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さい‐ばり【榛・割榛】🔗🔉

さい‐ばり【榛・割榛】 (「さきはり(割榛)」の変化)榛(はん)の木を細くさいたときに出る液を染料としたもの。*神楽歌‐大前張・榛「佐伊波里(サイバリ)に衣は染めむ」

しん‐けい【榛荊】🔗🔉

しん‐けい【榛荊】 =けいきょく(荊棘)1

しん‐ぶ【榛蕪】🔗🔉

しん‐ぶ【榛蕪】 1 雑木、雑草がおいしげること。榛(しんぼう)。 2 正しいことをそこなうもの。邪悪。 3 身分のいやしいこと。微賤なこと。

しん‐ぼう【榛】(‥バウ)🔗🔉

しん‐ぼう【榛】(‥バウ) 群がり茂った草木。また、その場所。しんもう。「榛を開く」

しん‐もう【榛】(‥マウ)🔗🔉

しん‐もう【榛】(‥マウ) =しんぼう(榛)

はしばみ【榛】🔗🔉

はしばみ【榛】 カバノキ科の落葉低木。北海道、本州、九州の日当たりのよい山野に生え、ヨーロッパでは果実を食用にするため近縁種を栽培している。高さ三〜五メートル。葉はほぼ円形で先が急にとがり長さ約一〇センチメートル、縁に浅い欠刻があり、さらに細かい鋸歯がある。雌雄同株。春、葉に先だって枝先に黄褐色の雄花を尾状花序に密生し、その下部に紅色の雌花を上向きにつける。果実は球形で堅く、下部は葉状の二枚の総苞につつまれる。漢名、榛。

はり【榛】🔗🔉

はり【榛】 「はんのき(榛木)」の古名。

はり‐すり【榛摺】🔗🔉

はり‐すり【榛摺】 模様を陽刻した型木に榛木(はんのき)の果実から採った染料をつけて麻布の上に押捺したもの。はりのきぞめ。

はり‐の‐き【榛の木】🔗🔉

はり‐の‐き【榛の木】 「はんのき(榛木)」の異名。

はりのき‐ぞめ【榛の木染】🔗🔉

はりのき‐ぞめ【榛の木染】 =はりすり(榛摺)

はり‐はら【榛原】🔗🔉

はり‐はら【榛原】 榛の生えている原。*万葉‐三四三五「伊香保ろの沿ひの波里波良(ハリハラ)」

はり‐わら【榛原】(‥はら)🔗🔉

はり‐わら【榛原】(‥はら) ⇒はりはら(榛原)

はるな‐こ【榛名湖】🔗🔉

はるな‐こ【榛名湖】 群馬県、榛名山にある火口原湖。冬期、湖面は結氷する。湖面標高一〇八四メートル。

はるな‐さん【榛名山】🔗🔉

はるな‐さん【榛名山】 群馬県中央部にある二重式火山。上毛三山の一つ。中央火口丘の榛名富士(一三九一メートル)の外側に、外輪山の臥牛山・烏帽子岳・掃部ケ岳(かもんがだけ=一四四八メートル)などが連なる。火口原湖に榛名湖、東腹に伊香保温泉がある。

はるな‐じんじゃ【榛名神社】🔗🔉

はるな‐じんじゃ【榛名神社】 群馬県群馬郡榛名町にある旧県社。祭神は火産霊(ほむすび)神、埴山毘売(はにやまびめ)神。

はん‐ずり【榛摺】🔗🔉

はん‐ずり【榛摺】 「はりすり(榛摺)」の変化した語。

はん‐の‐き【榛の木】🔗🔉

はん‐の‐き【榛の木】 (「はりのき」の変化)カバノキ科の落葉高木。各地の山野の湿った所に生え、水田の畔に植えて稲掛け用としたり、護岸用に川岸に植えたりする。高さ一五メートル、径六〇センチメートルに達する。葉は有柄で長さ五〜一三センチメートルの長楕円形。縁に細鋸歯がある。雌雄同株。早春、葉に先だって開花する。雄花穂は黒褐色の円柱形で尾状に垂れ、雌花穂は楕円形で紅紫色を帯び雄花穂の下部につく。果実は小さな松かさ状。樹皮、果実を古くは染料に用いた。材は薪炭・建築・器具用。表記に用いる榛は、ハシバミの漢名。漢名に当てる赤楊は正しくない。

はんのき‐かみきり【榛の木天牛】🔗🔉

はんのき‐かみきり【榛の木天牛】 カミキリムシ科の甲虫。体長五〜二二ミリメートル。体は黒色で、はねの側縁、頭部および前胸部は赤色を帯びる。各地に分布し、幼虫はハンノキ、シラカバなどの害虫。

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