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かし【樫・橿・櫧】🔗🔉

かし樫・橿・櫧】 (イカシ(厳し)の上略形か)ブナ科コナラ属の常緑高木の一群の総称。暖地に多く、日本では中部以南に約10種ある。同属の高木で常緑でないものをナラと総称。晩春から初夏に小花を密生した穂をつけ、雌花と雄花とがある。果実は「どんぐり」。材は堅く、器具材その他として重要。シラカシ・アラカシ・ウラジロガシなど。かしのき。古事記「御諸の厳いつ―がもと―がもと」

かし‐たい【樫帯】🔗🔉

かし‐たい樫帯】 植生帯の一つ。亜熱帯と温帯(冷温帯)の間を占める。常緑性のカシ類・シイノキ・タブノキの類を代表的な樹種とする常緑広葉林が発達する。九州・四国はこれに属する。→森林帯

かし‐どり【樫鳥】🔗🔉

かし‐どり樫鳥】 カケスの別称。〈[季]秋〉。永久百首「椎柴に―鳴きつ」 ⇒かしどり‐おどし【樫鳥縅】

かしどり‐おどし【樫鳥縅】‥ヲドシ🔗🔉

かしどり‐おどし樫鳥縅‥ヲドシ (模様が樫鳥の羽毛に似ているからいう)鎧よろいの縅の一種。白・浅葱あさぎ・紺の順に組糸をまぜておどしたもの。 ⇒かし‐どり【樫鳥】

かしのみ‐の【樫の実の】🔗🔉

かしのみ‐の樫の実の】 〔枕〕 「ひとつ」「ひとり」にかかる。万葉集9「―独りか寝らむ」

かしはら‐りゅう【樫原流】‥リウ🔗🔉

かしはら‐りゅう樫原流‥リウ 槍術の一派。江戸初期の樫原俊重( 〜1655)を祖とする。鍵槍を主とする。

[漢]樫🔗🔉

 字形 〔木部12画/16画/1963・335F〕 (国字) 〔訓〕かし [意味] 木の名。かし(=橿)。 ▷材質が堅い木の意。

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