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さいばり【榛】🔗🔉

さいばり】 (サキハリ(割榛)の音便か)ハンノキの皮をはいだときに出る樹液を染料としたもの。神楽歌、榛「―に衣は染めむ」

しん‐けい【榛荊】🔗🔉

しん‐けい榛荊】 いばら。また、いばらの生い茂った所。

しん‐ぶ【榛蕪】🔗🔉

しん‐ぶ榛蕪】 ①雑木・雑草が生い茂ること。 ②正道を害するもの。 ③身分の低いこと。

しん‐ぼう【榛莽】‥バウ🔗🔉

しん‐ぼう榛莽‥バウ 草木の乱れ茂ったところ。やぶ。くさむら。しんもう。

しん‐もう【榛莽】‥マウ🔗🔉

しん‐もう榛莽‥マウ ⇒しんぼう

はぎ【榛】🔗🔉

はぎ】 〔植〕(→)ハンノキの別称。

はしばみ【榛】🔗🔉

はしばみ】 カバノキ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉は広く、ほぼ円形で先端が急にとがる。しばしば紫色の斑が入る。春、開花し、雌雄同株、小花が穂状につく。雄花は黄褐色、雌花は紅色。果実は葉のような総苞そうほうによって下部を包まれ、食用。同属のセイヨウハシバミの実もヘーゼル‐ナッツと呼び食用。〈新撰字鏡7

はり【榛】🔗🔉

はり(→)ハンノキの古名。万葉集19「明けされば―のさ枝に」

はり‐すり【榛摺】🔗🔉

はり‐すり榛摺】 榛はりの樹皮で布を染めること。また、その布。榛木染はりのきぞめ。天武紀「―の御衣三具」

はり‐の‐き【榛木】🔗🔉

はり‐の‐き榛木(→)ハンノキの異称。物類称呼「はりのき。東国にて、はんのきと云」 ⇒はりのき‐ぞめ【榛木染】

はりのき‐ぞめ【榛木染】🔗🔉

はりのき‐ぞめ榛木染(→)榛摺はりすりに同じ。狂言、吃り「―に柿染」 ⇒はり‐の‐き【榛木】

はり‐はら【榛原】🔗🔉

はり‐はら榛原】 榛の木の生い茂った原。万葉集14「伊香保ろのそひの―」

はり‐わら【榛原】‥ハラ🔗🔉

はり‐わら榛原‥ハラ ⇒はりはら ○針を蔵に積みても溜まらぬはりをくらにつみてもたまらぬ いくら細かく倹約して金を貯めても、一方で浪費していては蓄積できないことのたとえ。日本永代蔵3「尻も結ばぬ糸のごとく、―内証」 ⇒はり【針】 ○針を以て地を刺すはりをもってちをさす [説苑弁物]小さな知恵で大きな物事に解釈を加える。また、到底できないことを企てることのたとえ。 ⇒はり【針】

はるな‐こ【榛名湖】🔗🔉

はるな‐こ榛名湖】 榛名山にあるカルデラ湖。湖面標高1084メートル。最大深度12.5メートル。周囲5キロメートル。面積1.2平方キロメートル。古名、伊香保の沼。ワカサギ釣りの名所。 榛名湖 撮影:山梨勝弘

はるな‐さん【榛名山】🔗🔉

はるな‐さん榛名山】 群馬県中部にある複式成層火山。赤城山・妙義山と共に上毛三山の一つ。外輪山は掃部かもん岳(1449メートル)・鬢櫛びんぐし山・烏帽子岳などに分かれ、カルデラ内に円錐形をなす中央火口丘の榛名富士と榛名湖がある。 榛名山 提供:オフィス史朗

はん‐ずり【榛摺】🔗🔉

はん‐ずり榛摺】 ハリスリの音便。

はん‐の‐き【榛の木】🔗🔉

はん‐の‐き榛の木】 (ハリノキの音便)カバノキ科の落葉高木。山地の湿地に自生。また田畔に栽植して稲穂を干す。高さ約20メートルに達し、雌雄同株。2月頃、葉に先だって暗紫褐色の単性花をつけ、花後、松かさ状の小果実を結ぶ。材は薪・建築および器具用、樹皮と果実は染料。ハリ。ハギ。 はんのき ハンノキ 提供:ネイチャー・プロダクション

はん‐の‐はな【榛の花】🔗🔉

はん‐の‐はな榛の花】 ハンノキの花。〈[季]春〉

[漢]榛🔗🔉

 字形 〔木部10画/14画/人名/3126・3F3A〕 〔音〕シン(呉)(漢) 〔訓〕はしばみ・はり (名)はる [意味] ①木の名。 ㋐はしばみ。 ㋑はんのき。はり。 ②雑木が乱れ茂っている。「榛蕪しんぶ・荊榛けいしん

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