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広辞苑の検索結果 (13)
おう‐が【枉駕】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐が【枉駕】ワウ‥
[三国志蜀志、諸葛亮伝「将軍宜しく駕を枉まげて之これを顧みるべし」](乗物の行き先を変えて)わざわざ訪ねて来ること。相手の来訪を敬っていう語。枉車。枉顧。
⇒おうが‐らいりん【枉駕来臨】
おうが‐らいりん【枉駕来臨】ワウ‥🔗⭐🔉
おうが‐らいりん【枉駕来臨】ワウ‥
他人がわざわざ自分を訪ねて来ることを敬っていう語。
⇒おう‐が【枉駕】
おう‐きょく【枉曲】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐きょく【枉曲】ワウ‥
①事実をねじまげること。
②よこしまなこと。邪曲。
おう‐くつ【枉屈】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐くつ【枉屈】ワウ‥
①貴人が身を屈しへりくだって来訪すること。
②抑えつけられて屈服すること。無実の罪におとされること。清水紫琴、泣て愛する姉妹に告ぐ「儂等婦人も亦出来得るだけの力を尽して此この―を脱する様に致さねばならぬことなり」
おう‐こ【枉顧】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐こ【枉顧】ワウ‥
(枉屈下顧の略。尊貴の身を枉まげて卑しいものを顧みる意)貴人が来訪することの尊敬語。枉駕。
おう‐しゃ【枉車】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐しゃ【枉車】ワウ‥
(→)枉駕おうがに同じ。
おう‐だん【枉断】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐だん【枉断】ワウ‥
法をまげて不正なさばきをすること。
おう‐ほう【枉法】ワウハフ🔗⭐🔉
おう‐ほう【枉法】ワウハフ
私意を以て法の正理をまげて適用すること。
おう‐わく【枉惑・横惑】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐わく【枉惑・横惑】ワウ‥
道にはずれた事をして人をまどわすこと。無法。今昔物語集14「いかなる―の奴」
まげ‐て【枉げて】🔗⭐🔉
まげ‐て【枉げて】
〔副〕
(「理をまげて」の意)無理に。強いて。どうしても。懇願するときに用いる。三蔵法師伝承徳点「叡沢傍かたがた臨むに、宸詞曲マケテ照す」。「―お願い致します」
ま・げる【曲げる・枉げる】🔗⭐🔉
ま・げる【曲げる・枉げる】
〔他下一〕[文]ま・ぐ(下二)
①まがるようにする。折りたわめる。「腰を―・げる」「指を―・げる」
②正常な状態でなくする。斜めにする。傾ける。「帽子を―・げてかぶる」「へそを―・げる」
③道理・事実・主義などをゆがめ改める。「法を―・げる」→枉まげて。
④意味などをこじつける。付会する。「事実を―・げて伝える」
⑤意志や欲望などをおさえつける。徒然草「己を―・げて人にしたがひ」
⑥(「質」に音の通ずる「七」の字が曲がっているので)質におく。入質いれじちする。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「七難即滅と―・げてしまうた」。「着物を―・げる」→曲物まげもの2
○負けるが勝ちまけるがかち
強いて争わず、相手に勝ちを譲るのが結局は勝利となる。
⇒ま・ける【負ける】
わ‐わく【枉惑】🔗⭐🔉
わ‐わく【枉惑】
