉「御階のひだり右に膝を―・きて奏す」。「手を―・いて謝る」 ④ぬかずく。礼拝する。源氏物語総角「常不軽をなん―・かせ侍る」 ⑤目標を1点に定めはげしく攻撃する。突撃する。「敵の背後を―・く」「意表を―・く」 ⑥感覚や感情を強く刺激する。「悪臭が鼻を―・く」「哀れさが胸を―・く」 ⑦物ともせず進む。「悪天候を―・いて出発する」 ⑧細長い物の先で打つ、また強く押す。源氏物語末摘花「鐘―・きて閉ぢめむ事はさすがにて」。日葡辞書「カネヲツク」。「まりを―・く」「判を―・く」 ⑨とっさに…する。「思いがけない言葉が口を―・いて出る」 ◇一般には「突」を使い、5・6・7・9は「衝」も使う。8で鐘や球の場合は、「撞」を用いることも多い。

どう‐きゅう【撞球】‥キウ🔗🔉

どう‐きゅう撞球‥キウ ビリヤードのこと。玉突き。

どう‐ちゃく【撞着】🔗🔉

どう‐ちゃく撞着】 ①つきあたること。ぶつかること。 ②前後が一致しないこと。つじつまが合わないこと。矛盾。「自家―」

[漢]撞🔗🔉

 字形 〔手(扌)部12画/15画/3821・4635〕 〔音〕ドウ(呉) トウ〈タウ〉(漢) 〔訓〕つく [意味] つく。つきあたる。ぶつかる。「撞木しゅもく・撞球・撞着」

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