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おう‐が【枉駕】ワウ‥🔗🔉

おう‐が枉駕ワウ‥ [三国志蜀志、諸葛亮伝「将軍宜しく駕を枉げて之これを顧みるべし」](乗物の行き先を変えて)わざわざ訪ねて来ること。相手の来訪を敬っていう語。枉車。枉顧。 ⇒おうが‐らいりん【枉駕来臨】

おうが‐らいりん【枉駕来臨】ワウ‥🔗🔉

おうが‐らいりん枉駕来臨ワウ‥ 他人がわざわざ自分を訪ねて来ることを敬っていう語。 ⇒おう‐が【枉駕】

おう‐きょく【枉曲】ワウ‥🔗🔉

おう‐きょく枉曲ワウ‥ ①事実をねじまげること。 ②よこしまなこと。邪曲。

おう‐くつ【枉屈】ワウ‥🔗🔉

おう‐くつ枉屈ワウ‥ ①貴人が身を屈しへりくだって来訪すること。 ②抑えつけられて屈服すること。無実の罪におとされること。清水紫琴、泣て愛する姉妹に告ぐ「儂等婦人も亦出来得るだけの力を尽して此この―を脱する様に致さねばならぬことなり」

おう‐こ【枉顧】ワウ‥🔗🔉

おう‐こ枉顧ワウ‥ (枉屈下顧の略。尊貴の身を枉げて卑しいものを顧みる意)貴人が来訪することの尊敬語。枉駕。

おう‐しゃ【枉車】ワウ‥🔗🔉

おう‐しゃ枉車ワウ‥ (→)枉駕おうがに同じ。

おう‐だん【枉断】ワウ‥🔗🔉

おう‐だん枉断ワウ‥ 法をまげて不正なさばきをすること。

おう‐ほう【枉法】ワウハフ🔗🔉

おう‐ほう枉法ワウハフ 私意を以て法の正理をまげて適用すること。

おう‐わく【枉惑・横惑】ワウ‥🔗🔉

おう‐わく枉惑・横惑ワウ‥ 道にはずれた事をして人をまどわすこと。無法。今昔物語集14「いかなる―の奴」

まげ‐て【枉げて】🔗🔉

まげ‐て枉げて】 〔副〕 (「理をまげて」の意)無理に。強いて。どうしても。懇願するときに用いる。三蔵法師伝承徳点「叡沢傍かたがた臨むに、宸詞曲マケテ照す」。「―お願い致します」

ま・げる【曲げる・枉げる】🔗🔉

ま・げる曲げる・枉げる】 〔他下一〕[文]ま・ぐ(下二) ①まがるようにする。折りたわめる。「腰を―・げる」「指を―・げる」 ②正常な状態でなくする。斜めにする。傾ける。「帽子を―・げてかぶる」「へそを―・げる」 ③道理・事実・主義などをゆがめ改める。「法を―・げる」→枉げて。 ④意味などをこじつける。付会する。「事実を―・げて伝える」 ⑤意志や欲望などをおさえつける。徒然草「己を―・げて人にしたがひ」 ⑥(「質」に音の通ずる「七」の字が曲がっているので)質におく。入質いれじちする。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「七難即滅と―・げてしまうた」。「着物を―・げる」→曲物まげもの2 ○負けるが勝ちまけるがかち 強いて争わず、相手に勝ちを譲るのが結局は勝利となる。 ⇒ま・ける【負ける】

わ‐わく【枉惑】🔗🔉

わ‐わく枉惑】 (ワウワクの転)道理にはずれていること。また、人をたぶらかすこと。わやく。

[漢]枉🔗🔉

 字形 〔木部4画/8画/5930・5B3E〕 〔音〕オウ〈ワウ〉(呉)(漢) 〔訓〕まげる [意味] まげる。ことさらまげる。ゆがめる。まげて。「枉駕おうが・枉屈・枉法・冤枉えんおう

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