(ワウワクの転)道理にはずれていること。また、人をたぶらかすこと。わやく。
[漢]枉🔗⭐🔉
枉 字形
〔木部4画/8画/5930・5B3E〕
〔音〕オウ〈ワウ〉(呉)(漢)
〔訓〕まげる
[意味]
まげる。ことさらまげる。ゆがめる。まげて。「枉駕おうが・枉屈・枉法・冤枉えんおう」
〔木部4画/8画/5930・5B3E〕
〔音〕オウ〈ワウ〉(呉)(漢)
〔訓〕まげる
[意味]
まげる。ことさらまげる。ゆがめる。まげて。「枉駕おうが・枉屈・枉法・冤枉えんおう」
大辞林の検索結果 (12)
おう-が【枉駕】🔗⭐🔉
おう-が ワウ― [1] 【枉駕】 (名)スル
〔乗り物の方向をわざわざ曲げて来る意から〕
人の来訪を敬っていう語。枉車。御来駕。枉顧。
おう-ぎゃく【横逆・枉逆】🔗⭐🔉
おう-ぎゃく ワウ― [0] 【横逆・枉逆】
道理にはずれていること。わがままなこと。「かくの如き―の事に逢へども/西国立志編(正直)」
おう-くつ【枉屈】🔗⭐🔉
おう-くつ ワウ― [0] 【枉屈】 (名)スル
道理をまげて人を押さえつけること。「倏(タチマチ)婦人の権利を―するとか,イヤ公道に背くとか/蜃中楼(柳浪)」
おう-こ【枉顧】🔗⭐🔉
おう-こ ワウ― [1] 【枉顧】
〔貴人がわざわざ乗り物の方向を変えて自分の方を顧みる意から〕
他人の来訪を敬っていう語。枉駕(オウガ)。
おう-しゃ【枉車】🔗⭐🔉
おう-しゃ ワウ― [1] 【枉車】
「枉駕(オウガ)」に同じ。
おう-だん【枉断】🔗⭐🔉
おう-だん ワウ― [0] 【枉断】 (名)スル
法をまげて不正な裁きを下すこと。
おう-ほう【枉法】🔗⭐🔉
おう-ほう ワウハフ [0] 【枉法】
法をまげて解釈すること。都合のよいように法をまげて適用すること。
おう-わく【枉惑・横惑】🔗⭐🔉
おう-わく ワウ― 【枉惑・横惑】 (名・形動ナリ)
ごまかしだます・こと(さま)。「何(イカ)なる―の奴(ヤツコ),人謀(タバカ)りて物取らむとて/今昔 14」
まげ【曲げ・枉げ】🔗⭐🔉
まげ [0] 【曲げ・枉げ】
棒や板を曲げたときに生じる変形。
まげ-て【曲げて・枉げて】🔗⭐🔉
まげ-て [0] 【曲げて・枉げて】 (副)
〔「理をまげて」の意〕
そこをなんとか。むりでも。是が非でも。相手に願うときに使う。「この件,―御承知下さい」
ま・げる【曲げる・枉げる】🔗⭐🔉
ま・げる [0] 【曲げる・枉げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ま・ぐ
(1)まっすぐな物・平らな物を,まがった状態にする。《曲》「針金を―・げる」「ひざを―・げる」「アルミ板を直角に―・げる」
(2)ある意図に基づいて,事実や規則をゆがめる。「事実を―・げて報道する」「法を―・げる」
(3)自分の主義・主張をむりに変える。気持ちなどを抑える。「彼は金のために主義・主張を―・げるような男ではない」「自説を―・げる」「勿論(モチロン)節操を―・げて呉れといふては無理になるが/社会百面相(魯庵)」「母具したる者は…といふままに―・げられて/落窪 3」
(4)(「駕(ガ)を枉げる」の形で)貴人がわざわざ来訪する。「宮殿に駕を―・げて,民を安んじ/麒麟(潤一郎)」
(5)〔「質(シチ)」と発音が同じ「七」の第二画がまがっていることからか〕
品物を質に入れる。「当分いらぬ夏綺羅―・げて七十両/浮世草子・好色旅日記」
〔「曲がる」に対する他動詞〕
[慣用] 冠を―・旋毛(ツムジ)を―・臍(ヘソ)を―
わ-わく【枉惑】🔗⭐🔉
わ-わく 【枉惑】
〔「おうわく(枉惑)」の転〕
「おうわく(枉惑)」に同じ。「或は目たれを見,或は―心のみ侍る程に/竹馬抄」
広辞苑+大辞林に「枉」で始まるの検索結果。